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日豪EPA締結特別企画メニューコンテスト最優秀賞はリーガロイヤルホテルのシャンボール! [オーストラリア]

日豪EPAの締結を記念したメニューコンテスト
1月15日、日本とオーストラリア間で締結された経済連携協定(日豪EPA)が発効されました。それを記念して企画されたのが若手シェフ&ソムリエを対象にしたメニューコンテストです。


昨年12月、オーストラリア大使館で行われたメニューコンテストの概要説明と指定食材リストの発表時には、来日中のマルコム・ターンブル首相もご臨席くださり、ごあいさつなさっていましたが、日豪初のコンテストにかける意気込みを感じました。全国38レストラン41チームがエントリーして行われたコンテストは、書類審査や調理審査等を経て、4月20日に最優秀賞等の発表がありました。本コンテストの主旨、経過および結果についてはコチラで確認できます。


(左から)ジュリアン・メリマン オーストラリア大使館参事官(商務)、MCを担当した俳優&オーストラリア親善(PR)大使の柴俊夫さん、ブルース・ミラー駐日オーストラリア大使、特別審査員のラ・ロシェル坂井宏行オーナーシェフ、最優秀賞受賞の村上智彦シェフ、審査員のHAL Yamashita 山下春幸エグゼクティブオーナーシェフ、審査員の大橋健一MW、優秀賞受賞の女性シェフ片野雅美さん

最高位に輝いたリーガロイヤルホテルのレストラン〝シャンボール〟

(左から)池田大亮ソムリエ、村上智彦シェフ、高橋賢明アシスタント

「我々はこのコンテストを通してチーム力を最大の売りにしようと考えました。綿密な打ち合わせ、メニュー構成、そして食材。本当に料理とワインがあうのか、3人で徹底的に詰めて臨みました。日本にもっとオーストラリアの食材を広めるにはどうしたら良いのかを考え、指定食材に選ばれていない、いくつもの食材を探しました。コーヒーやレモンマートルのような感動的な食材に出会い、めちゃくちゃ熱が入りました。優勝できて感無量です」と喜びを語った村上シェフ


優秀賞だったザ・プリンスタワー東京 ブリーズヴェールは唯一の女性シェフで、片野雅美さんについて坂井特別審査員は「仔羊の骨をはさみで一生懸命カットしている姿が印象的だった」と評価

コンテストの結果発表、授賞式で

特別審査員としてコンテストに参加なさっていたミラー大使は「次世代を担うシェフやソムリエの皆さんによってオーストラリアの素晴らしい食材とワインを使った新しい展開が示される現場に立ちあうことができて光栄でした。上位10チームによる調理コンテストのクリエイティヴな料理とそれを最大限に引き出すワインとのマッチングには大きな感銘を受けました。受賞者には副賞として食材とワインの生産地として有名なヴィクトリア州への視察旅行が贈られます」とあいさつ

坂井宏行特別審査員は「コンクールはグレードも高く、プレゼンテーションも非常に素晴らしかったので、どのチームが優勝してもおかしくない状況でした」と述べました。

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料理とワインの相性に重点を置いて審査したという大橋健一MWは「メニューの再現性を重視し、オーストラリアワインでなければ、この相性の素晴らしさは出せないと思えるお皿に高い点数を付けました」とコメント


坂井特別審査員、山下、大橋両審査員にミラー大使から感謝状と記念品が贈呈され、同時にコンクールの特別審査員として尽力なさっていた柴俊夫さんにも感謝状と記念品が贈られました。
柴さんは「このコンペティションの話を聞いた時、素晴らしい企画だと思いました。実は40年前からオーストラリアに行き続けていますが、その時に感じたことは、食材がこんなに良いのになぜ料理が・・・ということでした。でも今やモダンオーストラリア料理が世界的にも高い評価を受け、眠れる獅子が目覚めた感じです。これからはオーストラリアの食材を日本料理やレストランで活用していくことが大事だと思っています」と述べ、来年8月にシドニーのオペラハウスで、料理の鉄人を招いた食文化の交流があることについても触れていました。日豪料理のさらなる交流が期待できそうです。

授賞式後はガーデンで食品・飲料展示会
緑に囲まれたオーストラリア大使館の贅沢な空間には、こんがり焼けたラムの匂いが漂い、あわびやサーモン等のプレミアム食材、オイル、チーズ、ビール、ワイン等を扱う24の企業・団体が集結しました!


まずはビール!
2010年シドニー北西部の広大な敷地に最新鋭の設備を導入して建造されたオーストラリアン・ブルワリー、昨年初めて味わってからザ・ペール・エールのファンです!


タスマニアのサーモン
ヒューオン社はタスマニア南部の人里離れた手つかずの大自然のなかにあり、独自の給餌方法や休閑期の設定等を取り入れて高品質のサーモンを提供しています。


イギリスとオーストラリアで販売量No.1を誇るアコレード・ワインズ・ジャパン(株)
当日のメインアイテムは果実のフレッシュさが魅力のハーディーズのスタンプシリーズ。未入荷のスパークリングワインも登場!


最優秀賞をゲットした村上シェフが語っていたレモンマートル
カミロ・エンタープライズィーズ社はエキストラ・バージンオイルや関連商品、グルメ食品を手掛けています。
レモンマートルは原住民のアボリジニが使っていたオーストラリアに自生するハーブで、レモングラスに似た香りがします。初めて出会ったハーブ! 

機会がありましたら、どうぞ、シェフ・ソムリエ対象メニューコンテスト受賞店で、オーストラリア食材の豊富さをお試しください。
■最優秀賞:リーガロイヤルホテル レストラン シャンボール
■優秀賞:Best Australia(オーストラリア食材を最も多く使用したメニュー) 
        ザ・プリンスパークタワー東京 レストラン ブリーズヴェール
■Best Aussie Beef of Lamb賞:セルリアンタワー東急ホテル
■イノベーション・プレゼンテーション賞:Ruby Jack's Steakhouse & Bar
■料理とワインのベストマリアージュ賞:リゾートトラスト エクシブ京都 八瀬離宮


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JAEPA発効に伴う〝Taste of Australia〟でプレミアムな食材・飲料を紹介! [オーストラリア]

Taste of Australia@Salt
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4月21日@Saltで行われた
〝Taste of Australia〟Premium Food and Beverage VIP Dinner

日豪経済連携協定(JAEPA)は7 年間にわたり、十数回の交渉を経て、締結に至りました。そして今年1月15日、J無事発効。4月1日には2回目の関税削減も実施されました。減税は今後も続き、協定発効から一定期間を経て、撤廃されます。

これを機に、オーストラリア大使館マーケティング事務所では〝Taste of Australia〟と銘打ったキャンぺーンを展開。日本の食品業界関係者にオーストラリア産プレミアム食品・飲料についての認知度を高め、日本の消費者にそれらの製品を味わってもらうことを目的に活動を開始しました。

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ブルース・ミラー駐日オーストラリア大使と来日したスティーブン・チョーボー外務貿易政務次官
チョーボー次官(右)は「オーストラリア人は2012年に1億回以上も寿司を食したと言われています。水産物に関して2番目の貿易相手国である日本は同年、3億5300万豪ドル分を輸入しました。2015年は日豪関係が新たな展開を迎える年になります。本日のディナーを通して皆さまにオーストラリアのプレミアムな食品をご理解いただけるはずです。それは品質、おいしさ、一貫性、安全性、多様性、そして革新です」と述べました。

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料理とワインのマリアージュはマンガン シェフ考案

Amuse
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タスマニア産のオイスター、海水のジュレとフィンガーライム&スパークリング
バランスが良く安定した味わいのウルフブラスは、ピノ&シャルドネを使ったスパークリング

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本国から来日したスターシェフのルーク・マンガンさん
マンガン シェフは東京での拠点『ソルト』で、オーストラリア産プレミアム食品・飲料と、それらを活用したスペシャルコース料理をプレス向けに披露

すべての料理が供出された後、参加者に白紙の用紙が配布されました。これはマンガン シェフからのリクエストで、「当日のベストマリアージュ」を問うアンケートでした。今まで数多くのプレスランチ、プレスディナーに出席してきましたが、このような体験は初めて。マリアージュを熟考したスターシェフらしいこだわりです。
ちなみにマイベストはコース2の西オ-ストラリア産蒸した海老とシドニースパイスとココナッツ。アジア風な一皿、コリアンダー風味とタイ風ソースがウィンズ・クナワラ・エステート・リースリング2013と絶妙なハーモニー、素晴らしい相性だと思いました。 

供出ワイン&ビール
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#1:ウルフブラス ゴールド・ラベル・ピノ・ノワール・シャルドネ2008 
#2:シングルファイル・ファミリー リザーブ・デンマーク・シャルドネ2013
#3ウィンズ・クナワラ・エステイト リースリング2013
#4ハーディ―ズ ノッテージ・ヒル ピノ・ノワール2013 
#5 シロメィ シグネチャー・コレクション カベルネ・ソーヴィニヨン2013
#6:ペンフォールド カリムナ ビン28 シラーズ2011
ビールはオーストラリアン・ブルワリーの『ザ・ピュルスナー』と『ザ・ペール・エール』

1st Course
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バニラポーチしたオーストラリア産アワビ 菊芋のピューレとタスマニア産黒トリュフオイル&シャルドネ。マンガン シェフいわく「アワビとバニラは相性が良いです」

2nd Course
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西オーストラリア産蒸した海老とシドニースパイスとココナッツ&リースリング
渾然一体感の最高のマリアージュ!

3rd Course
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ウズラのマスタード焼き ミューズリーのクラストとマスタードフルーツ&ピノ・ノワール
ピノが合うのか、シャルドネが合うのか。私はミューズリーの香り・食感がシャルドネの樽のニュアンスをよりよく引き立ててくれたような気がしました。

4th Course
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クイーンズランド産穀物牛と牧草牛 スパイシーなカボチャとビーツピューレ&カベルネ・ソーヴィニヨン。カベルネのスパイシーさと2種の牛肉との相性、抵抗感のない組み合わせ

5th Course
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ニューサウスウェールズ産ラムロインのパイ包み焼き レンティルゴルゴンゾーラソース&シラーズ
舌の上に広がるパイの風味をシラーズのまるいタンニンが洗い流し、香味野菜&ゴルゴンゾーラのソースがワインの黒系果実&スパイス風味とうまく引き合って

6th Course
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オーストラリア産チーズ(ゴーダチーズ、クリームチーズetc) ブドウ アーモンドの盛り合わせ


チョーボー次官は滞在中、精力的にオーストラリアの飲食物や教育、スポーツ産業を紹介。経済産業省やJETRO等との意見交換も積極的に行っていました。JAEPAに対する強い期待度が伝わってきます。また、当日のメニューに使用された食材は来日中のオーストラリア輸出企業26社のものですが、鮮度も含め、画像からオーストラリアのプレミアムな食材・飲料であることがおわかりいただけると思います。

スタートしたばかりのJAEPAですが、オーストラリアの食品・飲料への注目度、消費者の皆さまに関税効果の恩恵を実感していただくことがなにより大事です。ワインに関して言えば、低価格帯より少し上のレンジに手を伸ばしていただくことで、オーストラリアワインのさらなる魅力、奥深さが楽しめます。
より多くの消費者の皆さまがJAEPAに関心を待ってくださると嬉しいです。
何卒よろしくお願いいたします!


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ブルース・ミラー オーストラリア駐日大使との夕食会@大使公邸での意見交換 & 御礼ブログ350万PVクリア!  [オーストラリア]

緑に囲まれた駐日オーストラリア大使館&同大使公邸
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緑豊かな立地に恵まれた駐日オーストラリア大使館と隣接する大使公邸。特に庭園の桜が満開になる春はとても綺麗です。また、建物内部の部材も高級感にあふれています。

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6月19日は現当主ブルース・ミラー大使にお招きいただき、公邸にお邪魔してきました。
昨年名誉スペシャリストを拝受しながら、十分なお手伝いができていなかったのでやっとお役に立てそうな気配(笑)、今回はA+オーストラリア認定エデュケーター沼田実さんと一緒に、当日ご参加のワインスクールの講師さんに豪州ワインのトレンドや魅力をワクワク感を持ってお伝えすることが使命、光栄なことです。ホストのミラー大使の手際の良い進行役に救われ、なんとか任務完遂できました。

日本通のブルース・ミラー駐日大使
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大使に「ディナーに登場した7種類のワインのなかから、本日のマイベストを選んでください」とお願いして撮ったワンショット。銘柄が何かは、料理とのマリアージュの項でお知らせしますね

シドニーご出身のブルース・ミラー大使は2011年8月に着任、駐日オーストラリア大使に就任しました。あまりに流暢な日本語なので、そのわけを伺ってみたところ、お父上から「アジアの言語を学んでおきなさい」と言われたのがきっかけとのこと。それで決めたのが日本語です。「なぜ中国語ではなかったのですか?」との愚問に「(1970年代当時)日本は先進国であり、中国はまだ共産圏だったから」とのお答えが。初来日は1978年、学生時代です。大使職以前には在日オーストラリア大使館での役職に就いていらした時期もあり、日本への造詣がとても深い大使です。

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(左から)駐日オーストラリア モルドゥーン公使(商務)、オーストラリア大使館 山村さん、同 石澤さん、駐日オーストラリア フィリップ参事官(商務)、(ひとりおいて)沼田認定エデュケーター・・・(中央)ミラー大使・・・(最右)オーストラリア大使館小沢さん
6ワインスクール、藤巻さんや長谷部さん等8名の講師、輸入業者3社、業界紙(WANDS、ワイン王国)のオールメンバー

W杯真っ只中なので、私はブラジルのカナリアカラーのジャケットで伺いましたが、当日は豪州vsオランダの結果もあり、サッカー話題は禁句(笑)

オーストラリアワインの最新動向
夕食会に先立ち、ミラー大使は以下のように挨拶しました。
「2013年のワイン全体の消費量は5.6%増加し、ひとりあたりの消費量は3Lです。3Lは少なすぎるので、もう少し飲んで欲しいです。また、日本市場におけるオーストラリアワインの実績は85万ケース、シェアは4%程度です。EPA(日豪経済連携協定/来年から関税引き下げ開始で最終年に関税ゼロ)も締結したので、オーストラリアワインがさらなる注目を浴びる日も近いと考えています。
豪州全土には65の認定産地があり、2500近くのワイナリーが独自の哲学で切磋琢磨して、国際的にも評価の高いワインを造っています。ここ10年間で画期的な進化を遂げ、今後の展開には目が離せません。生産者は品質向上に努力を惜しまず、消費者の嗜好や流行に合わせたワイン造りを行っているので、幅広いタイプのワインが造られています。
2012年からワインオーストラリアではA+スペシャリスト認定制度を開始しました。これは豪州ワインの教育、啓蒙、販売等、専門的なスぺシャリストのコミュニティーを構築することを目的にしたものです」

そして、「一番大事なことは、豪州ワインに関するメンバーが一堂に会した本日のディナーで、おいしい料理とワインを一緒に楽しむことです」というメッセージで〆ました。

ワインと料理のマリアージュ
ウェルカムドリンクはタスマニア産、ステファノ・ルビアナのヴィンテージスパークリング
#1 ステファノ・ルビアナ ヴィンテージ・スパークリング・ブリュット シャルドネ・ピノノワール2004/小売価格7500円(税別)
輸入元ヴァイアンドカンパニーの唄さんからの解説「タスマニアは南半球の一番南、南緯32度の位置にあり、北海道の3分の2の面積。空気がきれいで冷涼なエリアです」と。サロンでの供出だったので画像失念。色調は黄金色、かなりドライな口当たり、ノン・ドゼクラス(3g以下)の印象を受けました。10年経過しているので、泡はワインに溶け込みクリーミー。ただ、複雑味を感じ取るまでに時間が必要でした。供出温度は冷蔵庫温度7~8度ではなく、10度以上のほうがまろやかさ、個性が出て面白さが楽しめると思いました。ステファノ・ルビアナはビオディナミ農法

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白が際立つテーブルセッティング

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新鮮な初夏の野菜と真鯛のワインヴィネガーマリネ ルッコラ添
#2と合わせるとワインヴィネガーの酸と良く合い、#3だと酸が引き立つ印象

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オーストラリア産南マグロのたたきサルサロッソース

(右から2つめ)
#2 ドメーヌAストニー・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン2011/小売価格5000円(税別)
NZやチリのSBとは異なるイメージ。樽使いのSB、沼田さんいわく「タスマニアにあるドメーヌAはCSで有名なワイナリーですが、近いエリアにボルドーやシャンパーニュの産地のようなスポットがあるのが特徴。豪州ワインは単純にとらえられがちですが、ヴィンテージにもいろいろな特色があります」
 
#3カレン ケビンジョン シャルドネ2011/小売価格8600円(税別)
ミラー大使からタスマニアからカレンのある西オーストラリアまでは3500km、豪州が広大な産地であることがわかりますとの説明があり、輸入元ファームストンの高田さんがワイン解説。「2011年ヴィンテージはスーパームーンの年で、2年前のリリース当時はミネラル感十分でしたが、今は落ちついて繊細」と。カレンのエレガントなスタイルについて、ビオディナミ農法の導入により、早く収穫(糖度をあまりあげず)しても酸がきちんと保たれ、〝風味〟もついてくると考えているカレン側のコメントを沼田さんが紹介

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#4トルパドル2012/小売価格8000円(税別)
2011年、ショー&スミスがタスマニアでこの畑を購入、ぶどうはアデレードまで移動させて醸造を行っています。果実味があり、酸がきれいで品の良いスタイル

#5バスフィリップ・クラウンプリンス ピノ・ノワール2009/小売価格8600円(税別)
ミラー大使の当日のベストワイン!
ヴィクトリア州ヤラ・ヴァレー産。ノン・フィルターなので若干の濁り、旨味成分、土っぽさ、キノコ、ビオディナミ農法

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オーストラリア産ラムロック ジャンボマッシュルームと粒マスタードソース添

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(左から2本目)
#6マウントメアリー ヴィンヤードクインテット2008/小売価格14000円(税別)
輸入元(株)kpオーチャードの谷上さんが解説。ヴィクトリア州ヤラ・ヴァレー産、クインテット(5重奏)同様、5つの品種をブレンド、CS46% 、ME26%、CF18%、MA5%、PV4%、コルクに関してはDIAMを導入
ワインと豪州産ラムとの相性◎、口中滑らか、このワインも酸がとても上品

(最左)
#7ロックフォードワインズ バスケットシラーズ2007/小売価格8000円(税別)
南オーストラリア州バロッサヴァレー産。バランスの良いワイン、香りのなかにユーカリ臭、沼田さんは「近くにユーカリの木が植えてある場合、白ワインは果皮を使わないので影響はないのですが、赤ワインは果皮を使うので、揮発性のユーカリオイルがついていると、影響が出る可能性があること」を指摘。早朝の収穫で、オイルの影響を防ぐ工夫もある由

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イチジクと木イチゴの赤ワインコンポート

じっくり煮込んだコンポートは厚みがあり、美味でした。私はすべての赤ワインと合わせて楽しんでいたのですが、#4は酸味が活き活き、#5は大人の相性、#6はメルロの凝縮感とマッチ、#7は隠れていた酸がメリハリをつけてくれる感じがあり、4種4様のマリアージュでした。

活発かつ率直な意見の一部を
タスマニアに興味を持っていたので、同産地のワインを3種テイスティングできたことはとても勉強になりました。泡ものに関して言えば、#1が7500円、個人的に高評価をしているアラス・グランド・ヴィンテージが6000円台、価格的にはともに高価です。来年から発効されるEPA効果に期待しつつ、プレミアムワインが少しでも安く手に入れば、消費者の意識も変わると思います。強大なシャンパンに対抗し、豪州産プレミアムスパークリングが活発に動くようになれば・・・泡もの市場における女子パワーの影響力は大

藤巻さんはバリエーションが豊かな豪州ワインをもっと知ってもらう必要性を主張。併せて、80年代後半から90年代前半には勢いがあり、カリフォルニアワインに拮抗していた豪州ワインが、今では明らかに差をつけられている感あり、と。デパートで多くの顧客と接していて感じるのは、豪州ワインがいまだに濃くて甘いイメージでとらえられていると。CS、CHの濃くて重いイメージも同じ。それらを刷新していくことが大事であるとのご意見でした。

第9回ワインアドバイザー全国選手権大会の覇者、長谷部さんは今回の7アイテムをテイスティングして、昨今の豪州ワインが〝パワフルなスタイルからエレガントなスタイルにシフト〟してきていることを指摘。ただ、それは高価格のものに集中している傾向なので、一般消費者が日常楽しめるワインのことを考えるなら価格は1000円前後であり、それら低価格ワインのなかに個性豊かな味わいのワインが多くあることをもっとPRしていくべきと。

WANDSの芳野編集長はブランド・イメージが必要と発言。豪州ワインの場合はペンフォールドのグランジがあってもあとに続くものがない。これをどのように作っていくかがテーマであり重要。EPAの関税に関して言えば、それは1つの要素に過ぎないので豪州ワインが絶対優位になるとは限らないと。人件費の高い豪州ではチリやスペイントなどのワインと比べると高くならざる得ませんが、それでも「豪州ワインはいいね」、「豪州ワインを飲むとこのように生活をエンジョイできる」、「もう1000円出せばその何倍も楽しめる世界があるよ」というようなことを、それぞれの持ち場の人たちが訴求していくことが大事であり、今までその積み重ねが十分にできてこなかったことが、日本でのシェアが4%という数字に出ている、とのご意見

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当日のマイベスト!
アルコール度数は高いのですが、清涼感が心地よく、エレガントさを感じるシラーでした。1950年代、ペンフォールド社が使っていた茶色の特殊なボトルです。

実は2011年の6月に行われたワインオーストラリア日本事務所主催のセミナーで2006年ヴィンテージを試飲していました。2006年は素晴らしい年で、それと比べると2007年ヴィンテージは難しい年でしたが、ミネラル感があり、上品な気がしました。余談ですが、このセミナーの翌日に行われた大使公邸での晩餐会は・・・まさに大使交代の時期で、当時大使だったマレー・マウレーンさんが本国に戻られ、その後任として来日なさったのがミラー大使!

オーストラリアでも当然のことながら、ワインと料理のマリアージュには力を入れているので、大使公邸でのディナーでも、相性に関して熟考してくださった印象を受けました。3インポータ―の厳選ワインと豪州産南マグロやラム等、同国の特産を取り入れた組み合わせは大いに納得でき、おいしくいただきました。
今開催にあたり、素晴らしいホスピタリティーを発揮してくださったミラー大使はじめ、モルドゥーン公使、フィリップ参事官、大使館の石澤さま、小沢さま、山村さまに改めて感謝いたします。ありがとうございました!!今後の目標、オーストラリアワインの日本でのシェアが4%から8%になることを願いつつ・・・


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2014年6月21日付

[わーい(嬉しい顔)]2013年8月12日の300万PVから約10カ月、区切りの350万PVをクリアしました!
1日あたりのアクセス数が2000を超えていた頃に少しずつ戻りつつあります、頑張ります!
最新情報、タイムリーなワイン情報等を発信してまいります。
引き続き、よろしくお願いしますm(_ _)m


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夜景のストーリーブリッジ@ブリスベン [オーストラリア]

昨夜、無事ブリスベンからの直行便で帰国しました。
今回は東京・名古屋・関西のワインスクール&教育従事者のために
組み立てられた視察旅行で、
ワールドクラス(ワインの醸造、マーケティング、売買に携わる人達が
オンラインでワインを学習できるツール)の受講、集中テイスティング
およびワイナリー訪問が盛り込まれた内容になっていました。

晴れて自由の身になった最終日、
滞在先のブリスベンでお仲間の皆さんとディナータイムを満喫!
ブリスベンにはオーストラリアワイン事務局のベンさんのご実家があります。



夜景の画像は、テラスのテーブルを三脚の代わりにして撮影した
ストーリーブリッジです。ご参考>>>ストーリーブリッジ
観光船が右から左に移動していたのを3コマ撮影したところ、
自分でも納得のniceな画像が撮れました!!





今回は移動が多いハードな日程の研修でしたが、
今年は“オーストラリアの今”を話題にした最新情報をフィードバックするつもりです♪


バラエティに富むバロッサ・ヴァレー [オーストラリア]

18日にオーストラリアに到着してから、連日移動の日々。
その強行軍も、明日の午前中ですべて終了します。
昨日&本日は南オーストラリアのバロッサ探求でした。
ブログではバラエティに富んだワイナリー情報を急ぎ足で・・・


『ラングメイル・ワイナリー』にある世界最古のシラーズ、1843年の樹です!!


そのシラーズから造れらる『ラングメイル』、貴重な赤ワインです。


『ピーター・レイマン』の所有する1885年のシラーズの樹、バロッサには
ぶどう樹の大敵「フィロキセラ」が来なかったことが幸いしています。


古樹は同社が誇る『ストーンウェル』に使われています!


今年の3月20日に収穫したばかりのシラーズは、ただいま発酵中


上のぶどうは、トルブレック社の『ラン・リグ2007』として、いずれデビュー



『ウルフ・ブラス』には制御装置が完備された53個のステンレスタンクがあり、
1台ずつ、世界のどこからでもコントロールすることができます。


おまけ編

バスタブのお湯を流そうと栓を抜いた後
勢い良く流れて行く排水溝の口を見ていたら、なんと、渦は左回り!
その昔、サトウサンペイさんが書いていた
「渦の巻き方は、北半球では時計回り、南半球では左回り」という
一文を思い出したのですが・・・。


1907年の酒精強化ワイン@メルボルン [オーストラリア]

早朝シドニー空港からメルボルンに向かい
ヴィクトリア州のヤラ・ヴァレーに。
「グリーン・ポイント」、「デ・ボルトリ」訪問後
メルボルン市内のホテルに移動。
『世界水泳メルボルン大会2007』と重なったことが
幸いして、この日はトップホテルに宿泊です。
このクラスしか空きがなかったようで・・・ラッキー!


ウエスティンホテルのデスク周りは完璧です!

夜はオーストラリアのワインライター、マックス・アレン氏から
「オーストラリアの最高峰のワインたち」というタイトルで
貴重なお話を伺いました。



私は「デ・ボルトリ」が造る甘口ワイン『Noble One』が好き
なのですが、会の後半、そのワインの2004が登場。
併せて『Noble One1990』、『Sauternes1982』も
比較試飲できました。
EUからの要請で、フランス産の「ソーテルヌ」と同じネーミングが
禁止され、今は「ノーブル・ワン」という名前になっていますが
3本はヴィンテージ違いの同じワイン。
ぶどう品種は「セミヨン」、甘口の貴腐ワインです。



そして、最後の極めつけは1907年産の酒精強化ワイン!
色を見てください。びっくりです、100年もののワイン!
ぶどう品種はシラーズとグルナッシュ主体です。
1878年ヴィンテージの中から特上のワインを残しておき、そこから
100年経過した1978年に初めて製品化した酒精強化ワインだそうで、
1979年以降、毎年リリースしているとか。
この1907年は今年リリースしますが、セミナーのために、
樽から特別に持参いただいた逸品。
ポートタイプで、凝縮した甘みとワインの中に溶け込んだ酸のバランスが
素晴らしい逸品。香りの中にバルサミコのような印象もありました。

酒精強化ワインや甘口ワインからワインの歴史が始まったオーストラリア
ですが、今回の甘口ワインを体験して、改めて
この国の底力を感じました♪


デニス・ギャスティンさん@シドニー [オーストラリア]

17日の夜に日本を経ち
昨日(18日)無事オーストラリアのシドニーに到着しました。
南半球は夏です♪
時差は2時間なのでフランス⇔日本よりは楽ですが・・・
到着当日から2つの予定をクリアしなければならず
長い1日となりました。
この日はPCを作動する間もなくダウンです。


シャングリラホテルの部屋からはオペラ・ハウスが良く見えます!

2日目はハンター・ヴァレーの特徴的な4品種
(セミヨン、シャルドネ、ヴェルデーリョ、シラーズ)を学習しました。
収穫時期に雨がよく降るので、この産地は早摘み傾向にあり
「南半球ではたぶん一番収穫が早いでしょう」ということでした。
ぶどうは自然の酸を十分に生かした造りをしているので
10年を経たワインでもとても“フレッシュ”
この“酸”がワインを繊細でエレガントな印象にしているようです。
きわめてドライです!

ディナーでは、オーストラリアの著名ワインライター
デニス・ギャスティンさん秘蔵のオールドヴィンテージ
をいただくチャンスに恵まれ
本日の日中に学習したことを確認できました。
シドニーのレストラン『Ripples Cafe』に行く前に
ギャスティンさんのお家に!
すぐそばにはハワード首相の官邸かありました。


小学校の校長先生をしている素敵なマダム・ギャステイン


裏庭はハーバーに繋がっていて、なんとオペラハウスが目の前に!


ギャスティンさんとサービスを担当してくれた可愛いソムリエールさん


左から2本目の『Rothbury Estate1982(Hunter Valley)』の
セミヨンにはマーマレードやスイートレモン(レモンの皮の砂糖漬け)
のような香りがあり、熟成したハンター・ヴァレーのセミヨンの特徴が
良く出ていました!
ハンター・ヴァレーを愛するギャスティンさんのお気に入りみたいです。


すべてが印象的でしたが、中でもユニークだったのが、
左の『Mount Pleasant1979(Hunter Valley)』で、
これはシラーズとピノ・ノワールのブレンド!
滑らかで、ピノとの混醸とは、驚きでした。
1980年代になってからは
この組み合わせはあまりないようですが・・・

ギャスティンさんの秘蔵ワインは6,000~8,000本!
オーストラリアのぶどう造りの歴史を含め
今回のオールドヴィンテージ体験は貴重な情報として
きちんとフィードバックしていきたいと思います♪


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