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醸造家クリス・カーペンターが語るナパ・ヴァレー〝マウンテン・ワイン〟の世界 [カリフォルニア]

醸造家クリストファー・カーペンターさん
パーカーポイント高得点の滅多に試飲できないワインたちとの対面、仕事冥利な時間でした!

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シカゴ出身のクリス・カーペンターさんは旅行でナパを訪問した時、自分が好きな科学への興味と、料理&ワインへの情熱の2つが同時に満たされるライフスタイルを発見します。その道を究めるため、すぐに、カリフォルニア大学デイビス校の大学院に入学し、ぶどう栽培学と醸造学の博士号を取得。イタリアやカリフォルニアのワイナリーで研鑽を積んだ後、ジャクソン・ファミリー・ワインズの醸造チームの一員として入社して、醸造家としての一歩を踏み出します。2000年に同グループのロコヤ、2001年にはカーディナル、2005年にはラ・ホタのワインメーカーに就任し、2007年からマウント・ブレイヴのプロジェクトに参加しています。

マウンテン・ワイン(山のワイン)の第一人者
プレスセミナーでは前述4ワイナリーの9アイテムを試飲。ヴィンテージはここ10年間で一番良いと言われている2012年でした。

カリフォルニアの産地はヴァレー・フロア(平坦地)とマウンテン・サイド(山岳部)に大別できますが、クリスさんが得意なのは〝マウンテン・ワイン(山のワイン)〟で、その魅力について、「平坦地にはない酸味、凝縮感、長熟感があり、そこに惹かれている」と語っていました。

クリスさんによると、ナパ・ヴァレーの土壌は3つに分けられ、ひとつは低地でナパ川に沿った栄養分のある土壌。あとの2つは山岳部で、海底が隆起した堆積土壌と、地殻変動から1000万年後に起きた火山活動による火山性土壌とのことです。

ナパ・ヴァレーの西側にあるマヤカマス山脈は朝日を受けても、霧の好影響下にあるので、陽ざしはやわらかく、湿り気もあり、青々としています。一方、東側のヴァカ山脈には西日がストレートにあたるので土壌は乾燥して赤茶けています。ただし、ヴァカ側にあるハウエル・マウンテンだけは例外で、西側に大きな山があることで湾からの霧がそこにぶつかり、ハウエル・マウンテンにかかります。ゆえに、ヴァカ側にありながら、最も冷涼で湿気もあり、ナパ・ヴァレーのなかでボルドーに最も近いアペラシオンと言えます。そこから生まれたワインが『ラ・ホタ』です。


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ワインは左から順に#1~#9
グラスは前列左から#1~#4、後列左から#5~#9


ラ・ホタ
オリジナルの醸造所が完成したのは1898年、現在でもその施設を使っています。
創始者はドイツ系スイス人、デザイナーはイタリア人、ワイナリーを建設したのは中国人、畑を耕していたのはメキシコ人で、『ラ・ホタ』という名はアメリカンインディアンに由来。スペイン語で〝Jという文字〟を意味しています。

ハウエル・マウンテンはナパ・ヴァレーでも標高(427㍍)が基準になっている唯一のAVA。霧が到達する位置より上部にあるので、朝、霧の影響を受けることはありません。ラ・ホタ・ヴィンヤードおよび自社畑キイズ・ヴィンヤードのぶどうを使い、山岳部のカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランを生産しています。

#1:ハウエル・マウンテン  カベルネ・フラン ナパ・ヴァレー (RP91)
#2:ハウエル・マウンテン  カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー (RP92)
#1 は1976年に植樹したカベルネ・フラン100%。「古樹があることはラッキーだが、収量は1㌶あたり1.5トン、250ケースしかないので、日本へは数ケースだけ」とクリスさん。加えて、「ハウエル・マウンテンのワインは、タンニンがしっかりしているので、近隣の『ダン』のように、飲み頃になるまでには20年かかりますが、#2はCS77%、CF11%、PV8%、ME4%のブレンドで、ダークフルーツ、ミネラル、細かなタンニンが特徴で、若いうちから楽しめます」とコメントしていました。
ラ・ホタ2012 輸入元:ラ・ラングドシェン、参考小売価格:13,000円(税別)


マウント・ブレイヴ
スペイン人が入植する前に住んでいたワッポーインディアン族への敬意を込めた〝勇敢な戦士〟が名前の由来。1860年代初めからワイン造りの歴史があるマウント・ヴィーダーはナパ・ヴァレー最大のアペラシオンですが、ワインの生産は全体の2%のみです。

#3:マウント・ヴィーダー メルロー
#4:マウント・ヴィーダー カベルネ・ソーヴィニヨン(RP92)
「マウント・グレイヴ・ヴィンヤードは標高は約430~550㍍なので、霧が降りてくる位置より上にあり、まだ寒いうちから日差しを受けるので、フレーヴァーの生育が早く始まります」とクリスさん。#3のメルローはパワーと凝縮感もあり、#4のカベルネはブレンドタイプで、味わいはしっかりしていますが、柔らかいタンニンなので口中スムース
日本未発売


カーディナル
ナパ・ヴァレーのいろいろなアぺラシオンをブレンドしたのがカーディナル。様々な特徴を持つワインを、ヴィンテージの特徴を生かしながら、層を重ねるように深みのあるスタイルに造り上げています。クリスさんは「オーケストラには管楽器、弦楽器等、いろいろなパートがありますが、ひとつにまとまっています。また、素晴らしいオーケストラならバイオリンに注力しようと思えばそれもできます。カーディナルも同じで、ハウエル・マウンテンに注力すればそれがどのようなワインかが理解できるし、全体として何かが突出しているのではなく、バランスが取れています」と解説。2012年は素晴らしいVTだったので、7つのアぺラシオン(マウント・ヴィーダー、ハウエル・マウンテン、スタッグス・リープ、スプリング・マウンテン、セント・ヘレナ、ヨントヴィル、ダイヤモンド・マウンテン)をブレンドしたそうですが、彼の芸術性が試される特徴的なワインのひとつです。
カーディナル2012(RP98)、輸入元:ラ・ラングドシェン、参考小売価格:45,000円(税別)


ロコヤ
カーディナルがオーケストラなら、1995年設立のロコヤはソロのワイン。ナパ・ヴァレーの標高335~550㍍の4つの山岳部の畑のカベルネ・ソーヴィニヨンをすべて同じ醸造法で造るので、違いは場所だけ。彼のワインメイキングを表現したワインです。
山のワインの大家クリスさんは「ロコヤはコレクターのためのアイテム。理由はコレクターは購入してから長い間セラーで寝かせておくことができるからです。ロコヤの4つの違いは〝タンニンの違い〟なので、今日テイスティングした順番が力強さの順になります。アメリカでは子供が生まれたらロコヤのマウント・ヴィーダーを購入し、21歳になったら開けて楽しむことが多い」と述べていました。

#6:ロコヤ ダイヤモンド・マウンテン・ディストリクト CS(RP96)
ダイヤモンド・マウンテンはマヤカマス側の一番北側にあり、温かな場所なので、チョコレートがけのチェリー、豊潤な味わいが特徴。自社畑ではないので、購入したぶどうを使用

#7:ロコヤ スプリング・マウンテン・ディストリクト CS(RP98)
土壌が他と違い、海底が隆起した堆積土壌なので、フローラルさが特徴。オレンジや桜のような香り、赤い果実と濃い果実の香りがあり、若々しいタンニンがあります。

#8:ロコヤ ハウエル・マウンテン CS(RP99)
ラ・ホタから1.5㎞離れた自社畑キイズ・ヴィンヤーズのぶどうを使用。ここでは1994年からワイン造りをしていますが、「ナパでも1、2を争う秀逸な畑、リッチさが特徴」とクリスさん

#9:ロコヤ マウント・ヴィーダー CS(RP100)
マウント・グレイブのお隣にあり、1993年に購入した畑。山岳部の畑にしては珍しくフラットな土壌なので、クリスさんは「栽培家にとっては正確に日照量を計測しコントロールできる利点がある」とコメント。スミレやブルーベリー、力強いタンニンのストラクチャーが特徴。
ロコヤ2011 輸入元:JALUX、参考小売価格:59,000円(税別) ※2012年未リリース


ホテルオークラ『山里』でのマリアージュ体験

セミナー後は澤内恭和食調理総料理長が、事前にワインを試飲して考案してくださったメニューと合わせての贅沢なマリアージュ体験!
澤内料理長から「香りが高く、しっかりしたワインなのですが、料理との相性を考えた時、正面から組むと、前菜から和食が負けてしまうので」とのお言葉がありましたが、実際に試して、そのお言葉の裏にあった見事な工夫はとても勉強になりました。

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突出し:無花果 黒胡麻味噌 かもじ葱 鰻 豆腐もろみ漬け オクラ

無花果に和の素材の黒いゴマを使うことで重厚さが加わりました。私は登場した鰻に山椒を合わせたくて、粉山椒をお願いしたのですが、これは定番ともいえる組み合わせなので、有馬焼(山椒を使った焼き物)を考えていらした料理長は敢えて突出しでの山椒使用は避けていらした由。鰻の下の諸味噌は長い時間漬け込んで、水分を絞り、湯葉に近い豆腐 (チーズのような状態)にしたものだったので、2005年VTの熟成感と拮抗していました。

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凝縮感たっぷりのロコヤ2005

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お造り:鰹土佐造り 玉葱醤油 季節の芽物

料理長いわく「お造りが一番難しかった」と。刺身の場合、旨みがのっている状態がベストなのですが、今回は血合いを赤ワインに合わせるのが基本にあったので、鰹の食べ頃の旨味と血合いの鮮度の具合がポイントに。鰹を少しあぶり、桜のチップで少々燻製香をつけ、食感をきちんと残しつつ、醤油のジュレを添えて、ロコヤ2001との相性を考えた一品になりました。
玉葱醤油はコンソメをジュレにしてかつおだしと合せたものです。下準備の段階ではカツオにワインとお醤油でほんの少し味をつけています。相性の良さを引き立てるために作った白ゴマドレッシング(ゴマとかつおだしだけ)もありました。

ちなみに登場したロコヤ2001はクリスさんが栽培から醸造まで手掛けた最初のワインで、初デビューでパーカーポイント100点をゲット、14年以上の熟成を経てもまだ若さがありました!

焼き物:銀鱈有馬焼 谷中生姜 諸胡瓜 諸味噌

この印象について7月23日付のワインのこころで、一足先にご披露させていただきました。
銀鱈の有馬焼(実山椒を使った料理)で、山椒の実を炊き、それをたたいてのせています。旬の谷中生姜はスパイシーさ、刺激を生かした工夫。ロコヤ2001との相性は料理長の愛が実った一皿でした!

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黒毛和牛 すき焼き 野菜をロコヤ2007とカーディナル2005と合わせて
個人的にはブレンドタイプのカーディナルとの相性が好きでした。

今まで、カリフォルニアや豪州等の、濃くてアルコール度数の高いワインを和食に合わせるという試み、その相性すら十分に考えるチャンスがなかったので、とても興味深い体験になりました。
ありがとうございました!


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サーの称号を持つピーター・マイケルがソノマに興したピーター・マイケル・ワイナリー [カリフォルニア]

カリフォルニアワイン関係者の来日リポートです。
今回は〝サー〟の称号を持つ英国人のピーター・マイケルさんが1982年にカリフォルニア・ソノマに興したピーター・マイケル・ワイナリー。ワイン・イン・スタイルさんのサイトが詳細なので、できるだけダブらないようにしています。最初にお立ち寄りいただくと全体が理解しやすくなります。

ピーター・マイケル・ワイナリ―のワインは米国大統領の晩餐会で多用されています。ホワイトハウスの執事が英国出身でマイケル卿のワインが好きだったことから、クリントン、ブッシュ、オバマ各政権で使われており、英国にある米国大使館でも活用されています。

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レ・パヴォ(仏語で〝ポピーの花〟)は数千年前の火山活動で形成された土壌で、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドが栽培されています。ワイナリーの敷地にはワイン名の由来カリフォルニアン・ポピーが!

父親がフランスに赴任していた時、ピ-ター・マイケルさんは父親に連れられ、よくワイン産地を訪問していたそうです。好みはボルドーワイン(クラレット)であり、カリフォルニアでワイン造りをすると決めた時も、本人の夢はボルドースタイルのワインを造ることでした。レ・パヴォでそれを実現しています。

100 by 100 plan
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当日は3回目の来日となるポール・マイケルさん(ピ-ター・マイケルさんのご子息)がワイナリー& ワインについて解説。100 by 100 planが意味するものは、100年間100%家族経営を行っていくことを掲げたもので、創始者のマイケルさん、2代目ご子息ポールさん、そしてお孫さんと・・・代々家族でワイナリーを維持していきます。

ワイナリーのポリシー
ピーター・マイケルさんが仕事でシリコンヴァレーに滞在していた時、SFのレストランで仏ワイン(ボルドー)をオーダー、ところが1本目ブショネ、2本目ブショネとの事態で、仕方なく地元のワインを注文。初めて飲んだカリフォルニアワインがシャトー・モンテリーナの赤ワインでした。
ワイン造りの夢を抱き、理想の地を求め、7年間のリサーチの末、1982年、セント・ヘレナ山の西向きの麓にある土地を購入(ナイツ・ヴァレー)。1983年から植樹開始。現在、環境保全型農業で、ワイナリーの消費電力の95%はソーラーパネルで賄っています。生産している15種類のワインのうち、14種は無濾過・無清澄。ラプレ・ミディ(SB)だけはフィルター掛けをした非MLFのワイン。敷地内に醸造施設が2つあり、1つはピノ用、もう1つはCSとCH用に分けて行っています。ピーター・マイケル・ワイナリーのポリシーは、
■山岳地帯(斜面)のぶどうを使ったワイン造り 
■伝統的な醸造方法でのワイン造り
■生産量限定の希少価値の高いワイン造り
総生産量20,000ケース、フラッグシップのレ・パヴォは3,000ケース

ナイツヴァレーで造るレ・パヴォの垂直とナパで造るオー・パラディー
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レ・パヴォはカベルネ・ソーヴィニヨン主体でカベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルドを使用。ブレンド比率は各ヴィンテージで若干異なります。ワインは左岸のカベルネをイメージしたワインで70%~77%使用。バランスが取れたワインでタンニン滑らか、パワフルかつエレガントで長期熟成できるワイン

同じ敷地でなぜカベルネとシャルドネが栽培できるかについて、ポールさんは「レ・パヴォは位置的に温暖なであり、シャルドネが植えてある斜面は太平洋からの冷たい風の影響を直接受けるので栽培が可能」と。

#1:レ・パヴォ2006
バランスのとれた熟成具合
#2:レ・パヴォ2007
温暖な年。果実味があり、タンニンも柔らか。「長熟タイプですが若くても楽しめるワイン」とポールさん
#3:レ・パヴォ2008
2007年ヴィンテージは剪定にもかなり気を使ったヴィンテージ 
#4:レ・パヴォ2009
「良年で 2007年に似ています。07年よりタンニンもしっかりあり、長熟に向くヴィンテージ」とポールさん 
#5:レ・パヴォ2011
冷涼で難しい年。涼しいなかで、どれだけぶどうを熟させることができるかを示したヴィンテージ

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#6:オー・パラディー2011
2009年にオークヴィル・アペレーション東側の山間に土地を購入、ボルドー品種を植えています。画像の左がオークヴィルの土壌、鉄分を含んでいます。大きな岩が多い畑だったので、岩を砕き畑を整地。ナパでは雨水を貯めて灌漑用の池も作っています。右はナイツ・ヴァレーで、ともに火山性土壌です。

ナイツ・ヴァレーに特化していたピーター・マイケル・ワイナリーがナパにぶどう畑を購入した理由について、「ナイツ・ヴァレーからナパまでは車で15分程度であり、毎日畑作業をしている間、ナパは絶えず目の前にありました。いつもナパの話を耳にしていましたので、純粋にナパでワインが造りたいと思ったからです」とポールさん

プレスランチで供出された4本
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#1:ラプレ・ミディ2013
レ・パヴォの敷地内にあるシングル・ヴィンヤード。当初はロワール的な造りをしていましたが、近年、セミヨンをブレンドしたボルドースタイルに変わっています。素直で飲みやすい点が魅力
#2:マ・ベル・フィーユ2012
すべての畑のなかで標高が一番高い600m、霧が広がる高さより上なので、霧に覆われることもなく、日照度もあるのでワインにはトロピカルフルーツのニュアンスも。シャルドネ100%
#3:ル・カプリース2012
仏語で変わり者、気まぐれの意味があるカプリース。ピノ・ノワール100%で、標高300m~450mに位置する畑から産出
#4:レスプリ・デ・パヴォ2011
火山性土壌(流紋岩)で、根が地中深くにまで伸びています。最善のクローンのカベルネ、メルロ、プティ・ヴェルドのブレンド

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シェフからの可愛らしい一皿

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様々なビーツの調べ ヤギチーズと松の実と共に

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真鱈のペルシャード 具たくさんのスープ仕立て

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ワインのサービスは森覚シェフソムリエが担当してくださいました。

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仔羊のスパイスとの出会い 林檎とセロリで香り豊かに

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レモンのプリズム メレンゲとシナモンで引き立てて

ワインについてのお問い合わせはワイン・イン・スタイル ℡03-5212-2271

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コルギン・セラーズのワインスタイル&新刊『ボトルの中には夢がある』出版記念レセプション [カリフォルニア]

ロバート・パーカー絶賛のぶどう畑から誕生するワイン
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コルギン・セラーズのポール・ロバーツ社長とティクソン・ヒル カベルネ・ソーヴィニヨン2010
(株)中川ワインはロバーツ社長来日に伴い、シェ・イノ京橋店でトレード向けランチセミナーを開催しました。1972年テキサス生まれのロバーツさんはフレンチ・ランドリーのワイン責任者、ボンド・エステートの支配人を経て、2013年コルギンの社長職に就いています。

ワイナリーの沿革とワインスタイル
コルギン・セラーズ(当初の名はコルギン・シュレーダー・セラーズ)の創業は1992年。オ-ナーのアン・コルギン女史(テキサス出身)は古美術が専門だったことから英国のサザビーズで勤務し、その後、米国(LA)に戻り、クリスティーズのオークショニアとして活躍。同時にワインにも関わり、その間に、芸術家や富裕層との人脈を構築していきます。LA在住時からナパ訪問を重ね、1980年後半にワイン造りへの気持ちを固め、理想の土地探し(斜面)を開始。1992年にセント・へレナの東斜面のぶどう畑から、『ハーブラム(1992~99まで生産)』と名付けたワインを175ケース生産、これがコルギンの初ワインです。

ナパ・ヴァレーはコート・ドールとほぼ同じ広さで、その中には52の異なる土壌があります。コルギン女史はフランスのグラン・クリュに匹敵するワイン造りを目指し、1997年にスプリング・マウンテンの裾野にある『ティクソン・ヒル』の0.4㌶の区画から自分が理想とするワインを誕生させます。この地にぶどうが植樹されたのは1881年で、1900年代初めの文献に、ナパ・ヴァレーの秀逸な畑として〝ト・カロン〟と〝ティクソン・ヒル〟の名が記載されています。ティクソン・ヒル・ヴィンヤードのぶどう樹の多くはカベルネ・ソーヴィニヨンで、残りはカベルネ・フランとプティ・ヴェルド。
コルギン・セラーズが植樹している品種はカベルネ・ソーヴィニヨンCS、メルロME、カベルネ・フランCF、プティ・ヴェルドPVとシラーSYの5つ。生産しているワインはCS主体、ボルドーブレンド、シラー主体の3タイプです。

供出ワインは5アイテム
#1:ティクソン・ヒル CSナパ・ヴァレー2010
ロバーツ:コルギンの中で最もエレガントなワインがティクソン・ヒルで、黒系果実やバイオレット、少し埃っぽいミネラル感ときめ細かいタンニンを感じます。一番北にある畑ですが、涼しい風が吹き込んでくるので、ワインに清涼感やエレガントさが出てきます。2010年はクラシックなVTです。温暖な気候でしたが、収穫時には冷涼な日もあったので、ワインはフレッシュで綺麗な酸を備え、まろやかに仕上がっています。飲んだ印象を形で表現するなら、波状(wave)です。キャップシュールの色のような赤系果実のニュアンスがあります。1992年からワイン造りを開始しているコルギンのワインがフレッシュでアロマ豊か、酸とミネラルのバランスが良いのはステンレスタンクで発酵を行っているからだと言えます。

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ティクソン・ヒルCS 2010&リ・ド・ヴォーのサラダ

#2:カリアド ナパ・ヴァレー レッド・ワイン2011
ロバーツ:1985年に植樹されたセント・ヘレナの西側マドロナ・ランチ・ヴィンヤード(40度の斜面、小石が多い)のぶどうで、CS50%、ME30%、CF20%のブレンドです。比率は年によって若干異なります。2011年は冷涼な年だったので、ハーブや香草のニュアンスがあり、#1と同じく飲んだ印象を形にたとえるなら、円形で舌の中央に落ち着く感じです。カシスやブルーベリー、ブラックベリ―、タバコ、シダそしてミネラルもあります。コルギンでは果実、ミネラル、酸味の3要素が〝正三角形〟でバランスが取れていることを大事にしています。

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資料提供:中川ワイン

ロバーツ:プリチャード・ヒルにある自社畑〝ナンバー・ナイン・エステート〟の8㌶中7㌶にCSが植えてあり、他にはME、CF、PV、SYを植樹。畑はオークヴィルの東側の斜面、標高350~420mの場所にあります。ナンバー・ナインは区画名に由来、丘の上からはサンフランシスコ湾と、反対側にはレイク・ヘネシー(水の供給源として重要な場所)が見渡せます。
#3:ナンバー・ナイン・エステート ナパ・ヴァレー レッド・ワイン2011
#4:同2009
#5:同2006

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蝦夷鹿肉のグラン・ヴヌール風

ロバーツ:2011年は最新VT、バックヴィンテージ(熟成したワインを飲んでもらう意図で)も全体の様子をみて出荷しています。先の2本と同じく、このワインを形で表現すると、裾野にも広がりながら、高くあがっていくイメージです。土壌は赤土(含鉄分)でワイルドセージや黒系果実のニュアンスがあります。2009は温か過ぎず寒すぎずの標準的なVT。2006はリリース当初はタンニンが固かったのですが、熟成を経た今、果実が落ち着き、テロワールの個性が表現されています。以前、京都嵐山『吉兆』の料理と2006年を合わせたのですが、全てに良く合っていました。

私的感想:熟成を経たカリフォルニアワインの良さを表現している2006年、タンニンはワインに溶け込み、口中スムース。ロバーツさんが言ったように和食と合わせても十分に楽しめるVTです。

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チーズ盛合せ(サン・ネクテール、ブリー・ド・モー、オッソ・イラティ)

シラー情報
ロバーツ:今回はテイステングしていませんが、ナンバー・ナイン・エステートではシラーも生産しています。急斜面で東向き、火山系土壌(ロッキーと粘土の4区画)なので植樹することに決めました。カリフォルニアのクローンは豪州バロッサのものが多いのですが、コルギンでは仏エルミタージュ(ジャン=ルイ・シャーヴ)とコート・ロティのものを採用しており、アロマティックでハーブのニュアンスがあるのが特徴です。
 
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マイベストは冷涼年を反映したエレガントな『カリアド2011』
湾岸ストの影響で日本上陸が少し遅れている由、入荷は来月(4月)になります

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実山椒を初めて体験するポールさんの真剣な表情

日本食に造詣が深いポールさんから、コルギンを飲んで連想できる日本の食材について質問が出た際、〝山椒(Japanese Pepper)〟が話題に。シェ・イノにあった〝実山椒(ジャコ入り)〟を早速に体験していただきました。最初に出た言葉は〝スパイシー〟、日本訪問の回数は多いようですが、山椒は初めてだったので、次回はウナギのかば焼き体験も含めた〝山椒〟探究をお薦めしました。特にシラーに合わせて!

コルギンについてのお問い合わせは(株)中川ワインまで ℡03-3631-7979


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参加メンバーの記念画像、2列目右から2人目が(株)中川ワインの中川誠一郎社長です。これ以降はシェ・イノで開催された中川社長の出版記念パーティーの様子をお伝えします。

2月27日発売『ボトルの中には夢がある ~カリフォルニアワインの真実~』
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版元:(株)木楽舎、定価:本体1500円+税、初版:2015年2月15日
本の帯にはシェ・イノの井上旭オーナーシェフと『京都吉兆』嵐山本店の徳岡邦夫総料理長の推薦の言葉。パーティーにも出席なさっていた弘兼憲史(漫画家)さんがイラストを書いています。

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記念のケーキはシェ・イノのパティシエールさんの力作!

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当日サービスされたのはサイン入りの中川家秘蔵のワインたち
大容量ボトル(6L)だったので伊東賢児ソムリエはデキャンター作業で大奮闘!
下記のワインリストは伊東賢児ソムリエ作成、クリックで拡大

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ワイン業界の他には政治家、タレント、異業種、食関係、ジャーナリストなど様々
中川ファミリーの人脈の広さはさすがでした!

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ラベルからも味わいからも歴史を感じさせたオーパス・ワン1989

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出版祝いのために知人からプレゼントされたハーラン!

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信頼感で結ばれているおふたり
ワインを仕切っていた伊東ソムリエのホスピタリティーが伝わってきました!

最後に・・・レセプションで、中川社長は「グーグルで中川誠一郎を検索すると、トップページには同性同名の競輪選手が出てきます。私の名前は4ページ目にやっと出てくる程度なので、グーグルの1ページに登場することを目的に本を書きました(笑)」とユニークなあいさつをしていました。
本書は第一章で、ハーラン・エステートやスケアクロウ・ワイン等、世界が注目するカリフォルニア・ワインと造り手を紹介。続く第二章ではポール・ロバーツさん他4名へのインタビューを掲載。登場するワイナリーは同社扱いのものだけですが、カリフォルニアワインファン垂涎のワイナリーが登場しています。40年前には40しかなかったワイナリーが現在では850あるとのこと。中川社長が発信する「行くたびに新しいストーリーが生まれるナパ」の現在と将来を本書からしっかり受信してください。

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新カルトワイン『Scarecrow(かかし)』誕生のルーツは『The Wizard of Oz (オズの魔法使)』 [カリフォルニア]

5月中旬、〝映画とワイン〟にからむ素敵な時間を過ごすことができました。
輸入元の(株) 中川ワインの招聘でカリフォルニアから素敵なファミリーが来日したからです。まずは、5月22日付けのワインのこころで概要を!

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注目の赤ワイン J.J.コーン・エステートの『Scarecrow/スケアクロウ』 を前に、オーナーのブレット・ロペスさんと妻のミミ・デブラシオさん
商業カメラマンとして活躍していたブレットさんはリーヴァイスやホンダ、コカ・コーラなどの仕事を手掛けていましたが、1998年に引退し、祖父が興したエステートを継承。ミミさんがスタイリストだった時に出会い、素晴らしい仕事を遂行していくパートナーが人生のパートナーになりました。多彩なミミさんの現在の仕事はジュエリーデザイナーです。

プレミアム・ナパ・ヴァレー・オークションで史上最高額で落札された『スケアクロウ』
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ブレットさんは3年に1回の割でワインをオークションに出品しています。ワイン界を驚かせた第1弾は2011年2月のオークション時に起きました。1ロット(60本)のスケアクロウ2009年ヴィンテージ(VT)が、12万5千ドルで落札され、史上最高額を記録したのです。さらに、その第2弾として、今年2月のオークションでは2012年VTが前回の倍の26万ドルで落札され、最高額を更新しました。スケアクロウは新カルトワインの王者としての地位を不動のものにしています。

上記の画像は今年2月のオークションのカタログです。ワインメーカーのセリア・ウェルチさんのプロフィール写真の上部にはScarecrow Wine、2012Cabernet Sauvignon、Toto's Opium Dream: Scene Ⅲという記載があります。オークション用のワイン名〝Toto's Opium Dream、SceneⅢ〟のトトは映画『オズの魔法使』で主人公のドロシーと旅を続けるワンちゃんの名前で、シーンⅢも映画の台本をイメージしたものです。そして・・・何より、〝スケアクロウ〟という名は、映画に登場する〝ブリキ男〟〝ライオン〟&〝かかし〟の3人のキャラクターのなかの〝スケアクロウ/かかし〟に由来しています。


映画『オズの魔法使』に込められた祖父へのオマージュ
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スケアクロウのワインは映画の王道ハリウッドで活躍したブレットさんの祖父へのオマージュです。祖父J.J.コーンさんが製作に関わった『オズの魔法使』に出てくる〝かかし〟
ブレットさんは、ワイン造りを生業にするにあたり、「一番大事なことは農業であり、その象徴になるうるものがかかしであると考えました。畑の土にささっている姿は一度見たら忘れられない存在です。そして、このかかしと祖父の遺した映画とは切っても切れない関係にあります」とコメント

直接的な名前だと商標権に引っかかる場合もあり、現実的にはなかなか難しかったようです。当初はそのままJ.J.コーンにしようとしたらしいのですが、すでにB.R.コーンという類似の名があったので、これは断念。最終的にスケアクロウになりました。「この名に至るまで祖父の見守りを感じています」とブレットさん

J.J.コーンの足跡
ジョセフ・ジャドソン・コーン(J.J.コーン)さんは1895年生。ロシア移民の子で貧困のなかで育ちました。18歳で新聞社に入りますが、ここで、毛皮をつくるデザイナー、シェンクさんに認められ、NYへ。その後ハリウッドヘ。MGMに雇われ、22歳で、経理を総括する仕事を担当し、肩書は副社長に。祖母はキャプテンクックの子孫にあたる家柄で、前夫との間に息子がいました。その姓がロペスだったことから、ブレットさんはその名を引き継いでいます。

週末を過ごす別荘を探していた時に、バンク・オブ・アメリカのオーナーから、1875年に建てられた、8つのベッドルームと2つのリビングルーム、プラムが植えてある大邸宅を紹介されます。その邸宅はナパのラザフォードにありました。引っ越ししてほどなく祖母が亡くなり、コーンさんも1995年に100歳で他界します。

グスタフ・ニーバムとのご縁
隣家は1879年にフィンランド人のグスタフ・ニーバムが興した『イングルヌック』でした。コーンさんが所有する畑には2エーカーだけぶどう樹(1945年植樹のオールド・マン)が植えられ、斜面の上部には豊かな湧水がありました。グスタフ・ニーバムから「素晴らしい畑」との評価を受けており、造ったぶどうはイングルヌックに納入していました。

ナパで最古のカベルネ・ソーヴィニヨン
1960年~68年にかけて多収量のぶどう樹の開発が進められ、USデイビス校ではAxR#1の台木を推奨していました。多くのワイナリーがAxR#1を採用しましたが、その後、ナパを襲ったフィロキセラ禍で多くのぶどう畑は悲惨な状態になります。AxR#1にはフィロキセラに対する免疫力がなかったことが原因です。
コーンさんは1945年に植えたセント・ジョージアの台木のぶどうを死守していたことで、難を逃れることができました。ナパのなかで一番古いカベルネ・ソーヴィニヨンは、トカロン(現在ベクストファーが所有)とJ.J.コーン・エステート(25エーカー中2エーカーのみ)のぶどう樹とのことです。


税金対策の選択肢がワイン造り
祖父が亡くなり、エステートが競売にかけられることになります。5億からスタートして7億・・・最後は30億になりました。入札者はロスチャイルド家(ロバート・モンダビと)、ベクストファー・ヴィンヤードのオーナー、アンディ・ベクスターそしてブレット・ロペスさん(フランシス・コッポラと)の3組。コッポラは競売の際、表面には出ず、すべてブレットさんひとりが立ち回っていました。結果的に75~80エーカーのうち、3分の1の25エーカーと湧水、エステートをブレットさんが取得し、残りはコッポラにわたりました。

余談ですが、1975年、イングルヌックの歴史の重さに惹かれたコッポラは『ゴッドファーザー』の収益で敷地の一部を購入し、『ニーバム・コッポラ・エステート』を設立。そして1995年の『ドラキュラ』で大成功し、その収益金で残りの全敷地を入手しています。そのことが記憶にあったので、ブレットさんに「ドラキュラで得た収益が役に立ったのでしょうか」と伺ってみたところ、「コッポラは7つの会社を所有していたので、ドラキュラだけのお金ではないと思うよ」とのお返事が。とは言え、『イングルヌック』のグスタフ・ニーバムとつながっていたコーンさん、その歴史を引き継いだコッポラも映画人であるという流れにはワクワクするものがありますね。


ワイン造りをするにあたり、著名なワインメーカーを探すために、人選のアドバイスをしてくれたのが、アメリカのスコット・トレーシーさんで、何人かのワインメーカーに接触。ここで、前述したセリア・ウェルチさんが登場することになります。

パーカー・ポイント100点騒動
ファーストリリースは2003年で、これを試飲したロバート・パーカーが98点をつけました。発表された当日は朝から電話が鳴り続け、PCはパンク! 次のVTを待つ人が6000名にのぼりました、生産量は平均して1000ケース、エステートの記録用にキープすべき本数があるので、潤沢に供給出来ないのが悩みです。


ナパで新たな伝統を築いていくロペスファミリー
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初来日のロペスファミリー。中央は愛娘ココさん。ファミリーのなかでは一番ワインに造詣が深く、現在、ワインメーカーのセリアさんから多くのことを学んでいるそうです。

ブレットさんにお目にかかるにあたり、『映画でワイン・レッスン』を持参。『カサブランカ』を例に本の内容を説明させていただきました。映画のセンス、芸術的センスがある方なので、とても喜んでくださいました。記念画像に拙著を入れてくださった気配りに感謝です。

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『スケアクロウ』の写真本にサインをしているブレットさん

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ミミさんのお洒落なセンスが光ります。

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スケアクロウのアイコンマークのチョコレート!
セント・ヘレナにあるWoodhouse製、口中でのとろけ具合が優しくて幸せ気分に!

質問に答えて
パーカーポイント100点をゲットした後の、今後の目標は?
A:家族のなかで伝説を作っていくことです。ナパに住んでナパを感じながらファミリーの歴史を代々につないでいきたいと思っています。ふたりの娘は映画や音楽に関わっているので、我々夫婦のたどってきた道を継承しており、ワイン造りという新たな仕事も加わりました。孫も3人います。

ワインメーカーのセリア・ウェルチさんの最大の強みはなんですか?
感性、直観力、洞察力、判断力のある女性です。「私がワインメーカーよ」という風に前面に出てくるような人ではないところも魅力です。何より人間性があります。


ワインテイスティング
ワインは3時間前に抜栓。外観は黒系果実(プラム、ブラックチェリー等)の要素、木目の細かなタンニンながら、最初は舌の上を軽くなぞるドライなニュアンスがあり、時間の経過とともにグラス内での変化が顕著に。ソフトな酸味は心地よく、繊細なタンニンは、なめらかで優しく 上品な口当たりになっていきました。オールド・マン由来のミネラルも感じます。ロペスさんいわく「理想は7~8時間前に抜栓」を。
青木私感:女性ワインメーカーらしい、優しさ、上品さがあると感じました。慌ただしい生活をしている人ではなく、人生の一コマ一コマを大切にしている人に良く似合うワイン、飲んで欲しいワインです。

ブリキ男のワインも
J.J.コーンエステートではスケアクロウとムッシュ・エタンを造っています。前者のスケアクロウはオールド・マンの区画から収穫したワインのほか、J.J.コーン・エステートの秀逸な区画のワインをブレンドして造ります(オークション用はオールド・マンのワインのみ)。後者のラベルにはブリキ男のイラストがついています。この絵柄はブレットさん考案で、ムッシュ・エタンは映画のなかのブリキ男の本名。オズつながりは、すべて偉大なる祖父への想いに重なっています。ナパで生まれたレジェンド・・・それがスケアクロウなのです!

スケアクロウのHPでワイン本(私がいただいた)に載っている画像を見ることができます。また、ブレットさんはじめ、エステートで働くメンバーを紹介したページには各人をユニークな単語を使って紹介しています。是非お立ち寄りくださいませ。

ロペスファミリーは古都京都への旅も満喫なさったようです。タイトなスケジュールのなか、予定の時間を30分もオーバーしてインタビューに答えてくださったブレットさん、ミミさん、ココさん、ありがとうございました。同席のマットさんにも感謝です。
中川社長、山村さん、高村さん、お世話になりました。ますますのご発展を!


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Napa ValleyのFar Niente(ファー・ニエンテ)は、やっぱり素敵でした♪ [カリフォルニア]

日曜日、ナパから戻りました!
気になっていたワイナリーや話題のレストラン、映画『サイドウェイズ』に登場していたスポットなどもチェックしてきました。時々ミーハー気分になって・・・のカレッジ野外研修でした。

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『ファー・ニエンテ』のラリー・S・マグワイアー社長とブルース・ムーアーズ副社長(左) 
2007年10月11日撮影

2年前、輸入元ワイン・イン・スタイルの招きで来日したおふたりが、「コルトン・シャルルマーニュとシャトー・ラフィットに刺激を受けたオーナーのギル・ニッケルは2種類のワインだけをつくろうと決めました。シャルドネとカベルネです。セカンドラベルは造りません。われわれは一貫してプレミアムワインだけを造り続けていきます」と語っていたのがとても印象的で、凄いと思いました。
その贅沢なワイン哲学に触発されて以来、「ファー・ニエンテを訪問したい」とずっ~と思っていました。今回その夢が実現したわけですが、現地でさらに素敵な出来事がありました♪

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ダニエル・デアゴスティーニさんの写真集『Into The Earth A Wine Cave Renaissance』

11月4日の訪問時、ワイナリーでダニエルさんご一行と一緒になりました。彼は著名なカメラマンでした! 画像にある写真集の表・裏カバーともファー・ニエンテ、本誌中の趣ある雰囲気のファー・ニエンテ他、メインのカーヴはすべて彼が撮影しています。
ここで嬉しいことが! ダニエルさんがサインしてくださった写真集をブルース・ムーアーズ副社長が私にくださったのです♪  歴史あるカーヴや建設当時のカーヴ写真から伝わってくる土のイメージや光の陰影が素晴らしく、重厚な空気感のある写真集に大感激! 中には懐かしいカーヴがたくさんありました。 
ダニエルさんと遭遇できたことで、ナパでの素敵な思い出が1つ増えました♪

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サンフランシスコのお薦めワインショップ [カリフォルニア]

サンフランシスコに関する情報の第2弾は・・・注目のワインショップをご紹介します♪
2003年7月にオープンした『WINE・MERCHANT』はソノマ在住のワインジャーナリスト
康子キャドビーさんがお薦めしてくださった人気のお店ですhttp://www.fpwm.com

正面から見た店舗。右側はワインバーで、とても賑わっています


中央には20ドル以下(アイコンが見えますか)のお薦めワインがずらりと並んでいます


ワインバーから一番近い棚にあるのは地元アメリカのワイン、当然ですね
好きなワインをバーに持ち込み、パンやチーズを注文して楽しめます
レギュラーサイズで持ち込み料(抜栓料)6ドル、ハーフサイズで3ドルです


名刺には“Dr.Champagne”というタイトルが刷り込んであったMr.Jerry Horn
店内の撮影許可をくださった優しい彼は、ビルカール・サルモン・ロゼがお好きとか


ワイン棚はシャンパン→世界各国の白ワイン→世界各国の赤ワインの順で
きちんと整理され、とても見やすい印象でした。
訪問したのが土曜日の18時過ぎだったので、「19時で閉店だったらどうしょう」と
内心ドキドキでしたが、嬉しいことに21時まで営業していたのでラッキーでした!
月・火・水曜は20時、木・金・土曜は21時、日曜日は19時まで。
こんな点もお薦めできるポイントになっています♪


夜景撮影独学中です♪ [カリフォルニア]

9月初旬、カリフォルニア同行取材の最終日、自由行動で立ち寄ったサンフランシスコの夜景です。
ベイエリア撮影の達人hakoさんhttp://blog.so-net.ne.jp/t-hako/を真似て、挑戦してみました。夜景が上手に撮れるようになりますように・・・♪



少し雰囲気を出してみたくて・・・努力の跡あり?


一転して・・・モンタレーのフィッシャーマンズワーフで撮ったワンショット
やはり、明るい方が得意です♪

癒し系アザラシちゃん! ヨットから目線を手前に動かしていただくと・・・いました!


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