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注目! サヴォワ・ワインと和食とのマリアージュ@割烹「小田島」 [来日したワイン生産者&関係者]

品格あるサヴォワ・ワイン

画像左から)ニコラ・エフランさん、小田島オーナー、大越さん、小田島大祐さん

1979年創業の家族経営ワイン&スピリッツ会社GCF(本拠地:アルザス)からサヴォワスペシャリストのニコラ・エフランさんが来日。六本木の割烹「小田島」のムッシュこと、小田島稔オーナーの料理に合わせて、ザヴォワ・ワインと和食とのマリアージュを楽しみました。相性についての解説は大越基裕さんが担当なさいました。


サヴォワ・ワインの概要


■サヴォワ県は、東側はイタリアと、スイスとも国境を接しています。面積は東京都の3倍(6,028㎢)、人口は東京都の32分の1(約43万人)、冬のスポーツ(スキー)が人気、農業ではチーズの生産で有名
■栽培面積:2100㌶、ぶどう畑は標高250~500mに位置し、ぶどう品種は25 、その多くは固有品種で、代表的な白ぶどうはジャケールやアルテス、黒ぶどうはモンドゥーズやペルサン。サヴォワのぶどう畑の90%がAOP(原産地保護呼称)。白ワイン70%、赤ワイン20%、ロゼワイ5%ン、スパークリング5%の比率


GCFとパートナーシップを結んでいるメゾン・フィリップ・ヴィアレ所有の3ドメーヌ
ドメーヌ・レ・フィス・ドゥ・ルネ・ケナール/シャトー・ダプルモン/ドメーヌ・プヴェ(前身は苗木業

2015年9月からクレマン・ド・サヴォワがAOPに


ドメーヌ・ブヴェ クレマン・ド・サヴォワ2015はジャケール50%(ジャケールは40%以上使用しなければならない)、アルテス20%、シャルドネ30%のブレンド。樹齢は15年。瓶内2次発酵は12ヶ月(規定は9ヶ月)。ジャケールは熟成するとブリオッシュやトーストの香り。土壌は粘土石灰質。フランス国内には7つのクレマンがありました。一番最初に認められたのはアルザス。サヴォワは2015年に承認された「8番目」のクレマンになります。


イチジク 白和え 練りごま

大越:ジャケールは果実味は控え目で酵母っぽさが特徴、ミネラルやフローラル感、このワインは他のクレマンと比べると軽いタイプ。今回はごまや自然の甘味が効いたイチジクを選んでいますが、泡ものには香ばしさのあるものや滑らかな(泡は口中ではかなく消えていくので)ムースや茶わん蒸しが合います。

私感:ごまとイチジクの甘さが口中に広がると、それをきれいに洗い流してくれるクレマンなので、食事に最適。日本上陸に期待したいです!



フィリップ・ヴィアレ レ・フラコン・サヴォワ・アプルモン2017
アプルモン村は日当たりが良く、土壌は石を多く含んだ石灰質、品種はジャケール100%(アプルモンではジャケールのみ栽培)、フローラルなアロマ、ノン・マロを生かした軽やかでフレッシュな味わい


イカ 胡瓜 若布 三杯酢 叩き梅肉

大越:酸がしっかりしていて、柑橘系の香りとフローラルでミネラルのあるワインスタイル。味わいはドライでフレッシュな酸と塩味が特徴、テクスチュアはタイトなので、料理も脂分よりは清涼感+ヨード感を前面に。酸があるものとの相性が良いので、和風の三杯酢と梅肉を使い、魚介類も控えめなイカと合わせて。

私感:胡瓜は白ワインと喧嘩することがあるのですが、ここでは三杯酢の活用で、馴染みが良く、好印象! ムッシュ小田島のベテランの手腕



ドメーヌ・レ・フィス・ド・ルネ・ケナール シニャン・ベルジュロン2016

栽培面積18㌶、細かい泥灰・石灰質の堆積土壌、栽培しているぶどう品種はジャケール、モンドゥーズ、ルーサンヌで、このワインは山の急斜面(角度は75度/4㌶)に位置する南東向きの畑のルーサンヌ100%、シュル・リー(1年間)、MLF有、ラベルの鳥はサヴォワにしかいないベルジュロン




大越:ジャケールと比べると酸も穏やかで口中では横に広がるリッチな印象なので滑らかな食材を選択。ワインに塩気を感じるので雲丹を用意しましたが、雲丹だけをワインに合わせるのではなく、茶碗蒸しとデラウエアを一緒に食べることで、雲丹の塩気が中和されてバランスが良いと思います。茶碗蒸しの下にモリーユもあるのでそれも併せて

私感:雲丹とデラウエアの組み合わせの意外性、ほんのりとした甘味がアクセントに。モリーユの燻製っぽさと独自の味わいが料理全体に深みを与えていてびっくり!


冷やし茶碗蒸し モリーユ 生雲丹(殺菌した海水に漬け込んだ雲丹で旨味がより濃厚) デラウエア


飽きのこないクレマン、ミネラル感のアプルモン、豊潤なシニャン・ベルジュロン

モンドゥーズはピノ・ノワールとシラーの交配!

当日唯一の赤ワイン、ドメーヌ・ブヴェのアルバン・モンドゥーズ2016

栽培面積37㌶、粘土石灰質土壌、ぶどう品種はモンドゥーズ(冬寒く、夏暑くても耐えられるぶどう)、香りにはスミレやカシス、桑の実、スパイスの要素も。ぶどうはピノ・ノワールとシラーの交配。アルバン村でモンドゥーズを使うと「アルバン・モンドゥーズ」呼称に。サヴォワでは黒ぶどうの比率は少なく、一番多いのはガメ。モンドゥーズはガメよりもう少ししっかりしたタイプになります。醸造はマセラシオン4~5週間、18ヶ月オークで熟成、無濾過


カツオ叩き サラダ仕立て クレソン アンディーヴ

大越:ピノ・ノワールにシラーの香りをつけた感じのワイン。スパイシーさもあり、酸も乗っていて果実感があり、フレッシュでタイト。唯一の赤ワインにカツオを選んだのは、フレッシュさとスパイシーさの両面を楽しみたかったので、お肉ではなく、赤身の魚で。醤油ベースの味付けで、和の風味を生かす。

私感:カツオだけをワインに合わせても生臭さは無く、脇役(ドライトマトやクレソン等)がワインと料理の仲介役になり、相性の幅がより広がる印象


〆のワインはジャケール100%のシャトー・ダプルモンのアプルモン2016

栽培面積6㌶、白亜紀片岩質土壌、サヴォワ・ワインを代表する銘醸地アプルモン村のジャケール100%、ステンレス100%、フレッシュ感を生かすためノン・マロ、Alc11.5%、生産量3万本


参加者が絶賛した名古屋コーチン 炭火焼 ひと塩

大越:最初のワインと同じ品種ですが、比べると口中での厚みが違い、飲みごたえがあります。鶏肉に添えてあるマスタードを使うと、酸が後押しをして、鶏肉の脂分を切ってくれるので、素材自体の美味しさが楽しめます。

私感:シンプル・イズ・ベスト。新鮮な素材×ジャケールの高級キュヴェの組み合わせで素直な美味しさを実感!




スイスのシャスラもそうなのですが、山岳地帯のワインと和食とのマリアージュは魅力です!
サヴォワではぶどう栽培が相当な重労働で、岩が多いために手作業する時の負担がかなり大変とのお話でした。スキー客でにぎわうサヴォワにはモン・ブラン周辺に51もの星付きレストランがあり、冬場に大半のワインが消費されてしまいますが、夏場はワインの動きは緩め。
AOPとして認められたクレマン・ド・サヴォワは販売の95%がフランス国内、輸出はわずか5%のみ。冷涼な気候下で、育まれるフレッシュで、ミネラル感にあふれ、かすかな塩味を含んだサヴォワのワインは和食におすすめできる逸材なので、今後の販売と輸出増に期待したいところです。ただ、ここ6~7年の天候不順で、ワインのストックは減少、足りない状況になっているとのことだったのが、それが唯一の懸念事項です。


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エクスペリエンス・ナパ・ヴァレーENV2018 同行取材リポート <その1>   [エクスペリエンス・ナパ・ヴァレー2018]

最初のミッションはゴールデンゲートブリッジで

photo by M.Uenaka
エクスペリエンス・ナパ・ヴァレーENVについてはプロローグで全体の流れをご紹介したので、今回からは順を追ってリポートしていきます。
羽田組がサンフランシスコ到着後、最初に受けた使命は、強風のゴールデンゲートブリッジで記念撮影!



画像協力:NVV
この日は眠くても寝てはダメ、ENVのプログラムに備えてお勉強
講師はシレノス・ワイナリーのゼネラル・マネージャー、スコット・メドウさん。英語でのご挨拶の後、あらら、こてこての関西弁でプレゼンテーション、メンバーからは大受け。

スコットさんは30年ほど前、日本で7年間生活なさっていたそうです。日本で飲んだ『Chラフィット・ロートシルト1977』に感銘を受け、ワインにめざめ、帰国後、ワイン業界に参入。セミナーではご自身のワイン遍歴を盛り込みながら、ナパの歴史、テロワール、AVA等について解説。ここで学習したことはツアー最後の修了試験に出ました!

遊びと学習の一体化“ピザペアリング・ウェルカムディナー”

ガーギッチ・ヒルズ・エステート訪問は9年ぶりなのでとっても楽しみでした!
2003年からぶどうはすべて自社畑100%、オーガニックの認証も受けています。


ワイン界に大旋風を巻き起こした1976年のパリ・テイスティングで、白ワインのトップに選ばれたのがミリェンコ・マイク・ガーギッチさんが手掛けた『シャトー・モンテレーナ・シャルドネ1973』

マイクさんは1977年の独立記念日にコーヒー業を営んでいたオースティン・ヒルズと一緒に『ガーギッチ・ヒルズ・セラー』(2007年にワイナリー名を変更)を設立。以後、“King of Chardonnay”と呼ばれるようになります。当日、我々を迎えてくれたワインもマイクさんとは切り離せないガーギッチのシャルドネでした!

クロアチア原産のぶどう品種ジンファンデル
IMG_8336.JPG
マイク・ガーギッチさんの故郷はクロアチア、ラベルの左下には国旗も
ぶどう品種はジンファンデル98%、プティ・シラー2%、フレンチ大樽15ヶ月熟成

愛娘バイオレットさんは「クロアチア出身の父がナパに来て、初めての朝、目の前にあるぶどう樹(ジンファンデル)が、クロアチアのプラーヴァッツ・マリに似ていたので、父はこのぶどうがクロアチアの樹に違いないと思いました。その後、長い年月をかけて、UCデイビス校がDNA鑑定を行い、ジンファンデルのルーツがクロアチアであることが判明しました。ジンファンデルは私たち家族の思いが詰まったぶどう品種です」と語り、続けて、「私たちのジンファンデルは軽やかでエレガント、酸もきれいで果実味があり、どのような料理にも合わせられるのが特徴です。赤ワインが苦手とおっしゃる方にも飲んでいただけるワインです」と。


クロアチアはアドリア海を挟んでイタリアの対岸
1994年、UCデイビス校のキャロル・メレディス博士によるDNA鑑定でイタリアのプリミティーヴォ種とジンファンデルが同一品種であることが判明。

UCデイビス校とザグレブ大学の調査団が、クロアチアのプラーヴァッツ・マリのDNA鑑定をした結果、プラーヴァッツ・マリはジンファンデルとクロアチアのドブリチェッチの子供であることがわかりました、親子の関係!
その後、2001年12月に、ジンファンデルと同じDNAを持つツュリエナック・カシュテランスキ種が発見され、ジンファンデルのルーツがクロアチアであることが証明されました。

バイオレットさんから届いたメッセージ

今朝、バイオレットさんからメッセージが!
FIFAワールドカップ準決勝でイングランドとの激戦を勝ち抜いたクロアチアのサッカーチームへのお祝い!
マイクさんのお元気そうなお姿もありました。
決勝進出、おめでとうございます、相手はフランスですね、パリ・テイスティングを思わず連想!

マイクさんの常套句、幸運というのは準備と好機が出会った時に生まれるものなのですね、なるほど[わーい(嬉しい顔)]

4グループに分かれてピザ作り

画像協力:NVV
私のグループはバイオレット・ガーギッチさんがリーダー


ピザはトマトソースをベースにトッピングを工夫


投票(コルク栓)が一番多かったのはブラックバードチーム、おめでとうございます!


1位になったチームリーダーのポール・レアリーさんのワインとピザ!
メルロ・アライズ2014はメルロ37%、CF28%、CS21%、PV14%のブレンドタイプ、畑は20~24でナパの冷涼な区画のぶどうに特化。ワイナリーは2003年創業、メルロを中心にぶどう栽培が行なわれ、アーロン・ポットさんがワイン造りを担当。


ロンバウアーのセールス担当マネージャーのジョン・イーガンさん(左)
ロンバウアー・ヴィンヤード・ジンファンデル2016はジンファンデル94%、プティ・シラー6%のブレンドで、シャルドネに使用した樽を使って14ヶ月熟成。ワイナリーでの初ヴィンテージは1980年で、シェーファーのワイナリーと自宅のガレージでワインを生産。1984年に初ヴィンテージをリリース


日本未入荷のワイン、トネラ・セラーズのスティーヴ・トネラさん
ぶどう栽培業者として100年以上の歴史があり、2010年からワイン造りを開始。初リリースのカベルネ・シーヴィニヨンは6週間で完売、2014年にはソーヴィニヨン・ブランを、来年にはボルドーブレンドをリリース予定。父親がルートストックの会社を経営していて、現在、使用しているクローンもナパ以外では使われていない純な存在とのことでした。ワインは果実味があり力強いタイプ!


ナパの心地良いディナー



ジンファンデルには粉もの、ピザやパスタが合います!


バターミルクとヴァニラのパンナコッタ、ラズベリーの酸味がアクセント!



徹夜状態の初日が無事終わりました、大変お疲れ様でした!

2日目はイノベーションとテクノロジー、土壌とカベルネと題したパネルディスカッション、ぶどう畑ツアー、そして意外な品種が登場するディナーの予定
では、後日のリポートで!

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コンチャ・イ・トロ社のファインワインアンバサダー パブロ・プレサックとスペシャル・テイスティング! [来日したワイン生産者&関係者]


コンチャ・イ・トロのファインワインアンバサダーのパブロ・プレサックさんと昨秋以来の再会!


会場は2017年6月に日本初上陸したばかりの店舗
NYのマンハッタンエリアで人気のベンジャミンステーキハウスの六本木店

マルケス・デ・カーサ・コンチャをベースに3品種を比較試飲

アペラシオン、ワインスタイル等、異なる点を見ながら、チリワインの多様性を検証
(試飲はボトル右から左の順に)
#1:マルケス・デ・カーサ・コンチャ シャルドネ2016
#2:アメリア シャルドネ2016
#3:マルケス・デ・カーサ・コンチャ カルメネール2015
#4:カルミン・デ・ペウモ2013
#5:マルケス・デ・カーサ・コンチャ カベルネ・ソーヴィニヨン2015
#6:ドン・メルチョー2015


北から南下していくと、リマリ・ヴァレー、マイポ・ヴァレー、カサブランカ・ヴァレー、カチャポアル・ヴァレーとなります。


リマリはいたるところにサボテンが群生していてびっくり、北には世界一乾燥しているアタカマ砂漠 (2014年9月撮影)

第1フライトはセビーチェに合わせて2種のシャルドネ

魚介類やハーブ、要はコリアンダー!


#1:マルケス・デ・カーサ・コンチャ シャルドネ2016 小売価格2,200円(税別) 
D.O.リマリ(リマリ・ヴァレー)、ケブラダ・セカ・ヴィンヤード
創始者がスペイン国王から拝受した“マルケス(侯爵)・デ・カーサ・コンチャ”の称号をネーミングにしたワインで、1976年にカベルネ・ソーヴィニヨンを使って初リリース。チリの土壌の多様性を表現したアイテム。

標高190m、ケブラダ・セカ・ヴィンヤードはリマリ川の北側にあり、太平洋から10~18kmに位置する霧が多く、午後は日射が強いエリア。石灰質主体で有機物を含んだシルト(沈泥質粘土)の沖積土壌。年間の降雨量はわずか80mm、水源は地下水&アンデスの雪解け水を利用。昨今干ばつの影響を受けており、ケブラダ・セカで栽培をしているのはコンチャ・イ・トロ社だけ。リマリでシャルドネを生産するようになったのは2011年頃。
ぶどうは枝ごと破砕、圧搾。オークの発酵槽で12~15日以上発酵、5%MLF、樽で12ヶ月熟成。ワインメーカーはマルセロ・パパ

#2:アメリア シャルドネ2016 小売価格5,000円(税別)
D.O.カサブランカ(カサブランカ・ヴァレー)、ラス・ぺトラス・ヴィンヤード
チリで最初にリリースされたアイコンシャルドネ
リマリ・ヴァレーから450km南下するとカサブランカ・ヴァレー。ラス・ぺトラス・ヴィンヤードは太平洋から30km内陸に位置する畑で、1993年頃からシャルドネを生産、海からの影響はリマリほど受けませんが、風が強く、霧も多く発生するエリア。ぶどうが熟すまでに長い時間がかかり、複雑味のあるぶどうが収穫できます。土壌は粘土質、風化した岩やカコウ岩が多い土壌。生産量は1,000ケース。
ぶどうは房ごと破砕・圧搾、樽発酵の後、フレンチオークの樽で8ヶ月熟成、その後ステンレスタンクでブレンド、非MLF。ワインメーカーは奇才イグナチオ・レカバレン

料理との相性:ワインはともにミネラル感、海岸由来の塩味あり。柑橘果実の酸味が効いたセビーチェと好印象。チリ訪問ではセビーチェとソーヴィニヨン・ブランと合せることが多かったのですが、透明感のある綺麗な酸と相乗。アメリアは単独で飲むと樽の要素を感じますが、セビーチェと合せると鉱物的な香りや味わい、ノン・マロの凛とした酸が調和して◎

チリ変革のワンポイント情報
チリワインのご意見番 WANDSの番匠さんが、伝説的なチリのワインメーカーたちとその歴史について言及。「1970年代、1980年代のチリは混乱した時期だったので、本格的なワイン醸造に携わった人はいなかった(スペインもフランコ政権下で同様)。パブロ・モランデ(1982年にカサブランカ・ヴァレーの畑を開拓した人物で当時はコンチャ・イ・トロの醸造家)やイグナチオ・レカバレン(現在コンチャ・イ・トロでアメリアやカウミン・デ・ペウモを醸造する奇才)やアウレリオ・モンテス(モンテスの創業者)といった、既に70歳を越えている彼らの後の世代が抜け落ちており、その後に続くのがアルバロ・エスピノサ(チリワインの第一人者でバイオダイナミック農法の先駆者)の世代」と。

当時、パブロ・モランデはコンチャ・イ・トロ、イグナチオ・レカバレンはサンタ・リタからサンタ・カロリーナ、そしてアウレリオ・モンテスはサン・ペドロに籍を置いて活躍しており、これらの4社が1990年代初めまでチリワインを牛耳っていて、4社にぶどうを売っていた人たちが90年代に独立したり、欧米からの資本が参入してくることで、チリワインの歴史が変わっていくことに! これはとても興味深いお話でした。


第2フライトはカルメネールにフォーカス
1830年代、実験的にボルドーから持ちこまれ植樹されたカルメネール。その後、フランスでフィロキセラが蔓延し、世界のワイン産地に広がりましたが、チリは四方を自然の要塞に囲まれているので、フィロキセラ禍とは無縁でした。1830年代にはカルメネールだけでなく、欧州の様々な品種も同時に植樹されましたが、カルメネールは150年以上にわたって、メルロと間違えられていて、異なる品種であることを証明したのはフランス人のぶどう学者で1994年11月のことでした。


#3:マルケス・デ・カーサ・コンチャ カルメネール2015 小売価格2,200円(税別)
D.O.ペウモ(カチャポアル・ヴァレー)、ペウモ・ヴィンヤード
標高170km、ペウモは首都サンチャゴから190kmの場所に位置し、コンチャ・イ・トロが所有する2番目に古い畑でカルメネールに最適、入手したのは1910年。ぶどう樹はプレ・フィロキセラの台木を使用。土壌は深く、川に由来するシルト(沈泥質粘土)の沖積土。手摘み収穫と機械収穫。

ぶどう品種はカルメネール87.5%、カベルネ・ソーヴィニヨン12.5%のブレンド、ぶどうを除梗し、密閉したステンレスタンクで発酵8日間、フレンチオークで16ヶ月熟成。深みのあるガーネット、黒系果実、スパイス、酸味とタンニンのバランス

#4:カルミン・デ・ペウモ2013 小売価格23,000円(税別)
D.O.ペウモ(カチャポアル・ヴァレー)、ペウモ・ヴィンヤード、ピルケ・ビエホ・ヴィンヤード、プエンテ・アルト・ヴィンヤード
ペウモ・ヴィンヤードはカチャポアル川に沿った海岸線に近い山岳地帯の標高170mに位置し、フィロキセラ以前の樹から分けられたカルメネールのぶどう樹を使用。ファーストヴィンテージは2003年、その後、05年、07年、08年、09年、10年(樽熟成17ヶ月)、11年、12年、13年(樽熟成13ヶ月)と生産。10年、11年、13年は5月20日前後の収穫、12年は暑かったので、若干早かったとのこと。10年と13年に見られるように新樽率が減っているのが昨今の特徴。「セクシーカルミン」とパブロさん、希少600ケース

ぶどう品種はカルメネール91%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%、カベルネ・フラン4%(ドンメルチョーに使う畑)をブレンド、ぶどうは除梗後、ステンレスタンクで5~7日間発酵、フレンチオークで13ヶ月熟成。深みのある紫色、ブラックベリーやカシス、グラファイト、ミネラル、酸味とタンニンと果実味のバランスが秀逸、時間の経過で酸味の印象、魅力的なワイン。ワインメーカーはイグナチオ・レカバレン

料理との相性:2種のワインの滑らかなタンニンが口中の脂分をきれいに洗い流してくれる印象、パプリカの青さと甘さがアクセントになっている感あり、楽しめました。


「チリにおいて、栽培面積の第1位はカベルネ・ソーヴィニヨン、第2位はソーヴィニヨン・ブラン、第3位がカルメネールですが、第2位になる可能性があります。センシティブな品種で、接木をすると収量や品質に問題が発生することも多く、気候も温暖で、土壌も粘土質であることが好ましいので、その意味からも、ペウモの土壌は目が詰まった粘土質であり、温かいエリアなので、熟すまでに時間がかかる晩熟ぶどのカルメネールには最適。収穫の時期は5月(北半球の10月半ばから11月)頃」とパブロさん。

第3フライトはカベルネ・ソーヴィニヨン

#5:マルケス・デ・カーサ・コンチャ カベルネ・ソーヴィニヨン2015 小売価格2,200円(税別)
D.O.マイポ(マイポ・ヴァレー)、プエンテ・アルト・ヴィンヤード&ピルケ・ヴィンヤード
アンデス山脈の麓に位置(プエンテ・アルトは標高650m、ピルケ570m)、マイポ・ヴァレーで最も冷涼なエリアで日較差が大きい。数年前から収穫を少し早めにすることで酸味を残し、フレッシュで果実味を重視したスタイルに変更。熟成の折、50%はイタリアンカスク(5000L)を使用。ワインメーカーのマルセロ・パパのアイデアによるもので、樽材はフランス製、内部は焼かず、樽の生産だけをイタリアで行っているガンバカスク。
品種のブレンドはカベルネ・ソーヴィニヨン95%、カベルネ・フラン4%、シラー1%、生産本数4万ケース

#6:ドン・メルチョ2015 小売価格11,000円(税別)
D.O.プエンテ・アルト(アルト・マイポ・ヴァレー)、ドン・メルチョー・ヴィンヤード
世界に誇るチリの銘醸ワイン、標高650m、アンデス山脈の麓にあり、マイポ川の北側に位置する畑プエンテ・アルトではドン・メルチョー、アルマ・ヴィーヴァ、チャドウィックのワインが造られており、チリ最高のワインができる。区画は7つあり、それらはさらに140以上に細分化され、別々に醸造。ステンレスタンクで発酵、10日間。発酵後、10日~20日間タンクで密閉し、マセレーション。フレンチオークで15ヶ月(新樽69%、他は1年樽)。フランスの醸造コンサルタント、エリック・ボワスノと一緒にチーフワインメーカーのエンリケ・テイラドが最終ブレンドで使うワインを選択。生産量は8,300ケース
まだ若さを感じさせるパープルカラー、粘性は高く、赤い果実、グラファイト、切れの良い酸味、滑らかなタンニン、ぶどう由来の甘やかさ、長い余韻

料理との相性:安定した味わいのマルケス・デ・カーサ・コンチャはプライムリブの脂分と絶妙のマリアージュ、ドンメルチョーは時間の経過により、タンニンや酸味の要素が広がり、熟成肉の旨味と互角の相性


8週間熟成させたアンガス牛のプライムリブ、なんと450g!!
素直に美味しい味わい
ランチタイムで200g、完食できなかった分は初めてのお持ち帰り体験


すべてが終わり、ワインを背景に笑顔のパブロさん

コンチャ・イ・トロだけで、すべてを網羅できる底力
マルケス・デ・カーサ・コンチャを軸にしたシャルドネ、カルメネール、カベルネの3フライトでしたが、2,200円のカリテプリなレンジから、ボルドースタイルのエレガントなカルミン、世界から高く評されているドン・メルチョーまで、その幅広さと安定感はチリ屈指の実力派であると実感しました!


昨年のコンチャ・イ・トロ訪問でパブロさんとの記念ショット(2017年9月撮影)


パブロさんとの試飲はマルケス・デ・カーサ・コンチャのシャルドネとピノ・ノワール
(2017年9月撮影)

■製品についてのお問合わせ先は日本リカー(株) ℡03-5643-9772

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【ご案内】9月3日開催の第8回『日本で飲もう最高のワイン 表彰式&テイスティング会』 [日本で飲もう最高のワイン]

8回目を迎えた『日本で飲もう最高のワイン』

ホテル椿山荘東京の庭園を眺めながら


7月1日&2日の2日間にわたって実施された日本で飲もう最高のワインの審査が終わりました!


初日に行われた専門家審査員の紹介 photo by Kawai

集合
(C)日本で飲もう最高のワイン
2日間の日程が終ってフルメンバーで!

同品評会は専門家審査員と一般愛好家審査員によって行う独自のスタイル
専門家審査員は2グループに分かれて




9月3日に開催するテイスティング会についてはFBでもご紹介させていただきました。
皆さまの参加をお待ちしております!

[ハートたち(複数ハート)]7月5日(木)9時~受付開始
一般前売りWEB予約ご案内http://www.best-wine.jp/tasting/
審査員同伴専用WEB予約特別優待のご案内
クリックで拡大

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デュヴァル=ルロワのジュリアン来日!! プレスランチセミナー&シャンパン講座でプレシャス・パーセルにフォーカス [NHK文化センター青山教室]

【第1部】デュヴァル=ルロワプレスランチセミナー@アルカナ東京

シャンパーニュ デュヴァル=ルロワから6代目で専務取締役のジュリアン・デュヴァル=ルロワさんが来日して、メゾンのポリシーを具現化したキュヴェ『プレシャス・パーセル・シリーズ』をテーマにプレスランチセミナー@アルカナ東京を開催しました。
同メゾンは環境に配慮したワイン造りにいち早く特化し、社会・文化活動への積極的なサポートなど、常に業界をリードする先駆的な活動を続けています。

クロ・デ・ブーヴリーのシャンパンとぶどう畑


3.3Ha.jpg
photo by Fumiko

選び抜かれたプレシャス・パーセル・シリーズ

(左から右に)
#1:クロ・デ・ブーヴリー2006
同じ場所、同じ製法、同じ品種なので、違いは気候のみ。気候の変化がワインに与えた影響を素直に表現したアイテム
#2:プティ・メリエ2007
忘れられたぶどう品種の復活
#3:キュミエール2005
有機栽培によるピュアなピノ・ノワール
#4:ブジー2005
シャルドネの対極にあるぶどう品種


グラスは右から左の順に#1~#4


#2のプティ・メリエはシャンパーニュ地方のマイナーな白ぶどう品種で、デュヴァル=ルロワでは「酸味の強さが特徴で、ルバーブのアロマがアルコール発酵によって白イラクサの香りになる」と表現しています。野菜のニュアンスがあるので、ここでは白とグリーンのアスパラガスに合わせて相性を楽しみました。


200度のオーブンで焼いた温野菜の甘味、旨味が10年以上の熟成を経たアイテムと相乗

最新アイテム『エクストラ・ブリュット』

2年前にデビューしたエクストラ・ブリュット・プレスティージュ・プルミエ・クリュNV
ラベルには独立系家族経営メゾンであることが表現されています。


ぶどう品種はプルミエ・クリュ(一級畑)とグラン・クリュ(特級畑)のシャルドネ65%とピノ・ノワール35%を使用、ドザージュは5g/L以下、リザーブワインは40~50%


【第2部】NHK文化センター青山校シャンパン講座
第1フライトでハプニング

6月27日の講座で、ナパからの帰国時に購入したカリフォルニアのドメーヌ・シャンドン・ロゼ(未入荷)とエクストラ・ブリュット・プレスティージュ・プルミエ・クリュNVをブラインドで供出したところ、思わぬハプニングが!

IMG_4288.jpg
本来ならこのような比較試飲でしたが、あらら、色調が違い過ぎて・・・そこで全員で色違いのロゼをテイスティングすることに

#1:シャンドン・ロゼNV

生産者:ドメーヌ・シャンドン(米国/1973年創業)
ぶどう品種:CH、PN、M
価格:23ドル
サーモンピンク(左側)のほうはルビーグレープフルーツを彷彿とさせる香りや酸味、味わいにも内果皮由来の軽いビター感があり、フレッシュで溌剌さのあるタイプ。片や濃い方(右側)は香り華やか、ベリー系果実のような甘やかさ、種の大きな果実(スモモやアンズ)、香り同様、味わいにもキャンディ似の甘いニュアンスがあり軽いタンニンがアクセントのチャーミングなタイプ。講座生の好みは約半々に分かれました。私はサーモンピンク派!
酒質自体問題ないので、カリテプリなアイテムと言えますが、何故ここまでの色の差が出たのか。考えられる原因を調べています。

【追記(7月3日付)】ロゼの色の違いについて、松本信彦日本エノログ連盟会長に伺いました。 「ボトル内の酸素の含有量の違いが色調の変化に繋がったと考えられる」とのことで、ボトル内の酸素が微量といえども、淡い色のほうより多かったことで酸化が進み、色の違いに出たようです。


#2:エクストラ・ブリュット・プレスティージュ・プルミエ・クリュNV
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生産者:デュヴァル=ルロワ(NM)
ぶどう品種:CH65%、PN35%
ドザージュ:5g/L未満
価格:8,800円
初めてラベルに「エクストラ・ブリュット」と表記したアイテム。デュヴァル=ルロワでは以前からドザージュが少なめでも「ブリュット」と記載していたので、とても斬新。キュヴェの綺麗さ、ぶどうの質の良さを感じさせるアイテム、マダム・キャロルのお気に入り

第2フライトはパーセル・コレクション
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(左から右に)
供出順はジュリアンさんとのプレスランチセミナーの時の#2と#3を変更

#3:クロ・デ・ブーヴリー2006
生産者: デュヴァル=ルロワ(NM)
ぶどう品種:CH100% プルミエ・クリュ (メゾンの要クロ・デ・ブーヴリー)
ドザージュ:エクストラ・ブリュット
生産本数:15,888本
価格: 15,600円
マダム・キャロルを象徴するシャンパン
2002年から生産。シャルドネ100%(平均樹齢50~60年)、土壌は白亜質石灰層と一部火打石が混在。「火打ち石土壌の特徴はユーカリやミントのニュアンス」とジュリアンさん。オークの小樽&伝統的な大樽で熟成。毎年生産しているアイテムで、メゾンの研究材料の役目も兼ねています。
気泡細やか、白い花やおしろい花、洋梨やレモンのアロマ、石灰由来のミネラル、アカシア、黄金飴、口中ではぴ~んと張った矢のようなイメージ。長い余韻。2006年らしい果実の豊かさを感じるアイテム

#4:キュミエール2005
生産者: デュヴァル=ルロワ(NM)
ぶどう品種:PN100% プルミエ・クリュ (ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区キュミエール)
ドザージュ:ブリュット
生産本数:5,648本
価格: 15,600円
ジュリアン・デュヴァル=ルロワ(長男)を象徴するシャンパン
オーガニック100%、オーガニック栽培はぶどう畑全体の2%のみ。石灰質の粘土層、オークの小樽で熟成。
以前はオーサンティ(フランス語で“正真正銘”の意味)・キュミエールという名でリリースしていた製品。私が初めてキュミエールを試飲したのは2012年で、2003年ヴィンテージでした。2003年は極寒、猛暑、雹(ひょう)、霰(あられ)の凄い気候だったのですが、そのような状況下でもワインは奥行があり、本当に豊潤で感嘆しました! それ以来、ずっと気になっているアイテムです。
色調はゴールド、ドライフルーツやナッツのアロマ、ドライフラワー、チーズの外皮、スパイス、旨味、凝縮感

#5:プティ・メリエ2007
生産者: デュヴァル=ルロワ(NM)
ぶどう品種:プティ・メリエ100%(ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区ヴァントゥイユ/購入ぶどう)
ドザージュ:エクストラ・ブリュット
生産本数:988本
価格: 18,000円
シャルル・デュヴァル=ルロワ(次男/マーケティング担当)を象徴するシャンパン
個性的なシャンパンを好む愛好家向け、希少品種プティ・メリエ100%で特徴は酸味の強さ。粘土質土壌、オークの小樽で熟成。4つの中で一番淡いイエローカラー、黄色系果実レモンやカリン、芯の通った酸味、温度変化で酸の鋭さにまるみ、余韻にビター感

#6:ブジー2005
生産者: デュヴァル=ルロワ(NM)
ぶどう品種:PN100% グラン・クリュ(モンターニュ・ド・ランス地区ブジー)
ドザージュ:無
生産本数:3,258本
価格: 15,600円
ルイ・デュヴァル=ルロワ(三男/広報担当)を象徴するシャンパン
オーガニック栽培のピノ・ノワール100%、土壌は粘土質石灰土壌、オークの小樽で熟成
色調は黄金色、ブリオッシュやビスケットのアロマ、白カビチーズ、ヘーゼルナッツ、スパイス、ミネラル、ストラクチュア&力強さ。以前はオーサンティ・ブジー・グラン・クリュという名でリリースしていた製品


[わーい(嬉しい顔)]感謝を込めて!
講座生大満足の時間になりました。
貴重な機会を与えてくださったコーエン社長&中村専務にこころから御礼申し上げます。様々な機会でデュヴァル=ルロワのシャンパンを供出させていただくことができたことを光栄に思っています。本当にありがとうございました。

希少なシェーブル

素敵な差し入れ、今牧場の良質な山羊ミルクから作った季節限定の茶臼岳のシェーブル!


私はシェーブル特有の臭みが苦手なのですが、これは別格、クリーミーな食感でエレガント!
M女史のご配慮に感謝、感謝です。

【お知らせ】
輸入元ヴィレッジ・セラーズでのデュヴァル=ルロワ扱いは本日6月30日迄となります。
新規輸入元はIconic Wine Japan

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ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズ バイザグラスフェア2017研修ツアー同行取材 <プロローグ> [エクスペリエンス・ナパ・ヴァレー2018]

まずはintroduction

カリストガのウェルカムサインで全員集合(6月20日撮影

6月18日から21日(23日帰国)までの日程でカリフォルニア・ナパ取材、これは昨秋にナパ・ヴァレー・ヴィントナーズ(以後NVV)が主催・開催したナパヴァレー・バイザグラスフェア2017で優秀店に選ばれた皆さんの研修ツアーで、ナパヴァレーのワインに関わる業界関係者、プレスを交えた総勢18名で遂行されました。

6月18日(月)

ナパへはサンフランシスコから


写真撮影のためにゴールデンゲートブリッジで束の間下車


人気のバーガーショップGott's Roadsideでランチ


Napa River Innが定宿、連泊だと気が楽!


ナパヴァレーについてのプレゼンテーションは日本滞在の経験があるシレノス・ワイナリーのスコット・メドウさん、語りは日本語、みごとな関西弁に全員びっくり。ツアーの最後にテストがあるとのことで、到着日は眠くてもガマン、寝てられませ~ん。


ウェルカムスパークリングは日本未入荷のマム・ナパ

ピザ作り!

初日のピザペアリング・ウェルカムディナーでは4生産者と4グループに分かれてピザ作り@ガーギッチ・ヒルズ・エステート


我々のグループはガーギッチのジンファンデルに合わせて、トマトソースをベースにトッピング選び

関西組は地震の影響を受けながらも無事合流

今ツアーの窓口、NVVインターナショナル・マーケティングマネージャーのディナ・オズボーンさん(最右) 、NVV日本事務所若下静さん(左から2人目)、ロンバウアー・ヴィンヤードのセールス・オペレーションズ・マネージャーのジョンさん(最左) &東京組の岡さん (後列右) 

出発日当日の朝発生した地震で、関西組は大変でした。
旅行社の迅速な対応で、フライトを変更することができたので、福田さん(後列左)や山野さん(前列右から2人目)たちは夕方にはナパのホテルに無事到着、本当に良かったです。

6月19日(火)

ヨーントヴィルの極小規模ワイナリー、キーヴァー見学


ホワイトホールレーンで土壌とカベルネに特化したパネルディスカッション


白ワインにフォーカス@ニュートン


2017年のワイン・スペクテーターでトップ100の第1位に選ばれたダックホーン スリー・パームスの畑に


ダックホーン自慢のメルロ!


最新AVAのクームズヴィルに位置するファヴィアでは意外な品種にもフォーカス


6月20日(水)

料理大学CIA COPIAでワイン&フード ペアリングレッスン


講師はモンダヴィ・ワイナリーのテイスティングルームスーパーバイザーのトムさん


シャトーボズウェルワイナリーで3女性ワインメーカーを囲んでのランチ


シルヴァーオークで10社のワインをウォーク・アラウンド・テイスティング
優秀店メンバーからの評価が高かったアミューズ・ブーシュ


グループに分かれて生産者と少人数でのディナー
ウエスティンホテル内にあるミシュラン1つ星のレストラン ラ・トークへ


視覚的にもきれいなナパ色のグリーンのガスパチョ


シルヴァーオークのオーナー、ダンカン一族のご子息セールス・マネージャーのマットさんは弱冠28歳! スペシャルなワインも供出してくれたので、それは後日のリポートで!

6月21日(木)

初日にプレゼンテーションしてくれたスコットさんのシレノス・ワイナリーでCS(2種/クローン違い)、CF、MEの4種を使ったブレンディングセッション!


5チームに分かれての挑戦!
我がグループは、CS70%、CF15%、ME15%のブレンドで、全体では3番人気。嬉しかったのはワインメーカーのブラッドレーさんが一番高評価をしてくれたワインだったということ、やったー!

日本未発売のワイン

ブラック・スタリオン・エステート・ワイナリーへは4年振りの訪問


ナパ・グリーン、環境保護プログラムに関してホーニッグワイナリーでぶどう畑を散策しながらの学習。巣箱からブルーバードが顔を出しているのが見えますか?

フェアウェルパーティ

研修ツアーの最後のディナー、全員の記念画像!


シルヴァーラードのスペシャルな甘口ワイン!


今ツアーでの学習具合は4択問題でテストされましたが、私も無事難関をクリア!
ハチャメチャ弾けていたシルヴァーラードのワイスCEO、ケークブレッドのブルース社長、ロング・メドゥ・ランチのグローパー副社長から修了証明書を受け取りました。


10時間あまりのフライトでサンフランシスコから羽田に。
機内では大好きな『パディントン2』チェック、別キャラのヒュー・グラント


NVVのディナさん&若下さん、参加者全員から深い信頼を得ていた通訳の村田みづ穂さん、ありがとうございました!!
次回からは各日にフォーカスしていきます。


【参考データ】
2009年にナパに特化した懐かしい取材です。お役に立つ情報があれば嬉しいです。
鴨のラベルと2巨匠の肖像画ラベル
ミシュランが選んだ世界一の美食都市“東京”と“ナパ”の違い
ちょっぴりミーハー気分で映画の舞台ナパを散策

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『メゾン マム』のRSRV ロゼ・フジタ発売記念ディナーはレオナール・フジタの作品と共に! [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

メゾン マム RSRV(アール・エス・アール・ヴイ) のニューフェイスは『ロゼ・フジタ』


スペシャル・ディナーの会場はミシュラン二つ星ピエール・ガニェール
現在、世界で14店舗を展開、高級レスランからビストロ、ステーキハウス等、様々なジャンルに取り組んでいます。この日は赤坂洋介エグゼクティヴ・シェフがウルトラプレミアム・レンジのメゾン マムRSRVのシャンパンに合わせた素晴らしい料理を考案してくれました。

デイデイエ・マリオッティ最高醸造責任者のナビゲートで

レオナール・フジタの絵画とディディエ氏

今年はレオナール・フジタ没後50年

Photo by Fumiko
ランスのメゾン マムと至近距離にあるノートルダム・ド・ラぺ礼拝堂
レオナール・フジタの思いが今も息づいています。

ウェルカムシャンパンはグラン コルドン


テーブル上にあるプリント物は銀座『日動画廊』の紹介文です。
ディナー会場には長谷川徳七社長ご夫妻のご厚意により貸し出されたフジタの8作品(時価4億円以上)が展示されており、ご夫妻も同席なさっていました。
昭和8年に同画廊に立ち寄ったフジタと前社長との出会いから交流が始まり、戦前は10回以上の個展やグループ展を開催してきたという日動画廊。81歳で他界したフジタの葬儀には当時29歳だった長谷川氏も参列なさった昔話もあり、長谷川社長は「フジタとの出会いによってヨーロッパ絵画を扱う大きなチャンスを得ました」と述べていました。



壮観、大容量マチュザレム(6,000ml/ 8本分)
フレッシュでありながら奥行きのある味わいは魅力的


コルクも重量級

ラベルの変遷
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大好きな映画『カサブランカ』には初期のラベルが使われていますが、現在のボトルは世界的デザイナーのロス・ラブグローブ氏がデザインしました。



ピンクとグリーンの対比がイイ感じ


繊細さを感じるフィンガーフード


レオナール・フジタへのオマージュとして創り出されたロゼ・フジタ

ディディエ氏の背後にあるフジタの作品、おわかりいただけますか。

RSRVとは“リザーヴ”を意味しています。新しいコレクションに名をつけるにあたり、ディディエ氏は「メゾンの歴史に思いを馳せ、その時にメゾンにとって最も大事なものはブラン・ド・ブランであるとの結論に達しました。元々、弊社のブラン・ド・ブランは大切な友人への贈りものとしてキープしておくアイテムであり、ラベルは付けず、大事にとっておく特別なワインでした。RSRVはすでに発売されているブラン・ド・ブラン2012、 ブラン・ド・ノワール2008、ブリュトNVと、ロゼ・フジタの4アイテムになりますが、今回、ロゼを発売するにあたり、当然のように、弊社と深いつながりのあるフジタの名が浮かびました」と解説しました。

卓越したテロワールとグラン・クリュのみのぶどうから造られる最高級のRSRVは昔から傑出したワインにのみ記されてきた識別コードであり、RSRVの印こそがメゾン マムの最高評価のシャンパンであることを示しています。

5月8日にデビューしたロゼ・フジタ

メゾンの親しい友人だった日本人画家レオナール・フジタへのオマージュとして誕生したロゼ・フジタ、ボトルネックにフジタの“バラ”が描かれています。


ディルの香るフランス産アスパラガス、ホタテ貝とモルタデッラ × ロゼ・フジタ、絶妙なハーモニー



ディデイエ:私にとってロゼは夏のイメージ。既存のグラン コルドン ロゼは日中に飲む感じですが、ロゼ・フジタは夏でも夕暮、夕日がピンクやオレンジに変わった頃です。気温も若干落ちかかっていながら、まだ、温かさが残っている空気感、そのような時間帯をこのキュヴェに再現したいと思いました。柑橘系ならブラッドオレンジ、つぶした甘いフルーツソースのような赤い果実、その背後にかすかなスパイスのニュアンスがあり、それが複雑性をもたらせています。


「とても良いマリアージュ!」とディディエ氏も絶賛

ブラン・ド・ブランは白亜質の世界を意味するクラマン100%
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友人たちにシャンパンを贈る時、(右上の)角を折り込んだ訪問カードを添えるしきたりがあり、その伝統を模したラベルデザインになっています。これは特別な友人への敬意と信頼の証です。



ディディエ:ブラン・ド・ブランこそが、RSRMの元祖と言えるもので、正確性があり、ピュアでシンプル。ものごとは単純であればあるほど間違いができないので極めるのが難しいです。このシャンパンは空気感、フレッシュさがあり、レモンやライム、かすかに白い花も感じます。それからクラマン村のテロワール、それは白亜質に由来するミネラルで若干塩味のある印象です。クラマンはフランス語の古語で“白亜質の世界”を意味しています。私にとっては緊張感があり、まっすぐな印象のシャンパンです。


ライムバターの香る的鯛のグルエ、オニオンフォンデュとマンゴー、ロケットサラダと共に
シャンパンから感じるレモンやライムと渾然一体、美味!

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五感を刺激するマリアージュ

今世紀最高のヴンテージ2008
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ディディエ:ブラン・ド・ブランと対極をなすアイテム。コレクションに入れるにあたり、幣社が所有しているモンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ畑ヴェルズネイのピノ・ノワールを使って造りました。ヴェルズネイは北向きなのでそれほどパワフルなピノではなく、ブラン・ド・ブランと同じようなミネラル感がありますが、それは火打石由来のミネラルです。果実感としては熟れた果物、ドライフルーツ。特筆できるのはヴィンテージで、2008年は1996年以来の優れた酸味を有しており、このシャンパンには複雑みと力強さとともに直線的な緊張感があります。

ディディエさんは、「1996年と2008年ヴィンテージは良く似ている」と語っていましたが、2008年を「優しくて穏やかな1996年」と表現していたのが印象的でした。1996年ヴィンテージは20年経過しても酸が活き活き、30年以上熟成可能なヴィンテージだと私は思っています。



岩手県産ホロホロチョウのロースト、コンテチーズ、才巻海老、モリーユ茸のフリカッセとグリンピース × ブラン・ド・ノワール
ホロホロチョウのソフトな食感、素材から伝わってくる様々な要素がピノ・ノワールの洗練された味わいと2008年VTのしっかりした酸味と相乗してナイス!


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独特な細長いボトルネックはワインのアロマをさらに引き出し、穏やかな熟成を促します。



RSRVシリーズは裏ラベルに瓶詰日(2009年6月)、デゴルジュマン(2017年1月)の記載あり。


ブラン・ド・ノワールのキャップシュールはシンプルな黒色


デザートは赤いフルーツのコンポート、ロゼ・フジタのシャンパンを使ったムース、フランボワーズのアイスクリーム × ロゼ・フジタ
これは色で合わせるマリアージュ、見事な着地になりました!


当日供出されたRSRVのロゼ・フジタを手に

製品についてのお問い合わせはペルノ・リカール・ジャパン ℡03-5802-2671


メゾン マムRSRV ロゼ・フジタが楽しめるレストラン
RSRVは希少なシャンパンなので、ごく限られたレストランでのみ味わうことができます。
★グランドハイアット東京「The Oak Door」/ ボトルのみ
★Dominique Bouchet / ボトル、6月末までグラス販売実施中
ブラン・ド・ブラン(ボトルのみ)
★銀座レカン/ ボトル、6月末まで販売実施中


レオナール・フジタ(藤田嗣治)関連情報


没後50年を記念して7月31日(火)~10月8日(月・祝)まで上野の東京都美術館で『藤田嗣治展』を開催>>>https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_foujita.html

フジタの作品を観た後は、メゾン マムのグラン コルドン ロゼを是非!

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ローラン・ペリエのアレクサンドラ当主を迎え発売から50周年のキュヴェ・ロゼを堪能! [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

愛娘ルーシー嬢を伴って

輸入元サントリー・ワイン・インターナショナル(株)の招聘で来日したローラン・ペリエのアレクサンドラ・ペレイル・ドゥ・ノナンクール当主(右)とルーシー嬢
ポメリー、ヴーヴ・クリコ、ボランジェ等、昔からシャンパン業界では女性の活躍が目立ちますが、今世紀に目を向けて見ると、エレガント系の女性当主の筆頭は何と言ってもアレクサンドラ当主! 高級シャンパンのイメージにぴったりです。



一昨日、NHKのBSプレミアムで『ロイヤルウエディング ワインに秘められた物語』という番組が放映されていました。2011年に執り行われたウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンさんのロイヤルウエディング話題で、挙式後に開催されたチャールズ皇太子主催の晩餐会に、ロイヤルワラントの ローラン・ペリエが振舞われたというお話でした。現地訪問を交えながらメゾンを丁寧に紹介していましたが、大橋健一MWがゲストとして同席していらしたこともあり、ワインやシャンパンについてはとてもわかりやすい説明になっていたと思います!

ロイヤルワラントのシャンパン

資料提供:英国政府観光庁
ローラン・ペリエはチャールズ皇太子が推奨する唯一のシャンパンメゾン。ヘンリー王子とメーガン・マークルさんのロイヤルウエディングでは、レセプションでポル・ロジェ(ブリュット・レゼルヴ)がサービスされましたが、ポル・ロジェはエリザベス女王推奨のメゾンです。




5月22日、アレクサンドラ当主を囲んでのディナーの席で、「ヘンリー王子の結婚式ではローラン・ペリエが供出されましたか?」と質問したところ、「私たちも王室からの連絡を待っているところなんです。身内の方々との夕食会では飲まれたようですが、今週(5月第4週)はチャールズ皇太子の70歳の誕生日の祝賀イベントがあるので、その折、ローラン・ペリエでお祝いするようです」とおっしゃっていました。

キュヴェ・ロゼ誕生から50年!
200歳を越える若いメゾン『ローラン・ペリエ』


独立系家族経営のメゾン『ローラン・ペリエ』の創業は1812年。1948年にベルナール・ドゥ・ノナンクールさんが跡を継ぎ、その段階で100位に甘んじていました。しかし、創造性に富んだアイデアでユニークなアイテムを次々とリリースし、わずか40年で、世界第4位に躍進。現在契約農家は約2000軒ありますが、信頼関係を保つことを何より大事にしていたドゥ・ノナンクールさんの足跡を見事に反映しています。

供出シャンパン
La Cuvée/ラ・キュべ

誕生までに16年かかったメゾンの顔。圧搾時に使う果汁は80%。一番搾りのうち、最初と最後に流れてくる約2hl前後の液は使わないで、中心となるキュベのみ使うので“La Cuvée”、だから「大文字よ」とアレクサンドラ当主。シャルドネの比率を5%アップし、熟成期間も1年延長したNV、より上質感が増しました。

ピュア、爽やか、エレガントなCuvée Rose/キュヴェ・ロゼ

1968年にデビューしたセニエ法のロゼ・シャンパン。シャルドネを重視しているメゾンがリリースしたピノ・ノワール100%の画期的なシャンパンです。南向きの畑のぶどうを使い、ロゼ専用の施設で仕込みます。除梗してタンクに入れ、マセラシオンは48時間から72時間、瓶熟5年間、マグナムはさらに1年延長しています。
守備範囲の広いロゼ、私のお気に入り。誕生してから今年で50年になりました!

Cuvée Alexandra2004/キュヴェ・アレクサンドラ2004

凛とした風情のあるロゼ・シャンパン



グラン・クリュ畑のピノ・ノワールとシャルドネが同時に熟したので、同時に収穫できた1982年。とても珍しい出来事でした。同メゾンではピノ・ノワールのマセラシオン(キュヴェ・ロゼでの経験)をさらに進化させ、そこに20%前後のシャルドネをブレンドすることにします。より長熟のシャンパンになると確信したからです。爽やかでしっかりとしたストラクチュアのロゼ・シャンパンはセラーのなかでデビューする日を待っていました。

香水業界で働いていたアレクサンドラさんが父親に「結婚したい」と伝えたのは1987年のことでした。それが契機となり、同年10月に執り行われた結婚式で、花嫁の父のスピーチに代わり、ベルナールさんの気持ちを雄弁に語っていたのが、花嫁の前に登場した『キュヴェ・アレクサンドラ・ロゼ』という名のシャンパンでした。
アレクサンドラさんは「父の気持ちが直接心に響いてきた」と語っていました。
そして・・・
「父が一緒に働こうよと語りかけているのがわかりました」とも言っていました。
素敵なシャンパン誕生の秘話とアレクサンドラさんがシャンパン業界に参画することになった経緯です。

このシャンパンの色調について「シャンパーニュ地方の冬の時期、夕暮れの空に広がる燃え立つような夕焼け」とアレクサンドラさん。夕焼け色、なるほど!

グラン・クリュ畑のピノ・ノワールとシャルドネが同時に熟さないと造れないキュヴェ・アレクサンドラ・ロゼの初ヴィンテージは1982年(1987年に市場デビュー)、その後は85年、88年、90年、97年、98年、そして現行ヴィンテージの2004年。今後の予定として2006まで決まっています。

Menuは


当日の料理は六本木フィリップ・ミルの藤田博和料理長が担当。すべてはシャンパーニュ地方にいるミルさんから送られてきたオリジナルメニューで、『レ・クレイエール』でも提供していない内容とのこと。「フィリップ・ミルは不在ですが、彼の気持ちはここにあります」と料理長。


グロゼイユでマリネした鮪のタルタル
ロゼ色の様々な大根パレット ピンクパッパ―のアクセント
「海の底を見ているみたい。ロゼは食事と色で合わせてということが大事ですね」と当主


Photo by Fumiko (2017年3月撮影)
パレットに描いた様々な彩り野菜のマリネ 大根のジュレ by Philippe Mille



ブルターニュ産オマール海老のロティ バスク唐辛子のポアン バーベーリー香るビスク
ロゼ色のシャンパンソースを纏ったカッペリーニ キャビアを添えて


香ばしく焼き上げた鴨胸肉と赤玉葱 ビーツを彩った小蕪
苺とリュバーブのコポーを添えて

デザート



ミルフィーユしたフィーユ チェリーの香り
レ・クレイエールのミルさんの元で働いていた石田さんなので、彼の美的センスがきちんと伝授されている感じ、お見事!


Photo by Fumiko (2017年3月撮影)
六本木テラスに舞い散る“桜” by Philippe Mille
ミルさんならではの繊細なデザートは本当にきれい!


カラーの着物で感謝の気持ちを!

Photo by Tadayuki YANAGI

素敵な親子は偉大なベルナール・ドゥ・ノナンクールさんのDNAを継いでいますね。
ちなみに前当主の身長は195㎝だったとか。
日本初来日のルーシーさんは本格的にワイン学習中。今回京都や大阪を訪問なさった由。「東京と日本酒にびっくり」と。近年、フランスでは日本酒への関心が高まっていて、どのように味わうか、どのようなマリアージュがあるのか等、皆さま、熱心だそうです。

私の“カラーの絵柄”の着物はローラン・ペリエのイメージフラワーの“白いカラー”に合わせて仕立てた一点。来日したアレクサンドラさんには絶対に見ていただきたかったので、喜んでいただき、光栄でした。[黒ハート]

ローラン・ペリエの華麗なロゼの世界!
幸せな時間を共有させていただき、アレクサンドラ当主&ルーシーさん、ありがとうございました!
サントリー・ワイン・インターナショナル(株)の新村聡執行役員、ギョーム・パイヤール日本担当・インターナショナルキーアカウントマネージャー、ローラン・ペリエのアンバサダーフィリップ・ソーゼットさん、阪本琢哉さん、ありがとうございました!
六本木フィリップ・ミルの皆さま、お世話になりました。 


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6月に創業200周年を迎えるビルカール・サルモンにフォーカス! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

6月になりました!
1818年創業のシャンパンメゾン『ビルカール・サルモン』では、今月、本拠地マレイユ・シュール・アイ村で200周年の祝賀会を行います。
その時に、お披露目されるのが、200周年記念ボトル。ぶどう品種はピノ・ノワール92%、シャルドネ4%、ムニエ4%で、2012年、2008年、2006年、少量2001年をブレンドしています。容量は1,500mlのマグナムと3,000ml のジェロボアムで、マグナムの生産量は創業年と同じ1,818本、希少アイテムです。



シャンパン講座で、200周年のマグナムサイズを供出したいと思ったのですが・・・・なんと24万円(税別)とのことで、う~ん、断念。 その代わりに、看板アイテムの『ブリュット・レゼルヴ』のマグナムに登場してもらいました。ちなみに記念ボトルのジェロボアムは49万円(税別)!

あじわいの違い、熟成具合等
第1フライト
#1:ブリュット レゼルヴNV 750ml
生産者:ビルカール・サルモン(NM)
ぶどう品種:M40% CH30% PN30%
ドザージュ:7~8g/L
価格:7,500円
第1フライトのなかでは色調濃い目、気泡細やか、白い花、洋梨、最初に酸味、中盤以降、その酸がきれいに伸び口中を洗い流す印象

#2:ブリュット・レゼルヴNV 1500ml (株)JALUX協賛
生産者:ビルカール・サルモン(NM)
ぶどう品種:M40% CH30% PN30%
ドザージュ:7~8g/L
価格: 16,000円
色調は淡く、持続性のある気泡の連なり、白い花、レモンライム、ミツロウ、舌先に軽い泡の刺激、その後スムース、柑橘果実の内果皮似のビター感、フレッシュ感とバランスの良さ


輸入元(株)JALUXが作った立派なブローシャー!

#3:エクストラ・ブリュットNV 750ml
生産者:ビルカール・サルモン(NM)
ぶどう品種:M40% CH33% PN25%
ドザージュ:0g/L
価格: 8,000円
瓶熟期間を1年長くしたことで、味わいに膨らみ、淡いイエロー、グラス表面の泡沫活発、3つのなかでは香り控えめ、ミネラル、ブリオッシュ、ノン・ドゼながら豊潤、余韻の広がり、旨味、第1フライトのマイベスト

同アイテムのヴィンテージ違い、3ヴィンテージの違い
第2フライト




ヴィンテージものは色調も濃く複雑味も増して

#4:ヴィンテージ2007
生産者:ビルカール・サルモン(NM)
ぶどう品種:PN75% CH25%
ドザージュ:4g/L
価格: 12,000円
色調ゴールド、気泡繊細&クリーミー、蜜を含んだリンゴ、生バター、マドレーヌ、イースト、軽いビター感、複雑味、旨味

#5:ヴィンテージ2006
生産者:ビルカール・サルモン(NM)
ぶどう品種:PN75% CH25%
ドザージュ:1g以下/L
価格: 12,000円
ドザージュを1 g以下に抑え、古樽を20%使って熟成させたスタイル、キュヴェのピュアさと独特の厚みを実感、色調ゴールド、黄リンゴ、カリン、マーマレード、ブリオッシュ、シャープな酸、余韻に旨味

#6:キュヴェ ニコラ・フランソワ・ビルカール2002
生産者:ビルカール・サルモン(NM)
ぶどう品種:CH40% PN60%
ドザージュ:5~6g/L
価格:28,000円
ピノ・ノワールの一部を樽発酵させた重厚感あるスタイル、色調ゴールド、気泡繊細、種子の大きな果実(白桃、アンズ、プラム)、オレンジピール、ミネラル、焼き菓子、上質な酸を伴った長い余韻


信頼性のおける『WORLD'S Most Admired CHAMPAGNE Brands 2018』でビルカール・サルモンは1ランク上って4位に。


次の100年に向けての決断は、「これ以上数量は増やさない」と語っていた6代目ゼネラル・ディレクターのアントワン・ローラン=ビルカール氏。品質重視のメゾンです!


ワイン王国誌上でも紹介

200周年イベントを前に来日したビルカール氏のプレスランチの様子はワイン王国最新号(No105)で紹介しています!

■ビルカール・サルモンについてのお問い合わせは(株)JALUX ℡03-6367-8756

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日仏を拠点に活躍する照明デザイナー石井リーサ明理氏が第10回Champagne Joie de Vivre賞受賞!! [シャンパン]

日仏交流160周年にふさわしい人選


『Champagne Joie de Vivre(ジョワ・ド・ヴィーヴル/生きるよろこび)』賞はシャンパーニュ委員会(CIVC)が創設した賞で、日本では2008年から実施されています。溌剌とした創造活動をする方、作品を通して“生きるよろこび”与えてくれる方を対象にしています。

今年はその10回目であり、加えて、日本とフランスが1858年に日仏修好通商条約を締結してちょうど160年の記念年にあたります。今回の受賞者は東京とパリを拠点に世界各地のプロジェクトに参加している若手照明デザイナー 石井リーサ明理(あかり)氏。照明デザイン・ライトアップの第一人者 石井幹子氏の愛娘さん。まさに、2018年の受賞者にぴったりの方でした!


(左から)
ヴァンサン・ペラン CIVCフランス本部事務局長、石井リーサ明理氏、ピエール・ムルルヴァ駐日フランス経済公使、川村玲子CIVC日本事務局代表

冒頭、ムルルヴァ駐日フランス経済公使は、「ここ20年間のシャンパンの伸びには目を見張るものがあり、今や日本は世界第3位の輸出国になっています。日本においてシャンパンは素晴らしい価値観を象徴するものであり、生きる楽しみと結びついているので、CIVCがこのような賞を創設したことに敬意を表します。この賞は作品がシャンパンと同じように、生きるよろこび、人々と分かち合うよろこびを象徴する仕事をしている方に与えられます。受賞者石井リーサ明理さんにお祝い申しあげます」と挨拶しました。

続いて、ペラン事務局長は、Joie de Vivre賞授賞式が日仏交流160周年の記念行事の一環で、フランス国内では様々な文化催事が『ジャポニスム2018 ~響きあう魂~』の標語のもとに行われていることについて触れ、さらに、「日・EUEPA締結や日本の地理的表示(GI)保護制度の動きは、シャンパンの輸出にさらに良い効果をもたらすであろう」と語りました。

授賞式では日・仏語で


ペラン事務局長は「石井リーサ明理氏は格調高い作品の数々を精巧なノウハウで、常に新たな創造を続け、インスピレーションにあふれる仕事を遂行しています」と述べ、本賞(シャンパーニュへの招待旅行)とマグナムサイズのシャンパンを授与しました。
石井氏の受賞を心から祝福いたします、おめでとうございます!!


バカラ パシフィック株式会社から副賞のシャンパーニュグラスが贈られました。


光を美しく反射させる"千の夜"という名のミルニュイ フルーティッシュモ レッド


石井氏のフランス語の挨拶に聞き入るピエール公使とペラン事務局長

“Light”の文字の前で


シャンパーニュ地方でメゾンの仕事もなさってきたという石井氏にとって、シャンパンはとても魅力的でインスピレーションをかき立たせてくれる存在のようです。「シャンパンは贅沢で弾ける飲み物という領域を超えた象徴であり、特にシャンパーニュ地方の景色、職人、メゾン、ぶどう畑で働く人たちの努力が結実した飲み物であることを実感しています。フランスでシャンパンと言えば喜び、ポジティヴな出来事、祝祭、そのような場面を表現するものなので、“Joie de Vivre=生きるよろこび賞”というのは、まさにその名にふさわしいものだと思っています」とあいさつのなかで語っていました。

"Joie de Vivre"は元気が出るおまじない
受賞が決まってから、パワーダウンしてしまうような日には、自分に喝を入れるおまじないとして“Joie de Vivre”というフレーズを口ずさんで心を落ち着かせていたという石井氏。思わず微笑みたくなるエピソードでした。

私の記憶を辿ってみると、最初から最後までフランス語で挨拶し、自己通訳で〆た方は石井氏が初めてだったと思います。授賞式ではお仕事の一端を動画でも披露なさっていました。短時間ですが、FBに取り込めましたので、是非ともその様子をご覧いただきたいと思います。





乾杯の音頭は日本メディア交流協会の磯村尚徳会長



フランス語の伝道に力を入れている磯村氏は、石井親子の仕事について、単に照明デザイナーという紋切り型のものではなく、光をもっと広がりのあるものとして捉えたメッセージ、コンセプトを伝えるものであると強調。9月13日&14日には“ジャポニスム2018”で、エッフェル塔のライトアップが行われますが、その最大のメッセージは、「自由、美、多様性と日仏友好のさらなる促進、両国の文化的絆の強化」と語り、受賞者石井氏の成功を願いつつ、杯を挙げました。

超70のシャンパンの競演


乾杯のシャンパンは爽やかで品の良いタイプ(3品種ブレンド、ブラン・ド・ブラン)
式典後のカクテルパーティでは、爽、濃、艶、寿、福、優、優に区分されたシャンパンがふるまわれました。

 3品種ブレンド&ブラン・ド・ブラン
_

 ブラン・ド・ノワール、黒ぶどう主体


 ロゼ


I

寿 熟成のシャンパン


 プレスティージュ






 甘口タイプ




フィンガーフードと合わせて












ペラン事務局長とは昨秋に開催されたシャンパーニュ騎士団のガラ・ディナー以来の再会になりました。
シャンパン仲間ファッション・デザイナーの八巻多鶴子さんと一緒にフランス大使公邸の庭園を見ながらブースを回遊。70を超えるシャンパン制覇はとてもとても無理でしたが、優雅なシャンパン時間を共有させていただきました。
数量&金額ともに世界第3位になった日本市場の更なる躍進、CIVC日本事務局の活動に期待しています。改めまして、今回のお招きにも感謝しております!


日仏友好160年記念ジャポニスム2018 ~響きあう魂~

エッフェル塔特別ライトアップ
場所:フランス・パリ、エッフェル塔
日時:2018年9月13日(木)、14日(金)の日没から25時まで
共催:独立行政法人国際交流基金
   ジャポニスム2018 エッフェル塔特別ライトアップ実行委員会
特別協力:パリ市、エッフェル塔運営会社
企画・プロデュース:石井幹子&石井リーサ明理
実施デザイン・制作:石井幹子&石井幹子デザイン事務所/石井リーサ明理&I.C.O.N.,Paris
詳細はhttp://www.motoko-ishii.co.jp/#pagenews01jp.html

石井幹子&リーサ明理親子が投影する作品の数々、金色に輝くエッフェル塔、見たいです!


Joie de Vivre賞の過去の受賞者を振り返って・・・


3年ぶりにフランス大使公邸で開催されたJoie de Vivre賞授賞式!
第9回(2017年)はイタリア在住の漫画家ヤマザキマリ氏、阿部寛ファンなので映画『テルマエ.・ロマエ』も大好きです。
第8回(2016年)はカンヌ国際映画祭の常連 河瀬直美監督。ちなみに今年は是枝裕和監督の『万引き家族』がパルムドール受賞ですね、今一番気になっている映画です。
第7回(2015年)は千住3兄弟。フランス大使公邸で行われました。日本画の博氏、作曲家の明氏&ヴァイオリニストの真理子氏の兄弟愛が光った式典でした。
そして・・・忘れられないのが第3回(2010年)の尾上菊之助氏、歌舞伎好きで、学園祭で『弁天娘女男白波』の弁天小僧を演じた身なので、本家とお目にかかれて光栄でした!
私にとってもJoie de Vivreは、たくさんの思い出が詰まったシャンパンイベントになっています。


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