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Small Farewell Dinner with our Ambassador Patricio Torres! [素敵な仲間]



I held a farewell dinner with wonderful members who were friendly to Ambassador Patricio Torres at the Sant pau last month.
先月、サンパウでパトリシオ・トーレス大使と親しかった素敵なメンバーと送別会をしました。


Mr. Shinzaburo Mogi, President of Mannswine,
Ms. Ayano Kosaka, Vice president of Matsumotoro,
Mr. Patricio Torres, Chilean Ambassador to Japan,
Ms. Fumiko Aoki, wine journalist,
Ms. Yuriko Takahashi, President of E.OCT,
Mr. Edward Suzuki, Architect,



Because he has worked as an Ambassador about six years and four months since July 2010 and added the period of the minister counsellor for five years from 1996, he stayed in Japan for more than ten years. After he made a lot of efforts for Japan and Chile, he returned to his country the end of November. We'll miss you.

2010年7月に駐日チリ大使として赴任して6年4ヶ月、1996年から5年間勤めた公使参事官時代を加えると10年以上、日本に駐在しています。日本とチリのために多くの尽力をなさった後、11月下旬に本国に帰還なさいました。淋しいです!



He loves haiku of Matsuo Basho, the works of Katsushika Hokusai, such a "Red Fuji" and "Kanagawa Okinamiura", and he was enjoyed a tea ceremony even in the tea room at Mannswine.

彼は松尾芭蕉の俳句、葛飾北斎の赤富士や神奈川沖浪裏の作品を愛し、マンズワインのお茶室では茶道を愉しみました。



There are many ambassadors in Japan, but I'm sure that Ambassador Torres was a deep understanding person of Japanese culture.

日本には多くの大使がいらっしゃいますが、トーレス大使は日本の文化をとても理解なさっていた方だと確信しています。

The menu related to a painting

Regarding apperitif, my favorite cava "Gramona"
アペリティフは私のお気に入りのグラモナ


Apple and foie gras
リンゴとフォアグラ


image of Chagall
シャガールの絵のイメージ


Mexican realism
メキシコ写実主義


Solaris Shinshu Komoro Chardonnay 2015
マンズワイン ソラリス 信州シャルドネ樽仕込み2015

Regarding this wine, I planned with Kikuchi chef sommelier. Though we tried it blind tasting, it was surprise time for Mogi-san!
菊池シェフソムリエと計画してブラインドで供出。茂木社長もびっくり。日本ワインの酒質の良さを実感!


The United States of America, pop art
アメリカ合衆国、ポップアート


Puruma of an Iberiko pig with Kai 2013
イベリコ豚のプルーマとカイ2013

Vina Errazuriz Kai is favorite wine of Ambassador. All the members were impressed at his smart arrangement of Kikuchi chef sommelier!
ヴィーニャ・エラスリスのカイは大使のお気に入りです。メンバー全員が菊池シェフソムリエのスマートなアレンジに感激。(カイを出してくださるとは思っていなかったので私も大感激!)


Emporda Surrealism, It seems like Dali!
エムポルダ 超現実主義、ダリをイメージしているような


Collage of chocolate
チョコレートのコラージュ


Thanks for Kikuchi chef sommelier who gave us the best hospitality!!
We were able to enjoy the great marriage.
菊池シェフソムリエの最高のおもてなしに感謝です!
素晴らしいマリアージュが堪能できました。


For 120th anniversary of establishment of diplomatic relations

On November 14, Ambassador Torres was awarded the Grand Cordon of the Order of the Rising Sun from the Emperor at the Imperial Palace. Congratulations!!
Because he'll continue to be important person to both countries from now on, we would like to keep a wonderful friendship with him.

トーレス大使は11月14日に皇居で天皇陛下から、旭日大綬章を受勲なさいました。
おめでとうございます!
今後も両国にとって大事な方なので、素晴らしい友情を持ち続けていたいと思います。


Dear Mr. Patricio Torres,
Thank you for taking time. We'll never forget that we were able to share the Meaningful dinner with you. Because 2017 is the 120th anniversary of diplomatic relations between Japan and Chile, we are looking forward to the great event.
With appreciation!


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第7回GRAND CHAPITRE DE KYOTO/シャンパーニュ騎士団叙任式典&ガラディナー [シャンパン]

シャンパーニュ騎士団 第7回叙任式典&ガラディナー

会場のハイアットリージェンシー京都のロビーでは舞妓さんによる舞踊も


シャンパーニュ騎士団日本支部は創設10年目を迎え、叙任式典とガラディナーは、今回初めて京都で開催されました。参加メゾンも過去最多の19で、いつも以上に盛大な会になりました。

アペリティフの会場で
サントリーとローラン・ペリエ

オフィシエのリボンは黄色。私はサントリー&ローラン・ペリエ(LP)からの推薦で2012年に受章しました。京都へのお招き、光栄です!


LPのフラッグシップ、キュヴェ・グラン シエクル


LPブースではグラン シエクルをマグナムでサービス。サントリーワインインターナショナル(以後サントリー)の山崎雄嗣社長も「まずはグラン シエクル」から

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LPのアンバサダーでノエル・ア・ラ・モード@伊勢丹でも活躍していたフィリップ・ソーゼットさんとサントリーのブランド部LP担当の阪本琢哉さん

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photo by Sakamoto
昨年11月のメゾンでの再会以来になるインターナショナルキーアカウントディレクターのジャン・クリスチャン

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サントリーの山崎社長とサロン&ドゥラモットのディディエ社長に挟まれて名誉なことです!

アぺリティフのマグナム壮観
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ガティノワ グランクリュ・アイ レゼルヴ・ブリュット


びっくりの登場、アムール・ドゥ・ドゥーツ2006、マグナムは初体験!

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アルフレッド・グラシアンのオリヴィエ当主とアルフレッド・グラシアン ブリュットNV


ドラピエ キュヴェ・ミレジム・エクセプション2002

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デュヴァル=ルロワ(DL)の社長キャロルさんと長男ジュリアンさんと


DLのブランド・アンバサダー、アントニー・ドッヴィッレ夫妻


ペリエ ジュエのブースにはペルノリカールジャパンの栗木部長
DLからオフィシェを受章なさった森さんのお姿も、おめでとうございます!

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料理研究家の内坂さん、シャパーニュ委員会の川村日本代表、横浜君嶋屋の君嶋社長


お寿司も自分で作るお料理上手なティエノーの社長スタニスラスさん

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サーモンや帆立を使ったフィンガーフード

晩餐会ではトップキュヴェの競演
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豪華なラインアップ、圧巻でした!
アペリティフは■アルフレッド グラシアン ブリュットNV ■シャルル・エリネール グラン レゼルヴ ブリュット ■ドゥーツ アムール・ド・ドゥーツ2006 ■ドラピエ キュヴェ・ミレジム・エクセプション2002 ■ガティノワ グランクリュ・アイ レゼルヴ・ブリュット■ジャクソン キュヴェ739NV ■ローラン・ペリエ キュヴェ・グラン シエクル ■ニコラ・フィアット ブリュット レゼルヴ ■ポール・グール ブラン・ド・ブラン2007 ■ペリエ・ジュエ グラン・ブリュット■ポメリー キュヴェ・ルイーズ2000 ■テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2006の12メゾン

デイナーは■ビルカール・サルモン2006 ■ルイ・ロデレール クリスタル ブリュット ヴィンテージ2007 ■デュルヴァル・ルロワ キュヴェ・ファム・ド・シャンパーニュ2000 ■ドゥラモット ブラン・ド・ブラン2007(750ml) ■ジー・エイチ・マム キュヴェ ルネ・ラルー1999 ■ボワゼル グランヴィンテージ2007 ■ティエノー キュヴェ・アラン・ティエノー2007の7メゾン


開会の仕切役はシャンパーニュ騎士団のアントワーヌ・ロラン・ビルカール団長とクリスチャン・ボラー日本支部総領事


オフィシエ・ドヌールの叙任は清水寺の大西英玄さん(左)と京都市長の門川大作さん
前日が誕生日だった門川市長のためにスペシャルケーキも登場.。「京都とパリは姉妹都市で2018年に60周年を迎えます。素晴らしい文化があるところにはおいしい食文化があるので、酒を通じて交流を深めたい」と門川市長


ディナー口開けのシャンパンはビルカール・サルモン
会場に設けられたL字型の掲示板、サービスされるシャンパンの映像が表示されます。


自家製サバのスモーク 季節の京漬物 柚子ドレッシングとマイクロリーフ


2番手はクリスタル2007


雲丹豆腐 京都葱 鰹出汁のジュレ× クリスタル2007の相性は絶妙!


帆立貝の炙り焼き 卸し蕪 からすみ 味噌のブールブランとベルーガキャヴィア × ファム・ド・シャンパーニュ2000


半兵衛麩とパルメザンチーズのリゾット〝海の宝石〟桜海老添え × ドラモットBdeB07
ミネラルの一致


各メゾンのテーブルに登場する特別のシャンパン、我がテーブルにはキュヴェ・アレクサンドラ・ロゼ2004



鴨胸肉のロースト 梨のコンフィ 芽キャベツ 栗と牛蒡のフリカッセ ダックソース × ルネ・ラルー1999

サプライズ!

アルフレッド・グラシアン当主が「飲んで」と言って分けてくださったのが『キュヴェ・パサシオン2002』
以前のセラーマスターから現在のセラーマスターに変わる時、記念のキュヴェとして良年のヴィンテージで生産。本数500本(輸入元:中島董商店/未入荷/15万円)、すでにグラシアンにも在庫なしとのこと。凄い熟成感! 貴重なシャンパンをありがとうございました!


山崎社長とフィリップさんとの3ショット


我がローラン・ペリエ×サントリーテーブルにはシャネルの リシャール・コラス夫妻、山崎社長、LPアジア総括部長のマルセル・ベルトさん、シュヴァリエ受章者の中村弘法さん、志村幸一郎さん


壇上には司会のクララ・ボダンさん、クリスチャン・ボラー日本支部総領事、ティエノーのスタニスラスさん


柿のパルフェ 抹茶メレンゲと共に サブレ × キュヴェ・アラン・ティエノー2007


シャンパーニュ騎士団のロゴを模したマドレーヌ


大役のおふたり、ビルカール団長とボラー総領事



400名超の参加者に最高のおもてなしをしてくださったハイアットリージェンシー京都のシェフを紹介

〝結ぶ〟をテーマにして
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エヴリーヌ・ロック=ボワゼルさんとも再会、ボワゼルのマダムはいつも温かな笑顔

今回、京都とパリが姉妹都市であり、美しい文化を誇る二つの古都を〝結ぶ〟ということをテーマにして表現したのが〝帯〟のデコレーションです。それは笹島式帯結びで知られている笹島寿美先生によるもので、先生が各シャンパンのイメージに合わせてマグナムサイズのボトルに帯をかけました。
雛段のシャンパンをご覧いただけばおわかりいただけると思います。たとえば、ビルカールサルモンは雲竜型 (力強さ)、クリスタルは不知火型(美しさと強さ)、デュヴァル・ルロワはふくら雀、ルネラルーは文庫結び、グラン シエクルは京風角出し結び、そしてティエノーは蝶結び、といった具合です。

すべてのシャンパンたち

紅葉の美しい古都京都の夜の饗宴を華やかに彩ってくれたシャンパンたち

素晴らしい時間を共有させてくださった皆さまにこころから感謝申し上げます!!

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第1弾報告、2016年のボジョレーヌーヴォー! 帝王デュブッフさん&横澤夏子嬢でカウントダウン! [ワイン]

2016年ボジョレーヌーヴォー解禁!
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ボジョレーの帝王ジョルジュ・デュブッフ社長と孫のアドリアン・デュブッフ・ラコンブ輸出部長
今年のスペシャルゲストはブレイク中の横澤夏子嬢

〝ボジョパ〟で市場を活性化!
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サントリー ワイン インターナショナル(株)とジョルジュ・デュブッフ社が契約締結して20年、記念年です!

ボジョパのコンセプトは〝今年のモノを今年のうちに楽しみ尽くす〟

山崎雄嗣社長によると、今年のジョルジュ・デュブッフ社のBNの輸入量は9%増で好調とのこと。
また、ボジョパについては、「ボジョレーヌーヴォー未体験の20~30代、昔ヌーヴォーを楽しんでいた40~50代をターゲットに、今年の流行モノは今年のうちに楽しみ尽くすBNパーティーを〝ボジョパ〟と名付け、今年からハロウィンとクリスマスの間の新たな催事として提案することで市場を活性化させたい」と語りました。


今年流行したものやマイブームを持ち寄って話題を提起
2016年はちぎりパンやブーケサラダなど

カウントダウンのステージで

23時45分頃、アドリアンさんにエスコートされて登場した横澤夏子さん
身長172㎝のレディには198㎝のアドリアンさんの背丈が丁度良かったようで、目に星が!
アメリカから取り寄せたというきらきらヒールでドレスアップした姿をPRしました。

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00:00、ヌーヴォー解禁!
「右手でキャップのミシン目の下を握り、左手でボトルの底を回してください」とアドリアンさんからワインの開け方について指導を受けた横澤さん。ワインを上手に開栓していました。「カチッという音がこんなに気持ちがいいんだって思いました」とコメント。その後、「ワインが似合うオンナになりたい」とも。

赤い果実のバスケット、おいしいヌーヴォー!

今年の作柄についてデュブッフさんは「信じられない年、素晴らしい年」と表現。
デュブッフ:6月、7月、そして8月第2週までは天候が芳しくなかったのですが、8月15日から好天になり、9月は50年来なかった高温(32度)にも恵まれました。夏の最後の暑さがぶどうを熟させました。収穫を開始した9月15日からの3週間は一滴の雨も降らず好天気。ボジョレーには珍しい暑さで、素晴らしいヴィンテージになりました。

深く美しい赤い色、香りは黒いさくらんぼと良く熟れたイチゴ、すこし潰れかけているイチゴ、スグリやバイオレットの香りもあります。
口に含むとゆったりとした広がりがあります。この豊かさは我々が期待していたものではなかったのですが、時間の経過でそれが現れてきました。風味豊かでまろやか、シルキー、そして誰にでも喜んでいただける寛容なワインです。アドバイスとして冷蔵庫には入れないで、15~18度で味わって!

2016トロフィー・リヨン・ボジョレー金賞受賞!!

リヨンで開催されたボジョレーコンクールで3アイテムが金賞に輝きました。
ボジョレ―ヌーヴォー2,460円ボジョレー・ヴィラージュヌーヴォー2,760円ボジョレー・ヴィラージュ プリムール2,460円/業務用


スタイリッシュなラベル、チーズに合うボジョレーも!

肩ひじ張らずに楽しめるのがボジョレーヌーヴォーです。
市場を見ると、価格帯も1,000円以下から4000円代まで様々。そのようななかで、デュブッフさんのヌーヴォーは味わい&価格ともにお薦めできます。気の置けない仲間たちとのパーティーやご家庭の団欒、どのようなシチュエーションでもOKなので、お楽しみいただければ嬉しいです!

製品についてのお問い合わせは
サントリーワインインターナショナル(ワイン) ℡0120-139-380
ボジョレーボージョレ表記は輸入元各社の表示に合わせています。

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ボージョレ・ヌーヴォー解禁前にボジョレー探求 ~シャトー・デ・ジャックを中心に~ [ワイン]

Non Solo Nouveau
11月第3木曜日、17日はボージョレ・ヌーヴォー(BN)の解禁日です!
今年の収穫は9月20日頃から始まり、遅いエリアでは10月第1週目に完了。熟度も十分、凝縮感あるぶどうとのことなので、2016ヴィンテージ(VT)はフレッシュな赤い果実を思わせるアロマ豊かなワインが期待できそうです。17日0時からのカウントダウンパーティーや解禁パーティーがあるので、後日、旬の味を報告いたします。


資料提供:キリン、メルシャン

BNのボリュームは世界的に縮小傾向のようですが、そのようななかで日本は全体の5割強を占めています。今年のBN予定輸入量(日本の主要38社計)は前年比99%ですが、メルシャンは100%前年同です。

ヌーヴォーとは違うクリュ・ボージョレにフォーカス
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ブルゴーニュの名門ルイ・ジャド(輸入元:日本リカー/キリングループ)のピエール・アンリ ガジェ社長から丁重なるお手紙とともに秀逸なボージョレワインが届きました! 同社が1996年にボージョレ地区のムーラン・ア・ヴァンで最も名声を誇るシャトー・デ・ジャックを入手し、ワイン生産のエリアを拡大して20年。それを記念した蔵出しワインでした。
そこで、解禁日を前にヌーヴォーじゃないボージョレの魅力について触れてみたいと思います。

瀟洒なたたずまいのシャトー・デ・ジャック

1996年にムーラン・ナ・ヴァン(27㌶)、2001年にはモルゴンのベルビュー(35㌶)を購入、現在、トータルで80㌶以上の畑を所有しています。

ムーラン・ナ・ヴァン、モルゴンとは
ボージョレの主要品種はガメイ(ガメ)種です。土壌は様々で、より上質なワインが造られる北部地域は花崗岩質の片岩、東部と南部は砂質主体。ボージョレ地区のAOCは格上順にクリュ・ボージョレ、ボージョレ・ヴィラージュ、ボージョレ・シュペリュール、ボージョレと呼ばれています。
クリュ・ボージョレ:北部を中心とする10の村名ワイン
「サン・タムール」、「ジュリエナ」、「シェナ」、「ムーラン・ナ・ヴァン」、「フルーリー」、「シルーブル」「モルゴン」、「レニエ」、「ブルイイ」、「コート・ド・ブルイイ」
ボージョレ・ヴィラージュ:39村がこの名称を名乗る権利を有します。
ボージョレ・シュペリュール:ボージョレより、アルコール度数が0.5%高
ボージョレ:ボージョレ全域で造られるワイン

シャトー・デ・ジャックの基本的な栽培・醸造
■すべての畑はサスティナブル、一部ビオディナミ(ロシュグレ畑)導入
■低収量(仕立て方はゴブレとコルドン併用、将来的にはコルドンに移行)
■収穫は100%手摘み&手で選果、60~80%除梗
■天然酵母のみ使用、マセレーションは30日間
■12ヶ月間木樽で熟成

ちなみに、その年に穫れたばかりのぶどうから造るボージョレ・ヌーヴォーはマセラシオン・カルボニクと言って、ぶどう果房を破砕しないで炭酸ガス中に数日間浸漬しておく製法、フレッシュ&フルーティが身上

木箱には1997年VTも

クリュ・ボージョレのなかで最も長熟なムーラン・ナ・ヴァンとモルゴン


コルクは長く、密度も十分

第1フライトはムーラン・ナ・ヴァン

#1:シャトー・デ・ジャック ムーラン・ナ・ヴァン シャン・ド・クール2009
単一畑、表土は砂質がメインで6~7%の粘土質を含む。母岩はマンガン、約2㌶。
ラズベリーやフランボワーズのような赤系果実、甘草、ロースト、ミネラル、中盤以降広がる酸味、ボージョレの王ムーラン・ナ・ヴァンらしい肉厚なワイン
#2:同ムーラン・ナ・ヴァン クロ・デ・トラン2002
4つのなかで色調が一番淡く、2000年VTより熟成が早く進んでいるのかしら、と思っていたのですが、香りを利いて・・・ブショネ(#4と同じ畑で比較を楽しみにしていたのですが叶わず、残念。

#3:同ムーラン・ナ・ヴァン2000
フルーリーとシェナの間、ムーラン・ナ・ヴァンにあるロマネッシュ村のシャトー・デ・ジャックから収穫されたぶどうを使用。約19.5㌶の5つのクロを含む27㌶の畑
熟成による色調の変化、粘性中程度、香りは閉じ気味、煮詰めた果実、干しイチジク、ドライリーフ、ブラックペッパー、酸味とタンニンのバランス&余韻
#4:同ムーラン・ナ・ヴァン クロ・デ・トラン1997
単一畑、表面に砂質、下層に粘土質を含む厚めの土壌。約3㌶
アンズのコンフィ、紅茶、スー・ボワ、ミネラル、旨味、余韻に長く残る落ち着いた果実味と酸味
4グラスを上から見ると

色調の変化が良くわかります

第2フライトはモルゴン

#5:シャトー・デ・ジャック モルゴン2005
畑はヴィリエ・モルゴン村上部の丘の上にあり、南と南東側を向いた斜面に広がっています。
果実のふくらみ、バイオレット、ブラックペッパー、ミネラル、ロースト、まろやかなタンニン、


#6:同モルゴン コート・デュ・ピィ2004
モルゴンの小高い丘にあり、古い火山の上に位置する、花崗岩とシストを含む土壌
ザクロ、みかんの皮、ピンクペッパー、ミント、タバコ、ミネラル、枯葉、旨味、シームレス


シャトー・デ・ジャックのモルゴンは濃いルビー
コート・デュ・ピィはオレンジを含んだルビー

包容力あるコート・デュ・ピィ2004

6本のなかのマイベスト、一番魅了されたのがコート・デュ・ピィでした!
熟成具合が素晴らしく、落ち着いた果実味、上品な酸味、タンニンはシルクのようにスムーズ、スパイス(黒コショウ、山椒)、全体のバランスが良く、ブルゴーニュのピノ・ノワール的なニュアンスも。フードフレンドリーでスパイシーな風味が、山椒や七味を使った食材とも好相性


サーモンとアボカドのサラダは若いヴィンテージに合わせて
塩、コショウ、オリーブオイル、ヴィネガー、香草等をアレンジすることで組み合わせの幅も広がります。


コート・デュ・ピィのスパイス風味には山椒で味付けしたお稲荷さんがナイス! 赤梅も〇
たれを使った焼き鳥や照焼きはBNの定番ですが、七味を使うとクリュ・ボージョレ向き


ハロウィン(10月下旬)の時期に試飲したので、かぼちゃパイを用意
パイ生地のバター風味とパイの中のかぼちゃポタージュのこってりした甘さがムーラン・ナ・ヴァン2000、同1997やモルゴン・コート・デュ・ピィ2004の複雑味と〇


来春ワインサロン『フミエール』で〝シャトーデ・ジャックでワイン・レッスン〟を
今回ワインサロンフミエールの友原範士オーナーと宮川文子主宰にお声掛けして一緒にテイスティングをしました。熟成を経たガメイ種のポテンシャル、ブルゴーニュワインを彷彿とさせるシャトー・デ・ジャックを体感したわけですが、我々3人が5種(#2除く)のワインを試飲して受けた印象を〝簡潔〟に表現するなら、#1は果実味、力強さ、#3はスパイス、バランス、#4は旨味、熟成感、#5は厚み、上質なタンニン、#6は緻密さ、包容力です。

そこで、これらの魅力をお伝えすべく、来春桜の頃、シャトー・デ・ジャックに特化した特別講座を開催することに決めました。軽快さが売りのBNと、木樽で6~12ヶ月熟成させてからデビューする格上のクリュ・ボージョレ。それらの味わい、奥行きにフォーカスしたいと思っています。詳細は当方とフミエールのSNSを通して発信いたしますので、宜しくお願いいたします!

番外編トライアル

テイスティング翌日、コート・デュ・ピィをボルドーグラスとブルゴーニュグラスで比較してみました。
ボルドーグラス(奥)だとタンニンの存在を明確に感じます。タンニンは木目細かく、ワインは緻密でボリューム感があります。CS好きはボルドーグラスのほうが嬉しいかも。ブルゴーニュグラス(手前)だとワイン全体が穏やかで、中盤以降エレガントな酸味と心地良い余韻が広がり楽しめました。この印象はガメイではなく、きわめてピノ・ノワール的です。

その昔、昭和女子大学のオープン・カレッジでシャトー・デ・ジャックを取り上げたことがあります。講座生のなかに徹底したガメイ嫌いのY君がいました。でも、ブラインドによる比較試飲で、その底力に脱帽。彼のワイン感を変えた唯一のガメイ種のワインになりました。


人気のアイテム、ルイ・ジャドのノン・フィルターのボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー
2015年11月19日撮影

17日には多くの〝ボージョレ・ヌーヴォー〟が並びます。デパートや大手ワインショップ等では試飲もできますので、是非、旬の味をチェックなさってみてください。

シャトー・デ・ジャックのお問い合わせは日本リカー ℡03--5643-9772

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贅沢なマリア―ジュ! シチリア『タスカ・ダルメリータ』 × 銀座『久兵衛』 [来日したワイン生産者&関係者]

アルメリータ伯爵家の7代目アルベルト・タスカダルメリータ当主
シチリアのタスカ・ダルメリータから7代目のアルベルト・タスカダルメータCEOが来日しました。
同カンティーナの創業は1834年、シチリアにおける農業改革に大きく貢献し、2代目のルチオ氏の時にアルメリータ伯爵の称号を授与されています。
1957年、祖父ジュゼッペ伯爵が当主になってから、ワインビジネスの再構築を開始、高品質なワイン造りに着手し、高評価を得るようになります。ファミリーは〝伝統を引き継ぎ明日への扉を開く〟をモット―にしています。

日本の自然、伝統を愛するアルベルトさんは定期的に訪日し、その折には「日本の名店の味」を研究しているようです。今回は和食の旨味とご自身のワインとの相性を探るということで、銀座『久兵衛』でマリア―ジュを楽しみました。

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(右から左の順に供出)
#1:テヌータ・レガレアーリ アルメリータ・ブリュット2013
パレルモとカルタニセッタの境、約500㌶を所有
#2:グリッロ・モツィア2015(日本未入荷
アルメリータ・ブリュットとグリッロ・モツィアについては10月27日付のワインのこころで紹介しています。ご笑覧いただけましたら幸いです。

#3:カポファーロ ディディメ2014
エオリア諸島にあるサリーナ島に約5㌶を所有。マルヴァジア100%のワイン。パッシート(収穫したぶどうを棚で陰干させ糖度をあげる)の甘口ワインを生産していましたが、ある時、豊作だったので、それを機に辛口ワインを生産。ワイン名はサリーナ島のかつての呼び名(双子の意味)にちなんで命名。第一香は控えめながら、ミネラル豊か、アフターに残るビター感が好印象。

ディディメと和食との相性チェックをしているタスカ・ダルメリータPRジャパンの山田久扇子さんからは「苦みのある春野菜や貝のお刺身に合います」とのアドバイスがありました。イカ、ウニはもちろん、わかめに合わせることで、より香りが引き立つ印象でした。

#4:テヌータ・レガレアーリ ノッツェ・ドーロ2013
アルベルトさんの祖父ジュゼッペ伯爵と妻フランカさんの結婚50周年を祝した〝金婚式〟と命名されたワイン。同カンティーナを象徴するアイコンワイン。ぶどう品種はインツォリア72%、ソーヴィニヨン・タスカ28%。ソーヴィニヨン・タスカは1830年にエステートを購入した際、畑のなかから偶然見つけたぶどう。当時はソーヴィニヨンとかグレカニコとか呼ばれていました。専門家の鑑定でも100%出自が判明せず、ソーヴィニヨンの亜種であり、タスカの畑にあったソーヴィニヨンなので、現在、このように呼ばれています。畑は海から離れた内陸にあり、標高は450~800m。夏は昼夜の差が25度にもなるので、フレッシュで酸味を備えたぶどうが収穫できます。

#5:テヌータ・タスカンテ イル・タスカンテ2011
欧州最大の活火山エトナ山麓のシャラノヴァとボッカドルツォに18㌶の畑を所有。土壌の構成は火山が噴火した時期によって異なるので、変化に富み、多種多様。ぶどう品種はネレッロ・マスカレーゼ100%。シチリアは太陽の光が強いので標高が大事。畑は700~800m、エトナ山は急傾斜なので、地面が崩れないように段々畑にして耕作。ぶどうの根が地面から出ないようにするため、作業には苦労が伴います。収穫時に機械は使えませんし、同じ園内でも若干の標高差で収穫のタイミングは異なります。
発酵はステンレスタンク、熟成はスラヴォニア産の3000Lの大樽で約18ヶ月、MLF有。

ネレッロ・マスカレーゼとエトナの土壌との相性はピノ・ノワールとブルゴーニュ、ネッビオーロとバローロやバルバレスコの関係と似ていて、この品種を他の地域に植えてもワインに複雑味は出ないそうです。『イル・タスカンテ』はプロからの高い評価を得ています。その理由は「しっかりしたボディでアルコール度数が高いワインと形容されるシチリアワインと一線を画すスタイルだから」というのがアルベルトさんの分析。


凛としたスタイル、シャルドネ100%のスプマンテ

祖父が友人たちにプレゼントするために造ったという『アルメリータ・ブリュット』

フェニキア人の歴史を感じるモツィア

包容力のある味わい、和の素材に最適!
余談ですが、フェニキア人の主要産業は繊維業だったそうで、ポルポラ貝から取れる赤みがかった紫色の染料は貝をつぶして色を抽出して、その緋色は高貴な色として珍重されていたとのこと。フェニキア人の素晴らしい知恵を感じます。

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醤油とダシの旨味が効いたいくらの醤油漬けは、スプマンテの旨味と混然一体、文句なしのハーモニー。わかめとモツィアは海繋がりを感じる組み合わせで、すんなり馴染めました。


穴子のクリーミーな食感はスプマンテのなめらかさと◎


穴子の肝は合せた後、口中に残る生臭さが気になりました。当日は登場しなかったピノ・ネロ100%の『アルメリータ ロゼ・ブリュット』なら、タンニンがあるので、臭みを消し去ってくれるのでは、と思っています。

カウンター越しに

整然とした調理姿

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繊細な作業、職人芸


脂が乗ったカツオはスプマンテより、ボディのあるワインに合わせて!
「ガリには酸味があり、口のなかをさっぱりさせてくれる効果があります。ただ、ワインも酸味があり、口中を洗い流してくれるので、役目が重なり、ワインとガリを合せるのはなかなか複雑」とアルベルトさん。

ノッツェ・ドーロと
豊かな芳香、ミネラル、鉄分、温度変化で複雑味が広がる魅力
雲丹、マグロなどの高級食材と相性良好
アルベルトさんは「背骨がぴんと伸びたワイン」と表現!


視覚からおいしさが伝わってくる雲丹


口中でとろける食感

唯一の赤ワイン『イル・タスカンテ』
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色調は濃くはありませんが、タンニンがしっかりしているので、ワイン・メーカーとしては、この頑強なタンニンをいかに扱うかがポイント

光りものは



料理と合せて本領を発揮する『イル・タスカンテ』は個性のある味の食材がお薦め
光もののコハダやサヨリ(味わいは淡泊でしたが)とは予想外の相性の良さでびっくり!

久兵衛の3代目今田景久さんと
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銀座『久兵衛』の3代目今田景久さんとアルベルトさん
3代目の〝おもてなしのこころ〟、この日はワインのサービスもしてくださいました。

アルベルトさんが強調していたのが〝シェフこそアンバサダー〟という言葉。「ワインの造り手と料理人が一緒に考えていくことが大事であり、料理人が情熱をもってくれると、より楽しい作業になる」と。
アルベルト・タスカダルメータCEO、コーディネートしてくださった山田久扇子さん、贅沢な時間を共有させていただきました。ありがとうございました!

製品についてのお問い合わせは
■タスカ・ダルメリータPRジャパン ℡03-3461-2383
■(有)エトリヴァン ℡045-574-9815
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10月のシャンパン講座はゴッセのワインスタイルにフォーカス! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]


10月はハロウィンカラー、オレンジが良く似合います!

ノン・マロの双璧探求、先月はランソン、今月はゴッセ
ゴッセはシャンパーニュ最古のメゾンで、アイ村の村長、ワイン醸造家ピエール・ゴッセによって1584年に設立されました。17代続く家族経営で、主としてグラン・クリュ、プルミエ・クリュのぶどうを使用(95%格付け)、MLFを行わないメゾンとして知られています。2016年から醸造責任者を務めるのはオディロン・ド・ヴァリーヌ氏。前醸造長ジャン・ピエール・マレネ氏(5月逝去)と10年以上シャンパン造りを共にし、彼の理念を受け継いでいます。「我々のシャンパンは長期にわたる瓶内熟成が必要、シャープで質の高いリンゴ酸は若いうちはやや攻撃的だが、瓶熟させるとそれは旨味に変化する」と語っています。


(左から)#1~#6


コルクの締まり具合にも注目!

第1フライト

#1:ゴッセ エクセレンス・ブリュット
生産者:ゴッセ(NM)
ぶどう品種:PN45%、CH36%、PM19% アイ、アヴィーズ等グラン・クリュを含む複数のクリュ
ドザージュ:約11g/L、瓶熟:30ヶ月、MLF有、価格7,400円
ノン・マロの元祖ゴッセのアイテムのなかでエントリーレンジのエクセレンスだけはMLFをしています。ノン・マロには長い熟成期間が必要であり、エクセレンスは瓶熟が30ヶ月と短いのでMLFを行うことで味わいのバランスを取っているそうです。気泡元気、フレッシュ、青リンゴ、洋梨、ブリオッシュ、焼き菓子、余韻にグレープフルーツ(GF)似のビター感

#2:ポル・ロジェ ブリュット・レゼルヴ
生産者:ポル・ロジェ(NM)
ぶどう品種:PN、CH、PM各33%
ドザージュ:9g/L、瓶熟:最低36ヶ月、MLF有、価格7,000円
グラスシャンパンとして人気が高く、ブレンド比率が3品種同率でわかりやすいという点から#1の比較対象にポル・ロジェ(1849年創業、家族経営のシャンパンハウス)NVを選んでみました。口にした瞬間〝癒される〟印象! 
色調は淡イエロー、洋梨、マンゴー、オレンジ、ブリオッシュ、蜂蜜、まろやかな酸、心地良い余韻

#3:ゴッセ グランド・レゼルヴ・ブリュット(右のグラス

生産者:ゴッセ(NM)
ぶどう品種:PN42%、CH43%、PM15% アイ、アンボネイ等グラン・クリュのぶどう主体
ドザージュ:約8g/L、瓶熟:48ヶ月、MLF無、価格9,400円
ゴッセの顔、〝調和〟がキーワード。約25村(グラン・クリュ、プルミエ・クリュが中心)のぶどうを使用、現行キュヴェは2010年がベースで2009年と2008年をブレンド。香り閉じ気味。レモン、GF、ミネラル、先の2アイテムより酸は溌剌、フレッシュ、長く続く酸の余韻。キーワード通り、バランス良好!

第2フライト
#4:ゴッセ グラン・ミレジム2004
生産者:ゴッセ(NM)
ぶどう品種:PN45%、CH55% アイ、ブージー、メニル・シュル・オジェ等グラン・クリュのぶどう主体、ドザージュ:約8g/L、瓶熟:84ヶ月、MLF無、価格13,000円
〝豊かさ〟がキーワード。気泡繊細、ナッツ、ブリオッシュ、ドライイチジク、ロースト香、カモミール、リンゴの砂糖漬け、酸味が口中を洗い流し、次にまた飲みたくなる味わい。

#5:ゴッセ セレブリス エクストラ・ブリュット2002
生産者:ゴッセ(NM)
ぶどう品種:PN48%、CH52%、 アイ、ブージー、クラマン等グラン・クリュのぶどう主体
ドザージュ:約5g/L、瓶熟:10年間、MLF無、価格24000円
ゴッセのアイコン、〝長期熟成〟がキーワード。ベージュ+黄金色、ミネラル、アーモンド、ココア、アンズタルト、マーマレード、ドザージュ量の少なさを感じさせない甘やかさとエレガントな酸の秀逸なバランス。

#6:ゴッセ キャーンザン・ド・カーヴ・ア・ミニマ・ブリュット(右のグラス)

生産者:ゴッセ(NM)/日本への入荷は限定600本 
ぶどう品種:CH60%、PM40% 
ドザージュ:7g/L、瓶熟:15年間、MLF無、価格18,000円

前醸造長マレネ氏が1999 年にボトリングして15 年以上熟成させたスペシャル・キュヴェ
グラン・クリュのアイ、アンボネイ主体のピノ・ノワールと、グラン・クリュのメニル・シュール・オジェ、クラマンのシャルドネを使用。マレイ氏は「ノン・マロラクティック発酵のおかげで15 年間の長い熟成を経てもなお、若々しさを保っており、熟成によって複雑さとエレガントさが加わった理想的なバランス」と語っていたようです。ちなみに同キュヴェには1990年代の〝3ヴィンテージ(非公表)〟が使われています。

黄金色、視覚的には気泡はワインに溶け込み、口中滑らか。こなれた酸、ミネラル、古酒由来のカカオや焙煎香、カリンの砂糖漬け、ミツロウ、豊潤で長く続く余韻。時間の経過とともにグラス内の変化、複雑味かつ旨味の醍醐味。ノン・マロに賭けた故マレイ氏の想いが詰まった1本。

NHK文化センター青山校のシャンパン講座では、〝この空間〟ならではのスペシャルなアイテムを楽しんでいただきたいと思っています。今回はノン・マロラクティック+長期熟成のメゾン『ゴッセ』を満喫することができました。入荷量が少なかった『キャーンザン・ド・カーヴ・ア・ミニマ・ブリュット』も供出できたので、講座生も笑顔、笑顔。輸入元テラヴェールの磯部様、久保様の迅速な対応に改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました!

製品についてのお問い合わせ
■ゴッセはテラヴェール ℡ 03-3568-2415
■ポル・ロジェはジェロボーム ℡03-03-5786-3280


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上半期最後のシャンパン講座はランソンのトップレンジとフィリポナの極少アイテム! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

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NHK文化センターの上半期、9月最終週のシャンパン講座は素晴らしい時間になりました!

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ランソンはエクストラ・エイジとノーブル・キュヴェ、フィリポナは今秋デビューしたレ・サントル

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コルクの背比べ、メゾンの気合いがわかるので好きです!

9月にフォーカスしたメインメゾンはMLF(マロラクティック発酵)をしない『ランソン』
最高醸造責任者は長老ジャン・ポール・ガンドンさんの後を継いだエルヴェ・ダンタンさんです。1991年からマイィのワインメーカーとして22年間活躍。2013年からランソンの醸造チームに属し、現職に至っています。ダンタンさん就任後、一部報道で「ランソンはMLFを行うようになった」との情報が流れていましたが誤報です。ランソンは今もMLFを行っていません。

第1フライトはランソンのスタイル探求
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左から#1~#3

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MLFとは、主発酵後、ワイン中に含まれるリンゴ酸が、乳酸菌の働きで乳酸に変化する現象です。この時、微量の炭酸ガスを発生します。この変化で(1)ワインの酸味はまろやかになり、(2)酒質に複雑味が増し、豊潤な香味を形成、(3)微生物学的にも安定します。
ランソンの場合は、MLFを行わないことで、リンゴ酸の爽快な酸味を残し、フレッシュで果実味を生かしたシャンパンのスタイルを守り続けています。

#1:ランソン・ブラックラベル・ブリュットNV
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:PN50%、CH35%、PM15%(リザーブワイン15~30%)
クリュ:50~60ヶ所
ドザージュ:9g/L、デゴルジュマン:2015年9月、最低3年熟成、価格:5,500円(税別)
ランソンの顔、黒ぶどうの比率(65%)が多いので、3グラスのなかでは一番ベージュ色が強め。気泡の連なりも活発。フレッシュ&フルーティ、柑橘系果実(レモン、GF)、青リンゴ、ブリオッシュ、ミネラル、最初に切れの良い酸、その後に心地良く広がる酸、余韻に軽いビター感、バランス良好

#2#3エクストラ・エイジはランソン創業250周年を記念して発売されたプレミアム・シャンパンで、特徴は3ヴィンテージのブレンド、ゆえに表記はNVです。
#2:ランソン・エクストラ・エイジ・ブリュット
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:PN60%、CH40%
ブレンド:2000年、2002年、2004年の3ヴィンテージ
クリュ:PNヴェルズネイ、ブージー/CHシュイイ、アヴィズ、オジェ、ヴェルテュ 
ドザージュ:9g/L、最低5年熟成、価格:10,310円(税別)
淡いイエロー、気泡繊細、ヘーゼルナッツ、ビスケット、蜂蜜、鉱物的なニュアンス、口中に厚み、複雑味、旨味、ブラックラベルよりまるい酸味、バランスの良い味わい

#3:ランソン・エクストラ・エイジ・ブラン・ド・ブラン
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:CH100%
ブレンド:2003年、2004年、2005年の3ヴィンテージ
クリュ:CHアヴィズ、クラマン、オワリー、オジェ、ル・メニル・シュル・オジェ、
ドザージュ:9g/L、最低5年熟成、価格:13,500円(税別)
グラス表面の泡沫パワフル、白い花、白桃、洋梨、シャープな酸、旨味、ミネラル感、エレガントなスタイル。ちなみに第1フライトで一番人気だったのは、このブラン・ド・ブラン!

第2フライトはノン・マロの極上品比較
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(左から) #4~#6

ノーブル・キュヴェは〝ノーブル(気品ある)〟をテーマに造られたランソンの最高級品。醸造や熟成でもノーブルがキーワードのようです。

#4:ランソン・ノーブル・キュヴェ・ヴィンテージ・ブリュット2000
生産者:ランソン(NM) ぶどう品種:シャルドネ70.5%、ピノ・ノワール29.5% ドザージュ:10g/L 最低5年熟成 価格:14,250円(税別)
美しい黄金色、黄リンゴ、洋梨、ミネラル、酸味と甘味のバランスが程よく、複雑味があり、余韻に残る酸が綺麗。

#5:ランソン・ノーブル・キュヴェ・ブラン・ド・ブラン2000
生産者:ランソン(NM) ぶどう品種:CH100% グラン・クリュ:アヴィズ、クラマン ドザージュ:10g/L 最低5年熟成 価格:16,700円(税別)
緑がかったイエロー、繊細な気泡の連なり、黄色い花、カリン、アカシア、洋梨、中盤から酸味のインパクト

#6:フィリポナ・レ・サントル2006
生産者:フィリッポ(NM) ぶどう品種:PN70%、CH30%  生産本数:2065本(うち日本入荷60本) 残糖:4.5g/L デゴルジュマン:2015年10月 最低9年熟成 価格:60,000円(税別)
フランボワーズ、赤いリンゴの皮、ブリオッシュ、木香、蜂蜜、ミネラル、ふくよかで厚みのある余韻。 「赤い実の果実を感じるはずです」とフィリポナさんがおっしゃっていた通り、フランボワーズのジャムやスピリッツを彷彿とさせる香りがあります。6月のテイスティング時より、今回の方が断然落ち着いていて味わい深くて良かったです、さすがフィリポナ!

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レ・サントルとの出会いはフィリポナさんが6月に来日して行ったプレスランチでした。「今秋発売予定」とのことで、その日はフランスから大事に持参なさった2本がサービスされました。

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シャンパーニュ地方の心臓部アイ村の東隣マルイユ・シュル・アイ村に位置するフィリポナが満を持して生産した超スペシャルアイテム〝レ・サントル〟。 同メゾンが所有する単一畑クロ・デ・ゴワセのなかには14のプロットがあり、その中心は最も勾配がキツイ45度。その部分の区画「グラン・サントル」と「プティ・サントル」から穫れたピノ・ノワールを70%。そして、グラン・サントルの右隣にある区画「ジョリヴェ・ブラン」のシャルドネを30%使った贅沢なブレンド。エクストラ・ブリュットでドザージュ量は4.5g/L、MLFは行っていません。

製品についてのお問い合わせ
■ランソンはアサヒビールお客様相談室 ℡0120-011-121
■フィリポナは富士インダストリーズ ワイン事業部 FICワイン ℡03-3539-5415

講座の〆はHappy Birthday!
カンさんと井戸さんの誕生日をみんなでお祝い!

ベリー系果実とナイスマリアージュだったレ・サントル2006!

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上半期の記念ショット、シャンパン・スマイルです!
お陰様で、10月からの下半期も満席でスタートすることができます。 来週授業で使うシャンパンの発注も完了しました!
受講生の皆さま、今月から半年間のお付き合い、何卒よろしくお願いいたします。

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映画でワイン・レッスン 『白い帽子の女』 ~ブラピの遊び心を感じながら~ [映画でワイン・レッスン]

〝ブラッド・ピット×アンジェリーナ・ジョリー・ピット 10年ぶりの共演作〟
というコピーで公開されている『白い帽子の女』

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時代は1970年代、舞台は南フランス。執筆のために避暑地を訪れたアメリカ人の小説家ローランド(ブラッド・ピット)と妻ヴァネッサ(アンジェリーナ・ジョリー・ピット)。結婚して14年の夫婦。心に痛手を負い、バランスを崩している妻と、困惑しながらも粘り強い愛で彼女を受け止めようとしている夫。折しも隣の部屋には、ふたりとは真逆の、愛を謳歌する新婚カップルが宿泊。関わり合うようになるが・・・

(C)Universal Studios











(c)2015 UNIVERSAL STUDIOS
9月24日(土)よりシネスイッチ銀座、渋谷シネパレスほか公開中
配給:ビターズ・エンド・パルコ
■スタッフ
監督・脚本・製作:アンジェリーナ・ジョリー/製作:ブラッド・ピット/音楽:ガブリエル・ヤレド
■キャスト
ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー・ピット、メラニー・ロラン、メルヴィル・プポー

ブラピとアンジーのワイン『ミラヴァル・ロゼ』の輸入元ジェロボームのご配慮で試写会に出かけました。映画には大手ブランドが衣装、鞄、小道具などをサポートしていますが、ブラピは「映画をミラヴァルのプロモーションにはしたくない」と思っていたようなので、彼らのワインが登場するシーンはありませんでした。でも、ブラピらしい〝遊び心〟を感じるワン・シーンはありました。

画像(クリックで拡大)を見ると、ブラピが手にしているワインは透明に近い輝きのあるイエローで、若いワインであることがわかります。右端のボトルのラベルにはBourgogne(ブルゴーニュ)の表記、ヴィンテージ(VT/収穫年)は1965年、1970年代なので、VTから考えて数年は経過している設定でしょうか。抜栓したコルクは短くて刻印がありません。加えて、ブルゴーニュと明記しながら、ボトルの形状はボルドー型。あきらかにワイン通のブラピ創作ワインだと思います。

ジェフ・ブリッジスがアカデミー賞主演男優賞を受賞した『クレージー・ハート』では、主人公(ブリッジス)がアルコール依存症で、映画のなかではウイスキー『McClureマクルーア』という名が再三、おまけに箱まで登場していたのですが、調べた結果、実在しないウイスキーであることがわかりました。イメージ的にはモルトウイスキーのマッカランを連想しました。依存症という設定だったこともあり、ウイスキーメーカーからは敬遠されたようです。それで敢えて架空のものを作っていました。ちなみにネーミングの由来はディレクターのミドルネームでした!

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さて、前述のミラヴァルですが、ブラピとアンジーは南仏コランス村に別荘としてシャトー・ミラヴァルを所有しています。コート・デュ・ローヌ地方にある名門ファミーユ・ボーカステルの醸造家マーク・ペランさんと組んで2012年からワインを生産しています。
プロヴァンス地方は87.5%がロゼ(2013年データ)、ロゼに特化した秀逸な産地です。有機栽培を導入しているミラヴァルからは、ロゼだけでなく、白や赤も登場しています。

映画のラストは、ローランドの小説 『海辺にて(原題:By the Sea)』 が完成し、危機を乗り越えたふたりが車で避暑地を去って行くシーンで終わりましたが、試写会から一夜明けてブラピとアンジーの離婚報道。びっくりでした!
年々評価があがっているミラヴァルなので、今後の所有が気になります。ワインのテイスターとしての才能があり、ワインへの造詣が深いブラピなので、ミラヴァルの価値は十分わかっているはず。引き続き、尊敬するマーク・ペランさんとの2人3脚は続行して欲しいと願っている私です!!


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初来日したモンテス親子が語るチリのスーパー・プレミアム・ワインの世界 [来日したワイン生産者&関係者]

〝プレミアムなワイン造り〟を実現させたモンテス
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1988年、サンチャゴから南に180km行ったところにあるコルチャグア・ヴァレー。ここを拠地にして創業したMontesは同じ夢を抱いていた4人の男たちが立ち上げたワイナリーです。
アウレリオ・モンテス・シニア、ダグラス・ムライ、アルフレド・ヴィダウレ、そしてペドロ・グランデ。
彼らの夢、それはチリを代表するプレミアムワインを造ることでした。そして今、モンテスはエントリーレベルのワインから世界レベルのワインに至るまで幅広いレンジを有し、チリ国内のみならず、世界でも広く知られるようになっています。

モンテス親子初来日!
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今月初旬、輸入元エノテカの招聘で、モンテス社から創業者のアウレリオ・モンテス・シニア&後継者のアウレリオ・モンテス・ジュニア親子が初来日し、スペシャル・ディナーで過去、現在、未来について語りました。

シニアの夢を辿ると、修道士、消防士、医者、そして21歳の時にはワインメーカー。ワイン界に参入して、夢の実現のために設立した醸造施設はガレージワイナリーのような形態で、何から何まで手作業でした。当時10歳だったジュニアは「大きな変化を感じています。今のワイナリーはモダンでハイテク」とコメントしていました。

シニアは「人と同じことをやるのが嫌いです」と語っていましたが、1994年には丘陵地を開拓し、ぶどう畑に。チリでは平地での栽培が一般的だったので、周囲から異端視されたそうです。現在、素晴らしい出来のぶどう、高品質のワインを生産しているモンテス、見事な展開です!

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「親子で働いていますが、ふたりの情熱をシェアできることが幸せ」とジュニア
「世代交代は進めていきたいし、ワイン造りでもまだ息子に伝えたいことがあります。自分も重責を担っているので、息子が良いワインメーカーになって欲しいと思っています」とシニア

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シニアの朋友、パトリシオ・トーレス駐日チリ大使もお祝いに駆けつけ、エールを送りました。
「その昔、エノテカ主催のディナーでモンテス・アルファ・エムを初めて味わいました。ファースト・ヴィンテージの1996年で、とてもラッキーでした。当時チリワインは第5位か第6位に甘んじており、特にチリのスーパー・プレミアムワインについては全く認知されていませんでした。昨年チリワインが輸入量No1になりましたが、高品質のモンテスはチリワインに深く貢献しています。来年は日本とチリの国交樹立120周年になりますので、モンテスで乾杯しましょう!」

映像を見ながら~過去・現在・未来~
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モンダヴィに会ってジュニアが開眼した歴史的瞬間の写真

ジュニアは父親の情熱を感じ、ワインに興味は持っていました。息子にワイン造りを強要しなかったシニアですが、世界的にもハイテクで素晴らしいワイン造りをしているカリフォルニアのナパに息子を連れて行けば、「気持ちに変化が起きるのではないか」と思い、家族で出かけます。そして、故ロバート・モンダヴィとの出会いにより、ジュニアはワインに開眼。ワインメーカーとして生きることを決意します。

その後、彼は片道切符で豪州に向い、ローズマウントとケープメンテルで奮闘。現地での経験がモンテスの息子としてではなく、醸造家としてのジュニアを誕生させることになります。

余談ですが、前のブログに、故ロバート・モンダヴィから強い影響を受けたエラスリスやルーウィン・エステートのことを書きましたが、今回モンテス・ジュニアの話を伺い、再度、モンダヴィの偉大さを感じています。

アルゼンチンのカイケンで
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モンテスがアルゼンチンに所有するカイケン

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Photo by F. AOKI (2013年9月撮影)
パタゴニア上空を飛行しながらチリ・アルゼンチン間を往来する雁、可愛いシンボル〝カイケン〟

ジュニアは2007年からモンテスの醸造責任者として参画、2011~2015年にはカイケンを担当。アペリティフで供出されたKAIKEN BRUT NV(カイケン・ブリュットNV)も生産しました。2016年以降は定期的に世界各国のマーケットを回りながら、モンテス・カイケンのプロモーション活動にも従事しています。

シニア会心のアイテム、モンテスのスパークリング
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ディナーのウエルカムドリンクとして登場したのは、シニアが満を持して生産したMONTES SPARKLING ANGEL NV(モンテス・スパークリング・エンジェルNV)。ジュニアのカイケン・ブリュットと対(品種&ブレンド比率)をなしています。
ワインのこころで2アイテムを紹介していますので、ご笑覧いただけましたら幸いです。

スペシャル・ディナーはエアーズの料理で
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鮑の粕漬 檜の香り 燻製セミドライトマトを添えて

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仔羊のサルシッチャを包んだラヴィオリと蕪のステーキ ファンデュータ仕立て

MONTES ALPHA SPECIAL CUVEE SAUVIGNON BLANC 2014 (モンテス・アルファ スペシャル・キュヴェSB2014)
海に近いエリアのワイン、ステンレスタンクだけを使うことで、フレッシュさを表現。「ワインは喜び、情熱を表現するために樽は使わない」とシニア。加えて、「鮑とSBのシャープな酸味が良く合っていました」と。
KAIKEN ULTRA CHARDONNAY 2014(カイケン・ウルトラCH 2014)
フレンチオーク30%、ステンレスタンク70%のワインをブレンド、果実味を生かした造り。カイケン・ブリュットと同じく畑の標高は1000m以上。冷涼エリアで、土壌は石灰岩、ワインから土壌由来のミネラルを感じます。

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(左から)
MONTES TAITA 2009(モンテスタイタ2009)、KAIKEN MAI 2012(カイケン・マイ2012)、MONTES PURPLE ANGEL 2013(モンテス・パープル・エンジェル2013)

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ボルドー原産のカルメネールはチリの気候風土と相性が良く、熟度の高いぶどうが収穫できます。カルメネールは冷涼なエリアと温暖なエリアとでは香り、味わいに違いが出ます。パープル・エンジェルはカルメネールを92%使いますが、海寄りの冷涼エリアと内陸の温暖なエリアのカルメネールを半分ずつ使用。残り8%はPVを使い、ワインに骨格を与えています。

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鰻の白焼き カカオの香る鰻だれ カシスのアクセント
デミカップのなかにはカカオとバジルのソースが入っていて、このソースを鰻にかけて

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ボトルには見事な細工の天使

タイタのブレンドの割合は
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タイタ CS2009
シニアは創業者のひとり、ダグラス・ムライさんと傑出したワインを造ろうと決意。ジュニアもワイナリーに入っていたので、3人でベストなワインを造るためのリサーチを行い、特別な場所を発見します。地質の起源はジュラ紀(2億万年以上前)に遡る沖積層の土壌で、構成は粘土と石灰岩。粒が小さく、アロマ豊かなぶどうができることがわかりました。チリのCSの特徴、テロワールの違い、味わいの違いを表現したワイン。
基本的にCS85%、残りの15%は秘密。その年によって醸造家が判断、シラーやメルロを使うとのこと。フレンチオーク18ケ月熟成、4年間の瓶詰期間を経てリリース。
〝タイタ〟とは、父親や祖父のことで、年長者の知識を持って息子、次世代を育てることを意味する言葉のようです。

スーパー・アイコン・ワイン
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モンテスの25周年を記念して誕生したタイタ
濃厚な赤紫色、ベリー系果実の凝縮感、ヴァニラ、ココア、黒鉛、甘草、木香、長い余韻

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黒毛和牛フィレ肉のソテー プルチーニモンテスソース
何と、このソースはマイとパープル・エンジェルを使った豪華版でした!

デザートは紫の天使
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メニューにはなかったサプライズ!
パープル・エンジェルに合わせて〝紫の天使〟をイメージ。天使は紫いも、羽根はホワイトチョコ、添えてある季節の果物のコンポートには3種の果実を使っていますが、柿にはパープル・エンジェル、梨にはモンテス・アルファSB、ぶどうはスパークリングワインで それぞれコンポートしてありました、贅沢!

次世代に夢をつないで
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モンテスの『Where Angels Trend The Story of Vina Montes』の序文は英国のヒュー・ジョンソンが書いています。アウレリオ・モンテス・シニアは冒頭のあいさつで、ジョンソンが「モンテスは無からスタートして、次第に品質をあげ、夢を実現させたワイナリーのひとつ」と表現したその部分を紹介、ドリーム・カム・トゥルー!

初来日したモンテス親子のワインへの情熱、次世代への継承、モンテスの自負を強く感じました。
最新アイテム、スーパー・アイコン・ワイン『タイタ』には愛を込めて、伝統をスムーズに継承していく意味がありますが、まさに、チリのモンテスの未来は〝タイタ〟そのものです。
製品についてのお問い合わせはエノテカ(株)ワインショップ事業部℡03-3280-6258
ワインの購入はエノテカ オンライン

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南米コロンビアの魅力発信! 大使と名シェフが誘うグルメ・ディナー@ コロンビア大使公邸 [料理・グルメ]

多様性に富んだ国コロンビア
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画像データ:コロンビア大使館
チリ、アルゼンチンは取材で訪問したことがありますが、コロンビアは未踏地
日本との時差は14時間。現地へは直行便がないので、北米を経由して最短でも20時間。
地理的には日本の裏側になるので、やはり遠いですね。

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画像データ:コロンビア大使館
人口は4820万人(2014年データ)、面積は114万1748㎢、世界屈指のエメラルドの産出やコーヒーの生産だけでなく、ランの種類でも世界No.1、世界で2番目に生物の多様性に富んでいるので、カエルや野鳥などの種類も多い。また、人種についても、先住民やスペイン、奴隷貿易で渡来したアフリカ系人種など様々。今でも86の先住民が居住し、68の言語が残っているそうです。

新ガブリエル・ドゥケ駐日コロンビア共和国大使
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9月7日に皇居宮殿で天皇陛下に信任状を捧呈なさったばかりのガブリエル・ドゥケ駐日コロンビア共和国大使。赴任なさって約1か月、とてもダンディーな大使です。
大使にご挨拶させていただいた時、私は日本ワインの話をしました。未体験とのことでしたが、「赴任中に日本47都道府県を回りたいです」とおっしゃっていたので、ワイナリーを訪問していただく機会もありそうです!

今回ご報告するコロンビア・グルメ・ディナーですが、開催日の7日夕刻に、ファン・マヌエル・サントス大統領のノーベル平和賞受賞のホットニュースも飛び込んできました。受賞の知らせを聞いたサントス大統領は「この賞はコロンビア人の皆さんのものです」と語っていましたが、コロンビア国民にとっての最良の日になったことと思います。おめでとうございます!!

大使館主催コロンビア・グルメ・ディナー
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コロンビア外務省が文化促進事業の一環として行った同ディナーは、伝統的なコロンビア、新しいコロンビア、知られざるコロンビアを世界に発信するためのもので、伝道者はラテンアメリカでベスト50のレストランに選ばれたRestaurante Leoのオーナーシェフ、レオノール・エスピノサさん。

大使は「山々によって地域が分断されているコロンビアに、様々な人種が集まり、各地域には異なる文化が色濃く残っています。それらの地域の伝統的な食材や知識に最新の創造性、イノベーションを加えたものが今日の料理です」と紹介しました。

エスピノサシェフは2店のレストランを経営、先述の『レオ』は伝統的な味と現代的な料理を調和させるような新食材を生かした料理スタイル、もう一軒のRestaurante Misiaはカジュアルな料理を提供しています。

素敵な母娘の2人3脚
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シェフのレオノール・エスピノサさん、娘ラウラさんはソムリエ

9年前に自らの名を冠した非営利財団を立ち上げ、それを通して、国内の各地域に伝わる食文化の発掘、保存、強化に取り組んでいるエスピノサさん。「今日のディナーは伝統的な食材を使った新しい料理の提案です」と挨拶。
ラウラさんは「生物の多様性を生かしたコロンビアのガストロノミーの可能性を知って欲しいです。また、NPO財団を通して失われてしまった伝統的な食材を再発見、再構築して地元の小規模生産者の生活の向上、地域経済の発展に貢献しています」と語りました。

和食器を使ったコロンビア料理への誘い
チョンタドゥーロのバター
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チョンタドゥーロはヤシの実の一種で色や形は柿に似ています。パナマからコロンビア南部までのエリアに生息していますが、料理法はアフリカ系民族とアマゾンの先住民とでは異なり、サルサの首都カイに行くとアフリカ系の男性が茹でたチョンタドゥーロを山積みにして、塩とレモンと蜂蜜をかけて食すとのこと。供出された料理にも3品(塩、レモン、蜂蜜)が使われていました。唐辛子を2g入れてあることでピリ辛感があり、食欲を刺激。

小エビ、カカイオイル漬けコキンド、発芽野菜
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〝カカイ〟は2つの先住民族の愛用品で、ひとつは化粧品、ひとつはお守りとして使われていました。食用として使われていなかったカカイから油を抽出。同じくナッツに似たコキンド(これも元々はネックレスとして利用されていました/香りはカレー似)からも油を抽出しブレンド。新鮮な甘エビに油をからめ、レモン汁をつけて食す。ソフトなオイルなので甘エビにも優しく、レモン汁があることで、刺身感覚で食べることができました。発芽野菜の後味のほろ苦さが口中の生臭さをさっぱりさせてくれます。サンセールとの相性〇

白身魚、ティトテ・ライス、ツブ貝のバナナ葉包み
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葉で包む料理は伝統的手法とのこと。コロンビアには163種の葉っぱがあり、それらを料理やお皿に活用。このレシピはシェフがカリブ海の料理と出身地カルタヘナの伝統的な料理を融合させた一品ippin。
ココナッツライスはカルタヘナの料理で、ココナッツミルクを煮詰めてキャラメル状にして、きつね色になったらご飯と残りのココナッツミルクを混ぜ、干ぶどうを入れて完成。白身魚とつぶ貝はアフリカ系先住民の料理を表現したものとか。味わいがタイのココナッツスープやグリーンカレーに似ていて、親近感がわきました。素直に食べやすい味わい。ヴァニラや蜂蜜のニュアンスのあるシャルドネだとさらに面白い相性だったかも。

エスピノサさんによる料理の産地解説
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料理のベースになっているエリアを解説中のシェフ

登場したワインは
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コロンビアのワインは量、質ともにまだ発展途上なので、フランス、イタリア、チリワインが代役を!
ラウラさんが料理に合わせて選んだワインは仏ロワールのサンセール2014(フォンテーヌ・オードン)と伊トレンテーノ・アルト・アディジェのシャルドネ2014(ギルラン)
小エビの料理に使ったレモンの酸とサンセールの酸が良く合い、ワインの溌剌感、シトラス風味、ミネラルが甘エビや発芽野菜とも好印象。シャルドネはフレッシュで、若干の青っぽさがバナナの葉の植物的なニュアンスと相乗。


鶏肉、ウイトト唐辛子ソース、キャッサバ粉
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日本の〝ダシ〟から影響を受けて創作した一品ippin、鶏肉のムースを中心に、特別のスパイスを使用。ひとつはアマゾン原産のトゥクピ(黒いスパイス)。 もうひとつは伝統食材、毒素を含むキャッサバで、まずは毒素を取り除いてから、発酵させ、そこに胡椒や赤辛子をブレンド。ここに〝蟻〟も入れています。ムースを崩してスープに浸しながら食べるのですが、味わい的にはオーストリアのダンプリング感覚です。


赤ワインはチリ産のケウラ・グラン・レセルバ・ピノ・ノワール2014(ベンティス・ケーロ)
海に近い冷涼エリア、カサブランカ・ヴァレーのピノは赤い果実、酸味、海を感じる塩っぽさもありました。

初〝蟻〟体験
マグロ、蟻、ピピロンゴ・コショウ、さとうきびシロップ
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11年前にレストランをオープンしたシェフですが、当初から〝蟻〟を使っているそうです。「サンタンデール地方で〝お尻の大きな蟻〟と名付けられている食材、花粉や蜂蜜を常食にしているのでヘルシー。ピーナッツのような味わいです」とシェフ。築地で購入してきた特上マグロのまわりにはさとうきびの蜜と蟻をパウダーにしたものとピンクペッパー。マグロを甘味と辛味の両面から食すのも、蟻もカルチャー・ショックでした。

蟻を使う理由は
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お皿の上の丸いものが蟻、お尻の部分です!
元々は戦士のような荒い性格のグラデ先住民族が使っていた食材で、結婚式で食されたとか。花婿が兵隊蟻に守られている女王蟻を捕まえてくることで、花嫁に対する強い威厳を示すものだったようです。私は・・・口に入れるまで脳が拒否反応。〝蟻〟を食べるという気持ちを捨てるまでが大変でした(苦笑)

ヤシの実から造ったコロゾ
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中南米に生息する30㍍もの高さになるヤシから造る甘口タイプの発酵飲料(Alc10%)
ヤシの果汁をアンフォラのような容器に入れて地中に埋め、糖分(さとうきび)を加えて発酵を促します。軽く濾過はしていますが、ヤシの果汁の美味しさを残した味わい。中盤以降、口中にポートやシェリーに似た甘やかさ。べたつかない甘さで、コロンビアの特産として紹介したいアイテムです。手作りで生産量が少ないのため、今回のイベント用にコロンビアから持参なさったそうです。

アレチョン、カカオムース、ゴマとティンテソース
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デザート自体はコロンビアでは伝統的ではないそうですが、さとうきびから作るビーチェは飲みものとして常飲されています。このビーチェから媚薬効果、誘発剤になるものが作られるそうで、これが夜のコロンビアを元気にしているそうで(笑)
この日のデザートはビーチェをアイスクリームにして黒ゴマ、カカオムースを添えた一品として出てきました。カカオはフルーティで甘すぎず豊かな味わい、美味!
ドリンクはペルーとブラジルの国境に近い場所で生育している大木から作るチュチュワサ(画像なし)、それにハーブテーと蜂蜜をブレンドして供出。シダや鉛筆の芯のような印象。

コロンビアの〝グアナバナ〟
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大使の右隣。プロトコール礼賛、とても光栄なるお席でした!
コロンビアには300種以上のフルーツがあります。ドゥケ大使のお好きなフルーツはグアナバナで、これは果肉が白く、クリーミーな食感の果実。マンゴスチンやドリアンと並ぶ3大美果のようです。興味津々です。

コロンビアコーヒー
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コーヒーの画像は取り損ねてしまいましたが、コロンビアと言えばコーヒー!
詳細なガイド、料理レシピが載っている冊子(さとうきび繊維100%の再生紙でした!)は熟読します。

ノーベル平和賞の〝朗報〟
冒頭にも書きましたが、ノルウェーのノーベル委員会は同日の18時に平和賞の発表をしました。
私は公邸に向かう途中だったので、朗報はディナーの終盤、大使から伺いました。内戦終結に尽力したサントス大統領。そのニュースを駐日コロンビア大使公邸で耳にすることができたことは感激でした。

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公邸を去る直前撮影したドゥケ大使との2ショット・・・帰宅後、画像を撮り込んでいて、後方にサントス大統領の写真発見、〝コロンビアと時を重ねた〟一瞬になりました!

コロンビア・グルメ・ディナーに参加して
今回のディナーはコロンビア外務省の文化促進の一環としてコロンビア大使館が主催し、(株)ぐるなびが関わったイベントで、食に関わるippinのキュレーターがメインゲストでした。
初めて聞く食材、日本では食べることのない素材等が登場し、目新しさ満載の食卓でした。料理は伝統的なコロンビア、革新的なコロンビア、知られざるコロンビアの3様のスタイルが盛り込まれ、終始びっくりの時間になりました。食していて、一瞬、昨年訪問した南アフリカの料理と似ている部分があると感じたのはアフリカ系の伝統料理があったからだと思います。タイ料理で使われるココナッツ風味、バナナの葉巻きには親近感がわきました。エスピノサシェフとラウラさんはこの後タイを訪問なさる由、現地でもココナッツの味は好まれると思います。

ガブリエル・ドゥケ大使はじめコロンビア大使館の皆さま、ippinの関係者の皆さま
コロンビア・グルメ・ディナーにお招きいただき、本当にありがとうございました!

コロンビアからの発信事項はたくさんありそうです、Viva! Colombia!!


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