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第2弾 お正月にお薦めのボージョレ・ヌーヴォー [ワイン]


昨日、〝ワインのこころFB版”で、ワシントン州のスパークリングワインをご紹介しました。その折、毎年1月3日に行っている新年会&お誕生日のお祝い会について触れたのですが、5年前のブログを見て、思わずニッコリ。同じボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーを取り上げていたからです。
http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2012-01-03

2016年VTの秀逸なボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー
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季節もののモンドールやローストビーフとナイス・マリア―ジュ

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メゾン・ジョセフ・ドルーアンのボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィ―ニュ2016
ルイ・ジャドのボージョレ・ヴィラージュ・プリムール ノン・フィルター2016(

ドルーアンは若さを感じる赤紫色、ブラインドで飲んでもガメ種とわかるボージョレの特徴が出たスタイル。赤系&黒系果実(ラズベリー、ブラックカラント等)、古樹由来のミネラル、滑らかな酸、シームレスなタンニン、持続性のある味わい。
ルイ・ジャドは深く濃いルビー、黒系果実(ブラックベリー、ブラックカラント等)、重厚感があり、木目細かいながらタンニンの存在感あり、滑らかで旨味を感じる味わい

ドルーアンのヌーヴォーをかぶら寿司とあわせて
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今年はドルーアンとかぶら寿司(白かぶら&ブリを糀で漬け込んだ発酵食品)との相性を診たのですが、馴染み感が好印象。ワインもかぶら寿司もともに発酵物なので相性を一層引き立てていました。生臭みを感じさせないところが素晴らしいです。 5年前の数の子もそうでした。

余談ですが、2年連続で、解禁日にドルーアンの定番ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーがANA国際線(一部路線で)ファーストクラス、ビジネスクラスでふるまわれています。

酉ラベルのエトカルタ
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今年のエトカルタは酉ヴァージョン
蟹と合せると、すんなり合いすぎて、すいすい飲める感じ(笑)
ルイ・ジャドとドルーアンのボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー、エトカルタはお正月用ワインとしてお薦めできます!

ヌーヴォー解禁日を振り返って
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メルシャン&日本リカーの合同試飲会で特別供出されたルイ・ジャドの『ムーラン・ア・ヴァン シャトー・デ・ジャック1996』

クリュ・ボージョレの花形、長熟ワインとして知られていますが、20年の熟成を経たワインは滑らかで、酸とタンニンのバランスがよく、エレガント。ガメを超えたガメです。

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ホテル・オークラのローストビーフと合わせて
ホースラディッシュのスパイシーさを仲介役にすることで絶妙な相性、美味でした!

〝トロフィー・リヨン・ボージョレ・ヌーヴォー〟で金賞ゲット
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左から#1『ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー』、#2『ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー・シャトー・ド・ヴァレンヌ』、#3『ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー・デュ・ボワ・デ・シェーヌ』

アルベール・ビショー(輸入元メルシャン)はフランス・リヨンで開催されたボージョレ・ヌーヴォー唯一の公式コンクール『トロフィー・リヨン・ボージョレ・ヌーヴォー』で、3アイテム金賞受賞!
#1は明るいルビー色、ラズベリーやブラックベリーを連想させるかぐわしい香り、フレッシュな果実味にあふれ、フルーティーで滑らか、親しみやすいタイプ
#2は、ブラックチェリーやスミレのような香り、中盤からは上品な酸も。凝縮感のある果実味と厚み、バランスが良く、#1より大人びたタイプ
#3は赤系・黒系果実のフルーツバスケット、ラズベリー、ブラックベリー、ブラックカラント、香りにも味わいにもフルーツの要素満載、軽快さとボリューム感が共存したタイプ
2016年のボージョレ・ヌーヴォーはどれも果実味にあふれた飲みやすいタイプでした!

御礼とご報告
来月23日にルイ・ジャドのオリヴィエ・マスモンデ輸出部長をお招きしてスペシャル・メーカーズ・ディナーを開催いたします。本日、一斉告知で募集を行いましたところ、おかげ様で即日満席となりました。ありがとうございます!
ワインのこころFBのイベントコーナに詳細を載せております。
https://www.facebook.com/heartofwinefumiko/
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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第1弾報告、2016年のボジョレーヌーヴォー! 帝王デュブッフさん&横澤夏子嬢でカウントダウン! [ワイン]

2016年ボジョレーヌーヴォー解禁!
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ボジョレーの帝王ジョルジュ・デュブッフ社長と孫のアドリアン・デュブッフ・ラコンブ輸出部長
今年のスペシャルゲストはブレイク中の横澤夏子嬢

〝ボジョパ〟で市場を活性化!
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サントリー ワイン インターナショナル(株)とジョルジュ・デュブッフ社が契約締結して20年、記念年です!

ボジョパのコンセプトは〝今年のモノを今年のうちに楽しみ尽くす〟

山崎雄嗣社長によると、今年のジョルジュ・デュブッフ社のBNの輸入量は9%増で好調とのこと。
また、ボジョパについては、「ボジョレーヌーヴォー未体験の20~30代、昔ヌーヴォーを楽しんでいた40~50代をターゲットに、今年の流行モノは今年のうちに楽しみ尽くすBNパーティーを〝ボジョパ〟と名付け、今年からハロウィンとクリスマスの間の新たな催事として提案することで市場を活性化させたい」と語りました。


今年流行したものやマイブームを持ち寄って話題を提起
2016年はちぎりパンやブーケサラダなど

カウントダウンのステージで

23時45分頃、アドリアンさんにエスコートされて登場した横澤夏子さん
身長172㎝のレディには198㎝のアドリアンさんの背丈が丁度良かったようで、目に星が!
アメリカから取り寄せたというきらきらヒールでドレスアップした姿をPRしました。

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00:00、ヌーヴォー解禁!
「右手でキャップのミシン目の下を握り、左手でボトルの底を回してください」とアドリアンさんからワインの開け方について指導を受けた横澤さん。ワインを上手に開栓していました。「カチッという音がこんなに気持ちがいいんだって思いました」とコメント。その後、「ワインが似合うオンナになりたい」とも。

赤い果実のバスケット、おいしいヌーヴォー!

今年の作柄についてデュブッフさんは「信じられない年、素晴らしい年」と表現。
デュブッフ:6月、7月、そして8月第2週までは天候が芳しくなかったのですが、8月15日から好天になり、9月は50年来なかった高温(32度)にも恵まれました。夏の最後の暑さがぶどうを熟させました。収穫を開始した9月15日からの3週間は一滴の雨も降らず好天気。ボジョレーには珍しい暑さで、素晴らしいヴィンテージになりました。

深く美しい赤い色、香りは黒いさくらんぼと良く熟れたイチゴ、すこし潰れかけているイチゴ、スグリやバイオレットの香りもあります。
口に含むとゆったりとした広がりがあります。この豊かさは我々が期待していたものではなかったのですが、時間の経過でそれが現れてきました。風味豊かでまろやか、シルキー、そして誰にでも喜んでいただける寛容なワインです。アドバイスとして冷蔵庫には入れないで、15~18度で味わって!

2016トロフィー・リヨン・ボジョレー金賞受賞!!

リヨンで開催されたボジョレーコンクールで3アイテムが金賞に輝きました。
ボジョレ―ヌーヴォー2,460円ボジョレー・ヴィラージュヌーヴォー2,760円ボジョレー・ヴィラージュ プリムール2,460円/業務用


スタイリッシュなラベル、チーズに合うボジョレーも!

肩ひじ張らずに楽しめるのがボジョレーヌーヴォーです。
市場を見ると、価格帯も1,000円以下から4000円代まで様々。そのようななかで、デュブッフさんのヌーヴォーは味わい&価格ともにお薦めできます。気の置けない仲間たちとのパーティーやご家庭の団欒、どのようなシチュエーションでもOKなので、お楽しみいただければ嬉しいです!

製品についてのお問い合わせは
サントリーワインインターナショナル(ワイン) ℡0120-139-380
ボジョレーボージョレ表記は輸入元各社の表示に合わせています。

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ボージョレ・ヌーヴォー解禁前にボジョレー探求 ~シャトー・デ・ジャックを中心に~ [ワイン]

Non Solo Nouveau
11月第3木曜日、17日はボージョレ・ヌーヴォー(BN)の解禁日です!
今年の収穫は9月20日頃から始まり、遅いエリアでは10月第1週目に完了。熟度も十分、凝縮感あるぶどうとのことなので、2016ヴィンテージ(VT)はフレッシュな赤い果実を思わせるアロマ豊かなワインが期待できそうです。17日0時からのカウントダウンパーティーや解禁パーティーがあるので、後日、旬の味を報告いたします。


資料提供:キリン、メルシャン

BNのボリュームは世界的に縮小傾向のようですが、そのようななかで日本は全体の5割強を占めています。今年のBN予定輸入量(日本の主要38社計)は前年比99%ですが、メルシャンは100%前年同です。

ヌーヴォーとは違うクリュ・ボージョレにフォーカス
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ブルゴーニュの名門ルイ・ジャド(輸入元:日本リカー/キリングループ)のピエール・アンリ ガジェ社長から丁重なるお手紙とともに秀逸なボージョレワインが届きました! 同社が1996年にボージョレ地区のムーラン・ア・ヴァンで最も名声を誇るシャトー・デ・ジャックを入手し、ワイン生産のエリアを拡大して20年。それを記念した蔵出しワインでした。
そこで、解禁日を前にヌーヴォーじゃないボージョレの魅力について触れてみたいと思います。

瀟洒なたたずまいのシャトー・デ・ジャック

1996年にムーラン・ナ・ヴァン(27㌶)、2001年にはモルゴンのベルビュー(35㌶)を購入、現在、トータルで80㌶以上の畑を所有しています。

ムーラン・ナ・ヴァン、モルゴンとは
ボージョレの主要品種はガメイ(ガメ)種です。土壌は様々で、より上質なワインが造られる北部地域は花崗岩質の片岩、東部と南部は砂質主体。ボージョレ地区のAOCは格上順にクリュ・ボージョレ、ボージョレ・ヴィラージュ、ボージョレ・シュペリュール、ボージョレと呼ばれています。
クリュ・ボージョレ:北部を中心とする10の村名ワイン
「サン・タムール」、「ジュリエナ」、「シェナ」、「ムーラン・ナ・ヴァン」、「フルーリー」、「シルーブル」「モルゴン」、「レニエ」、「ブルイイ」、「コート・ド・ブルイイ」
ボージョレ・ヴィラージュ:39村がこの名称を名乗る権利を有します。
ボージョレ・シュペリュール:ボージョレより、アルコール度数が0.5%高
ボージョレ:ボージョレ全域で造られるワイン

シャトー・デ・ジャックの基本的な栽培・醸造
■すべての畑はサスティナブル、一部ビオディナミ(ロシュグレ畑)導入
■低収量(仕立て方はゴブレとコルドン併用、将来的にはコルドンに移行)
■収穫は100%手摘み&手で選果、60~80%除梗
■天然酵母のみ使用、マセレーションは30日間
■12ヶ月間木樽で熟成

ちなみに、その年に穫れたばかりのぶどうから造るボージョレ・ヌーヴォーはマセラシオン・カルボニクと言って、ぶどう果房を破砕しないで炭酸ガス中に数日間浸漬しておく製法、フレッシュ&フルーティが身上

木箱には1997年VTも

クリュ・ボージョレのなかで最も長熟なムーラン・ナ・ヴァンとモルゴン


コルクは長く、密度も十分

第1フライトはムーラン・ナ・ヴァン

#1:シャトー・デ・ジャック ムーラン・ナ・ヴァン シャン・ド・クール2009
単一畑、表土は砂質がメインで6~7%の粘土質を含む。母岩はマンガン、約2㌶。
ラズベリーやフランボワーズのような赤系果実、甘草、ロースト、ミネラル、中盤以降広がる酸味、ボージョレの王ムーラン・ナ・ヴァンらしい肉厚なワイン
#2:同ムーラン・ナ・ヴァン クロ・デ・トラン2002
4つのなかで色調が一番淡く、2000年VTより熟成が早く進んでいるのかしら、と思っていたのですが、香りを利いて・・・ブショネ(#4と同じ畑で比較を楽しみにしていたのですが叶わず、残念。

#3:同ムーラン・ナ・ヴァン2000
フルーリーとシェナの間、ムーラン・ナ・ヴァンにあるロマネッシュ村のシャトー・デ・ジャックから収穫されたぶどうを使用。約19.5㌶の5つのクロを含む27㌶の畑
熟成による色調の変化、粘性中程度、香りは閉じ気味、煮詰めた果実、干しイチジク、ドライリーフ、ブラックペッパー、酸味とタンニンのバランス&余韻
#4:同ムーラン・ナ・ヴァン クロ・デ・トラン1997
単一畑、表面に砂質、下層に粘土質を含む厚めの土壌。約3㌶
アンズのコンフィ、紅茶、スー・ボワ、ミネラル、旨味、余韻に長く残る落ち着いた果実味と酸味
4グラスを上から見ると

色調の変化が良くわかります

第2フライトはモルゴン

#5:シャトー・デ・ジャック モルゴン2005
畑はヴィリエ・モルゴン村上部の丘の上にあり、南と南東側を向いた斜面に広がっています。
果実のふくらみ、バイオレット、ブラックペッパー、ミネラル、ロースト、まろやかなタンニン、


#6:同モルゴン コート・デュ・ピィ2004
モルゴンの小高い丘にあり、古い火山の上に位置する、花崗岩とシストを含む土壌
ザクロ、みかんの皮、ピンクペッパー、ミント、タバコ、ミネラル、枯葉、旨味、シームレス


シャトー・デ・ジャックのモルゴンは濃いルビー
コート・デュ・ピィはオレンジを含んだルビー

包容力あるコート・デュ・ピィ2004

6本のなかのマイベスト、一番魅了されたのがコート・デュ・ピィでした!
熟成具合が素晴らしく、落ち着いた果実味、上品な酸味、タンニンはシルクのようにスムーズ、スパイス(黒コショウ、山椒)、全体のバランスが良く、ブルゴーニュのピノ・ノワール的なニュアンスも。フードフレンドリーでスパイシーな風味が、山椒や七味を使った食材とも好相性


サーモンとアボカドのサラダは若いヴィンテージに合わせて
塩、コショウ、オリーブオイル、ヴィネガー、香草等をアレンジすることで組み合わせの幅も広がります。


コート・デュ・ピィのスパイス風味には山椒で味付けしたお稲荷さんがナイス! 赤梅も〇
たれを使った焼き鳥や照焼きはBNの定番ですが、七味を使うとクリュ・ボージョレ向き


ハロウィン(10月下旬)の時期に試飲したので、かぼちゃパイを用意
パイ生地のバター風味とパイの中のかぼちゃポタージュのこってりした甘さがムーラン・ナ・ヴァン2000、同1997やモルゴン・コート・デュ・ピィ2004の複雑味と〇


来春ワインサロン『フミエール』で〝シャトーデ・ジャックでワイン・レッスン〟を
今回ワインサロンフミエールの友原範士オーナーと宮川文子主宰にお声掛けして一緒にテイスティングをしました。熟成を経たガメイ種のポテンシャル、ブルゴーニュワインを彷彿とさせるシャトー・デ・ジャックを体感したわけですが、我々3人が5種(#2除く)のワインを試飲して受けた印象を〝簡潔〟に表現するなら、#1は果実味、力強さ、#3はスパイス、バランス、#4は旨味、熟成感、#5は厚み、上質なタンニン、#6は緻密さ、包容力です。

そこで、これらの魅力をお伝えすべく、来春桜の頃、シャトー・デ・ジャックに特化した特別講座を開催することに決めました。軽快さが売りのBNと、木樽で6~12ヶ月熟成させてからデビューする格上のクリュ・ボージョレ。それらの味わい、奥行きにフォーカスしたいと思っています。詳細は当方とフミエールのSNSを通して発信いたしますので、宜しくお願いいたします!

番外編トライアル

テイスティング翌日、コート・デュ・ピィをボルドーグラスとブルゴーニュグラスで比較してみました。
ボルドーグラス(奥)だとタンニンの存在を明確に感じます。タンニンは木目細かく、ワインは緻密でボリューム感があります。CS好きはボルドーグラスのほうが嬉しいかも。ブルゴーニュグラス(手前)だとワイン全体が穏やかで、中盤以降エレガントな酸味と心地良い余韻が広がり楽しめました。この印象はガメイではなく、きわめてピノ・ノワール的です。

その昔、昭和女子大学のオープン・カレッジでシャトー・デ・ジャックを取り上げたことがあります。講座生のなかに徹底したガメイ嫌いのY君がいました。でも、ブラインドによる比較試飲で、その底力に脱帽。彼のワイン感を変えた唯一のガメイ種のワインになりました。


人気のアイテム、ルイ・ジャドのノン・フィルターのボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー
2015年11月19日撮影

17日には多くの〝ボージョレ・ヌーヴォー〟が並びます。デパートや大手ワインショップ等では試飲もできますので、是非、旬の味をチェックなさってみてください。

シャトー・デ・ジャックのお問い合わせは日本リカー ℡03--5643-9772

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和の素材との相性を楽しみながらペルーワインをダブル探求!  [ワイン]

ペルーワインにまつわるエトセトラ
28日はペルー共和国の独立記念日でした!
本国では6月に行われた大統領選で勝利したペドロ・クチンスキ氏の就任式もありましたね。
3年前チリで、独立記念日直前まで取材をしていたことがあるのですが、その時、中南米の方々は、クリスマスと同じくらい独立記念日を重視していることを学びました。
祝 ペルーの独立記念日!!




今月、エラルド・エスカラ ペルー駐日大使のご配慮で、ペルーワインを試飲するチャンスに恵まれました。テイスティングしたのは、ペルー最古のワイナリーで在日ペルー大使館公認ワインとして知られているTacama、1880年創業サンティアゴ・ケイローロのアイコンIntipalka、1897年創業のTaberneroの3ワイナリーの、ソーヴィニヨン・ブランやシャルドネ、カベルネやメルロー、シラーやマルべック、タナ等を使った16アイテムです。


ペルーはエクアドル、コロンビア、ブラジル、ボリビア、チリの5カ国と国境を接し、西側は太平洋に面しています。地図にicaと表したイカ州はペルー最大のワイン産地。5郡(チンチャ、ナスカ、パルパ、ピスコ、イカ)に分かれていて、イカとその周辺は伝統的な蒸留酒ピスコの原産地としても知られています。イカ州の大半は乾燥地帯ですが、ワイン造りではアンデスからの雪解水が地下水として流れてくるのでそれを利用しています。

地図は画像をクリックすると拡大します
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16種のペルーワイン
大使館でのサプライズテイスティングから4日後に、私の元に16本のワインが届きました。
チリ、アルゼンチンワインと比べると、日本での侵透率はまだまだのペルーワイン。そこで、ワインサロン『フミエール』の友原範士校長と宮川文子主任講師にお声をかけ、食との相性をチェックしながら、再テイスティングすることにしました。

後列左から
白ワイン
#1:タカマ ブランコ・デ・ブランコス2013
SB37%、ヴィオニエ29%、CH34%
発酵も熟成もステンレス、洋梨、かりん、トロピカルフルーツ、ミネラル、余韻は中程度、SBのビター感とヴィオニエの白い花のニュアンスとCHのナッティさ。3品種の特徴が生かされたワイン
#2:タベルネーロ ブランコ・デ・ブランコス2014
CH、シュナン・ブラン、SB
濃いイエロー、エスニック(ハーブ)、お香、トロピカルフルーツ、凛とした酸、ミディアムボディ
#3:タカマ グラン・ブランコ2013
シュナン・ブラン、SB、CH
イエローカラー、お香、黄金糖、中盤から広がる酸と厚み
#4:タカマ ドナ・アナ シャルドネ2014
明るいゴールド、蜂蜜、 ナッツ、パパイア、樽香、バランス良好、「味わいしっかり、シンプルでありながらエレガント」と宮川講師
#5:インティパルカ シャルドネ2012
黄金色、ネクタリン、洋梨、ナッツ、ミネラル、白コショウ、まろやかな酸、軽いタンニン、クリーミー
#6:インティパルカ ソーヴィニヨン・ブラン2014
淡いイエローグリーン、ライム、グレープフルーツ、白桃、ミネラル、口中をリフレッシュさせる酸

私的感想:赤ワインより白ワインの方が完成度が高いと思いました。大使館では白ワインをサービスするまで少し時間がかかったのですが、グラス内の温度変化でも、ブレ感は少なかった印象。加えて、自宅での再検証後、飲み残しのワインを3人で分け、翌日以降もワインの味わい等、変化をチェックしました。私の手元に残っていた#1#6は雑味も出ず、適度なコンディションを維持。2,000円以下という価格から考えて、ペルーワインの実力を示せるアイテムだと思います。

前列左から
赤ワイン
#7:タカマ グラン・ティント2013
マルベック、PV、タナ
ペルーワインのエントリーレベル
#8:タベルネーロ グラン・ティント・フィナ・レゼルバ2013 
マルベック、メルロー
ブラックベリー、プラム、シダー、清涼感のある酸、「第一アロマからインパクトあり」と宮川講師
#9:タカマ セレクション・エスペシアル2013
タナ、PV
酸味と果実味の重なり、黒コショウ、甘草、ソフトなタンニン、熟成したクロミエ(白カビ)にも!
#10:タベルネーロ カベルネ・ソーヴィニヨン2013 
CS100%
色調はガーネット、熟したイチゴやカシス、ブルーベリー、ロースト、ミント、ドライイチジクと!

『インティパルカ』は2009年にデビューしたシグネチャーワイン。イタリア移民ケイローロ・ファミリーが1880年に立ち上げた『サンティアゴ・ケイローロ』の最新ブランド、ラベルもスタイリッシュ。大使館でのテイスティング時、輸入元さんから「ワインメーカーはフランス人」との情報
#11:インティパルカ タナ2012
タナ100%
グラスを透かして下の字が読めないダークカラー、ベリー系果実、アーシー、ソフトなタンニン
#12:インティパルカ マルベック2013
マルベック100%
深みのあるルビーガーネット、カシス、ブラックチェリー、心地良い果実味、Alc由来の甘さと酸味
#13:インティパルカ シラー2012
シラー100%
木いちご、ブラックオリーブ、スパイス、ハーブ、木香、木目細かいタンニン
#14:インティパルカ カベルネ・ソーヴィニヨン シラー2011 レゼルバ
CS、シラー
ブラックベリー、カシス、チョコ、黒コショウ、ミント、ほどよい酸味、無難にまとまったスタイル
#15:タカマ ドン・マニュエル タナ2013
タナ100%
ブラックチェリー、フルーツジャム、アーシー、パワフル、のどの奥に広がるAlc感(14.5%)、旨味
ロゼワイン
#16:タカマ ロゼ セミセコ・ドゥルセ・ナテュラル2013

私的感想:国際品種を数多く栽培しているペルー。個人的にはペルーのタナに興味がありましたが、わずか2回の試飲では全体像はつかめません。仏語のタンニンに由来する“タナ”は深い色調とタンニンを備えています。近年、このぶどうから造るワインをソフトに仕上げるため、発酵過程また貯蔵過程でワインに微量の酸素を補給するミクロヴィラージュが開発され活用されています。ペルーのワイン造りでは導入されているのか? 今回試飲したタナでタンニンが強すぎるというタイプはありませんでした。さて?

マリア―ジュを中心に
さわやかな印象の白ワイン

左はタカマ、右はタベルネーロ
前者はぶどう樹の植樹が1540年という歴史あるペルー最大のワイナリーで、本拠地はリマから300km南下したイカ・バレーにあります。後者は1897年創業でリマから200kmほど南下したシンチャ・バレー(イカ州)にあり、生産量の85%を輸出しています。

#1を試飲して、そのミネラル感から、てんぷら&塩を連想(レモンでもOK)。レンコンのてんぷらに塩をつけて食すと、混然一体感が広がりました!

白ワインと食材の仲介役として便利なのが塩とレモン。相性チェックをする前に・・・・塩を一口舐めて#1を試すと、ワインがお水のような状態ですんなりと入ってきます(相性が事前に察知できます)。次にレモンを舐めてワインを試すと、やはり素直な印象。実際に合わせた相性も事前チェック通りでした。

#2の場合は、塩を舐めてからワインを味わうと、#1の時の感じた素直さより、もう少し重厚な味わい。ゆえに料理も少し厚みのあるほうがお薦め。余韻に残るシュナン・ブランのビター感から、グリーンアスパラの揚げ物を連想。ちなみにペルーはアスパラガスの輸出量が世界一とか。チーズなら熟成したカマンベール&ドライフルーツ添で!

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大使公邸のディナーでサービスされた『セビチェ』

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ライムのような酸を感じさせるセビチェには断然#6がお薦め(画像最右
インティパルカは古代インカ帝国の言語で〝太陽の谷〟を意味しています。サンティアゴ・ケイローロのワイナリーは海岸線から60km内陸に位置し、標高は500m以上、ぶどうにとって大事な昼夜の日較差(20度)もあります。

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これは自家製セビチェ、私は香草(コリアンダー)を多く使います。#6にはハーブのニュアンスもあるので相性良好、前述のてんぷら&塩にも合っていました!

赤ワインにはマスタードや山椒を仲介役に
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赤ワインと食との仲介で役に立つのがマスタード
ここでもマスタードの酸のおかげで、赤ワインはハムとナイスコンビネーション


ペルー大使館公式赤ワインはタカマのセレクション・エスペシアル(トップ画像9番目のワイン)
プティ・ヴェルド&タナのブレンド、酸を感じる黒系果実、ローリエ、黒コショウ、木目細かいタンニン、小売価格2040円、リーズナブルなワイン

ペルー自慢のロモサルタード
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大使公邸ディナーのメインはペルー自慢のロモサルタード(牛肉と玉ねぎ、トマトを炒めた料理。付け合わせはライスとポテト)とセレクション・エスペシアル2013

土用の丑の日に
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大使館での試飲時にもお話したのですが、タナやシラー、マルベックと合わせて楽しめる〝うなぎの蒲焼〟。土っぽさやスパイシーさを備えたワインには、年代を経たうなぎのたれと山椒を使った蒲焼が最適。目黒不動にある『にしむら』のうなぎを友原社長と宮川講師にお出しして、タカマ・ドン・マニュエルやインティパルカの#12マルべックや#13シラーとの相性を診断。山椒効果は絶大で、マリア―ジュは成功でした。

今日は土用の丑の日! 
フジテレビのお昼のニュースでも『にしむら』が取材されていました。次回、うなぎの蒲焼を食べる時は、山椒を用意して、ぺルーワインにトライなさってみてくださ~い

感謝を込めて
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大使館から届いた記念画像
今回ペルーのワインについて調べる良い機会になりました。
エラルド・エスカラ駐日ペルー大使に、こころから御礼申しあげます。ありがとうございました!

■ペルーワインの輸入元
Tacama:キョウダイジャパン
Intipalka&Tabernero:ジーアンドシーコーポレーション


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スタートから早10年! 徳岡主催『2015年産ボルドープリムールワイン試飲会 』 [ワイン]

2015年はファンタスティック・イヤー
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ジェームス・サックリングは2015年ヴィンテージを「ファンタステック・イヤー」と評価

プリムールワインの取り扱いには十分な神経を使わなければなりません。徳岡(株)ではシャトーの協力を得て、最新の輸送と細心の管理のもと、日本初のプリムールワイン試飲会をスタートさせ、今に至っています。

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左から
バロン・フィリップ・ロートシルト コマーシャル・ディレクター エルワン・ル・ブロゼックさん(左岸
株式会社徳岡の徳岡豐裕代表取締役会長
ヴィニョーブル・クレマン・ファヤ ジェネラル・マネージャー ジャン・ミルティ・ローランさん(右岸

プリムールワインの試飲会を日本で開始して10回目
その先駆者、株式会社徳岡の徳岡豐裕代表取締役会長は「11年前、ボルドー地方以外ではプリムールワインの試飲は出来ませんでした。ただネゴシアンでは出来たので、ジャン・リュック・テュニュヴァンやグランヴァンの担当者に相談。隔月でボルドーを訪問して各シャトーを巡り、1年かけた交渉の末、41の銘柄が集まり、東京と大阪での試飲会開催が叶いました。プリムールワインは弊社の専売商品ではないので、必ずしも売り上げに結びつくとは言えません。日本にプリムールワインの文化、ボルドーのワイン文化を定着させたいという思いで行ったことですが、その意味では成果があったと自負しています。回を重ねて今年は54銘柄まで拡大しました」と述懐


2015年ヴィンテージと左岸と右岸について
2015年は2005年、2009年、2010年に匹敵するグレートヴィンテージと言われ、赤ワイン、白ワイン、甘口ワインともに良好。右岸、マルゴー、ぺサック・レオニャンが特に良いようです。

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ブロゼックさんが左岸について解説ワインは左から4 本目まで
夏の平均気温は高く、7月にはこの30年間で最も高い温度を記録、8月も乾燥した気候が続いた。暑さと乾燥はぶどう樹のストレスになったが、ぶどうはゆっくりと生育、例年に比べると実は小粒。8月末から9月に降雨で潤う。当初の予定を上回る収量。特徴的だったのは収穫期の長さ、ポイヤックでは9月14日から10月6日まで

#1:エール・ダルジャン(白)
1991年に初リリース、畑はムートンの畑のド真ん中。生産本数は極少量。ブレンド比率はSB55%、SE43%、ミュスカデル2%。醸造&熟成には樽を使用、MLF15%実施。瓶詰めは6月半ばに終了。香りのインパクト大、豊かで魅力的、白桃、パイナップル、マンゴー等の果実、クリーミー、旨味、グラス内の温度変化でより豊潤、バランス良く上品。Jサックリング96-97 、デキャンター91

#2:シャトー・ダルマイヤック
何度かの改名の末、1988年からはシャトー・ダルマイヤックに。ブレンド比率はCS60%、ME29%、CF9%、 PV2% 。ガーネット色、フルーティ、果実のニュアンス、控え目な樽香(新樽率は30%)、甘草、ロースト、ヴァニラ、素直で美味しい味わい、万人受けするワイン

#3:シャトー・クレール・ミロン
川に近いので海風の影響を受け、フレッシュなワインができる。粘土質土壌にはMEが多い。ブレンド比率はCS51%、ME34%、CF13% 、PV1% 、カルメネール1%。ボルドー全体のカルメネールの栽培面積は6㌶、うち0.6㌶がクレール・ミロンの畑にあり、1945年から植えていた古樹。カルメネール由来のタンニンは優しく、密度の濃いねっとりした果実味。ダークチョコレート、ドライフラワー、スパイス、甘草、ミント、上質な酸味、

#4:パストゥレイユ・ド・クレール・ミロン2009
業務用限定ワイン、シャトー・クレール・ミロンのセカンド(CS50%、ME36%、CF11%、PV2%、カルメネール1%)。2009年が初ヴィンテージ。ネーミングの由来は中世の頃にあった踊りの名前(羊飼いの女性&騎士)、市場に出した段階ですでに飲みやすいワインというコンセプトに沿い、果実と酸のバランスも良く、シルキー
 
ローランさんが右岸について解説ワインは最右と隣の2本
左岸とさほど変わらず、8月の降雨はメドックの北部ほど多くはなかった。サン・テミリオンは粘土質が多く、粘土質土壌には保水効果があるので、右岸には良かった。石灰岩質はCF に適しており、CFの比率の多いシャトーは成功した。2015年は日照をたっぷり受けたヴィンテージ。9月の収穫期は長かったものの、夜、温度が下がったので、ぶどうには好影響を与えた。猛暑だった2003年と比べると、日照時間は同程度でも、夜の温度に違いがあるので、ワインのフレッシュさと酸味に違いがある。2015年は若くても熟成しても楽しめるワイン

#5:シャトー・クレマン・ピション
14世紀からのシャトー。1976年から現オーナー、クレマン・ファヤが所有、60㌶のうち25㌶(現在は苗木の植え替えで実質20㌶)がぶどう畑。ブレンド比率はME85%、CS10%、CF5%。収穫期間は長くて9月21日から10月7日。新樽率40%。フレッシュさ、控えめな木香、ロースト、メルロー由来の果実感とまるみ

#6:シャトー・ラ・ドミニク
シャトーはサン・テミリオンの北西に位置し、シュヴァル・ブラン、フィジャックを左手に、レヴァンジル、ラ・コンセイヤントをポムロール側に臨む好立地。サン・テミリオンのなかでは最大の29㌶(うち23㌶がぶどう畑/サン・テミリオンの畑の平均は7.5㌶)、土壌は3タイプ(粘土質と砂利質CS、青い粘土質ME、一部CF、粘土石灰質CF)、2013年に施設改装、22の新しいタンクを導入。 ブレンド比率はME85%、CF13%、CS2%。新樽率60%。深い色調、粘性もあり、フレッシュでアロマティック、ブラックチョコレート、バニラ、スパイス、タンニンなめらか、中盤から余韻に続く酸味

 
第2部にはトルシエ監督のソル・ベーニも登場
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左から)
クロ・レオ/カレオ・フランスのオーナー篠原麗雄さん
2000年からシャトー・ヴァランドローで働いていた篠原さんは2002年にサン・テミリオン、カスティヨン・コート・ド・ボルドーに0.83㌶の畑を購入してワイン造りを開始

ソル・ベーニのオーナー フィリップ・トルシエさん
元サッカー日本代表監督、2014年にサンテミリオンの郊外に1.1㌶の畑を購入、醸造はミッシェル・ロランの元で働いていたルドウィッグ・バネロンが担当。2015年に同地区の石灰質土壌の畑も購入。ワイン名は30年前初めての海外遠征をしたコートジボワールのトレーニング・グランド名、数多くの名選手を生んだ場所。奥様はボルドー出身

クロワ・ド・ラブリのオーナー、ピエール・クーデュリさん
1990年代にジャン・リュック・テュニュヴァンさんと同時期に設立されたガレージワインの1つ。奥様はワインメーカー。サン・テミリオングランクリュの3種の異なるテロワールを生かしたワイン造り、少量生産


#1:クロ・レオ
2002年にカスティヨン・コート・ド・ボルドーに家付きの畑を購入。サン・テミリオンには砂(軽くてフルーティ)、砂利(熟した果実)、粘土石灰(ストラクチュアと酸味)のテロワールがあり、粘土質の多い土壌にメルロー、石灰質の多い土壌にカベルネ・フランを植えています。篠原さんは酸味のあるしっかりしたワインが好み。畑は北向き斜面の粘土質土壌で、他より日照度が少ない分、きれいな酸を備えた、しっかりしたワインができます。いつも収穫は他のエリアより3週間くらい遅く、ぶどうが完熟するまで待つとのこと。ブレンド比率はME80%、CF20%。新樽20~30%、2015年ヴィンテージは右岸と左岸の南部が良好。「2002年からワイン生産を開始して以降、2015年がすべてにおいてベスト。クロ・レオは3000本、ワンランク上のキュヴェ・レスは900本。樽香の出具合を考慮して、2012年ヴィンテージからボルドー樽225Lではなく、ブルゴーニュ樽350Lに変えました」と篠原さん。フルーティで黒系果実のブラックベリーやカシスのニュアンス、酸味が一本芯になった骨格のあるワインスタイル

#2: シャトー・クロワ・ド・ラブリ
1㌶、ME100%、石灰粘土質、モラス(粘土と岩のような土壌)、鉄分が入った土壌が混在、樹齢50年、新樽100%、ポムロールに似た土壌、凝縮したフェミニンなスタイル、まろやかでセクシー、余韻も長い

#3: レ・オー・ド・クロワ・ド・ラブリ
1.5㌶、ブレンド比率はME80%、CF20%、砂利と砂と石灰質の土壌、樹齢は25年、醸造はタンク(MLFも)で行い、12~14か月熟成、新樽率50%、香り豊潤、ミネラル、フレッシュなタンニン

#4:シャペル・ド・ラブリ
1.5㌶、ブレンド比率はME90%、CF9.9%+CS0.1% 。 表土に大きな石、その下は石灰粘土、砂利は全くない土壌、4列だけCSを植樹。メルローの樹齢は60年で土壌はぺトリュスと同じ青色粘土。乾燥すると粘土が固まり、馬でも耕作が大変、香りの特徴は甘草、MLFは新樽内で行い、樽熟成は14~16カ月、ワインはフレッシュ感と力強さの共存

ワイン造りのスタイルはフレッシュ、フィネス、エレガンス。サン・テミリオン・グランクリュの4㌶弱の畑を所有、耕作は馬を使い、リュット・レゾネを実践。ブルゴ-ニュ的スタイルで、3つの異なるテロワールの区画から、3つの異なるワインを生産

#5:ソル・ベニ
トルシエさんの哲学は「皆と共有すること、サッカーもワインも同じ」。2年前にサン・テミリオンに1㌶の畑を購入、小さな醸造所も造り、ブティックワイナリー的なワイン造りを実践。環境にも配慮。ワイン醸造は専門家が10日おきに来て管理。アルコール発酵後はすべて新樽を使用、ぶどうの樹齢40~60年、ブレンド比率はME80%、CF20%。3列だけCSを植樹。2014年が初ヴィンテージで今年末にリリース予定。昨年サン・テミリオンに新たなぶどう畑を購入したのでニューフェイスの生産も開始。深みのある濃い色調、メルロー由来の豊潤で厚みのある味わい、酸味のニュアンスもあり、バランスが取れたまるいワイン、ミッシェル・ロランスタイル

プリムールテイスティング会場で
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篠原さんのブースで徳岡会長もテイスティング

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ジェームス・サックリングが100点をつけたリッチで華やかなシャトー・カノン2015


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人気のスミス・オー・ラフィット、2015年ヴィンテージからシックなラベルにチェンジ

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会場には50アイテム以上の錚々たるワインが

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ワインの即売会も

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トルシエさんとボトルを一緒に撮りたくて、順番待ちをしていたことがラッキーだったようで、
「ボトルにサインをしてあげよう」と言ってスタッフに白マジックを依頼。サインボトルをいただく展開
 
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頼りになるSOPEXAの佐藤さんが撮ってくれた記念ショット!



プリムールワイン受付中

ボルドーの街は格調があってきれい!


[バー] (株)徳岡ボルドープリムールワイン購入の流れ
販売期間:2016年6月28日~9月30日
引渡期間:2018年春~秋の予定
詳細は>>>http://www.bon-repas.jp/primeur/nagare.asp


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日本ワインMATSURI祭@ 豊洲公園で思うこと、ご意見があれば是非!! [ワイン]


日本ワイナリー協会横山理事長、山﨑江東区長、国税庁柴崎審議官関係者の皆さんによるテープカット

6月3日から本日(19時)まで、江東区立豊洲公園(ららぽーと豊洲横)で開催されている日本ワインMATSURI祭は東京に日本全国のワイナリーが集合して行うユニークなイベントです。
北海道から大分県まで18都道府県51ワイナリーが参加、熊本県&大分県の応援ブースを入れると53ワイナリーの全10000本のワインが用意されています。
第1回目となった昨年は、予想以上の参加者があり、3000本のワインが不足してしまったということで、今回はその3倍のワインが用意されていますが・・・

昨年は海外出張と重なり、私は今回が初めての取材でした。
プレス用にはポリコップ(200円相当)と10枚のチケットが配布されました。で・・・いざ、テイスティングとなり、発信したいと思うワインを2種類試して、チケット即アウト!
寄ったブースはマンズワイン(株)、チケット3枚のマスカット・ベーリーA(MBA)酵母の泡ロゼ(1500円)と支援ブースの三和酒類(株)、チケット7枚の安心院葡萄酒工房の安心院スパークリングロゼ(3921円)です。


6月1日からネットでも発売を開始したばかりのMBAのロゼ


日本の瓶内2次発酵のスパークリングとして素晴らしいと思う安心院の泡!

その後は、プレスメンバー5人が揃ったことで、チケットを買い足し、規定の70ml(取材ということで少しだけ多めに注いでいただきましたが・苦笑)を分けてのテイスティング。
でもこれって違いますよね!!

結果として、51ワイナリーのポイントをしっかりリポートするまでには至りませんでした。当日ツイッターを発信して、その後、価格設定の高さに関するクレームが私の元に届いております。私もそう感じております。

伊勢志摩サミットG7で供出されたワイン

G7のワーキングランチで供出されたシャトー酒折ワイナリーの甲州ドライ2015


G7の期間中、随行員の為に用意されたシャトー・メルシャン アンサンブルももいろ

話題のエリア、新興ワイナリーも
ワインリゾート地として注目を浴びている新潟ワインコーストの5つのワイナリーや昨年ワイナリーデビューしたばかりのニューフェイスも参加


Niigata Wine coastの1つ、カンティーナ・ジーオセットのヴィーノ・ロッソ2013

開会の挨拶で、会場を提供している山﨑江東区長が「2020年まで開催する予定」とおっしゃっていました。
参加した日本ワインラバーさんが「参加できて良かった」、「日本ワインの品質ってイイね」、「また来年行きたいね」という声が多く出ることを期待していますが、フランスワインを抜いて、日本における輸入量No1になったチリワイン。そのけん引役はアルパカで、600円前後という価格帯です。
レストラン価格!?と思ってしまう日本ワイン祭の金額設定は、この企画を継続していくためには、要考察あってしかるべきと考えます。ブース内からも高いという声がいくつか出ていました。日本ワイナリ―協会の理事会が6月16日にあると伺いました。それまでに取りまとめたいので、参加したワインラバーさんからの忌憚ないご意見を伺えればと思っています。
匿名でも構いませんので是非!


[exclamation×2]追記(2016年6月11日):ブログにお立ち寄りくださった皆さま
日本ワインMATSURI祭に関するブログに関心を示してくださったすべての皆さま
ありがとうございました!


9日に私のSNS(ブログ、ツイッター、FB)に届いたご意見、感想をまとめて、日本ワイナリー協会 横山清理事長に文書で送りました。昨日、横山理事長からご丁寧なメールを頂戴しました。「運営事務局並びにそれを踏まえたワイナリー協会理事会でのレビューの参考にします」とのこと。多少なりとも反映して頂けると嬉しいです。
日本ワイン発展のための、より良い催事になることを願いつつ・・・


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第6回ファインズ チャリティ試飲会、テーマはサステイナブルなワイン造り [ワイン]

ファインズ主催東日本大震災支援チャリティ試飲会
4月23日に行われたチャリティ試飲会の総額は2,594,983円で、募金箱および有料試飲の代金724,983円は熊本地震の支援に。入場券および有料セミナーの代金1,870,000円は当初の予定どおり東北復興支援のためにCivic Forceに寄付されました。ありがとうございました!!
4月28日ファインズ発表

来日したワイン生産者&関係者

(左から)西山雅巳氏、ジル ド ラルズィエール社長、ヴィルジニー・ジョリー女史、ロベルタ・チェレット・ブレンギーニ女史、デイヴィッド・ローゼンタール氏(ワシントン州サン・ミッシェル・ワイン・エステートの白ワイン醸造責任者)、クリスティーネ・サース当主夫人、小熊節子女史(ニコライホーフ)、クリストフ・ペロ・ミノ当主、シャルル・ド・ブルネ・マルニエ・ラポストールCEO、ピエール・アラン・ケロール氏(ペロ・ミノ)  バンジャマン・フレッス氏(ラポストール ブランド・アンバサダー)、中西卓也ファインズ社長


2011年からスタートしたチャリティ試飲会も今年で6回目、年々素晴らしい支援の輪が広がっています。今回は世界遺産&自然との共存~サステイナブル(持続可能)なワイン造り~をテーマにして行われました。
ユネスコには1031件(2015年12月現在)の世界遺産登録があります。ファインズのファインワインのなかで世界遺産に登録されているエリア(シャンパーニュ、ブルゴーニュ、ロワール渓谷、ヴァッハウ渓谷、ピエモンテ)から代表的な生産者が、また自然に寄り添い継続的な発展を目指すワイン造りを行っている生産者も来日しました。


シャンパーニュ&ブルゴーニュから、メゾン&ドメーヌ・アンリオ社のジル・ド・ラルズィエール社長。2015年から故ジョセフ・アンリオ氏(ラルズィエールさんは故アンリオ氏の甥)に代わり、実質アンリオファミリーグループのトップとして活躍。当日の花形〝キュヴェ・アンシャンテルール2000(参考価格23,000円)〟は酸味フレッシュ、香りと味わいに熟成感、長熟のアンリオスタイル


シャブリ&ブルゴーニュから、メゾン&ドメーヌ・アンリオ社東アジア輸出担当の西山雅巳氏。ブシャールP&Fとウィリアム・フェーブルで畑・醸造の研修を経て、ブシャールチームに参画、現職に至る。西山氏が手にするボーヌ・グレーヴ・ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュ2013はいつ飲んでも期待を裏切らない逸品


ブルゴーニュから、ドメーヌ・ペロ・ミノのクリストフ・ペロ・ミノ当主。お隣はネゴシアンのピエール・アラン・ケロール氏。ペロ・ミノ氏は1993年にドメーヌを継承、当初、力強かったワインも近年はテロワールを反映させたスタイルに。繊細でエレガントなピノ・ノワールは魅力です。2011年ヴィンテージからワインのイメージに合わせてラベルもチェンジ

ペロ・ミノは1973年に設立されたモレ・サン・ドニを拠点とするドメーヌで10haの畑を所有。5代目のペロ・ミノ氏が求めるスタイルは、繊細で上品でのど越しが良く、自然に体に入ってくるワイン


ペロ・ミノのセミナーから

2つのGC、マゾワイエール・シャンベルタンとシャルム・シャンベルタンを比較。左手前から1~4の順にマゾワイエール2013、シャルム2013、同2012、同2004

これらのGCは隣同士です。AOCの規定でシャルム・シャンベルタンはシャルム・シャンベルタンしか名乗れませんが、シャルムの下にあるマゾワイエール・シャンベルタンはマゾワイエールでもシャルムでもどちらでも可能。ただ、発音しやすく、知名度のあるシャルムを名乗る生産者が多いようです。


魅力的だったマゾワイエール・シャンベルタン2013(参考価格42,700円)
2013年は冷涼年、フレッシュでしっかりした酸味と赤系果実の凝縮感。マゾワイエールの深み、シャルムの上品さ。2012年は太陽良好年 2013より酸は控えめ、華やかな果実味、黒系果実や熟した果実をプレスした時の甘い香り、2004年は2005年の陰に隠れていたヴィンテージながら現段階でベストな味わい、果実の旨味


ロワール渓谷から、クレ・ド・セランのヴィルジニー・ジョリーさん
言わずと知れたビオディナミの旗頭ニコラ・ジュリーさんの愛娘、2002年の収穫からワイン造りに携わり、今はジョリ-さんの意思を受け継ぎ、ドメーヌの顔として活躍中。来年の秋頃(10月初旬)ニコラ・ジョリー氏がルネッサンス・デ・アペラシオンで来日する由


クロ・ド・ラ・クレ・ド・セランの3ヴィンテージ(2014、2013、2012)の人気投票では2012のシールが最多。ヴィルジニー女史いわく「2014年と2012年は香りも開いていて飲みやすくてわかりやすいヴィンテージ。2013年はボトリティスの影響を受けた他の2つとは異なるヴィンテージ。シャイで少し閉じているが凝縮感と複雑味がある」


「ワインは呼吸しているので抜栓しても1週間くらいは平気」を持論とするニコラ・ジョリー氏得意の実験で、3日前に抜栓したクロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン2013と当日開けた同2013を比較。ポテンシャルがある2013年ヴィンテージがマイベストだったので、ここでのポイントは、3日前のワインのなめらかさ。ボトリティス由来の蜜的要素もあり好印象でした。10年くらい前のクロ・ド・ラ・クレ・ド・セランにはあまり感激がなかったのですが、酒質がもとに戻ってきた感あり。ヴィルジニー女史の貢献度かも

ラポストール.jpg
チリ・ラポストールから、同家の7代目のシャルル・ド・ブルネ・マニエラ・ラポストールCEO。
グラン・マルニエの創業者のひ孫である両親が1994年にチリにラポストールを設立。事業を継承したラポストール氏は2013年にCEOに就任。ファインズでは今年1月から販売を開始しています。
手にしているのは、ラポストールSBと同家最高のアイテム『クロ・アパルタ(カルメネール66%、メルロ-19%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%)』、クロ・アパルタの畑には1915年~20年に植樹した自根のぶどう樹も


私の一押し、セビーチェに合わせたラポストールのソーヴィニヨン・ブラン2014
コリアンダーは必須、レモンではなく、ライムのほうがSBとの相性良好

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ラポストールCEOがプライベートセラーから持参したこの日だけの逸品
キュヴェ・アレクサンドルのカベルネ・ソーヴィニヨン2007はきめ細かいタンニン、程よい厚みの酸、溶け込んだ樽のニュアンス、すべてにバランスが取れていました。
さすがキュヴェ・アレクサンドル!


ピエモンテ、アルバの食文化の伝道者チェレットから、現CEOブルーノ・チェレット氏の長女ロベルタ・チェレット・ブレンギーニ女史。ワイナリーの施設はすべてISOを取得済。単一畑のバローロ、バルバレスコの畑は2010年よりビオディナミ農法を実践中。手にしているワインはバローロ・ブルナーテ2011

※サンミッシェル・ワイン・エステーツは時間不足でブースに立ち寄れませんでした。
ご容赦願います。


供出されたワインたちと、ファインズ手製のコメントボード


昨年11月ヴァッハウ訪問以来の再会、大好きなニコライホーフのクリスティーネ・サース当主夫人
サース夫人が手にしているワインは私の一押し『イム・ヴァインゲビルゲ・グリュナー・フェルトリーナー・フェーダーシュピール2013』、切れの良い酸と舌の上に心地良く残るミネラル感、わさびやホースラデッシュとも良く合います。


チャリティ試飲会の前日に、ニコライホーフファンのためのワインメーカーズディナーが青山のポルトゥスで開催され、20名ほどのファンがサーフ夫人を独占しました。当日はヴァッハウから持参したビオディナミの調剤も披露されました。

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ニコライホーフのアプリコットジャム、一度食べたら忘れられない味、素晴らしいです!
次回のブログで、メーカーズディナーをリポートいたします!

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カセラ社とサッポロビールがデイリーワインとファインワインの2ジャンルを強化 [ワイン]




5月17日にピーター・レーマン新発売

バロッサ・ヴァレーの多くの栽培農家からの人望もあつく、ワイン造りでも優れた業績を遺したピーター・レーマンさんは2013年6月28日に逝去。カセラ・ファミリー・ブランズ(以後カセラ社)は2014年ピーター・レーマン・ワインズを買収しました。これはカセラ社にとってポートフォリオ構築のための重要なステップです。


ジョン・カセラ社長とサッポロビール(株)時松浩取締役常務執行役員営業本部長@オーストラリア大使館

時松氏は、「イエローテイルを扱って一昨年で10年になりました。新たな取り組みとして、豪州ワインの良さを伝えるためにポートフォリオを充実させることがひとつのテーマになっていたので、ピーター・レーマンを取り扱えることは非常に喜ばしいことです」と。続けて、「国産ワイン、輸入ワインというくくりではなく、デイリーワイン、ファインワインの両ジャンルをバランス良く成長させていきます。イエローテイルの販売計画は本年度は18万ケース、2020年には30万ケース。ファインワインのピーター・レーマンは国内での販売を強化していきます」と述べました。

ジョン・カセラ社長は「弊社のワイン造りのルーツはイタリアにあります。現在、家族経営のワイナリーとして第3位を誇っています。1969年に設立し、従業員数は約900名、イエローテイルは世界で最も良く知られた豪州のブランドとして成長しました。ピーター・レーマンを傘下におさめたということは会社の規模を大きくするということではなく、世界中のパートナーの皆さんと共に豪州を代表するワイナリーのパイオニアとして活動、展開していきたいと思っています。JAEPAに関しては今まで競合していた国々に負けない形で日本の皆さんに貢献できるようになったと思っています」とあいさつ

カセラ社のジェームズ・ウィルソン アジアパシフィック新興国輸出マネージャーは、「イエローテイルは現在、50カ国以上に1200万ケースを販売しており、生産量は豪州ワイン全体の12%を占めています。カラフルで楽しく飲みやすいのがイエローテイルであり、アメリカにおいては輸入ワインブランド&オーストラリアワインブランドとしてNo.1、カナダではイエローテイルシラーズがNo.1シラーズになっています。日本でもオーストラリアワインブランドとしてNo.1を誇っています。また、ピーター・レーマンは2014年からカセラ社のブランドのひとつとして紹介しています。ピーター・レ―マンがあるバロッサ・ヴァレーは世界でも最高品質のワインの産地として知られています。1842年からの古い歴史があり、世界最古のシラーズもあります。サッポロビール社が扱うピーター・レーマンは4つのシリーズで、エントリーレベルのアート‘n’ ソウル、赤品種のブレンドタイプの“グランシーズ”、“ポートレート・シリーズ”、そして最高峰の“ストーウェル”です」と解説。
取扱いワインの詳細は“コチラ


イエローテイルとピーター・レーマンのラインアップ


値頃感(800~1000円代)のあるイエローテイル
3月1日~5月31日まで[イエローテイル]“イロイロタノシイ自由旅当たる!”のキャンペーン実施中。200万円相当の豪州旅行を狙ってみてはいかがですか


豪州の食材を使ったランチ
オーストラリア大使公邸で行う食事会はもっぱら着席ですが、大使館で行うイベントで着席式ランチは珍しいことです。それだけに両社の気合の入り方が違うと感じました。


鮑のヴァプール 燻製仕上げ ホワイトアスパラのムース添え × イエローテイル バブルス・ロゼの相性〇


タスマニア産サーモンの低温調理 菜の花のソース 蜂蜜と胡椒の香り × ピーター・レーマン エデンヴァレー・リースリング・ポートレート
リースリングの香りより、イエローテイルのバブルス・ロゼの控えめな香りのほうがサーモンに合わせやすく、バブルスとサーモンのピンクを同色で合わせるマリア―ジュで◎、泡ロゼの方が全体的に無難でした。



オーストラリア産ラムラックのグリル 赤ワインとマスタードのソース × ピーター・レーマン バロッサ・グランシーズ・レッド


ピーター・レーマンのトップレンジ ストーンウェル・シラーズ


Photo by Fumiko (2006年撮影)
ピーター・レーマンの契約畑の1855年植樹のシラーズ、豪州の秘宝です!


オーストラリア産クリームチーズを使ったレアチーズケーキ 苺のコンポート添え × ピーター・レ―マン スパークリング・ブラック・クイーン・シラーズ(サッポルビール未取扱品
タンニンやさしく、口当たり滑らか
ワインの赤系果実のニュアンスと苺の濃厚な味わいのバランス〇


最後にお薦めのマリア―ジュを!

Photo by Fumiko (2007年撮影)
2007年にカセラ社をお訪ねした時、当時の輸出部長がお気に入りの『ハリーズ・シンガポール・クラブ』で、スタンダードからトップレンジまでの3種類のイエローテイル・シラーズに、ホット(中辛から超激辛まで)な味付けのカニを合せる試みをしてくださいました。
一番相性の良かったのが、スタンダードなイエローテイル(残糖8~10g)。飲んだ時に果実の甘みがあり、タンニンも少なく、酸も低いので、辛いカニと合せた時に、口中でのおさまりがすごく良いのです。その時、輸出部長が「一見簡単そうな、シラーズの、この味わいのバランスこそ、実はとても難しい技なのです」と語っていたのが印象的でした。
激辛のカニが入手できないときは、麻婆豆腐や、エスニック料理でも問題なく楽しめますので、Tryを!!

JAEPA効果は
オーストラリア大使館参事官(商務)のジュリアン・メリマンさんは、「JAEPA のおかげで、オーストラリアの食品やワイン、教育分野等に対する注目が集まっています。同時にシドニー便(羽田発のメリット大)やメルボルン便も増えたことで、観光客が多くなっています。訪豪の目的は自然観光や動物と親しむこともそうなのですが、おいしい料理やワインを楽しむことを目的にして出かける人が増えています。それらの部分とJAEPAとオーストラリアへの注目が重なって良い効果が出ていると思っています。観光の伸びの数値は、この1年で16~18%くらいです」とコメント。

余談ですが・・・

現在、カセラ社ではのパッケージの変更を行っているところです。以前のエデンヴァレー・リースリングは女性の絵柄で、世界最優秀ソムリエのアンドレアス・ラーションさんが「僕はこの子に恋してるんだ」と言っていたことを、カセラ社長に伝えました。「そこまで言ってくれるなら、女の子を呼び戻さなくてはいけませんね」とカセラ社長からユニークなリアクションが。今後のラベルチェンジも楽しみにしています。


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祝! 大橋健一MWは日本と世界の酒類界をつなぐBig Bridge! [ワイン]


日本の酒類業界から、ワイン界最高峰の称号マスター・オブ・ワイン(MW)の認定者が誕生しました。栃木県にある酒類専門店『山仁酒店』の大橋健一社長です。おめでとうございます!
9年かけて、その難関を突破した大橋MWの祝賀会が、1月28日、ホテルニューオータニで開催されました。祝賀会の概要とマスター・ワインについては2月4日付のワインのこころで触れておりますので、プロローグとしてお目通しいただけましたら幸いです。


共同記者会見で

祝賀会の前に行われた囲み取材で、大橋MWは「日本にMWがいなかったため、合格(9月7日)してから仕事の依頼が劇的に増えています。私の今後のビジョンとしては、より良いマーケットを日本に作ろうと思っていながら後手に回っていた海外の生産者や、日本の酒類(ワイン、日本酒、梅酒等)の輸出で攻めあぐねていた造り手を支援して世界で成功をおさめられるように、その一助になれたらと思っています」と語りました。

〝たかがワイン〟の言葉に救われて
「試験勉強で煮詰まった時は」との質問に、「自分の力ではどうしても動かせないことがあり、解決策が正直見出せなかったことも苦しみでした。救いは人の存在で、自分を支援してくれる人がいるというだけで確実に救われました」と述べ、続けて、「マスターワイン協会に加入申請をすると、必ず家庭教師(MW所持者)がつきます。私の場合は、日本(現在は豪州シドニー在)に住んでいたネッド グッドウィンMWで、彼から「本当にMWになりたければ絶対に合格させてやる。私がマシーンになる」と言ってもらった言葉は大きかったです。また、ファイナルの論文で家庭教師役のキャシー ヴァンジルMW(南ア)は私のために毎日多くの時間を割いてくれました」と述懐しました。


ファイナルステージでは机から離れない日が10か月続いたという大橋MW。座右の銘は〝たかがワイン〟。同じMWで2010年の世界最優秀ソムリエのジェラール・バッセ(英国)が優勝のインタビュー記事で語っていた言葉とのことでした。
それは・・・同コンクールで決勝まで進めなかったブルガリア代表との会話で、彼から「バッセさん、頑張って!」と言われ、バッセMWは「実力が発揮できないかも」と心情を暴露。その時、ブルガリア代表から「たかがワインじゃないか!」と言われたそうです。ジェラール・バッセMWは瞬時に「そうだ! ワインがなくても死にゃしない」と気持ちが吹っ切れ、 その年のコンクールで見事優勝への道をつき進みます。
大橋MWは、うさぎがブランコに乗っているファンシーな絵に〝たかがワイン〟と書いて、落ち込みそうになった時はその絵を見てリラックスしていたそうです。合格までの険しい道のり、そのプレッシャーをはねのけるためのワンシーンが伝わってきました。本当にお疲れ様でした!


認定祝賀会で

来賓代表の中原広国税庁長官は祝辞で、日本でもワイン市場が拡大しており、クール・ジャパンの推進の一環として日本酒、焼酎、日本のウイスキー、ビールなど日本産酒類の輸出振興を今後一段と進めていきたいので、内外のワインと日本酒の両方に精通し、海外に深いネットワークを有している大橋MWには大いにご期待したいと述べました。


中原長官を含む来賓4名と17名の発起人が登壇し、大橋MWを中央にして鏡開き


乾杯の音頭は17名の発起人にも名を連ねている日本ソムリエ協会の岡昌治会長


乾杯はシャルル・エドシック!


記念画像は大橋健一MW(前列中央)を囲んで


MWが関わるワインたち

日本には多くのMWが関わるワインがたくさん輸入されています 認定祝賀会では、ネッド・グッドウィンMWがアンバサダーを務めるシャンパーニュのシャルル・エドシック、大橋MWと親しいサム・ハロップMWのニュージーランドワイン、セダリオン・シャルドネ、マイケル・ブラコヴィッチMWが手掛けるクメウ・リヴァーのヴィレッジ・ピノ・グリなど、17アイテムが供出されました。「これからMWが関わったワインを意識していただき、日本が世界において、ワインや他の酒類で、本当に洗練された国のひとつであると言えるように私も頑張りたい」と大橋MW


唯一のシャンパンとして華を添えていたシャルル・エドシック

会場では力強い家庭教師ネッド グッドウィンや、座右の銘のジェラール・バッセ、サム・ハロップ等、先輩のMWからのお祝いメッセージが映像で紹介されました。

いくつかの節目

「マスターワインになれました。トライアルの時間が長かったのでようやく受験は終わりましたという安堵の気持ちを皆様にお伝えさせていただきます」と大橋MW

大橋MW: 現在24か国340名のMWが世界各国で活躍していますが、今、思うといくつかの節目がありました。マスターワイン協会に加入したいという願書を出してから、ずっと支援してくれたのがネッド グッドウィンMW(現在シドニー在)で、彼が家庭教師としてついてくれたことが一つの節目でした。英語が得意でない私が合格できたのは、ネッド グッドウィンMWが日本語を聞けて話せたからで、取違いされそうなニュアンスの違いを日本語で説明してもらえたことは本当に幸せな立場でした。さらにその次に最終段階に入った時、リサーチペーパーでも英語がネック。ここではキャシー ヴァンジルMWが本当に親身になって、私を支えてくれたのが2つ目の節目でした。

MWになって、まだ4か月しか経ていませんが、私を取り巻く環境が変わったと実感しています。どこに行っても、「MWを受けたいのだけど、どうすればよいか?」、「WSETの教育機関のデイプロマを取りたいのだけど何かアドヴァイスをしてもらえないか?」との質問が多く、私が今までMWの先輩方にしてきたことをされる立場になっています。
今後のビジョンとしては、日本にMWがいなかったことで、日本市場に入り込めずにいた海外の生産者や、国際的な戦術を組めずにいた国内の酒類の造り手に、どういう戦術で攻めればサクセスストーリーを築きあげることができるかをアドヴァイスさせていただき、皆さんに貢献できればと思っています。


大橋MWは世界的に通じる学術論文達成にために多くの方々のサポートがあったことに言及し、さらに、「本日、会場にお集まりくださった皆さまも、大きな日本というチームの一員であると思っています」との言葉で感謝を表現していました。その言葉を受けて、800名が集う会場から大きな拍手が!


良き姉御キャシー ヴァンジルMWも応援に

歴史の産物、南アの歴史あるヴァン・ド・コンスタンスを大橋MWに贈呈

大橋MWを支えてきた功労者キャシー ヴァンジルMWが南アから認定祝賀会に駆けつけてくれました。
「MWは厳しく長い旅です。最初に難しいテイスティング試験があり、そのあと、5つのユニットから構成されている学科試験、そして最後の難関リサーチペーパーでは1万字を超える論文を書かねばなりません。大橋MWの場合は、さらに英語という高いハードルがありました。リサーチペーパーの作成では日に何十通もメールのやりとりをしました。彼には誰にも負けないワインへの情熱があります」と同志&良き姉御として健闘を称えました。




マスターワイン協会のロゴと大橋MWのネーム入りのコルクプレート
「大橋」の名前の通りに、生涯かけて大きな橋になりたいと強調していた大橋MWの、今後ますますのご活躍に期待しています。日本の酒類界の新たな一歩です!


タグ:大橋健一MW
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好調 チリワイン、2015年のワイン輸入量ナンバーワン!! [ワイン]

財務省発表(1月28日付)の2015年貿易統計によると、日本へのワイン輸入量(スティルワイン)ナンバーワンはチリでした! 年明け第一弾のワインのこころで、「2016年は日本とチリに注目」と書きましたが、拮抗していたフランスを抜いてチリが正式に首位の座に。
おめでとうございます!!


出典:産経EX/貿易統計による容量2㍑以下のワイン

チリは5159万㍑(前比18.1%増)、フランスは5151万㍑(前比▲2.8%減)
記事中のメルシャンデータには「ぶどう酒(2㍑以上150㍑未満)」も加算されているので、若干数字の差があります。

数量ベースの引導役は100万ケース超、コスパワインのアルパカでした。
金額ベースでみると、チリは193億円、フランスは505億円(出典:WANDSデータ)なので、今後の展開としては、中・高価格帯へのシフト、世界のトップワインと比肩するチリワインをハイエンドの消費者に浸透させていくことが必要です。2007年に締結した日・チリ経済連携協定(EPA/12 年間で段階的関税撤廃)の恩恵もあるので、チリワインラバーの皆さまが、普段飲んでいるワインよりワンランク上のクラスを選んでいただくことで、新たな広がりにつながると確信しています。


大手ワインメーカーの動き
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ラポストールのダラメル(参考上代1,500円)はエントリーレンジの飲みやすいクラス

サントリーのファインワイン部門ファインズがチリの名門ラポストールの正規代理店になりました。1月5日から発売を開始していますが、世界に先駆けての新ラベルにもご注目ください。毎年3月にファインズが行っているチャリティ試飲会にはラポストールのシャルル・ド・ブルネ・マルニエ・ラポストールCEOも参加予定なので、詳細が決まり次第、お知らせします。


チリを代表するカルメネール(ラペル・ヴァレー)、赤系果実、若干のスパイシーさ、なめらかな口当たり。がんもどきのタレに生姜を使ったことでスパイシーさの相乗効果が出てナイスマリア―ジュ!
参考上代2,150円


創始者の名を関したキュヴェ・アレクサンドル シャルドネ(カサブランカ・ヴァレー)、フランス育ちを感じるエレガントなチリワイン。口中に残るふぐの揚げ物の脂分をきれいに流してくれる清涼感のある酸味と樽に由来する丸みのある味わいが絶妙。かわはぎの薄造りに添えたキモ醤油には樽の風味が良く合っていました。応用範囲の広いお薦めの1本(参考上代3,540円)

日本リカー(メルシャングループ)自慢の最高傑作コンチャ・イ・トロ

コンチャ・イ・トロのブランドのひとつ『マルケス・デ・カーサ・コンチャ』のワインメーカー、マルセロ・パパ(スペイン語で〝パパ〟はポテトの意味とのこと)さんが来日してホテルニューオータニの『ザ・スカイ』でワインメーカーズディナーを開催した折、同席させていただきました。写真はパパさんと谷宣英エグゼクティヴソムリエ

テイスティングワインはコンチャ・イ・トログループの6アイテム

(左から)
#1:マルケス・デ・カーサ・コンチャ シャルドネ2013
冷涼エリアのリマリ・ヴァレー。白い花やグレープフルーツ、石灰由来のミネラルを感じるスタイル
#2:同ソーヴィニヨン・ブラン2014
レイダ・ヴァレー(赤い粘土質)、「セビーチェに合うよ」とパパさん、柑橘系果実のライムやグレープフルート、切れの良い酸、力強さも感じるワイン
#3:同カベルネ・ソーヴィニヨン2013
カベルネ・ソーヴィニヨンの最適地マイポ・ヴァレー、「シャルドネの産地リマリ・ヴァレーから40km離れています」とパパさん。マイポはアンデス山脈に近く、高日照度で、砂や岩の多い土壌。カベルネ・フランとプティ・ヴェルドを若干ブレンドしたワインで、深赤色、果実(ブラックチェリーやカシス)豊か、鉛筆芯、骨格あり
#4:同カルメネール2012
カチャポアル・ヴァレー、チリではカルメネールをメルローと間違えていた時代があり、マルケス・デ・カーサ・コンチャでは1995年からカルメネール単一でワインを生産し始めたとのこと。深紅色、Alc14%、プラムやダークチョコレート、黒こしょう、口中に果実感が広がった後、心地よいタンニン、余韻に甘やかさ

#5:コンチャ・イ・トロ カッシェロ・デル・ディアブロ レイエンダ2012(未輸入品
#6:コンチャ・イ・トロ ドン・メルチョー2010


#5は日本未輸入なので私も初めて試飲しました。
カッシェロ・デル・ディアブロのトップレンジ。「エレガント&フレッシュなワインを目指しています」とパパさん。そのお言葉通り、上品で魅力的! グラスの底が見えない深みのあるルビー色、プラムやブラックチェリー、ヴァニラ、焙煎風味。2012年ヴィンテージからバローロ(5000㍑)樽も使用。「なぜバローロか」というと、パパさんの祖母がピエモンテ出身で、彼自体、ピエモンテやブルゴーニュのワインがとてもお好きとのこと。ワインスタイルとして、その一端をバローロ樽で表現したい由。これが伝説の悪魔のセラーです!

メルシャンでは、昨年チリワインの価格帯別戦略が功を奏し、26%増(市場は19%増)になったのを受け、2016年は『カッシェロ・デル・ディアブロ』にフォーカス。販売目標を52%増の10万ケースに設定、期待のほどがわかります!

#6のドン・メルチョーですが、2014年10月に醸造責任者エンリケ・ティラドさんが来日して実施したセミナーをブログにまとめました。光栄にもそのリポートをチリの同社がpdfにして、ツイッターでも発信してくれました。区画ごとの徹底した調査がよくわかります。
チリを代表するアイコンワイン、カベルネ・ソーヴィニヨン97%&カベルネ・フラン3%のブレンド。Alc14.5% 、ミネラル、上質なタンニン、ココアニュアンス、パワー&複雑味。ワインスぺクテーター2014年ベスト100の9位


秀逸なカベルネ・ソーヴィニヨンの産地プエンテ・アルト
コンチャ・イ・トロの優れたワインを造りだすぶどう畑!
マイポ・ヴァレーは海から80~90km離れた場所で、標高は700m。昼と夜の差(20度)が大きいので、凝縮感がある、上質な酸を備えたぶどうが収穫できます。プエンテ・アルトは、マイポ川によってアンデス山脈から運ばれてきた石や砂が多い貧しい堆積土壌。写真では#6ドン・メルチョーがマイポ川の左側、#5レイエンダはマイポ川の右側にあります。この2つの畑は2kmしか離れていません。

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Almaviva1998
チリのプレミアムワインのさきがけ『アルマヴィヴァ』はコンチャ・イ・トロとバロン・フィリップ・ロートシルトのジョイントベンチャーで誕生したワインです。『アルマヴィヴァ1998』でチリワイン首位のお祝いしました。Congratulations!!

製品についてのお問い合わせ
ラポストール:(株)ファインズ ℡03-6732-8602
マルケス・デ・カーサ・コンチャ/ドン・メルチョー:日本リカー(株) ℡03-5643-9772 
カッシェロ・デル・ディアブロ:(株)キリン・コーポレートコミュニケーション部(メルシャンワインの窓口) ℡03-6837-7028

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