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ボランジェ『ラ・グランダネ2005』&ボランジェ傘下 ロワールの逸材『ラングロワ=シャトー』 [来日したワイン生産者&関係者]

007シリーズ最新作『スペクター』公開に先駆けて
ラ・グランダネ2004のアジア圏初のお披露目から3年が過ぎました。その時、新輸出部長(現在はコマーシャル・ディレクター)として来日したギイ・ド・リヴォワールさんがボランジェ社の沿革について詳しく語っていたのでリンクしておきます。

今回の来日は5月1日発売の『ラ・グランダネ』と『ラ・グランダネ・ロゼ』のヴィンテージ(VT)2005の紹介で、12月公開予定の007シリーズ最新作『スペクター』に先駆けてということもあったので、映画についても触れていました。007は3年ぶりの公開になります。


映画に登場するアイテムは『R.D.2002』のようです。
これは1952年VTから数えて50年目の記念VTで、24番目のボトルになります。撮影はすでに終了していますが、どのようなシーンにどのように登場するかは、現在編集作業中とのこと。ダニエル・クレイグの最後の作品になるのは残念ですが公開を楽しみに待ちたいと思います!

和の素材と合わせて
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会場は虎の門のアンダーズ東京の51階、ここでは景色もご馳走でした!
ウェルカム・シャンパンは『スペシャル・キュヴェ』
ベースワインは2011年(40%)と2010年(35~40% )で、そこにリザーブワイン(5年~15年のマルチヴィンテージ)をブレンド

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スペシャル・キュヴェのために52階からお寿司が! 新鮮なネタとすし飯とのナイス・マリアージュ


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『ボランジェ ロゼ』にはフォアグラとウズラのテリーヌ 山椒風味のイチゴのピクルス
アンダーズ東京では、すべての料理に和食器を使うこと。各皿に和の食材をエッセンスとして加えることをコンセプトにしています。一皿目は山椒が登場。ロゼのベリー系果実の味わいはイチゴに。ロゼのエスニックな要素は山椒の風味と適度なバランスを保っていました。

2005年はクラシックなヴィンテージ
2005年は難しい年だったにもかかわらず、秀逸なVTが造れた要因のひとつは〝自社畑の比率の高さ。生産に必要なぶどうの約70%が自社畑から供出できることは品質面でも優位にあることを示しています。

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新発売『ラ・グランダネ2005(PN70% CH30%、ドザージュ7g/L、デゴルジュマン2014年11月、希望小売価格17,500円)』をロブスターのポーチ、甲殻類ナージュ、ワサビ、ハーブ、蕪豆と合わせて。
ブリオッシュ、ナッツ、ドライフラワー、スモーキーなニュアンスがあり、温度の変化で複雑味が増してくるので、こくのあるソース(低温調理で旨味を抽出)と良い相性

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新発売『ラ・グランダネ・ロゼ2005( PN72% CH28% 、赤ワイン(ラ・コート・オーザンファン/PN100%)を5%ブレンド。ドザージュ6 g/L、デゴルジュマン2014年9月、希望小売価格22,000円(税別))』は北海道産蝦夷鹿オリエンタルスパイス(スターアニスやシナモン等)のポーチ、カラメライズしたルバーブ マッシュルームのフリッターと合わせて。
綺麗なサーモンカラー、GFやオレンジのような柑橘系果実、エレガントな酸味が魅力、フェミニンなスタイル。前菜、甲殻類から肉類まで幅広い範囲で相性が楽しめる逸品。当日のマイベスト、お薦めのロゼです!

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ボランジェが誇る赤ワイン『ラ・コート・オーザンファン2012(生産本数は240本)』
ブルゴーニュの銘醸ワインと比肩できるオーザンファンは、『ラ・グランダネ・ロゼ』にブレンドされています。
山梨鶏のコック・オー・ヴァン トリュフポテトのクレイポットと合わせて。
料理とワインの共通項である熟成感と香りをマリアージュさせることができました。

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季節のミニエクレア

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ボランジェの顔として活動中のギイ・ド・リヴォワール コマーシャル・ディレクターと供出されたシャンパン。
「マリアージュではスパイスがとても効果的でした。アジアンフードや和食はシャンパンと良く合います」とコメントしていました。

ウイリアム王子&キャサリン妃の第2子誕生で英国はお祭りムードです。
ボランジェは1884年にヴィクトリア女王からロイヤルワラント(英国王室御用達)を受け、以後、歴代の英国王に愛飲されています。すべてのボトルにロイヤルワラントの印が入っていますので、抜栓時に是非チェックなさってみてください。



ピュアでエレガントなラングロワ=シャトーのクレマン・ド・ロワール
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ボランジェの新ヴィンテージ紹介から一週間して、同社傘下のラングロワ=シャトーからジェネラル・ディレクターのフランソワ=レジス・ド・フージュルーさんが来日しました。
ロワール地方ソミュール地区にあるラングロワ=シャトーは昨年3月からアルカンが正規代理店になっています。ちなみに、ボランジェ・グループにはシャンパン・メゾンのアヤラ(2004年)、ブルゴーニュのシャンソン(1999年)、そしてラングロワ=シャトー(1973年)が属しています。

沿革について
ムッシュ・ラングロワとマドモワゼル・シャトーの結婚で誕生したラングロワ=シャトー。
1885年、ロワールにメゾンと畑を所有していたラングロワさんが友人と共同でビジネスを開始。第1次大戦でラングロワさんは亡くなりましたが、彼の遺志は妻のジャンヌさんが引き継ぎました。 
1873年、ボランジェはシャンパーニュ地方から離れた場所に、家族経営で品質の高いワインを生産しているメゾンを探していました。「品質の高いワイン造り」をモットーにしていたラングロワ=シャトーに注目したボランジェは株の大半を購入し、同社を傘下におさめます。ラングロワ=シャトーが他のボランジェ・グループと違う点は今も株主のなかに創設時のメンバーが残っていることです。

畑に根差した生産者であることを自負するラングロワ=シャトーでは、ソーミュールに45㌶、ソミュール・シャンピニーに11㌶、サンセールに15㌶の計71㌶の自社畑を所有しています。当初はクレマン中心でしたが、今ではスティルワインも生産。スパークリングが50万本、スティルワインが40万本、全体の60%を輸出していて、日本は第6位の市場になっています。自然環境を尊重した栽培と醸造を実践し、「Terra Vitis(テラ・ヴィテイス/全フランス規模の健全なぶどう栽培と衛生的なワイン醸造による高品質なワイン生産のための認定機関) 」の認証を取得しています。

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丁寧な造り、こだわりが伝わってくるラングロワ=シャトーのアイテム

クレマン・ド・ロワールは手摘み、ソフトな圧搾、最低でも一年以上の熟成が必要。ラングロワ=シャトーでは、シャンパーニュと同じく一番搾りと二番搾りに分けて醸造。リザーブワインはシュナン・ブランのみ(全体の5% 、タンクで1~2年熟成させたVT )を使っています。


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会場はザ・キャピタルホテル東急『水簾』
和食に(左から)3種のクレマン・ド・ロワール、2種の白ワイン、2種の赤ワインを合わせて


#1:クレマン・ド・ロワール ブリュットNV
ぶどう品種:シュナン・ブラン60%、シャルドネ20%、カベルネ・フラン20%、ドザージュ12g/L
2年の熟成を経ているにもかかわらずフレッシュで爽やか、ピュアで生地の綺麗さは秀逸。「すべての泡ものと白ワインに関して、MLF(マロラクティック発酵)はしていません」とフランソワさん。その理由は「ワインを重くしてしまうから」とのこと。酸を大事にしている理由がここにありました。

#2:クレマン・ド・ロワール レゼルヴ2007
品種構成は#1と同じ。複雑な味わいのクレマン。瓶詰めは2008年、デゴルジュマンは2014年なので6年にわたる瓶熟。熟成感と同時にフレッシュさも備えたエレガントなタイプ。ドザージュ11g/L

#3:クレマン・ド・ロワール〝カドリーユ〟エクストラ・ブリュット2007
ぶどう品種:シュナン・ブラン50%、シャルドネ30%、カベルネ・フラン10%、ピノ・ノワール10%。2007年VTからピノ・ノワールを使用 (それ以前はカベルネ・ソーヴィニヨン)。50年かけて様々なトライアルをした結果、ピノに変更、重厚感のある味わい。
産経EXワインのこころでも紹介>>>http://www.sankei.com/life/news/150423/lif1504230016-n1.html

4つの異なる品種を使うことで4つの異なるテロワール(石灰、シスト、粘土石灰、粘土シスト)を反映。〝4〟にこだわったクレマンで一番搾りのみ使用。ドザージュは4g/L、最低熟成期間4年。ぶどう本来の味わいを感じるタイプ。ネーミングの〝カドリーユ〟は四頭の馬と騎手によるパレードを意味し、その後、馬なしで踊るダンスが流行したとのこと。もともとソミュールは馬術で知られており、地元の〝カドル・ノワール国立馬術学校〟とラングロワ=シャトーは長くパートナーシップを結んでいます。

#4:サンセール・ブラン シャトー・ド・フォンテーヌ・オードン2013
ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%、テラ・ヴィテイス認定自社畑のぶどう
サンセールの西側は石灰、ロワール河に近い東側はシレックス.。#4はシレックス土壌で南向きの畑(15㌶)。醸造担当者は3年前に同社に参入(2012年VTから生産)。豊かな果実味、ミネラル感、バランスの良い味わい

#5:ソミュール・ブラン V.V. ドメイヌ・ラングロワ・シャトー2008
ぶどう品種:シュナン・ブラン100%、テラ・ヴィテイス認定自社畑のぶどう
アロマの複雑さ、ハチミツやクルミ、重厚感。V.V(35年以上の古樹)で収量は40hl/ha、完熟ぶどう(2回に分けて)収穫。樽発・樽熟成(225L/ボランジェやシャンソンと意見交換を行い、それを反映させている由).。密度の濃いワイン

軽快でフレッシュなサンセール(SB100%)と樽使いでボディのあるソミュール・ブラン(シュナン・ブラン100%)との対比が面白く、お造りにあわせても生臭さが出ない点がとても良かったです。

#6:シノン2013
ぶどう品種:カベルネ・フラン100%(栽培農家のぶどう)、砂利を多く含む土壌、ベリー系果実、スパイシーさ、まろやかなタンニン、肩肘張らないで楽しめる軽快な味わい。パリのビストロで扱いの多い赤ワイン。「2013年は難しい年だった」とフランソワさん


#7:ソミュール・シャンピニー V.V.ドメイヌ・ラングロワ・シャトー2011
ぶどう品種:カベルネ・フラン100%/テラ・ヴィテイス認定畑の2区画のぶどう、古樹35年以上(V.V.) 、1年間樽(新樽率20%)で熟成させることで複雑なアロマ、味わいを表現。リッチで複雑味のあるワイン

桜懐石とのマリアージュ
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前菜 旬菜盛り合わせ
春野菜のお浸し、アスパラガスと白魚の黄味酢がけ、烏賊と竹の子の木の芽和え、桜のお寿司(タイの昆布〆)、姫サザエの旨煮、川海老のかき揚げ、巻き玉子

#1~#3のクレマンの個性(果実感、熟成感、重厚感)を生かして、料理は酢の物をベースに構成 (加熱によって出る味わいの深みや香ばしさ、ミネラル感等が感じられるような工夫がされていました)


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吸物 生海苔仕立て 安平 野菜 香り葉/ 旨味を生かした味付け
サンセール・ブランと合わせて


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造り しまアジ、イサキ、カツオのたたき サラダ仕立て ポン酢がけ
ソミュール・ブラン2008 とソミュール・シャンピニー2011 (CF100%)に合わせて
ポン酢と白ワインの相性の良さ、加えてカツオのたたきの血合いが赤ワイン(CF)の鉄分っぽさと相性良し

画像なし)焼物 鰆香り焼き 豆腐田楽 酢取野菜
さわらの木の芽焼き、豆腐(赤みそ)、蛍イカ、蝦夷アワビのバター炒め
サンセールのフレッシュ感、ソミュール・ブランのこってり感とマッチ
赤ワインのソミュール・シャンピニーは味噌の存在がワインと料理のつなぎ役に


煮物 豚角煮 人参、青味
出汁で炊いた豚の角煮にクリームソースを添えた一皿。プレスランチのメニューは料理長とソムリエの計3人が考案したもので、ここでは旨味と出汁の効果がマリアージュのポイントになっていました。フランソワさんいわく「長く煮込んだお肉の脂分がソミュール・シャンピニー2011のフレッシュ感と相まって」と
 

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桜海老の炊き込み御飯、留椀 味噌仕立て、香の物
海老のエキス分がしみこんだ炊き込み御飯に泡ものを合わせて。
同店お薦めのマリアージュが#3と炊き込みご飯。エキストラ・ブリュット(4g/L)のカドリーユより、もう少し糖分の多いレゼルヴ2007(11g/L)でも良かったと思います。


季節の水菓子
想定外の一皿でしたが、ゴマあんを春巻の皮で揚げたお菓子には口中の脂分を洗い流してくれる赤ワイン(やさしいタンニン)


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来日したジェネラル・ディレクターのフランソワ=レジス・ド・フージュルーさん

毎日シャンパン三昧だとお金がかかりすぎますが、ラングロワ=シャトーのクレマン・ド・ロワールなら2000円台で、上質な泡の世界に誘ってくれます。
3種類のクレマンをテイスティングして、生地の良さと酸味の綺麗さを実感しました。ロワール地方の食材には日本と共通するものが多いので、スパークリングワイン&スティルワインともに和食とのマリアージュが楽しめると思います。

ラングロワ=シャトーでは〝カドル・ノワール〟との提携の他、ル・マン24H耐久レースやロワールの街中を走行するトゥ―ル・オートのオフィシャル・サポーターとしてイベントのバックアップもしています。
初夏のテラスに良く似合うラングロワ=シャトーのクレマン・ド・ロワールおよびスティルワインに目を向けていただけると嬉しいです。

ボランジェ&ラングロワ=シャトーについてのお問い合わせは(株)アルカンまで
℡03-3664-6591まで


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