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(株)徳岡扱いの新メゾン『カナール・デュシェーヌ』から醸造長初来日&5月のシャンパン講座 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]



シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区リュード村が拠点の『カナール・デュシェーヌ』
樽職人のヴィクトル・カナールとぶどう農家の娘レオニー・デュシェーヌの結婚により誕生したメゾンです。19世紀、ロシア皇帝ニコライ2世から品質を認められ、オフィシャルシャンパンに。その縁で、エンブレムには同王朝の紋章“双頭の鷲と冠”が使われています。4月27日から(株)徳岡さんが新規代理店として、6アイテム(全部で10アイテム生産)の輸入を開始しました。

ティエノーとカナール・デュシェーヌの醸造長

日本初来日、初アジアのローラン・フェデウさん

4月26日、シャンパン講座でティエノーを取り上げました。
翌27日、徳岡様から「カナール・デュシェーヌのお披露目プレスランチ」にお招きいただいていたので、出かけたのですが、そこで、シェフ・ド・カーヴのローラン・フェデウさんとお目にかかり、何と、ローランさんがティエノーのシェフ・ド・カーヴをしている、という話を聞いて、びっくり!

1985年に創業したシャンパン・メゾン『ティエノー』で、シェフ・ド・カーヴとして活躍していたローランさんは、2003年に、アラン・ティエノー社長がカナール・デュシェーヌを買収したのを機に、両メゾンの醸造を担当することになりました。

略歴は、スペインのカタルーニャ州に隣接する南仏のアリエージュ県出身、パリでマイクロ化学、ランスで醸造学を学び、その後、1年間モエ・エ・シャンドンの研究所に勤務。2年間アフリカのチャドでボランティアとして数学と物理学の講師を受け持ち、帰国後、南仏に戻り、1985年からティエノーに所属、シェフ・ド・カーヴとして今に至るとのこと。



プレスランチではカナール・デュシェーヌの5アイテムをNOBU TOKYOの和食と合わせて。
野菜の海苔巻 ごま味噌ソース、焼き帆立 ハラベーニョサルサ、マツヒサ風シュリンプ キャビア添えには、『キュヴェ・レオニー ブリュット』のマグナムサイズ。しなやかな口たりと上質なミネラル感は、帆立や甲殻類と文句なしの相性、ナイス・バランス。

メゾンの顔キュヴェ・ レオニー ブリュット


リザーブ・ワインの使用率は約30%、瓶熟に36ケ月かけているシャンパンです。
2003年にティエノーがオーナーになってから誕生させた新アイテムで、ゼロからの発想、“レストランのため”に考案されました。ローランさんが好むピノ・ノワールを50%使っており、そのこころは「ピノ・ノワールというと力強さを連想する向きもありますが、私が求めるピノのスタイルはフィネス&エレガンス」と。

オーガニックの『パーセル181』


ティエノーもカナール・デュシュエーヌも基本的には発酵&熟成ともステンレスタンクです。そのなかで、カナール・デュシェーヌ唯一の樽使用が『パーセル181 エクストラ ブリュット』

ワインは「181」という区画から命名しました。
シャルドネ50%、ピノ・ノワール40%、ムニエ10%のブレンドで、シャルドネの一部に関しては樽発酵(300Lの古樽)。「樽を使う目的は若干のスパイス効果」とローランさん。
シャルドネの供給源はコート・ド・セザンヌ地区にある3軒のオーガニック栽培農家と、ティエノーがヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のヴェルヌイユ(7㌶/3年前にオーガニックの認証取得)に所有している181区画で、年間生産量は70,000本。2010年から手がけてきたシャンパンで、当初は3軒のオーガニックぶどうだけを使用していましたが、3年前にヴェルヌイユの畑が認証を受けたことで、ネーミングを変更しました。

フェミニンな『キュヴェ・レオニー ブリュット・ロゼ』
 
ユニークな組み合わせ!
一皿のなかに仔羊のロースト 甘酢辛子みそソース、山菜の天麩羅 × ブリュット・ロゼと合わせて

ピノ・ノワール50%、ムニエ25%、シャルドネ25%に、コート・デ・バール地区リセ村のピノ・ノワールを約10%ブレンド。ローランさんは「ベリーの風味を備えたエレガントなロゼ。タンニンを感じさせないロゼを目指しています」と述べていました。

メゾン創設100周年記念の『シャルル7世 ブラン・ド・ブラン』
100年戦争で勝利したシャルル7世の名を冠したシャンパン
ラベル上部には“百合(LYS)”、ラベル下部には“シャルル7世 1494年ランスにて戴冠”の文字が記されています。


3種のSUSHI
いか&うに 塩&レモン甘/海老タルタル キャビア/真鯛 フレッシュトリュフ&オリーブオイル&セサミオイル


カナール・デュシェーヌの歴代のシェフ・ド・カーヴが集合した折、「かつてはブラン・ド・ブランがあったのに、今は何故ないのか」という話題になり、生産することになったというアイテム。メゾンの創設100周年記念のプレスティージュ・シャンパンで、グラン・クリュとプルミエ・クリュ(アヴィズやトレパイユ等)のシャルドネを使用。
フレッシュかつ趣のあるタイプ、香りはピュアでエレガント、クリーミーな舌触り。

ティエノーのヴィンテージ・シャンパン、ブラン・ド・ブランの『スタニスラス』と『オー・ガマン』と、どう違うかについては、「シャルル7世は若いうちに楽しむシャンパン。ティエノーの2アイテムは長熟タイプなので、10年、20年の歳月をかける醍醐味がある」と語っていました。

ボトルの色について


シャルル7世のボトルが冊子(アンバー)と実際(グリーン)とでは異なる色合いだったので、遮光率に関して質問してみました。プレスランチを仕切っていたティエノー ボルドー シャンパーニュのジェレミ・ルメグ日本担当輸出マネージャーから後日届いたお返事によると、シャルル7世は現在、Vert CIVC(シャンパーニュ委員会の名が付いたグリーン)を使っているとのこと。ロゼ・シャンパンはやはり透明瓶が目立ちますが、一般的にはアンバーかCIVCグリーン。黒色は100%、薬瓶での使用が多いアンバーは99%の遮光率。CIVCグリーンは若干下がりますが、見た目はきれいですよね。

ナイジェリアからのリクエスト!



ピーチジュレとロゼ・シャンパンのムース × シャルル7世 スムース・ロゼ

カナール・デュシェーヌにとっての大きな市場の1つがアフリカのナイジュリアなのですが、現地の顧客からの、「甘口のロゼがあれば・・・」とのリクエストがきっかけで誕生したロゼ!
赤い果実満載、冷やして飲んで程よい甘さ(ドザージュ量20g/L)、べタつかず、気分をほんわかさせれくれる可愛いロゼ・シャンパン。生産本数は10,000本弱で日本へは200本程の希少ワイン!



シャンパン講座で即、反映

プレスランチでテイスティングしたのは左のオーセンティック ブリュットを除く5アイテムでした。

お披露目ランチから1ヶ月後、5月24日のNHK文化センター青山校でのシャンパン講座で全6アイテムを準備。希少アイテムのシャルル7世スムース・ロゼもあったので、嬉しい時間を過ごすことができました。

カナール・デュシェーヌの造りをおさらいすると、基本的にはステンレスタンクを使用、MLF(マロラクティック発酵)有、リザーヴワインはどのキュヴェにも30%程度使用

オーストリアのスパークリングも仲間入り

右から2本目はオーストリア・ヴァッハウにあるニコライホーフの『ツヴァイゲルト・ロゼ2013』、日本未入荷のスパークリングワインを講座生に体験してもらいました!

第1フライトの3アイテムは
IMG

#1:カナール・デュシェーヌ オーセンティック・ブリュット
生産者:カナール・デュシェーヌ(NM)
ぶどう品種:ピノ・ノワール45%、ムニエ35%、シャルドネ20% 
ドザージュ:9g/L
瓶熟:30ヶ月
価格:6,000円(税別)
ペールイエロー、白い花、レモン、グレープフルーツの白い皮、青リンゴ、口中を洗い流すきれいな酸味

#2:カナール・デュシェーヌ キュヴェ・レオニー・ブリュット
生産者:カナール・デュシェーヌ(NM)
ぶどう品種:ピノ・ノワール50%、ムニエ25%、シャルドネ25% 
ドザージュ:約10g/L
瓶熟:36ヶ月
価格:6,000円(税別)
#1と似た色調、香りはよりインパクトがあり、カリン、熟した白桃や黄桃。パイナップ、ブリオッシュ、スパイス、ミネラル、上品な酸味、フードフレンドリーな1本

#3:カナール・デュシェーヌ パーセル181 エクストラ・ブリュット
生産者:カナール・デュシェーヌ(NM)
ぶどう品種:シャルドネ50%、ピノ・ノワール40%、ムニエ10%
※シャルドネの一部は樽発酵
ドザージュ:約4~5g/L
瓶熟:約48ヶ月
価格:8,000円(税別)
3つのなかで色調は淡め、細やかな気泡、、レモン、プラム、ハーブ、白コショウ、ピュアで柔らかな印象、第1フライトで講座生の一番人気アイテム



第2フライト
#4:カナール・デュシェーヌ シャルル7世 ブラン・ド・ブラン ブリュット
生産者:カナール・デュシェーヌ(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:約8g/L
瓶熟:約48ヶ月
価格:10,000円(税別)
気泡はワインに溶け込み、静のイメージ、青リンゴ、洋梨、ミント、ハーブ、舌触りはクリーミー&ねっとり感 全体のバランス良好

第3フライト


#5:ニコライホーフ ツヴァイゲルト・ロゼ2013
生産者:ニコライホーフ/オーストリア・ヴァッハウ
ぶどう品種:ツヴァイゲルト100%
ドザージュ:8g/L
特別出品/日本未輸入
オーストリアのトップワイナリー『ニコライホーフ』が手掛けるスパークリング
現地取材から持ち帰り、飛び入り参加させたアイテム。赤銅色、気泡の触感はクリーミー、凝縮したぶどう由来の旨味、まるいタンニン、余韻に続くビター感、時間の経過で黒糖のニュアンス。色調や香りからシャンパーニュでないことは一目瞭然ですが、ヴァッハウで育ったツヴァイゲルトのミネラル感や冴えのある酸味、渋味の印象は心地よく快適!

#6:カナール・デュシェーヌ キュヴェ・レオニー ブリュット・ロゼ
生産者:カナール・デュシェーヌ(NM)
ぶどう品種:ピノ・ノワール50%、ムニエ25%、シャルドネ25%
コート・デ・バール地区リセ村のPNを約10%ブレンド
ドザージュ:約9g/L
瓶熟:36ヶ月
価格:8,000円(税別)
桜色、気泡繊細、リセのピノ由来の優しいタッチ、ブリッオッシュ、エレガントな酸味、ソフトなタンニン

第4フライト
#7:カナール・デュシェーヌ シャルル7世 スムース・ロゼ
生産者:カナール・デュシェーヌ(NM)
ぶどう品種:シャルドネ59%、ピノ・ノワール21%、ムニエ20%
コート・デ・バール・リセ村のPNを約10%ブレンド
ドザージュ:20g/L
瓶熟:約36ヶ月
価格:10,000円(税別)
30種のキュヴェをブレンドして仕上げた魅力的なロゼ。上品なサーモンピンク、繊細な気泡、ベリー系果実の香り、ドライアプリコット、クリームブリュレ、クリーミーで滑らか、講座生の評価◎

そして・・・最後には


講座生のKodaさんがニコライホーフの逸品グリューナー フェルトリーナー ホワイトラベル(画像の最右)を差し入れてくださったので、この日は2種のオーストリアワインが満喫できました。講座生のなかには、オーストリアワイン未体験の方もいらっしゃったので、素敵なサプライズでした。Kodaさん、お気遣い、ありがとうございました!


カナール・デュシェーヌ&ティエノーのシェフ・ド・カーヴ、ローラン・フェドウさんとお目にかかれて光栄でした。今回は(株)徳岡の安武様、清水様、森様、そしてティエノー ボルドー シャンパーニュのルメグ日本担当輸出マネージャーに大変お世話になりました。心から御礼申し上げます、ありがとうございました!
■製品についてのお問い合わせは(株)徳岡 ℡03-5436-7501(東京)
■徳岡 東急プラザ銀座店 http://ginza.tokuoka.co.jp/


講座生の皆さま
6月のシャンパン講座は最終週の28日です。
期待にお応えできる2メゾンの競演になりますので、今月もお楽しみに!
 
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