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フィリポナの3サムライ 上陸待ちの『レ・サントル』&ピノの実力派『ル・レオン』と『クロ・デ・ゴワセ』 [来日した生産者/NHK文化センター シャンパン]

1522年にスイスからシャンパーニュ地方アイ村に移住したフィリポナ

ロワイヤル・レゼルヴ・ロゼ(PN75% CH20% PM5% ドザージュ9g/L) NV
アイとマルイユ・シュル・アイ(アイの東隣の村)のグランクリュ(GC)とプルミエクリュ(PC)のピノ・ノワール主体。赤ワイン(マルイユ・シュル・アイとリセのPN)を7~8%添加したフレッシュでエレガントなスタイル


輸入元 富士インダストリーズの招聘で来日したフィリポナ当主のシャルル・フィリポナさんは日本文化への造詣が深い方です。スイスでは国王を警備する役職だったそうで、それを日本のサムライに例えていました。

IMG_2784.JPG
当日は4種のシャンパンを京橋『シェ・イノ』の料理と合せて


ロゼのタンニンがカモの脂分をきれいに洗い流してくれる感触、美味!


グラン・ブラン2006はGCのメニル・シュル・オジェ村、クラマン村のシャルドネと、クロ・デ・ゴワセの畑のシャルドネを使った贅沢なシャンパン。手長海老とは安心のマリア―ジュ、旬の白アスパラとは色でも楽しめました。

クロ・デ・ゴワセのハートに位置するサントル
2006年に単一畑クロ・デ・ゴワセの特別な区画から誕生した『レ・サントル』
生産本数は2,065本、日本上陸は夏前か秋口で入荷本数は60本の予定、価格は6万円前後(未定)

クロ・デ・ゴワセのなかには14の区画があり、その中心部は最も勾配がキツイ45度。まさにその部分の「グラン・サントル」と「プティ・サントル」から穫れたピノ・ノワールを70%。グラン・サントルの右隣にある「ジョリヴェ・ブラン」のシャルドネを30%使った最高級のシャンパンです。甘辛表示はエクストラ・ブリュットでドザージュ量は4.5g/L、MLFは行っていません。
以下の地図は画面をクリックしていただくと拡大できます。

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レ・サントル誕生の経緯は、ミシェル・ベタンヌさんとの雑談がきっかけです。フィリポナさんは「秀逸なクロ・デ・ゴワセの畑のなかの最高のプロットからワインを造ったどうなるかとの投げかけがヒントになり、実現するに至りました」と語っていました。

「目を瞑って味わってみてください。フランボワーズのような赤い実の果実を感じるはずです。例えればシャンボル・ミュジニー」と。最初のインパクトは赤系果実、フランボワーズのジャムやスピリッツを彷彿とさせる香りがありました!

2006年は重すぎず軽すぎずのヴィンテージ。 瓶詰は2007年6月、デゴルジュマンは2015年10月なのですが、まだまだフレッシュで、ブリオッシュやミネラル、チョーク質由来の切れ味と柔軟性に富んだ余韻が印象的でした。日本上陸が楽しみです!


2種のシャンパンについて、フィリポナさんからユニークなコメントが!
「レ・サントルは日本の弓道、それは弓をぴ~んと張った印象です。一方のクロ・デ・ゴワセは相撲取り、一緒の勝負で重量感があります」
彼らしい、日本の伝統文化を取り入れた表現でした。


大山地鶏のフリカッセ シャンパーニュ風
料理にもシャンパンにもクリーミーさとロースト風味があったので、双方のバランスがとても良く、特にクロ・デ・ゴワセの酸とソースの酸が絶妙でした。フィリポナさんは料理のアロマとレ・サントルのアロマの相性を絶賛していました。


フィリポナのシャンパンは余韻に続く酸が本当にきれい!
ロゼもグラン・ブランもデザート類の酸と良くマッチしました。

シェ・イノの伊東賢児シェフソムリエはいつでもシャンパン(ワイン)をベスト温度でサービスしてくださるので、プラスαの学習ができます。今回もお世話になりました!



そして・・・
プレスランチの翌日、富士インダストリーズでのテイスティング会にお邪魔して、フィリポナの取り扱い製品を全試飲。6月のシャンパン講座用アイテムを決めました。フィリポナさんも同席していらしたので、お話を伺いながら味見したのですが、そこで、面白い発言が


6月の講座ではフィリポナ直伝のマリア―ジュに挑戦
NHK文化センター青山校で
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フィリポナの顔NVを2種(マグナム)、、ブラン・ド・ノワール2008、ル・レオン2006、クロ・デ・ゴワセ2005

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コルクのしまり方も良好、熟成もイイ感じ!

第1フライト
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IMG_ 第1フライト.jpg
ベースワイン、ぶどう品種の比率、リザーヴワインの比率はすべて同じ。ドザージュ量、デゴルジュマンの年月は異なります。

#1:フィリポナ ロワイヤル レゼルヴ ブリュット マグナム
生産者:フィリポナ(NM)
ぶどう品種:PN65% CH30% PM5% (2009年ベース)
リザーヴワイン:25%
ドザージュ:8g/L
デゴルジュマン:2014年9月
価格:14,000円(税別)
気泡細やか、黄桃、かりん、アプリコット、果実のコンポート、ミネラル、ヨーグルト、口中クリーミー、ソフトな酸、バランスが良く、穏やかな余韻

#2:フィリポナ ロワイヤル レゼルヴ  ノン・ドゼ マグナム
生産者:フィリポナ(NM)
ぶどう品種:PN65% CH30% PM5%(2009年ベース)
リザーヴワイン:25%
ドザージュ:0g/L
デゴルジュマン:2015年1月
価格:14,000円(税別)
グラス上部の泡沫きわめて元気、ピュア、石清水、白い花、白桃、ミネラル、口中クリーミーながらドライな味わい、泡の刺激は#1より多い。酵母由来の旨味、酸味は1本の線になって余韻につながっていく印象、守備範囲の広いシャンパン◎



フィリポナさんの一押しマリアージュ
塩辛.jpg
「ノン・ドゼには生の魚介類、牡蠣、お寿司、それから塩辛が合うよ」
「えっ?」

塩辛を食せるフランス人は初めてです。シェ・イノでも料理とシャンパンンのマリアージュについて熱心に語っていたフィリポナさんだったので、お言葉に従い、講座で挑戦することにしました。

さて、講座生プラス私の計24名の結果は・・・#1が2名、 #2が22名でフィリポナ説に賛同できました。私的にはレモンは必須、より完璧な相性にするにはレモンがあったほうが良いと思います。
この結果はフィリポナさんにもお伝えしておきます!


第2フライトに登場したニューフェイス
IMG_2660.JPG

IMG_2684 第2フライト グラス.jpg
#3:フィリポナ ブラン・ド・ノワール  ブリュット2008
生産者:フィリポナ(NM)
ぶどう品種:PN100%
ドザージュ:4.25g/L
デゴルジュマン:2015年3月
価格:10,000円(税別)
溌剌感、完熟ぶどうの厚み、#1に通じるヨーグルトのニュアンス、軽いタンニン、バランス良好、酸味ソフト、上品な酸の余韻

#4:フィリポナ ル・レオン2006
生産者:フィリポナ(NM)
ぶどう品種:PN100%
ドザージュ:4.25g/L
デゴルジュマン:2015年2月
価格:25,000円(税別)/生産本数2,085本
レ・サントルとともにデビューした3部作、特別区画のシャンパンのひとつ。
1522年からフィリポナが所有するグランクリュGC、アイ村の単一畑のシャンパン。第2フライトのなかで色調は一番濃く、気泡繊細。果実のコンポート、スモーキー、ミネラル、スパイス等、力強さと複雑味があり、余韻も長い◎

3部作のもうひとつは『マルイユ・シュル・アイ2006』で4つの畑のぶどうをブレンドしたスタイル。ドザージュ4.25g/L、限定2,304本、25,000円

#5:フィリポナ クロ・デ・ゴワセ モノポール2005
生産者:フィリポナ(NM)
ぶどう品種:PN65% CH35%
ドザージュ:4.25g/L
デゴルジュマン:2014年11月
価格:28,000円(税別)/15,000~20,000本
フィリポナのフラッグシップ。14の区画のぶどうを使用。クロ・デ・ゴワセ(〝重労働〟の意味)は急斜面にはピノ・ノワール、上部と下部にはシャルドネを栽培。基本的にピノ・ノワールを重視、MLFは行いません。
熟成香、ミント、アカシアの蜂蜜、ナッツ、軽いタンニン、ふくらみがあり、時間の経過で複雑味、豊潤な余韻


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『ル・レオン2006』は立派な木箱入り!
講座では料理研究家の笹島ゆりさんにお願いしてハンバーガーを用意しました。
パテは牛肉の薄切り(オージービーフと和牛をブレンド)を塩だけで味付け、チーズはギリシャのフェタを使用。。バンズのなかにはレタス、玉ねぎ、トマト、パテ、目玉焼き(クミンを効かせて)、フェタ、辛子マヨネーズ。
視覚通りの肩ひじ張らないマリアージュ。ノン・ドゼは温度が上がってから、さらに旨味が増し、包容力の大きさを実感。マグナムだったことも正解でした!
当日のベストワインは、どれも魅力的で、1アイテムにはだけには決められない難しさがありましたが、強いて言えば、ル・レオン2006です! 
太陽をしっかり受けたアイ村の完熟ぶどう、酸味は上品でおだやか。塩辛と合せても生臭さはなく、ハンバーガーにも寄り添ってくれる度量のシャンパンでした!

味わって損がないフィリポナのシャンパン、未体験の方には一度はお試しいただきたいと思っています!

 
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