So-net無料ブログ作成
検索選択

新たな視点で学習できた日比谷・松本楼での『シャンパンの魅力、グラスの魔力』 [ワイン]

IMG_1283

2月の誕生月は松本楼様のイベント(2日)を挟んで、1日のSakura Awardから始まり、ホテルオークラ『ワインアカデミー』の新講座(2日連続)開始、駐日チリ共和国パトリシオ・トーレス特命全権大使のお招き(お供)でJWCガラ・ディナー&ワイン・イントゥ・ウォーター チャリティ・オークション等と斬新な出来事が続き、『シャンパンの魅力、グラスの魔力』完全版リポートのアップが一週間ほど後れてしまいましたこと、何卒何卒ご容赦くださいませ。



IMG_1244.jpg
フォーカスしたメゾンはボランジェ(左)、ローラン・ぺリエ(右)

.jpg
Photo by Ayano.K
松本楼様ご自慢の新鮮な食材が用意されています!

IMG_1166 .jpg
テーブルセッティングも完璧!

IMG_1171.jpg
気持ちが引き締まる静寂な空気感


第1部では両メゾン&シャンパンの特徴を解説
.jpg
Photo by Ayano.K
私はナビゲーターと第一部を、第2部は饒舌な庄司大輔講師(左)がグラスワールドを、そしてワインのコメント&マリアージュは大御所、剣持春夫マスターナソムリエが担当しました。
アペリティフはスペインのフレシネ・コルドン・ネグロをフィンガーフードでお楽しみいただきました。
サントリーワインインターナショナル協賛


ローランペリエの特徴
ポイント:LPのシャンパンは発酵も熟成もすべてステンレスタンクのみ

1912年創業のローラン・ペリエ(LP)社は2年前にフランス大使公邸で200周年の盛大な祝賀会を行いました。その様子&沿革についてはブログをご参照いただければ幸いです。

IMG_6143.jpg
フレッシュさ、バランスの良さ、エレガントさを実現するための重要なぶどう品種シャルドネ
ブリュットL・Pにはそのメゾンのスタイルが表現されています。

.jpg
画像提供:サントリーワインインターナショナル
LPの特徴であるフレッシュさを実現するためのステンレスタンク(フォコネさん設計)
2012年に200周年事業の一環として造ったグラン・ シエクル専用のステンレスタンクもあります。

.jpg
Photo by Satoko.N
スクリーンに写っているのが故ベルナール・ドゥ・ノナンクールさん

.jpg
23歳の時のベルナール・ドゥ・ノナンクールさんが冒頭シーンに登場する『Wine & War』、大好きな本です! 奥のボトルがグランシエクル、手前がアレクサンドラ・ロゼ

.jpg
映画『サイドウェイ』のワンシーン、主人公マイルス(右)とジャックはワインツアーに向かう途中、マイルスの実家に立ち寄ります。その時、持参したのが『ローラン・ペリエ グラン・シエクル』。今回のセミナーのテーマはグラスということで、ご参加の皆さんにはスクリーン内のグラスに注目していただきました。


ボランジェの特徴
ポイント:樽使用のメゾン、使用樽の平均変数は約40年、古いものでは100年超の樽もあります。ただし、新樽は使用していないので、ヴァニラのニュアンスなどは全くありません。

IMG_8981.jpg
1829年創業のメゾンで拠点はアイ(愛)村。アイ村はシャンパ―ニュの心臓(ハート)部分
だから愛・・・な~んてね(笑)
メゾンの歴史&沿革については2012年に輸出部長が来日した時の取材をまとめたコチラ

IMG_8955.jpg
ボランジェの顔スペシャル・キュヴェの重厚感はマグナムボトルでキープしているリザーブワインに由来しています。コルクを使い、agrafeアグラフと呼ばれる留め金を使っているのが特徴です。
http://www.asahi.com/food/column/champagne/TKY200905290156.html

IMG_1175jpg
映画『007』シリーズの13作品に登場しているボランジェ
1973年はロジャー・ムーアの『死ぬのは奴らだ』

jpg
007全シリーズ中、人気No1はやはりショーン・コネリー、No2はロジャー・ムーア、No3はピアース・ブロスナンだそうです。(WOWOWアンケート
ここでもグラスにご注目いただき、ボランジェのシャンパンが登場する13作品を観ていただきました。007は五感を大いに刺激する映画なので、皆さんの体内のアドレナリンも・・・それでは第2部にGo!(笑)



第2部は本邦初のシャンパンとグラス体験
2月6日付ワインのこころに当イベントの第一弾シャンパンの神髄をみせてくれたグラスの魔力を書きました。

DSC02787 (2) .jpg
Photo by Ayano. K
「リーデル・ジャパンのグラスセミナーでもシャンパンだけを取り上げるのはとても珍しく、またこのように素晴らしい2メゾンを同時供出することはなかなかありません」と庄司さん

IMG_1173.jpg
Photo by Ayano. K
「現在、シャンパン輸入量は世界第4位であり、日本のシャンパン愛好家の洗練された味覚は世界が認めています」と剣持さん


4アイテムを第1フライト、第2フライトにわけ2本ずつ体験
IMG_1198 .jpg
(左から)
#1:ローラン・ペリエ ブリュットL・P
#2:同上 ロゼ
#4:同上 ロゼ
#3:ボランジェ スペシャル・キュヴェ


IMG_1181.jpg
アミューズはオホーツクの帆立とオマール海老のハーモニー 可愛らしくカクテルに仕立てて
#1と#3に合わせて。これはブリュットL・Pのフレッシュ感、ミネラル感が、海の素材とぴったり合って好印象。万人が認める文句なしのマリアージュになりました。

IMG_1182 .jpg
フォアグラとナッツのプレッセ トリュフ風味 彩る野菜たち
山田総料理長の両メゾンに対する敬意を感じる一皿。中央にあるフォアグラの脂感、フォアグラに練り込んであるナッツの風味が、#3ボランジェ・スぺシャル・キュヴェと絶妙、食材を口中に含んでシャンパンを飲むと、う~ん、見事にきれいに消えていく感じ、ホント素敵でした!

そして、外側にある野菜たち、特にピクルスの酸味が#1ブリュットL・Pのシャルドネ由来の酸ときれいにマリアージュ。2種の食材を一皿に盛り込んだ山田シェフに乾杯の気分でした!

IMG_1
青森産メバルのポワレと鮑のガレット 
ほんのり酸味の林檎と根セロリのピューレソエ、マティニヨンソース

両メゾンのシャンパンの酸味を、林檎の酸味とうまく合わせた一品。味わいのなかのすっきり感はLPに、こんがり感はボランジェに合わせることで、ステンレス仕様のメゾンの特徴&樽使いのボランジェの特徴を引き出してくれた嬉しいマリアージュでした。

.jpg
Photo by Satoko.N
両メゾンの良さを存分に生かした料理を準備くださった山田総料理長!

IMG_1201 .jpg
メインはフランス・ビュルゴーのシャラン鴨を異なる調理法、異なるソースで

LPには鴨肉のロースト カシスソース 下仁田ネギのグリエと京人参のヴィッシーを
LPの果実風味とカシスソースのバランスに全員納得、意見交換した甲斐がありました

ボランジェにはモモ肉のコンフィ 茸入りワイルドライス ハーブのメスクランと共に
ロースト風味、ハーブ、ラズベリーが酸化熟成したニュアンスのあるボランジェのロゼととても良いバランス

LPのロゼはセニエによるピノ・ノワール100%、ボランジェのロゼ(PN62%、CH24%、PM14%、ヴェルズネイとアイ村にあるコート・オー・ザンファンの区画の赤ワインを5~7%ブレンド)は赤ワインのブレンドタイプです。造りの違い&ぶどう品種の構成の違いが、リーデルグラスで試した時にも十分に感じ取ることができて、面白い展開になりました。

4つのタイプのワイングラスを使って
IMG_1194 .jpg
グラスは左から
白ワイングラス(LP用/リーデルのリースリンググラス)、マシンメイドのフルートグラス(口径がすぼまっていないタイプ)、ハンドメイドのフルートグラス(口径がすぼまっていて、手作りならではの口あたりの良さが特徴、ちなみに上代15000円、当日の会費と同じ!)、赤ワイングラス(ブルゴーニュ型グラス)、白ワイングラス(ボランジェ用/リースリンググラス)を使い、シャンパンの個性、味わいを引き出すグラスを検証

白ワイングラスでの体験では、LPの場合、果実の風味のフレッシュさをきれいに感じ取ることができましたし、ボランジェの場合は味わいの深み、重厚感を素直に掴み取ることができました。

そしてLPのブリュットを右隣のマシンメイドのフルートグラスで飲んでみると、今までとは違う様々な香りのニュアンスをキャッチできるようになりましたが、味わいに関しては、白ワイングラスで飲んだ時には感じなかった軽いビター感が口中に残り、個人的には最初の白ワイングラスで試したほうが好みでした。これが口径がすぼまったフルートグラスなら、ビター感はなかったのでは・・・と思っています。

さらにハンドメイドでLPを験すと、グラスがあってないが如し、泡もクリーミーで溶け込むように口中にすんなり入ってきます。極上のシャンパンはグラスを選ぶ! を実証するワンシーンでした。

2011年のワインのこころに書いた〝シャンパンと泡の微妙な関係〟もご参考までに
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110812/trd11081211590016-n1.htm

ボランジェを左隣の赤ワイングラスに入れて試すと・・・あらら、これって凄い! という印象。スペシャル・キュヴェを構成しているぶどう品種たちの個性を見事に感じ取ることができました。ボランジェに使われている黒ぶどうのポテンシャルの良さを実感した瞬間でした。リーデルグラスは各ぶどう品種の個性に合わせてグラスを開発、創造していますが、それが見事に生かされたグラス違いのシャンパン体験になりました。


以下、ロゼシャンパン&グラス体験については庄司講師のコメントを載せさせていただきます!

ローラン・ペリエロゼと白ワイングラス
 香りの濃淡では、フルートグラスに比べ、赤系果実のアロマがより濃い印象。ピノ・ノワール100%、浸漬、という側面がよく感じられたように思います。果実味、酸味、泡の刺激が、舌先にぐっと集中します。繊細ながらも、芯の強さを感じることができました。

ソムリエ・ヴィンテージシャンパーニュを使うと
 泡のきめ細やかさは出色。グラスが消える印象。その他のマシンメイドのグラスが、ブラウン管だとしたら、ハンドメイドはハイビジョン。質感の細やかさなどまで感じやすかったように思います。舌先を、ほんの少し超えた先からワインが舌に乗るため、果実味のインパクトは、白ワイングラスに比べ和らぎますが、その分、美しい酸味とミネラル感にスポットが当たります。

ボランジェ・ロゼ&白ワイングラス
 やはり香り、味わい、泡感がぐっと集約する印象。両メゾンのロゼ比較はとてもしやすかったです。

ピノ・ノワールグラス
 白ワイングラスではぐっと集約された強さのある香りでしたが、赤い果実がふんだんに使われたデザートの溢れるような香りに負けないほど、ボランジェ・ロゼのアロマの、より芳醇な側面を存分に引き出していたように思います。ワインを口に含むときにも、鼻がグラスに覆われることは、大きなグラスで飲む利点でしょうか。
やわなスパークリングでは、泡の刺激が和らぎすぎてしまうのですが、ボランジェ・ロゼでは、泡感もしっかり残りつつ、舌先で果実味を柔らかく感じる、その印象が強いので、よりスティルワイン的な側面も感じやすいグラスの組合せだったように思います。

青木私感:シャンパンラバーさんへの提言として、各メゾンの個性が理解できたら、ぶどう品種の比率や熟成具合等によって、白ワイングラス(リースリンググラスがお薦め)や赤ワイングラスで楽しむのも、大あり、だと感じました。


IMG_1192.jpg
右から2番目の赤ワイン(ブルゴーニュ型)グラスにワインを適量(一番膨らんだ部分から2㎝ほど下)入れて、寝かせてもこぼれないグラスです。全容量は720ml、国産ワイン1本分が入ります。

.jpg
フランボワーズのムースとパンナコッタ、爽やかなベリーとロゼシャンパンのジュレ
横から見ていただくとおわかりのように各層によって様々な味わいの変化が楽しめるデザートなので、層によって2メゾンのロゼを合わせて遊ぶことができました。

IMG_1249jpg
花束とデザートとボトル


ローラン・ペリエのセラーマスター ミッシェル・フォコネさんからのメッセージ
IMG_1292.jpg
イベント開催にあたり、セラーマスター(最高醸造責任者)のフォコネさんから素敵なメッセージを頂戴しました! 私はLPからシャンパーニュの称号シュヴァリエ&オフィシエをいただいています。アレクサンドラ当主やフォコネさん、ジャン・クリスチャン輸出部長、広報担当アンヌ・ロールさん等、メゾンのために少しでもシャンパン伝道ができれば本望だと思っています。

フォコネさんからは、「親愛なる青木さん、今週末、東京の真ん中(松本楼)でスペシャルディナーとシャンパン&グラスのイベントを行うということを我々のパートナーであるサントリーから聞きました。今夜のためにローラン・ペリエを選んでいただいたことを誇りに思っています。本日参加なさっているシャンパンラバーの皆さんはとても運が良いと思います。なぜなら素晴らしい料理とシャンパン、世界的名声のあるリーデル・グラスを揃って楽しめることはなかなかないからです。グラス選びはワインテイスティングのキーであり、偉大なシャンパンの場合はなおさらです。完璧なグラスはシャンパンのアロマ、味の複雑さや深み、これらを最高の状態で表現し、最適な味わいを引き出してくれます。真のシャンパンラバーはプレステ―ジキュヴェを飲むことでそれをよりご堪能いただけるはずです。今宵の会が素晴らしいものになることを願っています。
シェフ・ド・カーブ ミッシェル・フォコネ」


フォコネさんからの嬉しいお言葉、とてもとても光栄なことでした。今後さらにシャンパン伝道に力を入れてまいります。サントリーの新村聡部長が会場でお手紙をご披露くださいましたが、細やかなお気遣いに改めて御礼申しあげます。ありがとうございました!

さて、第2部が終わって・・・松本楼様から剣持さんと私に素敵なサプライズが!




最高のバースデー・ケーキ
 .jpg
2日は剣持春夫マスターソムリエの誕生日\(^o^)/
3日は私の誕生日
ということで、ふたりの名前を書いた豪華なケーキが登場しました。なんとステキな、ルン!!

IMG_1253
一期(イチゴ)一会の忘れられないケーキになりました♪

.jpg
小坂文乃副社長のセンスが光る花束も頂戴して・・・
剣持さんは文乃さんと親しい立川明子さんから、私は青木チルドレンの筆頭吉井伸之さんからいただきました。ありがとうございます!!



Photo by Kiyoko. N.
ここで思いがけない出来事が!
剣持マスターソムリエから氏秘蔵の『クロ・ルジャール ソミュール・ル・クロ2005』のプレゼントが(感涙)
創業1664年のクロ・ルジャールが造るロワール最高のカベルネ・フラン100%のワイン、2005年も最高のヴィンテージ!

IMG_1291 (2) .jpg
剣持さんから「10年後に飲みなさい」と言われています。真のワイン通はカベルネ・フランについてもしっかり学んでおきなさいというメッセージが含まれているのでは・・・と思っています。セラーで大事に寝かせておきます。剣持さん、ありがとうございました!!

.jpg
画像協力:松本楼
昨10月の松本楼様の110周年記念イベントに続き、今回は私のバースデーイヴに会を設定をしてくださった小坂文乃副社長に心から感謝です。う~ん、文乃さんとのツーショットはこの1枚だけ m(_ _)m

小坂副社長、山田総料理長、内野様、小西様、星合様、内山様、そしてスタッフの皆さま、今回もたくさんお世話になりました。ありがとうございました。
ご協賛いただきましたサントリーワインインターナショナル様&新村部長、福田さん、アルカン様&佐藤部長、ともにありがとうございました!
ご参加くださった皆さま、こころから感謝しております、皆さん~愛してます!

そして、青木をサポートしてくださった剣持マスターソムリエと庄司チーフ・ワイングラス・エデュケーター、本当にありがとうございました! 引き続き、よろしくお願いいたします。

[黒ハート]インフォメーション!

IMG_1296 (2) .jpg
2月26日にテレビ東京でたった一度の約束が放映されます。これは小坂文乃副社長の曾祖父梅屋庄吉さんと孫文の関係を描いたドラマで、文乃さんの著作がベースになっています。
2014年は文乃さんが曾祖父のために尽力してきた事柄が次々に実を結ぶ年のようです。8年間の努力が報われますね。


松本楼様の110周年記念イベントは〝男気〟がテーマで、僭越ながら梅屋庄吉さんのことに触れさせていただきました。梅屋庄吉さんをご存じない方がいらっしゃいましたら、以下のブログをご一読いただければ嬉しく思います。 >>>http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2013-10-25



長文にお付き合いいただき、本当にありがとうございました!



nice!(12)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 12

コメント 2

shin.sion

盛り沢山の内容ですね~、遅れてしまいましたがお誕生日おめでとうございました!

色々、ご手配とご配慮頂きありがとうございました。

by shin.sion (2014-02-14 04:36) 

fumiko

Shin様、私のアップが1週間遅れになってしまいました。
りなちゃんは涼風真世似の可愛いお嬢さんでした。ご挨拶だけしか
できなかったので、お楽しみいただけたか、少し気になっております。
宜しくお伝えくださいませ。ありがとうございました!!
by fumiko (2014-02-15 01:21) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0