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Chile Food & Wine2014 でNon Solo VinoなChileを披露! [ワイン]

3日前、so-netブログ事務局から、11月≪後半≫のブログリポートが送られてきました。
これはひと月を前・後編に分け、ブログのアクセス状況と閲覧数の多かった過去3か月のベスト3を集計しています。ここ数か月、第1位の座に君臨しているのが〝ボージョレ・ヌーヴォー2013 とシャトー・ラグランジュ30周年記念テイスティング〟、昨年のヌーヴォーの記事なので閲覧の中心はラグランジュ? 第2位はチリワインの『Silencio シレンシオ』〟、これは先月発売されたワインだったので検索でヒットしていたのでしょう。そして、第3位は大好きなシャンパン。東福寺でのベル・エポック・ロゼ2005 スペシャル・エディション!

さて、ここでチリ話題に戻って・・・今年も右肩上がり、好調でした。11月中旬に開催されたChile Food & Wine2014@八芳園のイベントも盛況で、Non Solo Vinoな(ワインだけじゃない)チリを披露していました。
会場では豚肉、海産物、オリーブオイル、サーモン、ドライフルーツ、ナッツ&ワインの展示があり、豚肉、サーモン&ドライフルーツ、ワイン3部門のセミナーも開催されました

Non Solo Vinoなチリ
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左から)パトリシオ・トーレス駐日チリ共和国全権大使、今年5月上海に新設されたワインズ・オブ・チリ・アジアの代表に任命されたフリオ・アロンソさん。ヘルマン・ベックさんの後任として今年7月に赴任したProChile局長のミカエル・マスカルさん


トーレス大使は、チリと日本の友好は1899年、明治天皇に最初の大使が拝謁した時からで輸出の要は硝石だったこと、当時の日本にはまだ15名の大使しかいなかったことについて触れた後、「現在、チリから日本への輸出額はEU28か国のうちの24か国を上回る金額になっていますし、対チリの海外投資のトップは日本で、日本からは84に及ぶ企業がチリに進出しています。チリは日本の主要な供給国として常に安全で高い技術を導入し、生産にあたっています。そのような品質に対する長年の努力がワイン、豚肉等、食品に反映しています」とあいさつ

ミカエル・マスカル局長は、「豊かな自然、安全性、栄養価の高い食料を提供できるチリは現在、60か国以上の国々と自由貿易協定(FTA/EPA)を締結しており、食料の安全指数はラテンアメリカでトップ」であることを強調

フリオ・アロンソさんが アジア代表を務めるワインズ・オブ・チリには90のワイナリーが所属し、ボトルワインの輸出の90%を占めています。拠点は英国、米国、カナダ、ブラジルと上海を加え、5か所になりました。セミナーではチリのワイン産地と供出された5アイテムの沿革を担当

セミナーの講師(上記画像中央)はロオジエの中本聡文シェフソムリエ。フレンチレストランのロオジエでは、スクリュー・キャップ仕様のワインをメインに高品質のワインをグラスワインで提供しているそうです。そのなかにはチリのリースリング(貴腐)も。フォアグラとの相性が絶妙なので、お客さまには味わいだけでなく、価格面(@900)でもご満足いただいているとのこと

セミナーに登場したチリのプレミアムワイン
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(右から供出順)  
#1エラスリス ドン・マキシミアーノ・ファウンダーズ・リザーヴ2011
産地:アコンカグア・ヴァレー、ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン(CS)78%、カルメネール10%、プティ・ヴェルド(PV)7%、シラー5%、輸入元:ヴァンパッション
中本(要約):ヴァニラやバルサミコの香り、ビター系チョコ(甘苦い)、口中では芳香性豊かで、すべてがエレガント。特出すべきは魅力的な酸、タンニンはこれ以上きめ細かいものはないと感じるくらい素晴らしい

#2コンチャ・イ・トロ ドン・メルチョー2009
産地:マイポ・ヴァレー、ぶどう品種:CS96%、カベルネ・フラン(CF)4%、輸入元:日本リカー
10月に醸造責任者のエンリケ・ティラドさんが来日して行ったセミナーをブログにアップしました。光栄にもその箇所をコンチャ・イ・トロ社がpdf にしてくださいましたのでリンクしておきます。ドン・メルチョ―のワイン造りの〝本質〟がご理解いただけるはずです。

中本:凝縮した黒系果実、スイカズラのように酸味を伴う果実を連想。ドン対決の#1#2の違いは、前者はしなやかで女性的、後者はアタックの強さ、酸とタンニン、渋味が骨格をなしているので、しっかりした男性的なイメージ。土っぽさや森の香りからウナギのかば焼きと合わせたい

#3:マテテック EQシラー2012
産地:サン・アントニオ・ヴァレー、ぶどう品種:シラー100%、輸入元:ヴィレッジ・セラーズ
中本:金属っぽい(=動物っぽい)香り、シラーというとブラックぺッパーを連想することが多いが、このシラーはそれとは違うスパイスの香り、カレーのフレーバー、その中心となるクミンのニュアンス、新樽由来のヴァニラ。サン・アントニオ・ヴァレー(レイダ)は太平洋に近いので海からの影響を受ける。このワインの場合はその影響は酸味に出ている。アタック豊かなワインはボディも豊か。とは言え口中に含むと酸のインパクトがあるのでアタックの強さは緩和され、さらに後半はタンニン(隠れていたものが盛り上がってくるように)出てくるので、一般的なボリューム感のあるワインとは違う世界を感じさせてくれるワイン。味わう時に、海岸エリアのワインであることを感じて欲しい

#4:コイレ ロヤール・カルメネール2011
産地:コルチャグア・ヴァレー、ぶどう品種:カルメネール85%、PV9%、マルベック6%、輸入元:ヴィレッジ・セラーズ
中本:カルメネールの特徴は香り&味わいともに香草&薬草の心地良い苦み。山側の涼しいエリアを選んで栽培したぶどうであることを感じるのは酸味であり、その特徴が出ている。ミドルパレットはスマートで、酸とタンニンとボディが品良く備わっている。繊細なスタイルのチリワインが増えてくると実感させてくれるのがコイレ

#5:ベンティスケーロ ベルティセ2008
産地:コルチャグア・ヴァレー、ぶどう品種:シラー、カルメネール、輸入元:アルカン
中本:フルボディながら酸味がワインをぐっと引き締めている印象のセクシーなワイン。香りにはスミレや熟成のニュアンスもあり、口中に訴えかけてくる豊かさと洗練さを併せ持つワイン

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産地の位置も確認できるように地図も載せておきますね。
#1:アコンカグア・ヴァレー #2:マイポ・ヴァレー #3:サン・アントニオ・ヴァレー #4:コルチャグア・ヴァレー #5コルチャグア・ヴァレー


チリ原産食品展示会で
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ブッフェではチリ産の豊富な食材を使った一品が


アルカン、サントリー、キッコーマン、メルシャン、三菱食品等、約30余りの企業が出展


サンチャゴのエキストラバージンオイルは今まさに我が家で使用中、親しみやすい味わい!
豊富なアイテムの詳細は輸入元ケータック・プランナーズのサイトで!


素直でソフトな食感のボガリスのエキストラヴァージンオリーブオイル
輸入元は鹿児島県のランドスコープ

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チリでは珍しいルーサンヌ(ルイス・フェルペ・エドワーズ)、納得の品質&価格、鍋にお薦め!


EQシラーから感じるスパイス風味は豚肉のカレーとナイスマリアージュ


チリのダンス風景、右端に可愛い坊やがいます!


注目の産地リマリ・ヴァレー
11月のセミナーには登場しなかったエリアですが、今、注目されているのがリマリ・ヴァレーなので、少し触れておきます。昨年9月、Tabali タバリを訪問しました。リマリのエリアには今後ますます熱い視線が注がれることと思います。リマリ川の流域に石灰質の堆積土壌が分布していて、産出されるワインはミネラル分が豊か。チリの他の産地とは異なる個性があります。


冒頭の地図の一番上にあるリマリ・ヴァレーは、サンチャゴから約400kmのところにあります。リマリをさらに北上するとアタカマ砂漠なので、車窓から見える風景はサボテン!


群生する生サボテンと綺麗な花を初めて見ました、美しい!


タバリの本拠地から車で30分ほどのところにあるTALINAY(タリネイ)・ヴィンヤードにはシャルドネやピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブラン、シラー等が植樹されています。

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タバリでは2006年から地質学のプロに依頼して調査を行っていました。タリネイの土壌が石灰質


うすめた塩酸(1~5%)で石灰土壌のチェック、気泡(炭酸ガス)が発生します。


現地では本拠地タバリ(太平洋から29km/粘土と砂質)と第2の拠点タリネイ・ヴィンヤード(太平洋から12km/石灰質)のワインをテイスティングしました。この時の好印象はシラー、アイコンワインの『ぺイヤン』も100%シラーです。これはフレンチオークの新樽90%、3空樽10%を使用、18ヶ月の樽熟、スモーキー&スパイシーで綺麗な酸味と力強さを備えた赤ワインです。


今年の11月下旬、タバリのチーフ・ワインメーカーのフェリペ・ミュラーさんと欧州&アジア担当ブランドマネージャーのクリスチャン・ゴッチさんが来日した折、東京で再会。我がオフィスで初来日のフェリペ・さんからレクチャーを受けながら、クリスチャンさん(左)と7アイテムを試飲しました。


タバリの最新情報としては、2010年に購入したリマリ・ヴァレーの『Rio Hurtado リオ・ウルタド』(3つめの拠点)からマルベック2013年ヴィンテージを今年初リリースしました。リオ・ウルタドは標高約2000㍍で、アルゼンチンからは30kmの距離、畑は11haで、マルベック、シラー、カリニャン、グルナッシュ、ムールヴェードル等の地中海品種やカルメネールを植えています。

私にとって待ち遠しいのが、2016年の中ごろにデビューする予定のタバリ初のスパークリングワインです。タリネイ・ヴィンヤードのシャルドネとピノ・ノワールの2品種を使ったシャンパン製法のタイプです。シャンパンがお好きなフェリペさんいわく 「チリで石灰質土壌から穫れるシャルドネとピノはタバリだけ」とのこと。2年後が楽しみです!


7種のなかの好みは、左から2本目のソーヴィニヨン・ブラン『Taliny2013 』、フランス的な要素を持つタイプで、柑橘系果実やハーブ、綺麗な酸、塩気のニュアンスも。
そのお隣りのシャルドネ『Tabali Reserva Especial2013』はフードフレンドリーなタイプ。クリスチャンさんの奥さんは30分で飲んでしまうとか(笑)、口中なめらかで飲みやすさが売りですね。18か月熟成のコンテと合わせて相性◎
そして一番右のシラー主体『Tabali Reserva Especial2011』、できればカラフェに移して飲むほうが底力が実感できます。ビターチョコのニュアンスがあるのでチョコ系のデザートにも。スパイシーさは山椒を使ったウナギのかば焼きと。鶏の照り焼にも合いそうです。
タリネイ・ヴィンヤードのワインは、最初に石灰土壌由来の固さを感じ、その後、時間の経過でどんどん変化していく感じです。

テイスティング後、シラー好きの私に、ラベル一杯に温かなメッセージを書いて『ペイヤン2010』をプレゼントしてくださったフェリペさん!   「5年後に飲んで」とおっしゃっていたので、セラーでゆっくり寝かせておきます。
2009ヴィンテージはワインスペクテーターから90点をゲット、2010ヴィンテージはチリ国内で高ポイントを得ています。

フェリペさんはブルゴーニュ品種のシャルドネやピノ・ノワール、それとシラーがお好きとのこと。「赤ならシャンボール・ミュジニーが好みですが、それを模倣するのではなく、求めているのはタバリスタイル」とおっしゃっていました。タバリのワインはやまやオンラインショップ(ワインのページでタバリで検索)で購入できますので、一度、覗いてみてください。

年内のブログはひとまず今日で〆。2015年はもうすこし、頻繁にアップできれば・・・と思っています。引き続き、よろしくお願いいたします。

皆さま、どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。


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gillman

頼んでいたミゲル・トーレス届きました。それと毎日飲んでいるラ・クロワザードでお正月を過ごします。
いつも記事、お写真楽しみにしています。来年も宜しくお願いいたします。
by gillman (2014-12-31 15:00) 

hako

今年は、三国ワインの試飲会に行けました。
ミゲル・トーレスも全品味わうことが出来て、いつもながら
値段に拘わらず、しっかりした味わいがあり、安心して選べますね。
来年は、このサイトに来る時間を増やしたいと思いますので、
よろしくお願いいたします。
by hako (2014-12-31 16:31) 

fumiko

gillmanさん

あけましておめでとうございます! 
嬉しいコメントもありがとうございます。
gillmanさんの知的なブログは好奇心を大いに刺激してくれます。
2015年もどうぞよろしくお願いします。

by fumiko (2015-01-02 00:24) 

fumiko

hakoさん

新年おめでとうございます!
お年玉のような、たくさんのniceも嬉しかったです。
ありがとうございます。
トーレス情報は貴ブログに書いた通りです。
ワイン愛好家向けの試飲会情報etcも早めに
お知らせするようにいたします。
今年もよろしくお願いします。
by fumiko (2015-01-02 00:37) 

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