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NHK文化センター青山校 春期シャンパン講座の初回はティエノー! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

1985年創業のシャンパンメゾン『ティエノー』
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髙島屋さんの看板シャンパンティエノーは20世紀に誕生したメゾンです。同社が2012年に扱いを開始した時に、昭和女子大オープンカレッジの講座で披露しました。アラン・ティエノー当主は、ぶどう仲買人だった経歴を生かし、良質なぶどう栽培家とのルートを活用して、グレードの高いシャンパン造りを成功させています。


ティエノーにフォーカスするのは5年ぶりです!

第1フライトはブリュットとロゼ
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#1:ティエノー ブリュット
生産者:ティエノー(NM)
ぶどう品種:シャルドネ45%、ピノ・ノワール35%、ムニエ20% 
熟成期間:3年
ドザージュ:7~8g/L
価格:6,500円(税別)/グッドリブ(髙島屋)
輝きのあるイエロー、気泡活発、レモンやグレープフルーツ、洋梨、蜂蜜、バランス良好

#2:ティエノー ロゼ
生産者:ティエノー(NM)
ぶどう品種:ピノ・ノワール45%(うち、古樹のアイ村産赤ワイン7%)、シャルドネ35%、ムニエ20%、
熟成期間:2~3年
ドザージュ:7~8g/L
価格:8,500円(税別)/グッドリブ(髙島屋)
サーモンピンク、気泡繊細、イチゴやラズベリー、グレープフルーツの白い皮、#1と同じように軽快&フルーティ、酸味のメリハリあり、アフターに軽いビター感

3品種のブレンド比率は似ています。ロゼはアイ村のPNを7%加えていますが、2アイテムを飲み比べてみるとメゾンが求めているスタイルがわかります。エレガントで整った印象。

第2フライト
#3:ティエノー ヴィンテージ2008
生産者:ティエノー(NM)
ぶどう品種:シャルドネ、ピノ・ノワール各50%、熟成期間:7年
価格:10,000円(税別)/グッドリブ(髙島屋)
グレート・ヴィンテージ。淡いイエロー、白い花、白コショウ(CH由来)、黄色系柑橘果実、ミネラル、程よい酸味、旨味、厚みのある味わい、口中クリーミー、長い余韻、ポテンシャルあり、長熟タイプのシャンパン

#4:ティエノー ヴィンテージ2006
生産者:ティエノー(NM)
ぶどう品種:シャルドネ、ピノ・ノワール各50%、熟成期間:7年
価格:10,000円(税別)/グッドリブ(髙島屋)
気泡繊細、熟成香、熟した白桃、ドライフルーツ、ブリオッシュ、ミネラル、果実味と酸味のバランス

第3フライト
#5:キュヴェ・アラン・ティエノー2002
生産者:ティエノー(NM)
ぶどう品種:シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%、熟成期間:10年
ドザージュ:9g/L
価格:20,000円(税別)/グッドリブ(髙島屋)
スペシャル年の2002、グレート・ヴィンテージ。黄金色からベージュ、気泡はワインに溶け込み、ソフトでまるみがあり、今飲んでおいしい1本。アロマ豊か、ナッツやスパイス、ミネラル、講座生からの反応大

#6:ティエノー ラ・ヴィーニュ・オー・ガマン1999
生産者:ティエノー(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%(アヴィズの古樹)、熟成期間:10年
価格:28,000円(税別)/グッドリブ(髙島屋)
色調はイエロー、白い花、熟した洋梨、マンゴー、フレッシュバター、ミネラル、焙煎香、旨味、軽いビター感

トップ・キュヴェはブラン・ド・ブラン『ラ・・ヴィーニュ・オー・ガマン』 4,000本しか生産していないスペシャルキュヴェ

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オー・ガマン(右)は18年の経過でもまだフレッシュ
色調にも白ぶどう由来の要素を感じます。

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2014年3月にメゾンを訪問した折、焼きたての御海苔をお土産にしたのですが、ご子息でゼネラルマネージャーのスタニスラスさんは自分でお寿司を作る方だったので、ぴったりのアイテムになりました。

今回の講座で初めてティエノーを体験した参加者からは、「エレガントな味わいのシャンパン」との感想をいただき、過去の講座で何アイテムか体験しているメンバーからは「以前より、さらに良くなっている印象」と言われ、嬉しく思いました。

ティエノー・ブリュットの赤いラベルは、アカデミー賞のレッドカーペットに良く似合うので、2013年と2014年の2年間公式シャンパンとして愛飲されていました(今はパイパー・エドシック)。これはアカデミーのウルフギャング・パック シェフ(アカデミー賞授賞式後のパーティーのケータリング総責任者を歴任)と交流があったので、お声がかかったようです。ティエノーは料理界の巨匠ポール・ボキューズからも太鼓判を押されているシャンパンなので、品質の良さは実証済みです。味わったことがないシャンパンラバーさんには是非1度、お試しいただきたいと思っています。


タグ:ティエノー

来日したルイ・ジャドのガジェ社長が『コトー・ブルギニョン・ロゼ』&新天地オレゴンの『レゾナンス』を紹介! [来日したワイン生産者&関係者]

ピエール・アンリ ガジェ社長をワクワクさせた新プロジェクト
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ブルゴーニュの名門『ルイ・ジャド』のガジェ社長が2年半ぶりに来日し、プレスランチで、5月発売の2アイテムとブルゴーニュの最新情報について語りました。
最近ではオレゴンを年に3~4回訪問しているのですが、その理由は、昨年同社のオリビエ・マスモンデ輸出部長が発表したオレゴンワイン『レゾナンス』にありました。ワイン誕生の経緯は昨年の2月18日付ブログで報告しています。

ガジェ社長からの新情報
まずは、ニューフェイス『コトー・ブルギニョン・ロゼ』から始めます!
新アイテム『コトー・ブルギニョン・ロゼ2016』 5月9日新発売/ 2,500円(税抜)


ルイ・ジャドでは2012年(2011年ヴィンテージ)からコトー・ブルギニョンの赤と白を発売しています。これらは定番のアイテムとして人気があります。ロゼの品種に関しては、後述の定義にあるようにガメとピノ・ノワールが使えます。同社では、1985年に買収したドメーヌ・クレール・ダユのロゼ・ド・マルサネ(ピノ・ノワール主体)を造っているので、5月9日に新発売するコトー・ブルギニョンのロゼは、それとは違ったスタイルにしています。ひと言で表現するなら〝早いうちから飲めるガメ主体の辛口ロゼ〟短期間のマセレーションによってガメはフルーティかつ美味しいワインになります。

買付ぶどうから造るロゼは2016年がファーストヴィンテージ
ピュアでフレッシュ、「びりびりとしたバイブレーションを感じる、夏に心地良く飲めるワイン。フェミニンなタイプなので、1杯飲んだら、ついつい2杯目に手が伸びてしまうはず」とガジェ社長。加えて「ブルゴーニュは伝統的な面が多いので、それを打ち破って新たなものを興すのは大変ですが、このようにモダンで新しい息吹を感じるようなワインを登場させることで、地域を若返らせることができると思っています」とコメント。輸出相手国の米国、日本と欧州のいくつかの国々で発売予定

AOCコトー・ブルギニョンの定義
INAO(国立原産地・品質研究所)によって2011年11月24日に認定されたAOCワイン、2011年ヴィンテージから適用。AOCブルゴーニュ・グラン・オルディネールに代わるもので、AOCコトー・ブルギニョンはオーセロワからボージョレまでのブルゴーニュ全域のぶどうで造ることが可能、複数品種のブレンドが認められ、ブレンド比率の規定はない。
色:赤・白・ロゼ
品種:
白)Aligote, Chardonnay, Melon, Pinot Blanc,Pinot Gris
赤)Gamay, Pinot Noir, Cesar(ヨンヌ県のみ)
ロゼ)Gamay, Pinot Gris, Pinot Noir,Cesar(ヨンヌ県のみ)


オレゴンで造るレゾナンス


ブルゴーニュに特化していたルイ・ジャドが海外進出した新天地はオレゴン
ガジェ社長は「ブルゴーニュでは限界があるので、何か新しいこと&現代的なこと、情熱を傾けることはないかを考えていた時、オレゴンでのワイン造りが実現することに。弊社はガメ、ピノ・ノワール、シャルドネのスペシャリストであり、ガメはボージョレ地区なので、ピノ・ノワールとシャルドネがとても大事です。そして、この2品種にフーカスして世界全体を見回すと、素晴らしい生産地として挙げられるのは、ニュージーランド、米国のカリフォルニアとオレゴンの3ヶ所」と述べました。

2013年からの新プロジェクト
ルイ・ジャドにとって極めて大事なプロジェクトがオレゴンにおけるレゾナンスです。
2012年にルイ・ジャドの天才醸造家ジャック・ラルディエールさんが定年退職しましたが、ガジェ社長はまだエネルギーが残っているラルディエールさんのために何かを見つける必要があると考えていました。折しもガジェ社長のご子息チボーさんが入社してきたことで、1組のチームが完成。そして2013年にチャンス到来。友人からオレゴンに8㌶の畑があるとの連絡が入り、現地に向かいました。そこは1981年からぶどう樹が植樹されている自根の畑で、栽培はビオディナミと有機栽培。地元のワインメーカーの間では良く知られていた畑でした。

ルイ・ジャドは購入を決め、2013年8月に契約。翌月9月からチボーさんが総括となり、ラルディエールさんとワイン造りを開始。醸造所がないのでフレンドリーなオレゴンの生産者から施設を借り、3年間そのような状態で活動してきました。

ネーミング&ぶどう畑
ワインは昔から畑につけられていた呼称『レゾナンス』から命名。レゾナンスの畑を購入して6カ月後に2つ目の畑(6㌶)を購入。これはダンディ・ヒルズにあり、découverteデクーヴェルト(発見の意味)ヴィンヤードと命名、2015年から生産しています。そして、3つ目としてレゾナンスに隣接する畑(100㌶)を購入。 100㌶の畑のうち、半分はぶどう畑にして、ピノ・ノワール主体でシャルドネを少々植樹。ワイナリー建設も視野に入れています。レゾナンスではすでにシャルドネのトライヤルを行っており、買付ぶどうで2015年に3樽、2016年に7樽を生産。「非常に興味深いものができているので、将来的には展開する予定。ただ、比率はピノ・ノワール8割、シャルドネ2割」とガジェ社長

ピノ・ノワールは3つのレンジで構成
ブルゴーニュのヴィジョンを持って、オレゴンのおいしいワインを造る
1)単一畑のワイン/自社畑レゾナンス・ヴィンヤードと自社畑デクーヴェルト・ヴィンヤード
2)自社畑のワイン/ウイラメット・ヴァレー ピノ・ノワール(2015年ヴィンテージからリリース予定
3)買付ぶどうのワイン/ウイラメット・ヴァレーピノ・ノワール

ドメーヌ J.A. フェレ

「首掛けシールが貼ってあるのはキュヴェ・オール・クラッセかテート・ド・クリュ」とガジェ社長

1840年に設立したドメーヌ J.A. フェレ(18㌶)。2008年からルイ・ジャドが運営。フェレは初代女性当主が自らのワインを最初に瓶詰めしてリリースしたドメーヌであり、ワインをカテゴリー別に区分するというコンセプトも導入。キュヴェ・オール・クラッセ(グラン・クリュに匹敵)、テート・ド・クリュ(プルミエ・クリュに匹敵)、プイイ・フュイッセ(村名クラスに匹敵)の3区分。フェレは代代女性当主だったことから、ルイ・ジャドも女性醸造家のオドレ・ブラチーニさんを指名、一任しています。


プレスランチに供出されたワイン

(供出順、右から)
#1:コトー・ブルギニョン・ロゼ2016 2,500円(税抜)
淡いサーモンピンク、フレッシュ&フルーティ、香りはベリー系果実、味わいは柑橘系果実、凛とした酸
#2:レゾナンス・ヴィンヤード ピノ・ノワール2014 8,800円(税抜) 5月15日発売!
明るいルビー、赤系果実、ミネラル、スパイス、滑らかなタンニン、旨味、深みのある余韻、ポテンシャルあり
#3:シャブリ・プルミエ・クリュ フルショーム2013 6,400円(税抜)
輝きのある黄金色、豊潤、口中まろやか、柔らかな熟成感、包容力。今飲んでおいしいワイン
#4:プイイ・フュイッセ メネトリエール2013 8,500円(税抜)
黄金色、黄桃、カリン、蜂蜜、ミネラル、酸味は穏やかでエレガント、フードフレンドリーなアイテム
#5コルトン グラン・クリュ2008 14,000円(税抜)
ルビーオレンジ、果実の旨味、アーシー、葉巻、酸はソフトでタンニンスムーズ、単独で飲んで美味!


ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町『蒼天』の和食にあわせて
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前菜 海月芥子マヨネーズ和え 貝割菜 ポテトサラダ、芹と黄ニラお浸し ズワイ蟹 糸がき、蛍烏賊とカマンベールチーズのフライ グラナ・パダーノ
お浸しやズワイ蟹はロゼ、マヨネーズ和えやカマンべールのフライはレゾナンス


吸物 桜豆腐オニオンスープ 菜の花 白魚 繊人参 サラダクルトン
オニオンスープとレゾナンス双方の旨味が好印象


お造り 甘鯛胡麻マリネとお造り盛り合わせ、妻野菜 山葵 醤油
白身はシャブリやプイイ・フュイッセ、まぐろ(わさび添え)はレゾナンスとあわせて

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煮物 甘鯛唐墨焼き蕪蒸し 柚子味噌餡掛け
プイイ・フュイッセの複雑味と上品な甘味が味噌の餡かけや柚子の風味と◎

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焼物 栄縲プロヴァンスバター焼、甘鯛塩焼 敷トマト 鱈子ソース
レゾナンスがバターや塩と相乗して美味


天麩羅 蕗のとう 目鯒 天出汁 岩塩
シャブリは岩塩、コルトンは天出汁でバランス良好、食材では蕗のとうの苦みとロゼの相性◎

食事 桜海老と竹の子炊き込みご飯 大江戸甘味噌汁 香の物
桜海老の甘さとプイイ・フュイッセの柔らかな口当たりとミネラル感がナイスバランス

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photo by Kozaki
天豆と花巻(次の取材のため出なければならず・・・食せず・涙


最近の話題、懸念事項
■ユネスコの世界遺産に登録されたことは大きな話題。
■素晴らしいヴィンテージが続いているが、近年気象状況が悪く、収穫量減で価格上昇。
■今の時期に好天が続くと霜が発生する恐れがあり、不安要素になっている。
■若い世代の活躍は目覚ましく、海外に出て醸造を学んできた若者が新しいアイデアを提供。
■ブルゴーニュからオレゴンに進出するドメーヌが増大傾向。
ドルーアンは先駆け、ルイ・ミシェル・リジェ・ベレールやドミニク・ラフォンはコンサルタント的役割、ジャン・ニコラ・メオ・カミュゼはアメリカのパートナーとコラボ、直近ではアンリオ(ブシャールP&F)がボー・フレールの株を取得


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最後にボージョレ
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今年の2月、ルイ・ジャドが所有するボージョレ地方のシャトー・デ・ジャックにフォーカスしたイベントを行いました。日本ではボージョレと言うと、ヌーヴォーばかりがイメージされてしまうのですが、ボージョレの品種ガメの底力、実力を知るには、クリュ・ボージョレを体感するのが一番です!

イベントは日比谷・松本楼で開催しました。ガジェ社長からの多大なサポートをいただき、蔵出しの20年以上熟成させたワインたちも登場したので、テイスティングした参加者からはたくさんの賛辞を頂戴しました。

ボジョレーの本質はクリュ・ボージョレ!
2月23日のクリュ・ボージョレイベントより

4月19日のプレスランチの席上、ガジェ社長は「日本でもっとクリュ・ボージョレの良さを知って欲しいし、もっと飲まれるようになって欲しい」と語っていました。私も2月のイベントを思い返しながら、シェア2%しかないクリュ・ボージョレの伝道に力を入れねば、と気持ちを新たにしたところです。この機会にワインラバーの皆さまに、シャトー・デ・ジャックの『ムーラン・ナ・ヴァン』や『モルゴン』に関心を持っていただると嬉しいです。

シャトー・デ・ジャックについては日本リカーのURLで!
ブログ内の製品についてのお問い合わせは日本リカー(株) ℡03-5643-9770

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来日したピエール・リュルトンが語ったシャトー・シュヴァル・ブラン&シャトー・ディケム [来日したワイン生産者&関係者]

ワイン愛好家垂涎のシャトー・シュヴァル・ブラン
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2011年、建築家クリスチャン・ド・ポルザンパルクがデザインした新施設が完成!

サンテミリオンのスーパースター、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセAのシュヴァル・ブランは1998年にLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)のベルナール・アルノーCEOとアルベール・フレール男爵によって買収されましたが、1991年から支配人をしていたピエール・リュルトン氏が継続して活躍しています。1855年の格付けでプルミエ・クリュ・クラッセ・スペリウールを取得した甘口白ワインの最高峰『シャトー・ディケム』も、LVMHが1999年に筆頭株主となり、リュルトン氏はここでも社長兼CEOとして才覚を発揮しています。プレスランチの席上、来日したリュルトン氏は「シュヴァル・ブランでの仕事に関わってすでに26年、イケムに関しては12年間責任者として働いてきました」とあいさつしていました。

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ルモワンヌ マーケティング&コマーシャルディレクター、リュルトン氏、フェーブル社長

輸入元ピ-ロート・ジャパン(代表:ローラン・フェーブル氏)の招聘でピエール・リュルトン氏(シャトー・シュヴァル・ブラン マネージャー/シャトー・ディケム 社長兼CEO)とシャトー・ディケム マーケティング&コマーシャルディレクターのジャン・フィリップ・ルモワンヌ氏が来日。ピーロートのアンテナショップ『ワールドワインバーbyピーロート神楽坂店』でワイン愛好家垂涎のワインについて語りました。


プレスランチのスタートはイグレック2015
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イグレックはイケムが造る辛口ワインで、1959年から生産されています!

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北海道産ホタテ貝のカルパッチョ × イグレック2015
魚介類のミネラル感はもちろん、塩漬けした葉のソルティさとソースの甘さがワインの辛味、甘味、酸味を引き立てイグレックの複雑さを実感。包容力のあるヴィンテージ!

ソーヴィニヨン・ブラン主体でセミヨンが少々(貴腐ぶどう使用)、白桃やアプリコット、蜜のあるリンゴ、カモミール、フレッシュで軽快な酸が糖分をマスキングして程よいバランスに。年間1万本の希少ワイン。2015年は赤も白も甘口もすべてパーフェクトなコンディションでした。

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シャトー・ディケムはソーテルヌで400年の歴史を有し、アメリカのトーマス・ジェファーソンやロシアのロマノフ王朝、日本の明治天皇からも愛されていたワインです。ぶどう畑は100㌶、栽培比率は80%セミヨン、20%ソーヴィニヨン・ブラン。秋口になると朝方濃い霧が立ちこめ、ぶどう畑に湿気をもたらしますが、東からの風が吹き込むことで、ぶどうは乾燥し、ボトリティス・シネレア菌による貴腐化が起こります。この独自のミクロクリマによって果汁と糖分が凝縮し、比類なき貴腐ぶどうが収穫できます。

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フォアグラと鴨肉のパテ × シャトー・ディケム2014
フォアグラとソーテルヌの定番の組み合わせ
フォアグラの滑らかさと脂分がワインのオイリーさと相乗しとろける食感

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シャトー・ディケム2014 はフレッシュで酸味と糖分のバランスが絶妙
甘口ワインは酸味を残すことがとても大事。2014年は冷涼年だったので、十分な酸を備えたセミヨンが収穫できたそうです。収穫の開始は9月5日、終了は10月末で正味9週間かけています。イケムではぶどうの状態を見ながら、数回にわけて収穫していますが、隣のシャトーは、イケムの2回目の収穫時からスタートしたとのことなので、2014年がいかに早摘みだったかがわかります。9週間あまりを費やしたことで、9月時のフレッシュさと10月時の複雑さを兼ね備えたぶどうが穫れ、エレガントかつ力強さのあるワインに。若いうちから楽しむことができ、熟成にも耐えうるヴィンテージ。アペリティフでは冷たくして飲むのがおすすめです!


時を超えてメルロを招いたシュヴァル・ブラン
ぶどう畑は40㌶、栽培比率はカベルネ・フラン60%、メルロ40%。サンテミリオンの格付けでオーゾンヌと双璧のシュヴァル・ブランはシャトー・ペトリュスのあるポムロールに隣接。リュルトン氏は「カベルネ・フランが時を超えてメルローを招いた」と形容し、「シルクのような滑らかなタンニン。カシミアタッチで時を超えて長く続くエレガントさが特徴」とコメント

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(左から)プティ・シュヴァル2011、シュヴァル・ブラン2011、同2006

プティ・シュヴァルはシュヴァル・ブランのセカンド・ワイン
「セカンドですが、ひとつの銘柄と考えています」とリュルトン氏。語られることが多い2009年や2010年と比べると、やや陰に隠れた存在の2011年。リュルトン氏のお気に入りのヴィンテージということで、「洗練されています。深い色調、フレッシュで、赤系果実の要素を備えており、バランスが良く、樽の香りもワインにうまく溶け込んでいます」と。

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シュヴァル・ブラン2011はプティ・シュヴァルより色調も濃く、ブルーベリー、カシスやミント(完熟したカベルネ・フランの特徴香)、コーヒー、西洋スギ、焙煎香があり、若いうちから飲みやすく、長期熟成にも耐えるヴィンテージ。エレガントさと複雑味を併せ持つシュヴァル・ブランの特徴が出ているワイン

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シュヴァル・ブラン2006は評価が高い2000年や並外れた出来と言われている2005年のようなエキゾチックなタイプでなく、古典的なタイプ。香りは開いていて、黒系果実や甘草、滑らかでシルクのようなテクスチュア、長い余韻

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牛フィレ肉のロースト 赤ワインソース × 3アイテム
プティ・シュヴァル2011は若さがあり、素直に飲みやすいワイン。グラスワインとしても楽しめます。シュヴァル・ブラン2011は黒コショウ(スパイス類)より赤ワインソースのほうが馴染みが良くすんなり。シュヴァル・ブラン2006は酒質の柔らかさ、上品な酸、熟成状態が良好でフードフレンドリー、お肉との相性◎。グラスの減りが一番早かった2006年、今飲んでおいしいワイン!

シャトー・デイケム1987年はマグナムで
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マンゴーパンナコッタ ~フレッシュマンゴーのナリネとマンゴーのシャーべット~
美味でした。もう少し“酸”の要素が加わっていれば、ワインとの相性もより完璧になったのでは・・・

神の甘露シャトー・ディケムはぶどう樹1本からグラス1杯しか穫れない極上甘口ワイン
1987年は雨が多い年だったので、収穫についてかなり心配したそうですが、滞りなく進んだ由。ワインは黄金色に輝き、香りはアプリコットのコンフィや蜂蜜、クリームブリュレ、ジンジャー、古いイケムの特徴香であるサフラン。残糖は100g、甘さの裏に隠れた上品な酸の効果がべたつきを感じさせない味わいに。冷やしすぎないで飲みたいワイン

欠番ヴィンテージは
降雨量が多かった2012年は生産していません(イグレック2012は生産)。20世紀の欠番は1992年、1974年、1972年、1964年、1952年、1951年、1930年、1915年、1910年の9ヴィンテージですね。

贅沢な1時間のプレスランチョン
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超多忙なピエール・リュルトン氏を囲んでの1時間だけのランチタイム!
フランス・ボルドー地方のサンテミリオン地区とソーテルヌ地区を代表するワインを手掛けるリュルトン氏のガイドで、仕事冥利な時間を共有させていただき、リュルトン氏の気さくなお人柄にも触れることができました。ピーロート・ジャパンにも御礼申しあげます。

製品についての問い合わせはピーロート・ジャパン ℡03-3458-4455
https://www.pieroth.jp/

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アンリオ家の歴史をつなぐ『キューヴ38』、世界に先駆けサードエディションを披露@アピシウス [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

ソレラシステムによる“永遠のリザーヴ”ワイン

2015年、アンリオ ファミリー グループの8代目社長に就任したジル・ド・ ラルズィエールさん
右後方にあるファーストエディションの容器は、キューヴ38のタンクを模した形になっています。
シャンパーニュ地方アンリオ、ブルゴーニュ地方ブシャール・ペール・エ・フィス、シャブリ地区ウイリアム・フェーブル

輸入元ファインズ主催のチャリティ試飲会のために来日したド・ ラルズィエール社長が、別開催のメーカーズランチで、6月発売予定の『キューヴ38』のサードエディションを披露しました。


会場はフレンチの名門『アピシウス』

ウェルカムシャンパンは注目のロゼ ブリュット ミレジメ 2008

口開けはインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)で、金賞&トロフィーをW受賞しているアンリオ自慢のヴィンテージ・ロゼ。秀逸なロゼはワインのこころFB版で紹介させていただきました。

時間を大事にしているアンリオとアピシウス


サービスしてくださったのは2013年からアンリオのアンバサダーとして活躍している情野博之シェフソムリエ。「ムニエは使わず、シャルドネとピノ・ノワールという対照的なぶどうをブレンドしているメゾンで、NVのブラン・ド・スーヴェランにしても4年間という長い熟成を経ています。出汁を取って、じっくりと仕上げていくうちの料理ととても良く合っていますし、お客さまもアンリオ好きの方が多いと感じています」と語っていました。


ロゼと前菜の鰆のフライ、鯨のカルパッチョを合せると、切れのよい酸と軽いタンニンが口中をリフレッシュ!鯨の登場に初めは驚いていた同社長ですが、相性には満足なさっていたご様子


綺麗な温製鮑と茸のモザイク仕立てのテリーヌ
右上には)オリーブオイルで伸ばしてペースト状にした鮑の肝

キューヴ38 ファーストエディション&サードエディションの解説

photo by Fumiko (2015年11月)

『キューヴ38』は467ヘクトリlットルのステンレスタンクの名前で、シャンパンもそれに由来しています。現在、このタンクのなかには1990年から昨年収穫した2016年までのワインが入っています。ソレラシステムで継ぎ足してきたリザーヴワインです。

スペインのシェリーの熟成法で、3~4層に積み上げられた樽の最上部には一番若いワイン、下部になるにつれて樽内のワインは古く、最下部は床(スエロ)近くにあるのでソレラと呼ばれていて、一番古いワインが入っている。シェリーを造る時、ソレラから適量のワインを抜き取り、抜き取った部分には上部の樽からワインを補充。さらに、その樽の空き部分にはその上の樽から補充していくというシステム。ソレラの樽には何年にもわたるワインが混在していることになる。

アンリオでは毎年約20%の量をキューヴ38から抜き取り、うち約17%はNVの『ブリュット・スーヴェラン』と『ブラン・ド・ブラン』用リザーヴワインとして、残りの約3%は『キューヴ38』に使っています。
タンクから抜き取った空スペースには、シェリーのソレラと同様、収穫したばかりの若いワインを加えます。キューヴ38が“永遠のリザーヴ”と呼ばれているのは、シャルドネハウスと形容されるアンリオの、1990年から今に至るまでのシャルドネがタンクのなかで受け継がれているからです。


本邦初のサードエディション

風呂敷に包まれて登場した『キューヴ38』のサードエディション


若干軽量化した容器、情野ソムリエの姿が写って!

ボトルの表と裏をチェック

(左)キューヴ38 ファーストエディション
ベースワインは1990年から2007年までの18ヴィンテージ
(右)キューヴ38 サードエディション
ベースワインは1990年から2009年までの20ヴィンテージ


生産本数とティラージュ(2次発酵のために酵母と蔗糖を加えて瓶詰)した日付を明記
(左)1,000本中292本目のボトル、ティラージュは2009年、デゴルジュマンは2014年9月、ドザージュは3.5g/L、1500ml 、参考価格10万円(税別)
主要な輸出国は米国、イタリア、英国、日本で、ファーストエディションは500本をフランス本国で販売
(右)990本中93本目のボトルで、ティラージュは2011年、デゴルジュマンは2016年6月、ドザージュは3.2g/L、1500ml、価格は未発表

デイアムコルクを導入


アンリオファミリーグループでは1992年からDIAMコルク(ブショネの元になるTCAを生成させない処理をしたコルク)の研究(コルクの均一性、ワインの熟成の具合等)を進めていて、2000年代になってから、ブルゴーニュの白のエントリーレベルから導入。現在ではウィリアム・フェーブルは100%、ブシャール・ペール・エ・フィスの白も100%、シャンパンはブラン・ド・ブランに導入しているので、キューヴ38もディアムコルク。コルクにはDIAMANT(商標)の刻印があります。

ド・ ラルズィエール社長は「ディアムの導入に関して、最初は周囲の反応が大きくて、かなり騒がれましたが、今では多くのワイナリーが使っています。我々は伝統に従い、テロワールを尊重し、それを表現するようにしながら、モダンな技術を使い、新しいものを取り入れています。ファミリーの独立性があるからできることで、これにより新しい道を開いてきました。キューヴ38にも同じことが言えます」とコメント


フランス産仔牛ロース肉のヴィエナ風 紅茶(アールグレー)のソースをキューヴ38に合わせて。キューヴ38に感じる紅茶のニュアンスが生かされていた一皿



2種を利き比べながら、「ユニークなコンセプトであることはわかっていても、毎年毎年新しいワインを継ぎ足していくことで、変化も起こりました。アンリオが求めるシャンパンスタイルとして確信が持てたのは24年目です。ここまで長い時間待てたのはファミリー企業だったから」とド・ ラルズィエール社長


トリロジー・デザート(林檎、栗、苺)とアイスクリーム
ロゼのなかの赤い果実、タルトやブリオッシュのニュアンスとデザートの要素が重なり、幸せな気分!


故ジョセフ・アンリオ前社長の発想から生まれたシャルドネ100%、グランクリュ(シュイィ、アヴィズ、メニル・シュル・オジェ&オジェ)100%の『キューヴ38』は、アンリオ家が重視する〝フレッシュかつ複雑味〟を備えた比類なきシャンパンでした!
製品についてのお問い合わせ(株)ファインズまで ℡03-6732-8602

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