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ラウル・ボベさんのワイン造り 『カステル・デンクス』&『フェレール・ボベ』 [スペインリポート]

11月に開催したカレッジ課外講座@BIKINIで、カステル・デンクスのシラー100%の『タラルン』を紹介しました。当日はワインの輸入元であるワイナリー和泉屋の新井社長も参加してくださり、タラルンの醸造責任者ラウル・ボベさんについてのお話もしていただいたのですが、私自身、昨年&今年と2回ボベさんにお目にかかり、世界に1つしかない「岩の発酵槽(クップ)」の醸造に興味を惹かれていました。まずは新井社長のカステル・デンクス編で全体のイメージを。

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標高1000メートルの場所からの景色は雄大!

新井社長のブログにもあるように、カステル・デンクスはD.O.コステルス・デル・セグレにあり、ピレネー山脈の麓、一番高い場所は標高1,000m! ボベさんはひと山所有していて、その一部がぶどう畑になっています。ラウル・ボベさんは16年間トーレス社で醸造責任者として活躍し、現在は同社のCEO兼自らのボデガ『カステル・デンクス』とプリオラートにある『フェレール・ボベ』のオーナー。週に3回、ペネデス、コステルス・デル・セグレ、プリオラートのボデガを回っているので、メチャクチャ多忙な日々、なにしろスペインは広いので移動だけでも相当時間がかかります。

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何度も聞かされていた瞑想ルーム、な~るほど

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カステル・デンクスには1151年から1752年まで従軍僧侶が住んでいて、彼らはここでワイン造りをしていたそうです。岩を掘って作った発酵槽は全部で8つ!

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ここは標高900メートル、崖はカコウ岩にシレックスが混ざっています

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新井社長扱いの『クエスト・エスペシャル・クップ・カベルネ・ソーヴィニヨン2009』
この発酵槽から誕生したのですね!

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ボベさんから「上から撮影すると良い写真が撮れると思いますよ」とのアドヴァイスを受け、登らせていただきました、中は相当深いです。

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標高1000メートルの場所にはピノ・ノワールが!
猪や鹿による被害、雹による被害があるので1本のピノ・ノワールができるまでの苦労がわかります。ディナーではボベさんのPN『アクスプ』が登場したのですが、バランスが良く、料理と合わせて大満足。ボベさんが造るピノからは目が離せません!

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地中熱を使った発電も利用しています。世界初の取り組みで地下2メートルのところに4キロメートルにおよぶチューブが通っています。

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目から鼻に抜けるボベさんなので、できることは何でもします。醸造に関しても長い経験を生かし、発酵や醸造の機器などご自身で設計なさるそうです。

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ボベ講師を前に、4種類のリースリングと2種類のアルバリーニョのテイスティング。各自が各ワインに感じた個性をコメント、ワクワク感一杯のブラインドでした!
この時発表したコメントは9割方、ボベさんの意図するところを押さえていたと思っています。

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次は樽からのテイスティング。これは現地に行って本当に良かったと思いました。なぜなら、同じぶどう品種のワインを、片や石の発酵槽、片や木製の発酵槽、ということで比較できたからです。違うのですよ、明らかにその味わいや香りが。世界に1つしかない発酵槽で仕込んだワイン、貴重な体験でした。新井社長がおっしゃるように、石のほうがどれも複雑で良いのです。特にピノが印象的で、もの凄い違いを感じました。

ボベさんの知識の深さに本当に感嘆しました!新井社長のお招きで来年も来日なさると思います。
ワインセミナーでは素晴らしいお話が伺えるはずです。ボベさんのワインにもTryなさってください!!



ここからはプリオラートにある『フェレール・ボベ』です。いつもように新井社長のプリオラート編をリンクさせていただきます!

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『フェレール・ボベ』の全景、総工費20億円、驚異です!

2002年からスタートしたプロジェクトの大スポンサーは医薬品ビジネスで成功したセルジ・フェレール・サラさん。彼とラウル・ボベさんの名前を取って、ボデガの名前はフェレール・ボベになりました!

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ナパに似たイメージ、ドミナス的雰囲気です。
フェレール・ボベのあるポレラ村は標高350メートル。ボデガの標高は470メートルで、村で一番高い場所にあります。ミクロクリマに恵まれています。

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部材の1つ1つが高級仕様、素晴らしいゲストルーム。ボデガ内からみえる外の景色も見事です。
ワインは『フェレール・ボベ セレクション2009』

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若樹のぶどう畑は22ha、ピンクのリボンはマドリッド大学とデイビス校が共同で進めている研究のための印です。斜面のどの部分でぶどう樹がどう成長するか等をリサーチ中

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プリオラートの特徴的な『リコレリャ』、スレート状の土壌です。これは鉄分を含んだリコレリャです。

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樹齢100年を越すカリニェナのぶどう樹、凄い強風が舞っていました。ICレコーダーの声はかき消され、風の音しか入っていませんでした。そのような環境下なのでぶどう樹は健全な状態で育ちます。

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貫禄ある古樹、リコレリャは簡単に割れます。土壌からそのイメージがお伝えできると思います。

6年ぶりのプリオラートでしたが、今回はつづら折のジグザグ道を走り続けること長時間!
結果、車酔いで胃が悲鳴をあげて大変~このあとのプリオラート研修はやむなくダウンですぅ
新井社長が親しくしているボデガは、本当にものすごい場所、秘境です

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hako

これはまた凄い場所での体験ですね。
行って、見て、味わってみた~い。
by hako (2012-01-04 08:17) 

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