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〝ロゼ・シャンパーニュをリーデルのグラスで学ぶ〟をフィードバック! [シャンパン]

自由が丘ワインスクール新校舎オープン記念の一環として開催した〝ロゼ・シャンパーニュをリーデルのグラスで学ぶ〟講座は、お陰様で、40名の定員超えで無事終了しました。
今回はリーデル・ジャパンのチーフ・ワイングラス・エデュケーターの庄司大輔さんとのコラボで、4種のロゼ・シャンパン、5種のワイングラスとプラカップを使いながら、相性を検証しました。

3世代のシャンパン・グラス
冒頭、庄司講師から形状の変遷について、第1世代のクープ型(口径が広がっているグラスで、ノーベル賞晩餐会等で使用)、第2世代のフルート型(縦長グラス)、2・5世代の縦長で膨らみのある型(ワイングラス近似)、そして第3世代の卵型グラスとの解説がありました。

第3世代については、7月9日付のワインのこころ〟でも紹介しています。グラスの特徴を把握していただくためにも、ご一読いただけると嬉しいです。

さて、当日用意したグラスは
4aitemu.jpg
左から
A)<ヴィノム> シャンパーニュ(フルート)
B)<ヴェリタス> シャンパーニュ・ワイン・グラス
C)<ヴェリタス> ロゼ・シャンパーニュ
D)<スーパー・レジェーロ> シャンパーニュ・ワイン・グラス
E)<ヴェリタス> カベルネ/メルロ

4種のロゼ・シャンパン

#1:Delamotte  ブリュット ロゼ/セニエ
PN80%、CH20% ドザージュ:9g/l
#2:G.H.Mumm ロゼNV /アサンブラージュ
PN60%、CH22%、PM18%、赤ワイン12~14% ドザージュ:6g/L
#3:Larmandier-Bernier ロゼ・ド・セニエ プルミエ・クリュNV/セニエ
PN100% ドザージュ:3g/L
#4:Drappier ロゼ ブリュット ナチュール NV/セニエ
PN100% ドザージュ:0g/L (残糖2.5g/L)


第1フライトから第4フライトまでの検証
第1フライトは卵型 vs ラッパ型

第1世代のクープ型が準備できなかったので、プラカップを使用。口径が広いと香りが飛んでしまう傾向にあり、シャンパンが口中にど~っと入ってくるので、泡の刺激を強く感じ、えぐみ(苦み)も残る印象です。実際のクープ型でも素材が薄いと触感は違うと思いますが、舌への刺激は、やはり、他の形状のグラスとは違ってきます。ちなみに宮中等の晩餐会で使われている理由の1つが、グラスの安定感です。

卵型のBヴェリタスグラスだと、「舌先をくすぐるような、きめの細かい泡を感じ、舌の中央部に酸と一緒にミネラル感が持ちあがってくる感じ」と庄司講師 

青木Bのグラスは口径が狭まっているので、ドゥラモットのピュアで、石清水のようなミネラル感が口中に優しく、す~っと入り込み、余韻に酸味のきれいさが長く残ります。マシンメイドながら、素材がとても薄いので触感がよく、美味しさが増幅します。


第2フライトはマシンメイドとハンドメイド

マム・ロゼのキャップシールの魅力はレオナール・フジタの『バラ』

2015年9月に発売されたの『スーパー・レジェーロ』はハンドメイド。極薄で、羽根のような軽さのグラスです。「Bのグラスを軽いと思っていましたが、Dを持つと、改めて薄いなぁと感じます。このグラスはテクスチュアまで見えてくる薄さです」と庄司講師

青木:マムをDで味わうと、泡がクリーミーでシルクのようなタッチ、口あたりがソフトです。ミネラル感と赤い果実のニュアンス、中盤以降に酸、ビター感と続き、シャンパンを構成しているそれぞれの要素が、きちん、きちんと層になって広がってきます。Bのグラスだと最初に赤い果実のインパクトがあり、ビター感もDほど強くなく、甘やかさやまろやかに集約されて消えていく印象。マムらしさを感じるのはBのグラス、Dで味わうとマムはしとやかな印象に


活気あふれた雰囲気になりました!

第3フライトはピノ・グラスとフルートグラス
庄司講師は「Cのグラスはワインが1本入る大容量なので、スワリングは、グラスを回すのではなく、グラスを傾けて、グラスの内側にワインの膜を張らせるリンス式の方が良いです」と述べた後、「ロゼ・シャンパンは味わいの点で、まさに、このグラスなんです。飲み口に煙突があり、グラスを相当傾けないとワインが口に入ってこないので、飲む時には、シャンパンが舌先から優しく入ってくるのが特徴です。大きなグラスですが、ワインは口中に細く長く流れて入ります。果実味がストレートで、タンニンもしっかり感じ、まろやかです」と。

さらに続けて、「そこで、皆さんを納得させていたCのグラスとラルマンディエ・ベルニエの組み合わせから離れて、シャンパンをAフルートグラスに移動させると、どうでしょうか? 香りは弱まり、口中では泡の印象を強く感じます。Cとの組み合わせが良かっただけに、繊細さに欠けるようになります」とコメント

青木:丁寧に造られているビオディナミのシャンパン、ピノ・ノワール100%なので、ブルゴーニュグラスで楽しむ感覚です。素直に美味しい組み合わせで、きめ細かなタンニンも感じるので、Eのカベルネグラスと合わせても良い印象です。

第4フライトはピノ・グラスとカベルネグラスで

庄司講師は「先ほどと同じようにリンス式のスワリングをしてください。最初にシャンパンが舌先にぽんと乗って、そこで泡のきめ細かさ感じます。飲み込むと酸味を含んだ果実味がしっかり残っています。この果実感を覚えておいてください。それでは、シャンパンをEのカベルネグラスに移してください。入れ替えた瞬間は香りは立っていますが、時間が経つと香りが薄まってきます。この2つのグラスの大きな違いは口中への入り方です。Eだとわ~っと広がって入ってくるので、酸をとても強く感じます。ピノ・グラスだと、舌先にす~っと入り込むので、全体的にまろやかでやさしい印象になります」。

青木:ドラピエのシャンパンはノン・ドゼで、4種のシャンパンのなかで一番ドライながら Cで味わうと、ぶどう本来の甘さを感じます。逆にEだと、全体が平坦で、酸だけが強烈な印象という形で終わってしまうので、せっかくの上質なシャンパンが本領発揮できません。グラス選びの大事さを感じます。



グラスを長持ちさせるためのアドバイス

布巾は大きめのサイズ(庄司講師が使用しているのはリーデルオリジナル布巾)

庄司講師が語った大事なポイントは
■酔っている時は洗わない
■グラス洗い&拭きあげの際、ねじれの力を加えない!
■水滴が付着していたら必ず拭き取る

グラスを洗う時は台座は台座、ボウルはボウルで。はさみ洗いはねじる方向に力が動いているので避ける。洗剤は使わなくても大丈夫。口紅やチーズ汚れは軽くスポンジを押し当てて、縦方向に何回か動かす方が良い。お湯(水より乾きやすい)ですすぐと拭きあげしやすい。

水滴が残ったまま乾燥させると白い斑点が残るので、洗い終わったら、ガラス表面の水滴は拭きあげる。前日、洗い置きして、翌日拭くというのは絶対に避ける。

拭きあげでは
BCのヴェリタスシリーズは口径がすぼまっているので、手を入れるのは危険。そうではなく、ボウル部分に布巾をふわふわと入れ、そのかたまりに指を添えて、4~5回、まわすと拭きあがるので、水滴が取れれば、それで片付ける。

「来客時、ステムを2~3回拭いておくだけで、輝きの印象が違うのでおすすめ」と庄司講師
グラスは使う時が大事! 食器棚から出したら、ひと手間かける気遣いを。ベストな方法は洗うこと。その時間がないなら食事を作りながら湯気(蒸気)をあて、水分はふき取る。さらに時間がない時は、これから飲むワインでリンスをする。


リーデルの最新グラス、ハンドメイドの『スーパー・レジェーロ』

(手前)ステムも長く、羽根のように軽い『スーパー・レジェーロ』、()ヴェリタス・シャンパーニュ


台座の裏にはマクシミリアン・ヨーゼフ・リーデルの頭文字MJR(手書き文字) の刻印が!
その文字を囲むように描かれている〇部分に切れ目(5カ所)が入っていますが、この切れ目は発売毎に異なってくるので、それによって生産年がわかるとのことでした。まさしくヴィンテージグラスです。


200脚超のグラスの準備のため、庄司講師は16時(セミナーは19時開始)から拭きあげをしてくださいました。自由が丘ワインスクールの柳田由香校長、海老原さんにも大変お世話になりました。そして、ご参加くださったシャンパンラバーの皆さまにも心から御礼申し上げます。
お持ち帰りいただいたヴェリタスグラスがいつもでも元気な姿で使用されることを願っています。
ありがとうございました!

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コメント 4

tsworking

味覚で、グラスの形状が変わるとは凄い。
グラスの取扱、飲まない人でも勉強になりました。
凄い、の一言です。
by tsworking (2015-12-27 23:01) 

fumiko

Alcを召し上がらないtsworking さん
ミネラルウォーターのガス入りやスティル(ガスなし)でもグラスの口径違いで、実験できますよ。
by fumiko (2015-12-28 15:43) 

gillman

今年の新年はシャンパンで乾杯します。
一年間素敵な記事をありがとうございました。良いお年をお迎えください。
by gillman (2015-12-31 15:25) 

fumiko

gillmanさん

あけましておめでとうございます!
昨年はgillmanさんもポルトガルにいらした由
ポルトもご満喫なさったようで、よかったです。
ブログ、きれいな富士山ですね。
gillmanさんを見習い、私も新年のご挨拶アップしておきます!

by fumiko (2016-01-04 15:24) 

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