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香港インターナショナルワイン&スピリッツ フェア2013のファイナルリポート [香港インターナショナルワイン&スピリッツフェア]

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画像提供:HKTDC
2回にわたり、香港での日本酒人気食のホットスポットについてお伝えしました。
第3弾はイベント全体をまとめた最終リポートです。

Opening Ceremony
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香港貿易発展局(HKTDC)主催の香港インターナショナルW&Sフェアは今年で6回目

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画像提供:HKTDC
初参加のヨルダン、リトアニア、モンテネグロ、モロッコの4カ国を加えた40の国・地域から1005の出展があり、約2万人のバイヤーが来場。海外からは主としてイタリア、フランス、豪州、米国、カナダ、アジア圏からは中国本土、韓国、日本、マレーシア、フィリピン、インドネシアで、アジアのバイヤー数は昨年より15%増。最終日のみ一般消費者の入場が可能になっていますが、こちらは昨年より18%増の2万4千人でした。

セミナーを振り返って
2日半の日程で参加したセミナーのなかで印象に残った箇所は・・・
トルコワインセミナー
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主要10カ国とトルコの一覧(2010年データ)を見ると、ぶどうの生産量はイタリア、米国、フランス、スペインに継ぐ位置にいます。ワイン輸出量はまだまだ微量ですが、「トルコワインはホットな市場で、英国や米国から注目されていますし、MWのジャンシス・ロビンソンやティム・アトキンも話題にしています」とデブラさん

そのデブラ・メイバーグMWですが、ここでも彼女が得意とする聴講者参加型のスタイルで本領を発揮していました。10月末に来日してチリのプレミアムワインディナーの講師をなさった時も、参加者は青い布(太平洋)や白い布(アンデス山脈)の持役をしたり、動きを伴うクイズを仕掛けられたりで(笑)、おとなしくしていられない状態でした。香港では、参加者に準備した小物を付けながら、5つの代表的な品種を解説しました。Wines of Turkeyのサイトはコチラ

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最初のぶどうはLocal Lord (地方の領主) を意味するEmirエミル種。手製の王冠が登場しました。「軽快で溌剌とした白ぶどうで、ワインはピノ・グリージョ的」とデブラさん

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Narinceナリンジェ種 は “delicately” の意味。用意したのは、透けた羽根の“繊細な”蝶々。ぶどう品種のイメージ、伝わってきますよね。「ライトでデリケイト、フルボディの白ワインになります。シャルドネのイメージ」とのこと

3番目はKALECiK KARASIカレジク カラス種、ここでは紙細工のお城を頭からかぶせて。デブラさんは「ブラックカースルの意味です。フレッシュで、ガメ種に似ています」と。4番目がÖküzgözü オクズギュス種、ツノのついた帽子で、品種の“bull's eye(牡牛の目)”を表現していました。フルボディで熟成タイプの赤ワインになり、デブラ的表現ではメルロ似とのこと。最後の品種はBoğazkereボアズケレ種、タンニンや酸味がしっかりしているからなのか、トルコではトローチ・バーナーを意味するようです。顔見知りの中国のトップソムリエさんを指名してデブラさんが手渡した小道具は、のど飴でした。読み方が難しいので発音も声を合わせて練習しましたが、暗記だけでないセミナーなので、機会があれば活用してみたいです。

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全10アイテムを試飲。トルコ・アナトリア地方のぶどう栽培とワイン造りの痕跡は7000年前にさかのぼることができます。土着品種は800あまり、国際品種はカベルネやシャルドネ、メルロ、シラー等を栽培しています。総体的に白ワインは気品があり、バランスが取れていると感じました。赤ワインのなかには固めのタンニンや収れん味が少し気になるものがありましたが、今後さらに変化していくと思います。

Wine Industry Conference
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〝Driving Growth グローバルワイン産業の動向〟をテーマにした酒類業界会議では中国ワイン協会副理事長のLi DeMeiさんが基調講演、中国のワイン業界の動向について語りました。パネルスピーカーは、ここ数年シンガポール在住でワインアドヴォケイトとeRobertParker.comの編集長リサ-ブラウンMW、チャイ·コンサルティングの創業者モーリーン·ダウニーさん、www.jancisrobinson.comの共同研究者でワインスクールの講師ほか幅広い活動をしているフェラン・センテジェスの3名、進行役はデブラ・メイバーグMW

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画像提供:HKTDC
Li DeMeiさんは、中国のワイン造りや飲酒の歴史は2000年前にさかのぼることができ、そのことは漢の歴史家(SIMA Qian司馬遷によって書かれた)の記述に残されていること。ぶどう栽培やワイン造りは、欧州訪問をしたグループリーダーで、漢の使節団員だったZHANG Qian張騫によって紹介されたこと、ワイン用のぶどうは気候条件等の問題があり、中国全土での栽培には至らず、狭いエリアに限られてしまったこと。Rice wine造りは比較的容易に全土に広がっていったことについて解説。

日本でのワイン造りの歴史を振り返ってみても欧州系ぶどうの栽培には困難が伴いましたし、故川上善兵衛翁の日本風土に合ったぶどう品種の改良の歴史を見ても、アジアでのワイン造りの苦労を感じます。片や、米文化のアジアにとって、Rice wine(日本では日本酒)は導入しやすく、日本でも47道府県で日本酒が生産されていることを考えると、中国でライスワイン造りが比較的楽に広がったことは理解できます

中国のワイン総生産量は
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上記は直近から過去3年間、計4年分のワインの総生産量のデータで、2012年は1,382,000t。生産されるワインの多くは低価格帯が主流です。また、2012年のワインの総輸入量については376,900klで、内訳は2L以下のボトルが255,500kl、2L以上のパッケージ(バルク)が121.400kl。輸入ワイン市場は急成長しています。

主たるワイン産地
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大きな3つの丸は左から新疆ウイグル自治区(Xinjiang)、黄河沿いの寧夏平原に位置する寧夏回族自治区(Ningxia)、華北地方にある山東省(Shandong)、他にはHebei'(河北省)や甘粛省(Gansu)等も。

中国では80%が赤で、ドライな赤ワインが好まれています。微量ながら甘口ワイン(ソーテルヌ等)への興味も。栽培品種のうち、黒ぶどうは欧州系のカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、初めて聞いたCabernet Gernischtカベルネ・ガニッシュ(正確な読み方不明)、この品種はボルドー由来で、今では中国固有の品種になっているとのこと、ピノ・ノワール。白ぶどうはシャルドネ、イタリアン・リースリング、リースリングで、地方ではヴィテイス・アムレンシス(アジア原産ぶどう)中心

ワイン生産者はビッグブランドとブティックワイナリーに大別され、前者にはチャンユーグループ、COFCOグレートウォール、ダイナスティ、グランド・ドラゴン等、後者にはグレイス・ヴィンヤード、ホーラン・チャンシュエ、シルバー・ハイツ、ホーラン・マウンテン等があります。

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フェラン・センテジェスさんについては今年の5月、ジャンシス・ロビンソンMWが自身のサイトで紹介しています。2006年のスペインベストソムリエで、13年間エル・ブリのソムリエだった由。その彼が用意していたのが上記の五感を刺激する教材でした。初めて見ました。

左から2種の香りのサンプル(リオハのワイン)、フランスの『Le Nez du Vin 』と同じです。隣りはスプレー式、シェリーの香りで、私はアモンティリャードを連想しました。これら2つは嗅覚を刺激しますが、赤と白のボールはグルナッシュ種を触った感じとのこと、外観はソフトで中が固い印象! クールな触感の筒はゴデーリョ種を表現しているそうです。コルクのアダプターは動画で、口中にワインが入ってから香りがどのようにして伝わっていくかが軽快な音楽とともに楽しめるようになっています。視覚と聴覚への刺激です。そして最後、一番右は鏡、変化の目・・・自分の内面を見つめるのかなぁ
嗅覚、触覚、視覚、聴覚、あとは実際にワインを味わって味覚、五感の完成! 
ユニークな教材!

Spanish Fine Wine Tasting ~ White ad Sparkling Wines~
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3000年以上のワイン造りの歴史があるスペインは世界一のぶどう栽培面積を誇っています。香港でのスペインワインセミナーは(一社)日本ソムリエ協会刊のソムリエ教本のスペイン編を学習している印象。ワインの原産地呼称(DO、DOCa、Vinos de Pago)、主たるぶどう品種の特徴、熟成規定等を解説していました。そのあと、9種(カバは2アイテム)をテイスティング。
Japan Wine Challenge2013でブロンズメダル、Dcanter誌でブロンズメダルを獲得したワイン等も登場していました。聴講者はバイヤーさんが多かったのではないかと思いますが、講師の話を真剣に聞いていましたし、座れなかった方たちもいたので、スペインワインに興味を持つ人が多かったようです。

Sparkling Wines Beyond Champagne
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WSETの国際トレーニング&開発アドバイザーMs.lvy Ng講師が、英語と広東語を駆使して発泡性ワインについて説明。マスタークラスと銘打ってはいても内容は基本的な製法(シャンパン製法、シャルマ製法、トランスファー方式)、各国のワインの特徴&ぶどう品種、熟成期間等をWSETの表(外観、香り、味覚、結論)を参考にしながらテイスティング。供出されたのはプロセッコ(伊)、アスティ(伊)、カバ(スペイン)、スパークリング(米国)、シャンパン(ポル・ロジュ)の5アイテム

Premium Port Wines
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プレミアムの形容にふさわしい上質のポートワイン
香港インターナショナルW&Sフェアならではのセミナー

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『Kopke 375 Special Edition Porto Colheita1940』、輸入元スゲヴィヌスが主催したプレミアム・ポートワインセミナーに登場。1940年に収穫されたぶどうから造られたワインで、73年間、580リットルのオーク樽で熟成させたスペシャル版。1638年創業のKopke社の375周年を記念したポートワインです。忘れ得ぬ味わいのポートでした。関連記事のワインのこころも
>>>http://sankei.jp.msn.com/life/news/131121/trd13112114300013-n1.htm

今年の会場は
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パートナー国のスペインは91の展示ブースを披露

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会場内のお洒落な飾り付けが目につきました。
画像の左のコルク型のUSBのアダプターはいくつあっても嬉しい優れものでした!

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ふと立ち寄ったスペインのブースでは、特徴ある3品種(マカベオ、チャレッロ、パレリャーダ)ではなく、(左から)①シャルドネ100%、②シャルドネ83% マカベオ12% ピノ・ノワール5%、③テンプラニーリョ70% シラー25% ピノ・ノワール5%のカバに出逢いました。

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画像提供:HKTDC
香港では58%の市場シェアを誇るフランス
イタリアに続いて2番目のボリューム154のブースを展示

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イタリアはエミリア・ロマーニャ、キアンティ、ヴェローナの3地域162の展示ブースが

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画像提供:HKTDC
豪州はワインオーストラリアがブースを構え、アジア・新興市場統括ディレクターのアーロン・ブラッシャーさんのミニ・セミナーも好評

帰国直前、少しの間、ワインオーストラリア(豪州)のブースへ。20年ほど前、ペンフォールドで働いていたというアーロンさんに香港での様子を伺ってみました。ブースでの反応も良く、手ごたえを感じているようです。HKTDCが作成した2013年版の資料に、5年以内に中国が豪州にとっての最大輸出市場になるであろうとの予測が載っていたので、その点を質問したところ、アーロンさんも同意見。「来年フォーカスしたい国は?」との質問にも、最初に登場したのが中国でした。英国、米国に続く、No3(数量ベースは第4位ですが、金額ベースでは第3位)が中国で、豪州のプレミアムワインの輸出相手国としてますます重要な存在になっているようです。ちなみに中国における豪州の赤ワイン比率は70%とのこと、これもさらに増えそうな勢いです。

香港と中国本土の消費者の違いについては、「香港はワインや料理に関して中国本土より洗練されていますし、知識もあります。ただ、中国の次世代はワインの教育、旅行経験、欧州の食事スタイルに慣れ親しんできているので、徐々に変化してくると思っています」と語っていました。過去6年間にわたって中国へのワイン販売は主として、シラーズとカベルネ・ソーヴィニヨン中心ですが、わずか1年で80%以上の増加を記録した中国。話を聞きながら、アジアではNo2の市場とは言われつつも、豪州ワインのシェアが4~5%ととても少ない日本だけに、巨大消費国の中国とは全く異なる切り口で豪州ワインの浸透を考えねばと思いました。

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香港の繁華街コーズウェイベイにあるハイサンプレイスの地下にあるスーパーマ-ケット『ジェイソンズ』で見つけたペンフォールドの店内陳列、中国語で〝奔富〟の意味を持つペンフォールドは中国語圏で人気もの

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南アフリカからは28の出展がありました。12月第2週のワインのこころに南アの泡ものについて書きましたが、日本未輸入のアボンデール、イイですよ。輸入元のダイバースフレーバーズもフレンドリー!
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131212/trd13121214560010-n1.htm

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ダイバースフレーバーズの代表取締役アントニー・バッドさん
私が気に入ったスパークリングワイン『アボンデール』は南アフリカのパールバレー、クレイン・ドラケスタイン連峰の麓に位置し、ケープタウンから車で35分のところにある家族経営のワイナリーのもので、7種類のワインをビオディナミ農法で生産しています。アントニーさんの前にあるパソコンでは畑で働くアヒルたちの姿も。赤ワインでは『セダバーグ』のシラーズ2010(画像右から3番目)がバランスも良く好印象、エアラインでも使われているそうですが、日本での扱いが増えて欲しい南アのワインたちでした。

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日本からは昨年から参入したJETROと今年初の鹿児島県政府と新潟県酒造組合で98展示をしました。来年はさらに輪が広がるはずです。

(続) コンペティションではメルシャンが快挙!


香港食のホットスポット ~キッコーマンの浸透度からお洒落なワインショップまで~ [香港インターナショナルワイン&スピリッツフェア]

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リーガル・ホテル香港の20階からの眺め

人気の『正斗』とキッコーマンとのコラボレーション
香港インターナショナルワイン&スピリッツフェア2013(11月7日~9日)取材のため香港へ。展示会前日の夕方、現地に到着。ホテルで小休止した後、キッコーマンの駐香港代表、当地に8年住んでいる杉浦健さんと待ち合わせて街中に。杉浦さんに4時間ほど現地の食事情探究のナビゲートをしていただきました。

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地元民や中国本土の観光客から愛されている正斗。香港の主要エリアに5店舗を構える同店は、Congee & Noodle Wantun(お粥とワンタン麺)という店名にもあるように、麺粥が特に有名です。折しもキッコーマンでは正斗全店と組んで、10月1日から12月上旬までブランドキャンペーンを展開中だったので、その様子を垣間見るため、ハッピーヴァレー本店を訪問しました。

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メニューのなかの2品にキッコーマンの濃口醤油が使われていて、中国表示“萬字醤油 まんじじょんやう”も! 卓上瓶も料理名の横にオンメニューされていました。

農林水産省が農林水産物・食品の輸出促進に向けてかかげる3本柱は、■Made In Japan(日本の農林水産物・食品の輸出)、■Made By Japan(日本の「食文化・食産業」の海外展開)、■Made From Japan(世界の料理界で日本食材の活用推進)。今回はMade From Japanが目的だったので、まさに的確な実例でした。
キッコーマンのブランド戦略は日本食に欠かせない調味料として定着するだけでなく、現地の中華料理にも合う醤油として広く使用され、浸透していくことであり、香港の背後に控える中国本土を見据えて行動しています。

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帆立のダシが効いた穏やかな白粥、品の良い味わい、さすが評判のお粥店!

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歯ごた十分な海老焼売はスイートチリソースで

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キャンペーン中の1品、焼きそば、メニューにある「豉油皇炒麺」、読み方は難しいですね。
麺の食感はソフトで、醤油の香ばしさがイイ感じに表現されています、美味美味!

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キッコーマンと中国産の利き比べをしてみました。
日本産は外輪郭に透明感があり、艶もあります。若干ブラウン系のニュアンスを感じました。香りにはみたらし団子や焼き餅の香ばしさを連想させる魅力があります。『正斗』のシェフも日本の醤油の香り&味わいの素晴らしさを大いに認めているそうです。
片や、中国産醤油は、濃くて深い色調、底が見えません。う~ん、香りから納豆臭を感じました。臭いに気を取られ、味見することを忘れてしまったのですが、今、思えば、きちんと味わいもチェックすべきだったと反省しています。次回チャンスがあれば、中国産醤油の香りを2~3、体験したいと思っています。

香港税関の協力で模倣品解決
フランス・ボルドー地方のシャトーでも中国の偽物対策には力を入れていますが、食品は口に入るものだけに、消費者も十分気をつけなければなりません。キッコーマンでもリーマン・ショック以降、フェイク騒動に出くわしましたが、香港税関の協力で全面解決に至っています。事の一部始終は香港メディアに大きく取り上げられました。同社では消費者に向けて小売流通品には模倣品がないことを記した広告や、模倣品と正規品の見分け方を写真比較で示し、正規代理店情報の提供も徹底しました。丁寧なフォローでエンドユーザーを安心させる活動も行っていますし、監視の目も厳しくしているので、フェイク騒動以降、模倣品を香港で流通させる業者は今日まで発見されていないそうです。

帰国後、産経EX21日刊の食を楽しむのページに、香港食事情を書かせていただきました。連載中の「ワインのこころ」の上段なので、この日はオンリー青木冨美子ページになりました。迅速な対応をしてくださった佐野編集長、Gデスク、S記者に感謝しております、ありがとうございました!!


(続) 香港のスーパー・マーケット、3店3様の面白さが!


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『香港インターナショナルワイン&スピリッツフェア2013』リポート第1弾は日本酒から [香港インターナショナルワイン&スピリッツフェア]

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香港インターナショナルワイン&スピリッツフェア2013が11月7日から9日の3日間、香港コンベンション&エキシビジョン・センターで開催されました。メインのディスプレイをよく見ると、ボトルとシャンパングラスとワイングラスになっていますね、オシャレ!

香港貿易発展局(以後HKTDC)からお声掛けいただき、昨年初めて取材に出掛けました。会場が広く、セミナー等の参加でも多少戸惑うことがあったのですが、2回目の今回は万事順調。
また、今年は渡航前にHKTDCとの打ち合わせがあり、いくつかの要望が出たので、より気合が入りました。

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HKTDCからの課題の1つが日本酒、Non Solo Vino ( ワインだけじゃない) な取材でした。

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日本からは日本貿易振興機構(以後JETRO)、 新潟県酒造組合、鹿児島県政府の3グループが参加、全部で98の展示ブースがありました。

JETROと日本酒造組合中央会主催の日本酒講座
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初日、17時からの『日本酒講座』に参加してみました。進行役は香港JETROの彦坂久美子さん、第1部は独立行政法人 酒類総合研究所の橋口知一博士。Introduction to Japanese Sake/日本酒の紹介(日本酒とは何か、日本酒の作り方、タイプ等)を日本語(通訳は広東語)で。第2部は香港在住で“酒さむらい”をお持ちの、スーパー才女 百瀬あゆちさん(中央)による How to enjoy sake:Serving Temperature and Serving Vessels/日本酒の楽しみ方(器や温度の違い等)を英語(通訳は広東語)で。聴講者は香港のバイヤーや小売、レストラン関係、欧米やアジア圏からのバイヤーもいました。

橋口講師の内容の一部を書き連ねてみると・・・
■日本では現在47の都道府県で酒造りが行われており、酒ブルワリー数は1300、多くの蔵元は200年以上の歴史を有し、最古の蔵元は870年の歴史がある。■清酒は基本的に米と水から造られ、旨味(アミノ酸由来)成分が多く、酸味や苦みは少ない。■原料がでんぷんなので、酵母は直接でんぷんを食べることができない。ゆえに、そのでんぷんを分解するために麹(こうじ)を使う。この麹を使って糖化をし、かつ発酵が1つのタンクで同時に起こるのが清酒の特徴(平行複発酵)。これにより清酒は蒸留をしていなくてもアルコ―ル度数が20%くらいになる。麹はタンパク質をアミノ酸に分解するが、これが日本酒の旨味になっているetc

私的感想
ワインはぶどう果汁に含まれている糖分が酵母の働きでアルコール発酵が起きます。とてもシンプルなのですが、日本酒の製法はもっと複雑。また、ワインは冷蔵庫温度から常温20度程度ですが、日本酒は0度から55度、場合によってはマイナス5度~10度くらいでも良いとか、温度帯の幅広さは大きな魅力です。

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精米具合(米粒がどれだけ磨かれたものかを示す値)で、60%というのは、例えば100kgの米粒を60kgになるまで磨いたことを意味し、吟醸酒とラベルに書くためには精米を60%以下にする必要がある由

酒米は食用米より少し大きく、中心部分に心白Shinpakuと呼ばれる不透明な部分があり、この部分が麹造りに良いとされているとのこと。最も有名な酒米は山田錦で、2013年現在100種の酒米が栽培されているそうです。

百瀬講師による日本酒レッスン
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出典:JETRO
日本酒のタイプ別4分類 
■薫酒/アロマティックタイプ   8~15度
■爽酒/ライト&クリーンタイプ 5~10度
■熟酒/リッチタイプ(温めても冷やしてもOK) 15~18度  44~50度
■醇酒/ヴィンテージタイプ 15~25度

特定名称酒表による2分類
■純米ファミリー(醸造アルコール無添加)は、
上から順(品質・価格)に、純米大吟醸、純米吟醸、特別純米、純米
■本醸造ファミリー(醸造アルコール添加)は、
上から順に、大吟醸、吟醸、特別本醸造、本醸造
覚えることが多すぎます~

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左の2つは白ワイングラスとフルートグラスを使って、香りや味わいの違いをチェック
清酒は長野県の大吟醸タイプ『夢殿』
右の2つは埼玉県の純米タイプ『文楽』で、温度の違い(10度、40度)による比較試飲

私的感想
ワイン界ではグラス違いの比較試飲をよく行います。日本酒はワインより、酸味が穏やかなので、リーデルが出している大吟醸グラスのような白ワイングラスのほうが(今回の場合は左のグラス)、香りも旨さも引き立つような気がしました。シャンパングラスだと、口中で甘味 → 酸味の順に広がるので、酸味がそれほど強くない清酒の場合、全体のバランスが少しずれてしまうので、もったいない気がしました。

新潟の29蔵が一堂に会して
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2日目、8日の夜は『View62』で、『新潟ミニ 蔵の陣』がありました。
会場は画像のビルの62階で、ゆっくりと回転する贅沢なフロア、香港が一望できます。

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新潟県は93の蔵元中、29蔵が香港に出店、この日はプレミアムな清酒をPR
齊藤新潟県酒造組合長(左)の案内で周香港貿易発展局副総裁(中央)と石井主席領事もご臨席

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29蔵のNo18は『久保田』、朝日酒造営業部の遠藤好一次長(左)と三条正道さんが丁寧に解説してくださいました。

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左から
『久保田 萬寿(まんじゅ) 純米大吟醸』 
久保田のフラッグシップ、エレガントな香り&バランスの良さ
『同 碧寿(へきじゅ) 山廃大吟醸』 第一香は控えめ、口中に広がる旨味と重厚感
『同 千寿(せんじゅ) 吟醸』 クリーンで凛とした印象、ドライで食中酒として最適

山廃について「清酒入門者にもわかりやすい説明を」ということで、帰国後、橋口先生に質問してみました。
■山卸廃止(山廃)とは?
大昔は、山卸しを行う「生(き)もと」だったのですが、山卸しは寒い夜中に数時間ごとに起きて行う作業だったので、それを簡略化するために、それを廃止した山廃もとが普及しました。
■山廃は自然に発生した乳酸菌を生育させ作られる清酒?
昔は、木の容器や櫂棒を使っていましたので、それらに住んでいる乳酸菌が増殖したようです。現在も、蔵内にいる乳酸菌の働きで、山廃もとはできています。
ということですが〝百聞は一見に如かず〟をしないといけませんね。
 

日本酒の輸出額は第2位が香港!
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現在日本酒の輸出額は、第1位はアメリカで、香港は第2位に位置しています。日本酒の魅力拡大に力を入れている香港JETROのダンディな小野村拓志所長にもお話を伺うことができました。
「去年JETROは香港インターナショナルワイン&スピリッツに初参加しました。日本酒15蔵だけでしたが、3000万円の売り上げが出たことで、蔵元さんたちもお酒のハブとしての香港、展示会の位置付けを実感したようです。そのような経過があり、今年は昨年の約3倍、46の蔵元が参加、内訳は日本酒30蔵、焼酎・泡盛の16蔵です。ロンドンで開催されたインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)のSAKE部門で最優秀賞を受賞した福岡県の『喜多屋』さんも初参加しています。

日本酒セミナーでは、昨年は初歩的な製造工程をお話ししましたが、今年はもう一段ステップアップして、温度や器の形状で味わいが違うことを皆さんに体験していただきました。展示会場には日本酒のライフスタイル、日本の国酒文化知っていただくために、器も一緒に並べています。自分の好みの味わいが楽しめる器と共にお酒を飲んでもらうことを紹介しています。香港も中国もお米を主食にしていますので、アジアの料理には旨味成分を引き出す日本酒が合うと思っています」とコメント。

来年の抱負として、「今年は46蔵の参加ですが、日本は47の都道府県全てで日本酒を作っています。来年は日本酒、焼酎、泡盛と日本の酒のバラエティの豊かさをアピールしていきたいです」と語っていました。
より多くの蔵元の参集を期待しましょう!

展示会内の日本酒道具展
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小野村所長のお話にあった器、展示会場に設けられたブースで

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富山県にあるAMANO JapanのRaden Glass、桜の花びらが描かれています、美しい

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白くてぽっちゃりした器は愛知県瀬戸にあるCERAMIC Japan

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KIMOTO Glasswareの江戸切子、手作りによる趣き、ありますね

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9日の最終日、福岡県八女市にある『喜多屋』のブースで、下無敷勉セールス・マネージャーに挨拶。世界のワイン品評会で、最も権威があるインターナショナル・ワイン・チャレンジ(以後IWC/本拠地:ロンドン)のSAKE部門で、今年の最優秀賞をゲットしたのが『 大吟醸 極醸 喜多屋』です。IWCは1984年からスタートしていますが、日本酒部門は2007年に新設されています。

喜多屋にとっての一番の海外市場はアメリカで、1990年初頭から輸出しています。量的には年間、1か月半ペースで720ml×12本入りを800~900ケース輸出。4年くらい前から香港への輸出も開始していますが、まだ小規模だそうです。今回の展示ではロンドン、豪州、台湾、香港等からの引き合いが多かった由。

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コンクールでの余波で、ただいま製品が品切れ中とか。試飲した喜多屋はバランスが良く、エレガントな味わいでした。下無敷マネージャーのおすすめの温度は10度、「7度8度から飲んで10度くらいまでがベスト」と。何と合せるかについては、魚、刺身、お寿司、シードフード全般OKで、特に福岡県産の明太子との相性が良いそうです。

香港から戻ってすぐの報告第1弾は産経EXワインのこころで、香港インターナショナルW&Sフェアでの日本酒人気について書きました。

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展示会開始前日の夜、香港の街中を視察してみました。
香港のアイコンビルIFC(International Finance Centre)のなかにある高級スーパーがcity' superです。1996年にできたスーパーで、現在は西武とのつながりはないようですが、創業者は香港西武の方とのこと。生鮮食品はじめ、加工食品等、日本からのものが多く、一瞬、日本にいるような錯覚も。

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酒類コーナーには新潟県が誇る『久保田』や『八海山』がゴールデンゾーンに並んでいました、かなり目立ちました。香港における日本酒人気は楽しみです。

次回のブログは、HKTDCから出ていた課題の2つ目、香港における食文化の一端をお伝えします。農水省が農林水産物・食品の輸出促進に向けて提唱している3本柱のひとつが"Made from Japan"
これはフレンチやイタリアン、中華など、世界の料理界における日本食材の活用推進ですが、今回は香港で展開されている日本食材の探求をしてみました。現地で頑張っている日本企業のエリート駐在員に密着して、様子を伺ってきました。

香港大学が2011年に行った香港人の好感度調査を見ると、第1位日本人(60%)、第2位シンガポ-ル人(58%)、第3位台湾人(48%)という結果になっています。日本人は前年より25ポイントアップしているのですが、これは大震災における日本人の秩序、理性、団結を評価して下さった由、すごく嬉しい結果です。



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香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア2012 プレイバック! [香港インターナショナルワイン&スピリッツフェア]

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画像協力:HKTDC

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11月8日~10日まで開催された『香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア2012』
香港貿易発展局(HKTDC)が主催する最大級の酒類イヴェントのひとつで、今回で5回目を迎えました。

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会場は香港コンベンション&エキシビション・センター、オープニングセレモニーはHKTDCのフレッド・ラム総裁のあいさつからスタート。アジアの重要拠点香港の位置付け、初参加は3ヵ国(アゼルバイジャン・デンマーク・ロシア)で、今回は36の国と地域が出展していること、Ice Bar(カクテルのデモンストレーション)、ワイン教育ゾーン、マスタークラスセミナー等の注目事項、また食と合わせてワインを審査する第4回『キャセイパシフィックHK インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション』の受賞式、ガラ・ディナー等についての紹介がありました。

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主要イヴェントの1つが『ワイン業界カンファレンス』、HKTDCが推奨するセミナーです。
世界のワイン産業の未来をテーマにした講演では、中国農業大学のスーパー才女、馬 会勤(Huiqin Ma)教授が「5年後の中国のワイン生産の傾向」について解説


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スペインのトーレス社が中国で展開しているトーレス・チャイナ。立役者は2000年から中国で活動してるアルベルト・フェルナンデスさん。中国本土でのワイン層浸透のため、中国のワイナリー『グレース・ヴィンヤード』とのジョイントの仕掛けや将来に向けた分析手腕は見事


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広大な展示場、迷います~まずはアルゼンチンブースから
香港出張の前週に東京でお目にかかっていたのが、『パスカル・トソ』の輸出ディレクター、フリアン・オルティさんとアジア担当の輸出ディレクター、マイク・ジェンキンスさん(右)。ピーロートさん主催のプレスディナー@赤坂「菊乃井」の折、香港での再会を約束。ブース裏の商談スペースで、おふたりは中国業者と打ち合わせ、ワインは快調に動いているそうです。

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初参加のロシア。そのブースで、スパークリングワイン発見! 泡もの好きとしては、どこに行っても、目新しい泡ものは興味の対象、初めての体験です。『Abrau-Durso アブレウ・ダーソー』は1870年設立のメゾンで、製法はシャルマ法と瓶内2次発酵を取り入れています。画像の泡ものはシャルマ法によるリーズナブルなレンジで、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール、シャルドネ、アリゴテ、リースリングのブレンド。ブリュット(ドザージュ12g/L)とドミ・セック(ドザージュ40g/L)があります

ここではカベルネ・ソーヴィニヨン100%のセミ・スイートタイプも生産

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12月第2週のワインのこころに香港で「美酒展」 露のスパークリングを体験しましたを書きました。コラムで紹介しているのが瓶内2次発酵によるタイプで、ブリュット(シャルドネ、リースリング、ピノ・ブラン、ピノ・ノワールのブレンド、ドザージュ12g/L、瓶内熟成30ヶ月)とブリュット・ロゼ(ピノ・ノワール100%、ドザージュ12g/L、同30ヶ月熟成)

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ブースではシャンパンメゾン『Chateau d'Avize シャトー・ダヴィズ』の販売管理ディレクター、チボー・ルラージュさん(左)が丁寧に対応してくれました。同社はアブレウ・ダーソーを所有するSLVグループによって買収され、現在は傘下になっています。

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今度はイタリアの泡もの、プロセッコのブースへ。今回初めて参加したというオリヴィエロ・パオロさん(左)から、プロセッコ・スペリオーレについて伺いました。途中、「去年プロセッコの代表が来日してセミナーをしていましたが、来週も来日予定ですよ~」とお話したところ、「事務局長ならそこにいるよ」とのことで・・・ジャンカルロ・ヴェットレッロさんにごあいさつ。上記はおふたりの記念のツーショットです。

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余談ですが・・・これは香港から戻った翌週の東京でのショット!
ANAインターコンチネンタルホテル東京で行われたプロセッコ・ディ・コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネDOCG品質保護協会のセミナーでは、同協会のエルヴィラ副会長(右)が講師をつとめました。事務局長とも再会できました。世界が狭くなっている気がします。

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(C)コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ品質保護協会

統制原産地呼称認定を受けた1969年から40年を経た2009年8月に、コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネで生産されるプロセッコはDOCGの認定を受け、イタリアで44番目の統制保証原産地呼称ワインになりました。
生産地域は限定されたふたつの主要産地コネリアーノとヴァルドッビアーデネの間の丘陵地の15の行政区域。ぶどう品種はグレラが最低85%含まれていなければならず、コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネの丘陵地で栽培されてきたヴェルディーゾ、ビアンケッタ、ペレーラ、グレラ・ルンガの使用は最大15%まで。そしてスプマンテには国際品種のピノ&シャルドネの使用が最大15%まで認められています。

第4回キャセイ・パシフィック香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション
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11月14日刊のワインのこころに書いた料理を試してジャッジするコンクールがこれです。世界には様々なワインの品評会がありますが、実際に料理と合わせながら審査している点がとてもユニークで、即応用がききます。

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今回は1800以上のエントリーがありました。そのなかで大いに健闘したのが、日本のワインメーカー、メルシャンです。『勝沼甲州2011』はベスト日本ワイントロフィーを獲得。さらに、『勝沼のあわ2011』 は食との相性(刺身、てんぷら、やき鳥)において、3つのトロフィーをゲットしました。日本の固有品種甲州に期待がかかります。

後日、日本から審査員として参加していた酒販ニュースの佐藤吉司記者に感想を伺ったところ、「リースリングやソーヴィニヨン・ブランだと、香りのインパクトを強く感じてしまうことがあるが、勝沼の泡はアロマも程よく、気泡があることで、食事と合わせやすい」とおっしゃっていました。

それを聞いて思い出したのが、2年前に英国の著名なワインジャーナリスト、ジャンシス・ロビンソン女史が来日して行ったセミナーでのことです。
私は「甲州ワインを世界に向けて仕掛けるとしたら」という質問をさせていただきました。それに対して、ジャンシスは「甲州ワインの性格を考えると、スイスのシャスラやロワールのミュスカデとの比較試飲も考えられますが、ただ、オーストリアのグリュナー・フェルトリナーGVの時のように他のワインとブラインドテイスティングするというやり方(GVの時はブルゴーニュの銘醸ワインと対決)ではなく、“料理と合わせて”比較試飲するほうが良いと思います」とのお答えが。

香港でのコンクールは、まさに“料理”ありです! この路線で頑張れ、甲州ワインです!

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ブランデーやジン、ラムやウォッカ、スコッチウイスキーやバーボンなども審査対象

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受賞式後のガラ・ワイン・ディナーでは、それぞれの料理に合わせて、フランス、イタリア、豪州、NZのトップワイナリーのワインが供出されました。

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画像協力:HKTDC

今思い出しても凄い面々! イタリアンのミシュラン3つ星シェフ3人!
前菜とメインディシュは2012年のミシュラン香港版で3つ星に輝いたリストランテ『オット・エ・メッゾ・ボンバーナ』のウンベルト・ボンバーナシェフ(最左)
リゾットは『ダ・ヴィットーリオ』のキッコ・チェレーアシェフ(左から5人目)
デザートを手掛けたのが、なんと『ラ・ベルゴラ』のハインツ・ベックシェフ(左から9人目)
花束~おふたりの分は別の方が持っていますね

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画像協力:HKTDC

ボンバーナシェフは“The King of White Truffles”と形容されるほどの白トリュフ好き
メインディッシュにやはり白トリュフが登場していました。但馬牛のテンダーロイン、ポルチーニをポレンタ、タレッジョに合わせて 白トリュフ添え!
シェフ自ら、HKTDCのフレッド・ラム総裁に白トリュフをサービスしています




(続) 香港での日本酒人気!


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