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12月発売!! パイパー・エドシックのブノワ・コラール代表が語る極上シャンパン『レア ロゼ2007』 [シャンパン]

シャンパンの名門パイパー・エドシックの『レア ロゼ2007』
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左から
12月にデビューする『レア ロゼ2007』
初リリースから8番目のヴィンテージになる『レアヴィンテージ2002』
PHの顔 エッセンシエル キュヴェ ブリュットNV

今年の12月、パイパー・エドシック(PH)から華やかなロゼがデビューします。
ティアラをまとったボトルの『レア ロゼ2007』です!
ファーストヴィンテージの2007年は、17のクリュのぶどうをブレンドし、8年以上の熟成を経てリリースされます。ぶどう品種はシャルドネ56%、ピノ・ノワール44%、ドザージュ量10~11g/L、総生産量1500本、希望小売価格は6万円(税別)、レアヴィンテージのデビュー以降、40年近い歳月を経て登場する新製品。日本への割り当て本数は未定ですが、争奪戦になりそうです!

来日したブノワ・コラール新代表に個別インタビュー

フランス東部ベルフォール生まれのコラールさんは1973年生まれの精鋭。ネスレ社で管理部門業務を経験後、1997年モエ・ヘネシーに入社。同社シャンパーニュ、アメリカ、フランス、ドイツ支部に勤務、2000年にMHDフランスで大手流通担当ディレクターとして営業部門に就き、その後、2011年までMHDの主要部門で活躍。2012年にCLSレミー・コアントローに入社し、オントレード・セールス・ディレクターを務めた後、2015年10月パイパー・エドシック代表に就任。今は長年の経験を生かし、世界的流通網の再編成に注力中です。

今世紀最も受賞歴が多いメゾン
PHは今世紀で最も受賞歴の多いメゾンと言えます。その源は、英国ロンドンのインターナショナルワインチャレンジ(IWC)で8回もスパークリングワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しているシェフ・ド・カーヴのレジス・カミュさんです。ゆえにパイパーを知るためにまずカミュさんをご紹介しておきます。
2010年来日して行ったブレンドセミナー時、インタビューした記事が最後の部分に掲載してあります。彼の〝人となり〟が良く出ているので、その箇所だけは是非ご覧ください。
>>>http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2010-07-12
2016年4月から輸入元が日本リカーに変わり、その直後行ったセミナーです。PHの最新情報になります。>>>http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2016-05-25


なぜ今、2007年ヴィンテージのロゼなのか

~ レア ロゼはずっと造りたいと思っていたものであり、2007年ヴィンテージの中に自分が長年探し求めていたものを見つけることができた。~ レジス・カミュ

コラール:レジスはレア ロゼに対するヴィジョンを持っていました。力強さ、複雑味であり、それを毎年のキュヴェのなかに探していました。そして2007年ついに見つけることが出来ました。ご存知のようにPHは100以上のクリュのワインをブレンドし、全てを別々に醸造しているので、キュヴェとリザーブワインのタンクを数えると300以上あります。その中にあった小さなタンクの赤ワインを飲んだ時に、果実味、酸味が理想通りだったので、レジスはこれだとひらめきました。

レア ロゼはその赤ワインがベースになり、その周りに他のクリュを加えていくという発想です。
それはオーブ県コート・デ・バール地方リセ村のピノ・ノワール(PN)。2007年のPNを試飲した時、果実味、力強さ、酸味、つまり彼が探していたこれら3つの要素が備わっていたので、彼はこの赤ワインに恋をしました。「ルールを破った」と表現していますが、それはモンターニュ・ド・ランス地方のPNではなく、9割がリセのPNだからです。熟成のポテンシャルのあるシャンパンを造りたいということで、CHはヴェルジ村のぶどうを使っています。北のエリアなので美しい酸を備えています。


12日パリでお披露目されたレア ロゼ2007


「パリでのプレゼンテーションではどんな反応がありましたか?」との私の質問に、「参加者には驚きも喜びも感じてもらえました」とコラール代表。
生産量が少ないアイテムなので大きなイベントにはしないで40名という招待者。カミュさんは素晴らしいキャリアを持っていますが、つつましやかな方なので、少人数の集まり、小規模なものにしたかったそうです。

お披露目会の開催に関して、コラール代表がカミュさんに「ではどうしたら良いだろう?」と問いかけると、彼は「インドに行くべきだ!」と答えたそうです。

なぜインド? 
これはレア ロゼを試飲した時に最初に感じるスパイス、果実味、ラズベリー、ハーブ等、アジアをイメージさせる香りがあったから、というのがその理由。12日はシークレットガーデンということで、お庭にユニークな小宇宙をつくり、ゲストをもてなしたそうです。

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ティアラを作成中の銀職人

インドには行きませんでしたが、お披露目されたディナー会場の画像を拝見するとインド風の装飾
PH側は、銀職人(シルバーをカッティングしティアラを作る)、フレグランスのメーカー、フローリストを揃え、ゲストは銀職人によるティアラに触れ、調香師の香りを利き、花の色や香りを体感。さらにはシェフの料理を味わうことで味覚も加わり、ゲストの五感を刺激したようです。
カミュさんの意図するところは「ワインメーカーは銀職人であり、フレグランスのメーカーであり、フローリストであり、シェフでもあります。グラスのなかのシャンパンにはそれらの要素が詰まっているので、レア ロゼを飲んだ時にそれらを感じて欲しかった」とのこと。興味惹かれます!

創業100周年はファベルジュ、200周年はヴァンクリフのボトル装飾

ティアラを手掛けたのは若手デザイナーのアルテュス・ベルトラン
ぶどう畑の葉や樹を表現した、まさにジュエリーのぶどう畑です!

PHでは創業100周年にあたる1885年に、当時のオーナーだったフェルディナン=テオドール・クンケルマンが宝石職人ピエール=カール・ファルベルジュに依頼し、ユニークなジュエリーボックスを完成させます。その100年後(200周年)の1985年にはヴァンクリフがボトル装飾を担当。ヴィンテージは1976年。この200周年ボトルの推定金額は100万フラン超。レアヴィンテージとレア ロゼのティアラは若手デザイナーのアルテュス・ベルトランさんが手掛けており、ぶどう畑からインスパイアされて、葉や樹を表現しています。

日本市場への戦略
コラール:PHにとって戦略国は6つあり、日本はそのなかのひとつです。これからは輸入量だけでなく、メゾンのイメージを構築したいと思っています。日本は世界一ソムリエの数が多い国で、ワインへの深い知識もあり、また、ガストロノミーの国であり、高品質なキュヴェのニーズもあります。最適の場所でPHの存在を示したいと思います。

エッセンシエル キュヴェ ブリュットはガストロノミーのためのシャンパンであり、味がわかる人たちに向けてのシャンパンです。弊社のブリュットより熟成していて、ドザージュ量も低め、味わい的にはエクストラ・ブリュットで、レジスがフランス本国と日本のために生産したシャンパンです。ヴィンテージものやレアヴィンテージ等、PHのシャンパンは日本の質の良いレストラに入れるべきだと考えていますので、今後はレストラン市場に進出していきたいと思っています。


コラール代表お気に入りのマリアージュ
エッセンシエル キュヴェ ブリュットNV × 帆立とネギのバター炒め
有塩バターで帆立とネギを炒める。調味料は塩と胡椒を少々、シンプル&ナチュラルが基本
ロゼ ソバージュNV × 鴨胸肉とマッシュルームの串焼き
鴨胸肉、マッシュルームをそれぞれ金串に刺して焼く。鴨の肉の部分と脂分がロゼ ソバージュの果実味とタンニンと。また、マッシュルームのソフトな食感とジューシーさもロゼの果実味とナイスハーモニー
 レア ロゼ2007 × ラムフィレのクラスト
フライパンにラムフィレ全体を軽く焼き(中のお肉は柔らかくてジューシー)の外側にマスタードを塗り、そこにハーブとレモン皮を加えたパン粉をまぶしてオーブンで焼き上げる。ロゼの持つ果実味と良く合い、付け合せのナスのピュレの柔らかさがラム内部の肉質とも良い相性に

表現しすぎないことでエレガントさが際立つ
レア ロゼの色調はオレンジを含む濃いピンク、野イチゴやラズベリー、アジア的なスパイス、酸味は穏やかで、口中では継ぎ目のない状態(シームレス)で旨味が広がり、余韻も長い。グラス内の温度があがると、味わいはより複雑になり、赤系果実の美味しさが長く残ります。
「一本芯がありながら主張しすぎないスタイル。それは日本の〝やまとなでしこ〟のようです」とコラール代表に伝えました。彼から「強さ、複雑さ、エレガントさを備えたレアロゼ。表現しすぎないことでよりエレガントになります」との返答が。

カミュさんの外見から受けるイメージに反して、レア ロゼのボトルや味わいから受けるイメージはとてもファミニン。それをコラール代表に話したところ、「そう考えていただけるのであれば、レジスが次を任せる人材として女性を選んだのは不思議ではない」と。すでに15年間カミュさんのもとで修業しているセヴェリーヌさんとのことでした。これは思わぬスクープ!!
ここ2~3年、PHの味わいが洗練されてきたと感じている私ですが、次期シェフ・ド・カーブのスキルで、よりファミニンになっていくかもしれません。

私的感想

12日のパリでの発表後、その足で日本に来日したブノワ・コラール代表
超ご多忙にも関わらず、インタビューの時間を割いてくださったことに深く感謝です。コラール代表は、質問に対してとても丁寧に、そして、必ず付随するキーポイントに言及してくださる気配り名人でした。
インタビュー終盤、コラール代表がお好きという料理話になった時には、ハッピーフェイスに。終始弾んでご自身のお気に入りマリア―ジュ情報を語ってくださったことも嬉しかったです。
新代表の指揮下、パイパー・エドシックの新たな躍進が楽しみです。

EPiグループの本間様、PHのウィラハン・マミ様、日本リカーの佐々木様&内藤様、お世話になりました!
 
製品のお問い合わせは日本リカー(株)商品部 ℡03-5643-9772


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