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【プロローグ】シャンパーニュ研修ツアー、パリ色の余韻に浸りながら [シャンパン]

第一次世界大戦終結100周年記念イベントのパリで

CDG空港に向う途中、国会議事堂が3色に染まっていて・・・
11月11日の第1次世界大戦終結100周年のイベントに絡む出来事でした!


5日から11日までのシャンパーニュ研修ツアーも完了し、無事帰還しました。
http://www.nippo-tourist.co.jp/kaigai-tour/france_181105.html
ブログがその間、空白になってしまいました。ご容赦願いますm(_ _)m

初日はフィリポナ、シャルル・エドシック

深夜便で出発し、早朝ランスに到着。
ランスにあるフジタ礼拝堂に立ち寄り、まずは最初の記念写真。礼拝堂は11月から来春まで閉館になっていますが、今年はレオナール・フジタ没50年なので記念になりました。

『フィリポナ(タルランから変更)』では畑から

45度の銘醸畑『クロ・デ・ゴワス』、“ゴワス”は重労働の意味です。
狭い階段をひたすら上って、景観の良い開けた空間に辿りつきました。


テイスティングではマーケティング&広報担当のニコレッタさんが対応してくださいました。

『シャルル・エドシック』ではシェフ・ド・カーブのシリル・ブランさん

パリで世界最高ソムリエ2000カナダ大会の覇者オリヴィエ・プシェさんとの試飲会があり、パリにお出かけすることになってしまったブランさんは、我々に素敵なプレゼントを用意してくださっていました!
それが何かは、リポートをお楽しみに!


2日目はローラン・ペリエから

シュヴァリエとオフィシエの称号をくださったメゾン『ローラン・ペリエ』では極上のおもてなし!
グラン・シエクルの醸造施設でLPのアンバサダー、サンドラさんと


日本・韓国担当のギヨームさんと前担当のジャン・クリスチャン(JC)さん
JCさんと久々に再会できてハッピー

2件目は『ドゥーツ』

広報担当重役のドゥ-ツ4代目ジャン・マルク・ラリエール・ドゥーツさんと輸出担当エリザベートさんと

有志だけでレ・クレイエール

スーシェフの馬田さんと記念ショット、厨房も見せていただきました!

『ペリエ ジュエ』の粋なはからい

前日の早朝に中国から戻られたばかりのシェフ・ド・カーブ、エルヴェ・デシャンさんはセミナーの講師、ランチもご一緒してくださいました!

2件目は『ポル・ロジェ』

アテンドをしてくださるはずだったローラン社長は用事があるとかでお出掛かけに。
楽しみにしていだだけに残念でした。案内役はシルヴィアーネさん


最終日はエペルネからトロワ方向へ

ミシェル・ドラピエ社長とマダム・ドラピエ
参加者全員がドラピエご夫妻のファンになってしまうほどのアットホームなおもてなし


ミッシェル社長とツアー参加者、ベランダの横にはシベリアンハスキーが!


訪問に関するわがままは、輸出担当のフィリップさんにメールで直談判していたのですが、フィリップさんの気遣いは素晴らし過ぎ。ツアー中、完璧な通訳をしてくださったボルドー在住のネゴシアン岡田稔さん。そのおふたりとドラピエの歴史ある居間で


4日間、サポートしてくれたドラーバーのテディさんを囲んで


フリータイムには夜景に映えるエッフェル塔、サントリーの重鎮と若手のコンビの計らいで、シャイヨ宮のテラスから5分間のライトアップタイムも楽しませていただきました、感謝。


ワインショップ『LAVINIA』で、故ポール・ポンタリエさんのオマージュワイン発見
2015年11月、シャトー・マルゴーを訪ねているので、ポンタリエさんが逝去なさった年は忘れられません。


ギャラリー・ラファイエットはクリスマスムード、かわいいツリー


プロローグで、訪問メゾンの対応者との画像をご紹介しました。
7メゾンのリポートは順次アップしてまいります。
引き続き、よろしくお願いいたします!


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フェッラーリ社所有の2つ星『ロカンダ・マルゴン』×アマン東京『アルヴァ』のスペシャルコラボ [来日したワイン生産者&関係者]

日欧商事の招聘でフェッラーリ社が所有するミシュラン2つ星レストラン『ロカンダ・マルゴン』のアルフィオ・ゲッツィ料理長が初来日!
11月1日&2日にアマン東京のイタリアンレストラン『アルヴァ』の平木正和シェフとのスペシャルコラボレーションを開催、フェッラーリのヴィンテージスプマンテとの相性にも注目!
詳細は>>>http://www.jetlc.co.jp/event/specialdinner

シンプルな素材を生かす魅力

イタリアンレストラン『アルヴァ』33階からの素晴らしい眺め、富士山も見えて良い予感!



白と黒のスタイリッシュなデザイン!


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日欧商事のティエリー・コーヘン社長 アルフィオ・ゲッツィ シェフ、平木正和 シェフ

フェッラーリのヴィンテージスプマンテを堪能

(左から供出順に)
#1:フェッラーリ・ペルレ・ミレジム2011
トレントDOC、ぶどう品種:シャルドネ100%、瓶内熟成期間:最低60ヶ月間
#2:同ビアンコ・リゼルヴァ2008
トレントDOC、ぶどう品種:シャルドネ100%、瓶内熟成期間:最低96ヶ月間
#3:同ロゼ・リゼルヴァ2010
トレントDOC、ぶどう品種:ピノ・ネロ80%、シャルドネ20%、瓶内熟成期間:最低60ヶ月間
#4:同ネロ・リゼルヴァ2009
トレントDOC、ぶどう品種:ピノ・ネロ100%、瓶内熟成期間:最低72ヶ月間
#5:ジュリオ・フェッラーリ・リゼルヴァ・デル・フォンダトーレ2006
トレントDOC、ぶどう品種:シャルドネ100%、瓶内熟成期間:最低120ヶ月間


五感を刺激 4種のアペリティーヴォ

ポレンタのポルチーニ


リンゴ、モンタデッラソーセージ、フェッラーリトレントDOCのラヴィオーロ
青リンゴを乾燥させてパウダー状にして生地に。その中のフレッシュな青リンゴをペルレのミレジメ2011でコンポートさせた贅沢な逸品、酸味とスプマンテの味わいが相乗


胡麻、トレント風味ルカニカソーセージと蜂蜜
スペシャルディナー用にイタリアから持ち込んだピリ辛のチョリソーを熟成させて作ったウエハースと蜂蜜、フェンネルの風味が2011と合わせて絶妙


ロカンダ・マルゴン風のモッツァレラ・イン・カロッツァ



アオリイカ、雲丹とグリーンクキャビア by 平木正和シェフ
ガラスの容器の下に隠れているイカ墨のようなグリーンキャビア、色白のイカ、オレンジ色の雲丹をからめて、そこにオリーブオイルを数滴たらして食すと、しっかりした酸を備えた2008年VTで口中が洗い流され、続いて、蜂蜜や白コショウの要素

ヴィジュアル的にも最高

鮪とボッタルガ、野菜のピンツィモーニオとラズベリー by 平木正和シェフ
野菜はビーツ、マイクロキューリ、四方竹(秋の希少な筍)


甘酢っぱいラズベリーのヴェネグレットソースと鮪の相性◎
ビアンコ・リゼルヴァ2008の組合わせのほかに、色で合わせるロゼ・リゼルヴァ2010もお薦め!

シンプル イズ ベストのパスタ

インソーリト・トレンティーノ 古代小麦スパゲッティ、グラナチーズ、フェッラーリ・ペルレ、エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル ガルダ・トレンティーノDOPウリーヴァ by アルフィオ・ゲッツィ シェフ

「トレント地方を表現していますが、シンプルな素材を生かす工夫をしています」とゲッツィ シェフ
和食に倣い、無駄なものはすべてそぎ落とし、洗練した味わいを追求したパスタ。少しのバターとガーリックの香り、スプマンテを煮詰め、そこに茹で上げたパスタとソースをからめながら仕上げた一品、イタリアンパセリでアクセント!



「味わいも酸味もしっかりしたロゼと合わせて」とシェフ


岩魚、ラディッシュ焼き、根セロリのソース添え by アルフィオ・ゲッツィ シェフ



岩魚(イワナ)は背と腹を別々に調理
腹の部分はエストラゴンとオリーブオイルをミキサーにかけ、ピューレ状に。上からバーナーで焦げ目をつけ、ソースはセロリとニシンの燻製のエキスを加えて


ピノ・ネロの重厚感と根セロリのソースのとろみ、複雑味が好印象



フェッラーリのトップキュヴェ『ジュリオ・ファッラーリ』をサービス



大きなグラスで熟成感を味わう



仔羊、カモミールとウリデア by アルフィオ・ゲッツィ シェフ



「仔羊は子供時代の思い出の料理」とゲッツィ シェフ
たくさんの動物が身近にいて、フレッシュな草を刈ると、カモミールの香りがしてくるような場所だったそうです。仔羊の骨を使った出汁で、そこに少しだけハーブを効かせた料理と熟成感がありながら、まだフレッシュな酸を纏っている2006年との独特のハーモニー。
「料理の味わいが重いと、スプマンテと衝突するので、その点に気をつけています。スプマンテはぶどう品種、熟成具合によっていろいろな可能性が生まれてくるので、相性を考えるのは楽しいです」とシェフ


デザート by アマン東京のパティシエ
フェッラーリ・ブリュット トレントDOC、カンパリ、ブラッドオレンジ

天井が高く、開放感のある空間『アルヴァ』で、ふたりのスターシェフの逸品に合わせて、フェッラーリのヴィンテージアイテムだけを合せるという贅沢さ。
シャンパンに拮抗する存在のフェッラーリは、ガンベロ・ロッソ・スローフード協会刊“ヴィー二・ディタリア”より、、2019年ワイナリー・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。イタリアの2530のワイナリーの頂点に輝く名誉ある賞です。おめでとうございました!

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ひとりでも寛(くつろ)げる空間 京都『和久傳』 [お気に入りシリーズ]


先週、A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクールの取材で京都に行きました。
12ヶ国24選手が競い、その頂点に立ったのは、京都在住の新進気鋭の岩田渉ソムリエ(29歳)でした。ファイナル18日のリポートはワイン雑誌『ワイン王国』で紹介させていただきます!
昨年5月、オーストリアのウィーンで行われたヨーロッパ最優秀ソムリエコンクールの報告はブログに載せていますので、是非、その雰囲気を感じてください。
岩田選手は来年3月ベルギーで開催される『世界最優秀ソムリエコンクール』に出場する権利を得ました。現地での健闘をこころから祈願しています!

洛北に連なる山並を眺めながら

取材前夜、懐かしい京都『和久傳』へ


2018年年10月17日撮影
小川大輔店長&料理長(前列左から2人目)は純粋『和久傳』育ち、11年の修行の後、料理長に!


2009年10月撮影
2009年の訪問時、当時料理長だった馬場一彰さん(前列左から2人目/ 独立して現在は北大路おたぎ当主)以下、メンバー全員の集合写真を撮らせていだきました。改めて写真を見直して気が付きました。前列左側に小川さんのお姿が!
今回お邪魔したのは10月17日、9年前に初めて京都和久傳を訪問してブログにアップしたのが10月17日、不思議な巡り合わせになりました!

竹の香りも心地良い和久傳オリジナル日本酒

玉子豆腐 すっぽん吉野


剣先イカ 横輪 造り


鱧 松茸 土瓶蒸し
今年初の松茸体験、上品なお出汁の風味、鱧の食感、五感で楽しめました。


グラス・シャンパンはロンバール
線香花火のように元気な気泡、ヘーゼルナッツや蜜的要素もあって



鰤 幽庵焼 舞茸 栗
鰤の焦げた皮や栗の風味がシャンパンの香ばしさやナッツのニュアンスと相乗してナイス


雲子 天麩羅
口中に広がるふわふわ感



ひすい色のぎんなん、綺麗!
透明感を纏(まと)ったひすい色のぎんなんを見るたびに、シャンパンメゾン『ペリエ・ジュエ』のエルヴェ・デシャン シェフ・ド・カーヴの言葉を思い出します。
「フランスではぎんなんは道路に転がっているだけで調理に使うことはないが、日本ではぎんなんを美しく調理している。そのことにとても感激した」と。


鮑と海老芋 麩合せ
器の色合いともバランスが良く、視覚的にもイイ感じ


鯛の黒寿し 赤出汁
和久傳に行ったら、絶対に外せない逸品!



山椒あんの麩焼き
サクサクした外側の麩を割ると・・・


なかに山椒!


お薄の準備


小川料理長がたててくださったお抹茶
京都和久傳の皆さま、お世話になりました!


京都駅ビルにあるので移動しやすく、店内は落ちついた風情


数年前、室町和久傳にお邪魔してきました。高台寺和久傳や室町和久傳で、料理長として活躍していた藤山さんが、独立して東京進出なさるとの嬉しいお話を伺いました。現在準備中で、来年2月には銀座に新店舗が完成予定とのこと。その折にはお邪魔したいと思っています。来年がとても楽しみです!

■京都『和久傳』
京都市下京区烏丸通塩小路下ル ジェイアール京都伊勢丹11階
公式HP http://www.wakuden.jp/ryotei/

タグ:京都和久傳
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京都散策ではお気入りの『十三や』、『鍵善』、『Ki-Yan Stuzio祇園本店』に!  [伝統美、日本の美]


京都での取材がすべて完了した後、お気に入りのスポット散策!
20日の午前中は少しどんよりした空模様でしたが


午後は気持ちの良い青空に! 
鴨川の流れもおだやか、観光日和


四条通りにある『鍵善』
中学生の時に、水上勉のエッセイで存在を知り、それ以来、同店のくづきりファンに!


私は黒蜜派、優しくて滑らか

つげ櫛の『十三や(じゅうさんや)』
IMG
十五夜の後に巡ってくる十三夜
今夜は十三夜、きれいな月です!


京都でのお気に入りのひとつが『十三や』
長年愛用しているつげ櫛は髪へのあたりがソフト
国産のつげ櫛は高価ですが、一生ものになるので、プレゼントにも使っています。


四条通りの同店は明治8年(1875年)創業、初代(治三吉)から数えて現在5代目が継承しています。櫛屋を意味する『十三や』
くしの「9」、「4」の数字を避ける意味で、9+4=13、これが屋号になっています。


櫛には魔を払う呪力もあるとか


さらに八坂神社方向に進むと、『二十三や(にじゅうさんや)』があります。
Fumiko(235)的には、23の数を見るとこころが和みます(笑)

IMG_6663.jpg
文政5年(1820年)創業
中国(唐の時代)から伝来していた櫛を扱っていたので、唐(とう)を10にして9+4を加えて「23」、『二十三や』の由来です。



上野池の端にある『十三や』は元文元年(1736年)、初代清八が開いた店舗
私は昨年初めて訪問しました。椿油でつげ櫛を手入れする時に使う両面ブラシを購入したのですが、とても便利。京都店にはなかったので、それも併せて質問したところ、「上野と京都は別系列」とのお答え、屋号が同じというだけのようです。

『じゅうさんや』 なの『とみや』なの
18日に、『十三や』のつげ櫛を愛用しているワイン誌の編集長と同乗したタクシーで、櫛の話をしていたところ、突然、運転手さんから、「“じゅうさんや”ではなく、“とみや”と呼ぶのが正しい」と言われ、ふたりとも唖然!
何度も訪問している店舗だけに、どうしても納得がいかず、京都散策日に直撃質問してきました。答えは、「じゅうさんや」で正解!
“十三や(とみや)”呼称は主に飲食で使うことが多いそうです。商売繁盛の“富(とみ)”に掛けている、とのお話でした。

「あなたがたに恥をかかせるようで悪いけど・・・」との言い方をしてきた初老の運転手
まぁ、ひとつ学習させていただきましたが、あのような物言いは!?
折しも、今日は十三夜、綺麗な月に免じて、忘れることにしましょう。

元気がでるキーヤンカラー

八坂神社のそばにある店舗
2階には販売用の製品のほかに木村英輝(キーヤン)さんの作品展示も。
彼の色使いが好きです!


元気をもらえそうなカラー


2014年10月、キーヤンの描いた青蓮院の蓮のふすま絵を見て釘付け状態、それ以来のファンです!


就学旅行の時期と重なり、駅やバスロータリーは凄い人の数
また、至る所にレンタル着物の女の子ラッシュ、その多さに驚きました!
明日22日は時代祭、10月後半はライトアップも増えてくるので、より観光客が増えそうですね。
短い滞在でしたが、息抜きできて良かったです!

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シャルル・エドシックのシリル・ブランシェフ・ド・カーヴが語るヴィンテージ&ブラン・デ・ミレネール [来日したワイン生産者&関係者]



シャルル・エドシックのシェフ・ド・カーヴ、シリル・ブラン氏が来日!
タイトなスケジュールを割いて7名のプレス&ソムリエとテイスティングセミナーをしました。

持続の精神を体現するシェフ・ド・カーヴ

似顔絵で描かれているのは歴代の4名のシェフ・ド・カーヴです。
上段が4代目(2015年から)シリル・ブラン氏
そこから時計回りに3代目(2011年から2014年)ティエリー・ロゼ、2代目(2002年から2011年)レジス・カミユ(現パイパー・エドシックのシェフ・ド・カーヴ)、初代(1976年から2002年)ダニエル・チボーの各氏

期待できる2018年ヴィンテージ
11日のセミナー時、「ちょうど2週間半前に収穫を終了し、最初のスティルワインをテイスティングし始めたばかりの段階です」とブラン氏。続けて、「2018年は歴史的なヴィンテージになることでしょう。どのエリアでも品質&数量ともに納得のいく出来になっています。ヴィンテージ、プレステージ・キュヴェともに造れますし、リザーヴワインとしてもキープできます」と語りました。
さらに「酸度は中程度から少し低め、豊かなフェノールに富んでいるので、シャルル・エドシックらしいヴィンテージと言えます。いつも聞かれる過去のどの年と似ているか、どの年と比較できるかという質問ですが、私的には1989年の豊かさと2002年の洗練さを持ち合わせていると思っています。答えは10年後にわかると思います」と。

2017年の収量を考えると、今年はダブルハーベストとも言えるので、シャンパーニュ地方のシェフ・ド・カーヴにはハッピーな年になっているようです。
今世紀は、「8」の付く2008年、2018年ともグレートヴィンテージ、覚えやすいです!


比較テイスティグに登場したヴィンテージについて
2006年は収穫日に差が出た年。収穫量は例年並み。酸は若干低め、果実味とボディは豊か。2005年は収穫はほぼ順調、自然糖度も良好、ピノ・ノワールよりシャルドネが健全生育。2004年は1990年や1982年を上回る記録的な収量年で、果実も健康、成熟度も、酸度も理想的な年。1995年は開花順調、夏は暑く、降雨も少なく、すべてが良好。アルコール度数は高く、酸度は例年並み、予想通りの成熟を見せた古典的な年。 
(出典:シャンパン/ガイアブック)

06年と05年の比較テイスティング
「対照的なヴィンテージ」とブラン氏
シャルル・エドシックに就任した2015年に、ちょうど2005年のブリュット・ヴィンテージがリリースされたばかりだった由。その折、「できれば2006年を先に出すべきだったのでは」と提言したというブラン氏。そのアドバイスの正しさを証明したテイスティングになりました。

第1フライトはブリュット・ヴィンテージ
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左が2006年、右が2005年、正反対の個性なのでTPOに応じて!

■2006年はローストしたナッツやアプリコットを連想させるシャンパン。熟成も程よい段階にまで進んでいて、今飲んで美味、香りは開いていて親しみやすく、優しい酸がなんとも魅力、 これから数年間は楽しめる。
■2005年はゴールデンカラーで、フェノール類も多く、より熟成感が出ていて、一本芯が通ったミネラル感も。「飲み始めるのはあと数年待ってから。その後長い熟成も可能」とブラン氏。
■データ
2006年:ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%、ドザージュ10g/L
2005年:ピノ・ノワール59%、シャルドネ41%、ドザージュ10g/L
ともに9年間澱とともに熟成させ、デゴルジュマン後に1年熟成。

私的感想:2006年はとにかくチャーミング、フェミニンな印象。飲んで美味しさが伝わる1本。好感度の高いアイテムで、優しい酸が飲み手を大いに癒してくれます。
私の好みは2005年。熟成感があり、ミネラル豊か、層になって広がる旨味、ポテンシャルがあります。
例えとして・・・プロポーズの時に用意するなら、2006年がおすすめ! 
気持ちを和やかにしてくれる味わいなので、相手は「No」とは言わないはず。
同じ部屋に結婚式を控えたハッピーな殿方がいらしたので、彼は何のシャンパンを用意したのかなぁ~なんて考えながら思いついた例えです(笑)

第2フライトはロゼ
ロゼ・シャンパンの権威として知られていたブラン氏は、赴任後、上司にロゼのリリースについて、「2005年より2006年を先に出すべき」と提言しました。2005年を試飲した時、厳格でシャイな印象だったのでリリースするのはまだ早いと感じたからです。一方の2006は開いていてフレンドリーでした。結果、意見が聞き入れられ、2006年が先に市場に出ることに。これはシャルル・エドシック開始以来の出来事で、今までの伝統が破られた瞬間になったとのこと。
ちなみにロゼに使う赤ワインは最初の2日間は8~10度でコールドマセレーションを行い、酵母を添加して発酵させるときは18度で、20度超えないようにしているそうです。

2006年はフェミニン

2006年は過去のヴィンテージで言うと「リッチな1998年に類似しています」とブラン氏
開いていて、わかりやすく、フルーティで、熟成のニュアンスも。
2006年:ピノ・ノワール66%、シャルドネ34%、赤ワイン10%添加

2005年はマスキュラン

2005年は「複雑さがある1979年に似ています」とブラン氏。
豊潤で肉感的、口中では強い存在感、フェノールが豊かなヴィンテージ
「赤ワインをサービスしようか、ロゼ・シャンパンをサービスしようか、迷った時に、2005年のようなタイプを選ぶと間違いない」とブラン氏。
2005年:ピノ・ノワール73%、シャルドネ27%、赤ワイン8%添加
赤ワインの比率に関してブラン氏は「凝縮感があったので8%以上添加できませんでした。10%だと強すぎる」とコメント

私的感想:ロゼに関しては2015年のしっかりとした味わいより、2016年のエレガントなスタイルが好み。ただ、2015年には底力があるので、毎年定点観測していくとその実力がわかって興味深いものになると感じました。赤ワインは2016年より2%控めながら、口中の豊かなテクスチュアは印象的!

ロゼの色決めは黒いグラスを使って
ブラン:視覚の影響を受けないようにすることと味覚で判断することが大事です。そのために黒いグラスを使っています。トライアングルブラインドテイスティングと呼ばれるもので、3つのグラスを使い、そのなかの2種類は同じワインにして行うやり方です。

ヴ-ヴ・クリコにいた時に考えた方法で、ヴーヴでは銘醸畑クロ・コランから造られた赤ワインは他の畑のものより色が濃いので、色を見ただけですぐにわかります。それで黒グラスを使うようになりました。その時のやり方を応用しています。

ロゼに使う赤ワイン造りで大事なこと
ブラン:シャンパーニュのアイデンティティーであるチョークのニュアンスやミネラル感を備えているべきだと考えています。ポイントは ぶどうの熟度だと思うので、潜在アルコール度数が11~11.5%であることが大事です。ぶどうが熟し過ぎてしまうと、そのような部分がなくなってしまいます。地球温暖化とともにぶどうをより熟させるという誘惑にかられることがあるかも知れませんが、我々はブルゴーニュではないので、ブルゴーニュ以下の熟度であることが必要です。それがシャンパーニュのアイデンティティーと考えています。
今、現実問題として危惧しているのが、シャンパーニュの新しい生産者のなかに、地球温暖化のことは知っていても、シャンパーニュのアイデンティティーが何かを知らない人たちがいることです。それにより、ぶどうが過熟する方向に進んでしまう危険性を感じています。


第3フライトはブラン・ド・ブランの逸品ブラン・デ・ミレネール
ブラン・デ・ミレネールはダニエル・チボー氏のコンセプトによって誕生したアイテムで“テロワール”を重視しています。生産本数は通常6万~7万本。リリースしたのは初ヴィンテージの83年、85年、90年、95年、そして2004年の5回だけ。


2015年11月撮影
2回目にリリースされたのが1985年、旨味と複雑味と長い余韻、素晴らしい体験でした!

ぶどう品種はシャルドネ100%、クラマン、アヴィーズ、オジェ、メニル・シュル・オジェ、ヴェルテュの5ヶ村を20%ずつ使用。
チボー氏は各村の個性を分析しており、その特徴については、「クラマン村が柑橘の香り、アヴィーズ村はエキゾチックでトロピカル、オジェ村はボディとフレッシュ感、ル・メニル・シュル・オジェ村はスモーキーさとミネラル、そして、ヴェルテュは花のような香りで、全体の繋ぎをする役目」と。製法はスタート時から一切変えていません。

最新ヴィンテージ2004年はチョーキー

繊細で木目の細かい気泡、レモン、フレッシュバター、アーモンド、中盤以降口中に残る酸の余韻


1995年ヴィンテージは豊潤

市場には流通していないヴィンテージ
チボー氏お気に入りのヴィンテージで通常より多めの生産。2004年より、さらに細かい気泡、泡はワインに溶け込みクリーミー、シームレス、蜂蜜、白コショウ、パン・デピス、果実のコンポート、凛としたスタイル

ブラン氏が興味深い話をしてくださいました。
「今春、セラーに保存していた1995年の最後のバッチ(管理する量の単位)をデゴルジュマンしました。その折、Mytikミティック※1を使い、Jettingジェッティング※2を施しました。将来どこかで、1995年ヴィンテージが出てくるかも知れません」と。楽しみです!

※1TCA(ブショネの原因となるトリクロロアニソール)を100%除去したDIAMディアムのスパークリングワイン用コルク
※2シャンパーニュで近年導入し始めた「ジェッティング(噴射)」は、デゴルジュマンの時に、水と亜硫酸をごく少量(0.15マイクロリットル)噴霧することで、ヘッドスペースの空気を排出させる。これにより、酸素含有量の一貫性が保証され、亜硫酸添加の必要性も低減する。還元的な状態になるので熟成期間も長く保たれ、ボトル差もほとんどなくなる。元々ビール業界で長年行われてきた技法


左は2004年VTでミティック、右は1995年VTでナチュラルコルク
シャルル・エドシックでは2020年頃までをめどに全アイテムをミティックにする予定



画像は左からブリュット・ヴィンテージ2006、同2005、ロゼ・ヴィンテージ2006、同2005、ブラン・デ・ミレネール2004、同1995

“飲めばわかる、それがシャルル・エドシック”
2018年ヴィンテージがリリースされた時に、このフレーズが大いに活用されそうです!

11月6日にシャルル・エドシックを3年振りに訪問します。新装されたテイスティングルームでの試飲も楽しみですが、シリル・ブランシェフ・ド・カーブと再会をお約束できたことが嬉しいです!

■製品のお問い合わせは輸入代理店日本リカー(株) ℡03-5643-9770

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エクスペリエンス・ナパ・ヴァレーENV2018 同行取材リポート <その2> [エクスペリエンス・ナパ・ヴァレー2018]

エクスペリエンス・ナパ・ヴァレー2018の2日目の報告
Duckhorn 3 Palms Vineyard ぶどう畑ツアー


ナパ・ヴァレーのメルロを世に知らしめたダックホーン・ヴィンヤーズは1976年、ダン・ダックホーンとマーガレット・ダックホーンが設立しました。四半世紀にわたり、ボルドー品種の生産者として地位を確立してきましたが、2017年にはピノ・ノワールで一世を風靡したカレラ、今年の7月にはソノマにあるピノ・ノワールの造り手コスタ・ブラウンを買収、新たな広がりを見せています。

銘醸畑スリー・パームス・ヴィンヤード

photo by Masatoshi UENAKA
3本のヤシを背景にメンバー全員で記念ショット


記念にいただいたロゴ入りグラス


ふるまってくださったワインはメルロ スリー・パームス・ヴィンヤードの2015VT
2014年VTは昨年『ワイン・スペクテーター誌』のTOP100の第1位に選ばれています!


畝ごとに品種、植樹年、台木等の記載が



土壌の構成、台木による根の伸び方の違い等を観察

畑で説明を受けている間(15時前後)、ダッチヘンリーキャニオンからの風が吹き込んでいました。ICレコーダーの録音が聞き取りにくいほどの風の勢いで、身体より機器のほうが敏感に風力を感じ取っていました。毎日同じ時間に吹いてくるので、これがぶどうを守る大事な要素になっています。


 
アメリカ市場では、この4年間で、プレミアムクラスのメルロが伸びているそうです。
「カベルネ・ソーヴィニヨンがダントツですが、メルロが躍進していてレストランでもオンリストされています」とダックホーンのトレード・リレーションズ&エデュケーション・マネージャーのケイ・マラスケさん(画像左

折角の機会だったので、映画がらみの質問をさせていただきました。
「2004年に公開(日本は2005年)された映画『サイドウェイ』では、主人公がメルロ品種を酷評していましたが、ダックホーンでは映画の影響を受けましたか?」と。
「あの映画以降、市場ではメルロの消費がダウンしました。メルロにそれほど力を入れていなかったワイナリーは植え替えを余儀なくされました。弊社では特に大きな影響は受けていません。あのような出来事があったからこそ生き延びてこれたのだと思っています。メルロに特化することで、秀逸なメルロを造るワイナリーとして認知されています。その結果として、昨年はWS誌ベスト100の第1位に選ばれました。それと・・・今の若い人たちは14年前の映画のことは知らないと思いますよ」とケイさん。自信に満ちたお言葉!


イノベーションとテクノロージー Keever Vineyards

ヨーントヴィルのヒルサイド、標高300フィート(約92m)に位置する『キーヴァー・ヴィンヤーズ』はボーダフォンアジアの元CEOウィリアム・キーヴァーさん(中央)が興した極小規模ワイナリー。左隣は案内役をしてくださったご子息のジェーソン・キーヴァーさん、右隣は奥さま



訪問のテーマは“イノベーションとテクノロジー”
以前牧場だった場所を購入して、2000年にぶどう樹を植樹。2005年に山の一部を掘り起こし、2006年にカーブが完成。醸造施設も同年から稼働、重力を使ったグラビティー・フローで、年間約24,000本を生産しています。



ヴィンヤード・マネージャーはグレース・ファミリーやスクリーミング・イーグル等の超著名ワイナリーにぶどうを供給をしていたジム・バーバーさん。ワインメーカーはハーバーさんと交流があったセリア・ウェルチ女史(2002年から同ワイナリーに就任)、新カルトワイン『スケアクロウ』の醸造家として知られています。
『スケアクロウ』は2011年2月のワインオークションで、史上最高額で落札され、2014年にはさらに落札額が更新され、新カルトワインとして大ブレークしました。同時にウェルチさんの名も知れ渡りました。

スケアクロウのオーナー、ブレッド・ロペス&ミミ・デブラシオご夫妻が2014年に来日した折、インタビューさせていただきました。ロペスさんはウェルチ女史について、「感性、直観力、洞察力、判断力のある女性です。自分がワインメーカーであるということを前面に出してくるような人ではないところも魅力です。何より人間性があります」と語っていました。


4台の光学式カメラが付いた選果台、1時間に2トンのぶどうをチェック


メイン品種のカベルネ・ソーヴィニヨンには5つのクローンを使用
「クローン7には台木101-14、337には101-14、そしてENTAV191、同341、同33には110Rを使うことでより根が深く伸びます」とジェーソンさん


フラッグシップのカベルネ・ソーヴィニヨン2014
深みのあるガーネット、ブラックベリー、プラム、甘草、ミント、タンニンの木目は細かく、口中でヴァニラ、モカ、重厚さと繊細さが同居!


Panel discussoin and tasting パネルディスカッション&テイスティング
マット・スタンプMSをモデレーターにして、6名のパネリストと共に6種の異なるAVAのカベルネ・ソーヴィニヨン(5)&カベルネ・フラン(1)を試飲。ナパヴァレーのテロワール、AVAがもたらすワインのスタイル等を学習


(左から)
トレフェセン・ファミリー・ヴィンヤーズのジョン・ルエルCEO、イタリックス・ワイングロワーズのテイラー・マーチン マネージング・パートナー、ホワイトホール・レーンのジェイソン・モールトン ワインメーカー、マット・スタンプMS、ガリカのローズマリー・ケークブレッドオーナー&ワインメーカー、アキュメンのヘンリック・ポウルセン ワインメーキングデイレクター、ヘス・コレクション・ワイナリーのデイヴ・ガフィーワインメーカー


すべてのワインは2014年ヴィンテージ
選択理由についてスタンプMSは「現行VTであり、個人的に好きなVTだから」とコメント


ナパ・ヴァレーのAVA

ナパ・ヴァレーはサンフランシスコまで77km、太平洋まで58km、北に行くほど暖かく、標高が高いほど日照が長い。毎朝の霧(標高180~300m辺りまで)とサンパブロ湾からの涼風の影響大。大まかに言って山のエリアは斜面に張りつく表土の浅い岩まじりの土壌で、ぶどうは小粒で凝縮感がある。ワインのスタイルは複雑なアロマとしっかりしたタンニンが特徴。段丘(べンチ)エリアは岩まじりで水はけの良い土壌、ワインのスタイルは果実味が豊かで、山のエリアほどタンニンの存在感はない。ヴァレーフロアはナパ・ヴァレーの川岸に堆積したシルトや粘土の土壌で、ワインのスタイルはフレッシュな酸と豊かな果実味。


(左から順に)
#1:トレフェセン・ファミリー・ヴィンヤーズ CS オークノール地区 
今年創業50周年を迎えた家族経営のワイナリー。AVAのなかでは冷涼な産地、ぶどうはすべて自社畑のもので、「灌漑の量を減らし、収量を減らすことで質の良いぶどうを造る」とルエルCEO。ワインはフラワリーでプラムやブラックベリーのニュアンス、果実本来の豊かさ、程良いタンニン、冷涼エリアならではの酸に由来するフレッシュ感

#2:イタリックス ワイングロワーズ エステイトCS クームスヴィル
日本未入荷のワイン
パネラーのテーラー・マーティンさんはテキサス出身で農業に従事、クームスヴィルの可能性を信じて家族でナパに移住。若いワイナリーなので供出ワインも2年目のVT。ワインは自社畑の1990年代のぶどう樹と2008年に植樹したぶどう樹からとれたものブレンド

クームスヴィルについて
2012年に認可された一番新しいAVA。認可前までは知名度が低かった。火山の爆発で地殻変化が起き、それによって水流が遮られた。250m前後の場所に火山灰がつもり、サンパブロ湾からの風によりダストが流れ込み、標高の異なる丘のような地形が生まれた。サンパブロ湾からの風の影響を受ける冷涼な産地。
「AVAの認可が出なかったのは水に恵まれず、火山灰の影響が多すぎてぶどう栽培にマイナスと思われていたからで、近年の動き・・・クームスヴィルがボルドーブレンドに適した可能性があるということと、テクノロジーの進化により、水の供給ができるようになったことから、認可に至りました」とマーティンさん

#3:ホワイトホール・レーン CS ナパ・ヴァレー
ぶどう畑はラザフォードとセントヘレナの境目にあり、2つのプレートがぶつかり合ったことで、異なる土壌が形成された。ラザフォードにある畑は小石まじりの粘土質ローム層で、セントヘレナにある2つの畑のうちのひとつはラザフォードと同じ小石まじりの粘土質ローム土壌で、他方の畑は小石まじりの砂質土壌。
CS100%で、27ヶ月樽熟(65%仏産オークの新樽)、 「最初に口に含んだ時からミッドパレット、余韻までアロマやフレーバー、すべてにおいてバランスが取れているワインが理想」とモールトンさん

#4:ガリカ CF オークヴィル
当日のマイベスト。願わくば、ローズマリーさんのCSを体験したかったです。
赤系果実、土壌由来の清涼感、ナパの秀逸な女性メーカーが造るエレガントなCF!
ローズマリーさんはスポッツウッドのワインメーカーとして活躍の後、直近の12年間は自身のブランド『ガリカ』でワイン造りに専念。「カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブランの自然交配によって誕生したのがカベルネ・ソーヴィニヨンなので、ここでは親であるカベルネ・フランにフォーカスするのも面白いのでは」と。

オークヴィルのAVAはマヤカマス山脈からヴァレーフロアを通り、ヴァカ山脈までの東西にわたる広範囲なエリア。基本的にCS、CF、SBを栽培。CFは晩熟で収穫はCSが終ってから。300Lの樽で約18ヶ月熟成。CFはフローラルな香りが特徴、ヴァカ山脈の標高450mで栽培しているCFで、土壌は茶色を帯びた火山灰土壌。保水性に富んだ土壌はCFとの相性が良い。
子供の頃、調布のアメリカンスクールに通っていたというローズマリーさん。日本語は懐かしい響きだったようです。

#5:アキュメン・ピーク CS アトラスピーク
日本未入荷のワイン
標高は450~700m、霧は300m以上には届かないので、霧の上にある畑のぶどうは日照を浴び続け、果皮は厚い。「タンニンは果皮と種から抽出されるので、収穫時期を見極めないとタンニンが出過ぎてしまう」とポウルセンさん。日照には恵まれるが、風が吹き抜ける環境なので、気温はそれほど高くならない。ゆえに、ぶどうはゆっくりと熟す。
ナパワインの3%だけが、標高300m以上のエリアから生産されている。土壌は65%以上が岩で構成されている。雨が降っても岩が多いので、水はけは良い。アトラスピークのワインの特徴はpHの低さ。

#6:ザ・ヘス・コレクション ザ・ライオン CS マウント・ヴィーダー
マウント・ヴィーダーは85%が自然のままの状態で残っているエリアで、多様性に富んでいる。標高は約182~730mなので、水の確保が難しい、雨水を貯水した池を造り、水源を確保。土壌は粘土ローム層で、水ハケが良い。マウント・ヴィーダーはナパヴァレー全体のわずか1%の生産量。ヘス・コレクションのトップ・レンジ『ザ・ライオン』は82%CS、17%マルベック、1%PVのブレンド、仏産オークで22ヵ月熟成(新樽65%)、
黒系果実や甘草、ダークチョコ、タンニンの存在感もあり、6アイテムのテイスティングの最後に相応しい重厚さを備えたナパのカベルネでした!



Featuring white wines 白ワインに注目

1977年、創始者ピーター・ニュートンはセントヘレナの西に位置するスプリング・マウンテンの斜面の土地約260㌶を購入して『ニュートン・ヴィンヤード』を設立し、自然と一体となったワイン造りをしています。



中国人の奥さまは、日本への造詣が深く、庭園には赤い鳥居も!
映画『ブラック・レイン』には、この鳥居が出てきます。また、ワイナリーや赤ワインの『パズル』は映画『サイドウェイズ(日本版)』に登場しました。


ウェルカム・ドリンクは『ニュートンアンフィルタード シャルドネ2015』


日差しに映えて輝くシャルドネ!
ニュートンはカリフォルニアのアンフィルタードワインの第一人者


この日のテーマは白ワイン。参加ワイナリーのサン・スペリー(ラザフォード)のソーヴィニヨン・ブラン、Y.ルソー・ワインズ(クームスヴィル)のシャルドネ、ケネフィック・ランチ(カリストガ)のローヌ・ブレンドにフォーカスしました。


ホストはニュートンのジャン・バティスト・リヴェールエステートディレクター


シャネルが所有する『サン・スペリー エステート&ワイナリー』
エマ・スワンCEOは、「ワインは自社畑のぶどうのみを使い、ナパ・グリーン(環境保護プログラム)の認証も受けています」とコメント



ピーチのソテーにマーシュ(ハーブ)、ヘーゼルナッツ、ブッラータチーズを添えた前菜&サン・スペリー『ダラーハイド・ソーヴィニヨン・ブラン2015』とのマリアージュ。パッションフルーツやグレープフルーツの香り、爽快感、樽由来の安定感、旨味があり、食材とワインの各要素がバランスよく調和していました。

日本未入荷のY.ルソーは『三銃士』にちなんだラベル


左がランチに供出された『Milady ミレディ、クームスヴィル2016』、右(参考)はタナ種主体のら『Musketeer』
ミレディというネーミングと絵柄を見て、「あれ?!」と思い、サイトで他のボトルをチェックしたところ、銃士や太陽王(ルイ14世)の名が付いたワインがありました。余談ですが、2001年のアメリカ映画『ヤング・ブラッド』の原題は、タナ種を使ったワイン名と同じMusketeer(マスケット銃士)。映画もアレクサンドル・デュマの三銃士を基にした冒険活劇でした。
オーナー兼ワインメーカーのヤニック・ルソーさんはフランス出身なので、母国とナパの個性を反映させたワイン造りをしていますが、三銃士に絡むラベルから母国愛が伝わってきます。

『ミレディ』は奥さまお気に入りのワインとのこと。クームスヴィルはカーネロスに次いで涼しいエリアで、シングルヴィンヤードのぶどうは樹齢50年。樹が古いので灌漑の必要はなく、根はかなり深くまで伸びています。ワインは11ヶ月熟成(新樽率17%)、ノン・フィルター、ノン・マロ、トロピカルフルーツや洋梨、ジャスミンのニュアンス。謎を秘めたミレディのように一面だけではない要素を備えたワイン!



ケネフィック・ランチの2代目クリス・ケネフィックさん
1970年、神経外科医だった父親トム・ケネフィック博士がナパヴァレーを初訪問。この地に魅せられ、1978年にぶどう畑を開墾し、収穫したぶどうを販売。90%以上をナパのトップワイナリーに売っていたが、2002年に満を持してファミリー名を付けたワインを生産。年間3000ケース。50㌶強の自社畑にはボルドー品種(CS、CF、ME、PV、マルベック、SB)とローヌ系品種(グルナッシュ・ブラン、ヴィオニエ、マルサンヌ)を植樹。

登場したワインはローヌブレンドの『2015ピケット・ロード ホワイト、カリストガ』、カリストガはナパの南に位置する温かなエリア。自社畑のぶどう100%で、グルナッシュ・ブラン、ヴィオニエ、マルサンヌの混醸。2006年が初リリース。数年使用したフレンチオークで7ヶ月熟成、出しゃばらず、料理に寄り添うタイプ


特別の日の特別なワインということで1986年の3Lボトル登場



30年以上の熟成を経たシャルドネは黄金色に輝き、蜂蜜や砂糖漬けの果実、ヘーゼルナッツ、白コショウ、ミネラル感、層になって広がる味わいの複雑味と長い余韻、大容量ボトルでの熟成からくる若さも魅力


「ニュートンの原点となるワインです」とワインメーカーのアルベルト・ブランチさん


意外な品種を楽しむディナー@Favia ファヴィア

(左から)アレハンドロ・ブルゴローニ・エステートのマシュー・サンズアシスタントワインメーカー、ファヴィアのアンディ&アニー夫妻、マサイアソンのスティーヴ・マサイアソン ワインメーカー


ローヌ系の白品種に使っているという卵型のコンクリートタンク
バイ・ザ・グラス優秀店のメンバーが記念のサイン!


歴史を感じさせるエントランス
ウェルカム・ワインはファヴィアのSB



2003年にアンディ&アニー・ファヴィア夫妻が興したワイナリー『ファヴィア・エリクソン・ワイングロワーズ』
アンディさんはフランスで国際政治学を学んでいた折、ワインと食の融合に目覚め、帰国後、UCディヴスに入学。醸造学を履修し、ワイン界に参入します。アニーさんは大学卒業後、ニュートン・ヴィンヤードで醸造のキャリアを積み、栽培を学ぶために大学に再入学して学士号を取得。2003年にふたりは自らのブランド、ファヴィアを立ち上げ、“ソウルフルなワイン造り”を哲学をモットーにして、今に至っています。



ローストしたアーモンドやスパイシーなナッツが入った一皿、シソや黒ゴマなどの和食材がアクセントに。リボッラ・ジャッラのミネラル感、ヘーゼルナッツや白コショウが料理の隠れた要素と相乗してナイス!



マサイアソンのリボッラ・ジャッラはイタリアのフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州と隣接するスロべニアに共通する土着品種リボッラ・ジャッラ100%のオレンジワイン。ぶどうは全房のまま、開放型のステンレスタンクで発酵させ、その後、プレスして、旧樽で20ヶ月熟成、生産本数3792本



日本未入荷のアレハンドロ・ブルゴローニのカベルネ・ソーヴィニヨン2015
ラベルの質感は上等、ボトルは超重量級、ワインは濃厚で重厚。ワインメーカーはフィリップ・メルカ&コンサルタントはミシェル・ロランで、ともにロバート・パーカーJr好みの方々。オーナーのアレハンドロ・ブルゴローニさんは弁護士で起業家とのこと。ディナーのメインは上質なラムでしたが、ワインのパワーに押され気味


デザートはスフレスタイルのチーズケーキでアプリコットジャム添え
ここでは意外な品種としてセミヨンのオレンジワイン登場!



ナパで密かなブームになっているのがセミヨン品種!
7年間樽熟させた『ルーム』はシェリーのアモンティリャードやオロロソを彷彿とさせる香り。樽由来の甘さもあり、中盤以降、酸のニュアンスも。テーマだった“予想外の品種”の〆にふさわしく、ふわふわ感のあるチーズケーキ(脂分と甘味)とアンズ(甘味と酸味)の組合わせが、予想外に面白いマリア―ジュになりました。
「クレージーなソムリエが来たら開けようと思っていた」とアンディさん
参加メンバーのなかにビンゴのソムリエがいたようで(笑) そのお陰で、私たちは数量限定の1回限りのスペシャルワインを味見することができました。
ありがとうございました!


なが~い報告になりましたが、2日目が終りました。
それでは、3日目に向けて移動しますね!


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【お願い】塩尻のメルロー収穫ボランティア緊急募集中!! [インフォメーション]

緊急募集!メルロー収穫ボランティア
今週は長野県小諸市の『マンズワイン小諸ワイナリー』と9月にオープンした長野県塩尻市の『シャトー・メルシャン桔梗ヶ原ワイナリー』にお邪魔してきました。
2018年は後半雨が多かったので、栽培面ではそれなりの苦労があったようですが、畑のぶどうたちはとてもきれいでした。

今日は、メルロー収穫のボランティア募集のお願いです!
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Domaine KOSEIの畑とメルロー品種

来年、長野県塩尻市片丘に、待望のDomaine KOSEIが完成します。
現在、農地を借りてメルローを栽培しています。
明日6日から8日まで、メルローの収穫があり、今、ボランティアでお手伝いして下さる方を探しています!
『Domaine KOSEI』はグループレゾンの関連会社で、取締役社長は私が尊敬する味村興成さん。元メルシャンの醸造責任者で、桔梗ヶ原地区のメルローを世界のトップレベルまで押し上げた功労者、故麻井宇介先生の一番の愛弟子です。

味村社長からのお願い事項をまとめます。
収穫作業の詳細
■集合場所は、基本、事務所(長野県塩尻市片丘7922-1)です。
朝8時半に集合できる方は事務所に。
この時間以外は畑に出ているので、圃場近くの「北熊井郵便局」に来てください。
携帯電話(080-5826-7922)を受け次第、すぐに迎えにいきます。


■塩尻駅着「特急あずさ」の以下の時間なら、駅まで迎えにいきます。
新宿発7:00→塩尻着9:32
※10/6のみ臨時列車あり 新宿発6:30→9:28

■近県の方でしたら、是非、お車でいらして下さい。
■塩尻のホテルはネット上、空室がありませんが、塩尻駅徒歩5分のところにある旅館なら、まだ数部屋押さえてあります。1泊4500円(個室・朝食付き)

昼食、お茶はご提供します。
まだ、無収入の会社なので、申し訳ありませんが、報酬・宿泊費(泊まる場合)、交通費は出せません。
作業時間は4時間から6時間くらいですが、送迎すると往復1時間くらいかかるので、できるだけ多くの時間であれば嬉しいです。以上


信州桔梗ヶ原ワインバレーのメルローの収穫を体験したいと思うワインラバーさんがいらっしゃいましたら、この連休、ご都合につく日で構いません。銘醸ワインの造り手、味村興成さんのためのボランティアをお願いできたらと思っています。急な話で申し訳ありません。ご検討いただけましたら幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

タグ:Domaine KOSEI
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春講座最終回はル・メニルのきら星メゾン『ピエール・ぺテルス』にフォーカス! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

春講座(4月から9月)の〆で取り上げたのはピエール・ぺテルス!!
シャルドネの聖地コート・デ・ブランの中心部に位置するル・メニル・シュル・オジェ村にあり、6世代にわたってペテルス家によって引き継がれているメゾンです。

ロドルフ・ペテルスさんが当主になったのは2007年。エノロジスト・ワインメーカーとして活躍しているペテルスさんは国内だけでなく、海外からも高い評価を受けています。
2012年の来日時、初めてお目にかかりました。その直後、シャンパン講座@昭和女子大カレッジでフォーカス。昨年の11月に来日なさった時は時間が合わず、セミナーに参加できませんでしたが、この数年間で、“気になる”新顔が登場していました。

7月のnakato泡試飲会で一飲惚れした『ウブリエ ブラン・ド・ブラン』


キュヴェ レゼルヴ ウブリエ ブラン・ド・ブラン』がそれです。
シャルドネ100%、ドザージュ4.5g/L、畑はル・メニル・シュル・オジェ、オジェ、アヴィズ、クラマン等、グラン・クリュの56区画。世界のトップレストラン向けに生産した特別なキュヴェで、1988年からソレラ方式(1988年から毎年新しいワインが継ぎ足されていますので、20年以上にわたるワインが入っています)で保存しているリザーヴワイン100%のシャンパン。保存はステンレスタンク、セメントタンク、オークの大樽(フードル)の3容器で行っています。7月のnakato泡試飲会で体験し強く惹かれました!


天使の羽根をイメージさせる可愛いミュズレ!

講座では2アイテムずつ利き比べ

発酵・熟成の容器の違い(樽、ステンレス)、糖分添加の違い(ドザージュ有無・)、MLFの有・無、リザーヴワインの保存容器等を探究


第1フライトは樽発酵・樽熟成のアルフレッド・グラシアン

メゾンの特徴
62%がGC&PC畑、樽発酵・樽熟成、非MLF(ノン・マロ)、ヴァン・ド・レゼルヴの比率は少な目、保管はステンレスタンク、1997年からソレラ方式を導入

#1:アルフレッド・グラシアン ブリュット
生産者:アルフレッド・グラシアン(NM)
ぶどう品種:シャルドネ46%、ムニエ30%、PN24%(約30村のぶどうをブレンド)
ドザージュ:10~11g/L / ヴァン・ド・レゼルヴ 約15%
価格:7,500円
#2:アルフレッド・グラシアン ブリュット・ナチュール
生産者:アルフレッド・グラシアン(NM)
ぶどう品種:シャルドネ46 % ムニエ30% PN24%(約30村のぶどうをブレンド)
ドザージュ:0g/L / ヴァン・ド・レゼルヴ 約15%
価格:7,700円


左が第1フライト           右が第2フライト


第2フライトはピエール・ペテルス

メゾンの特徴
1930年、現当主の祖父ピエール・ペテルスが、ル・メニルの卓越したクリュ『レ・シェティヨン』畑を購入。全部で2.5haで3区画。自社畑は18haで、9割がGCでル・メニル・シュル・オジェ、オジェ、アヴィーズ、クラマンに位置しています。MLFは60~80%、年によって異なります。

マサル・セレクション(畑から優秀な株を複数選び、穂木を取って苗を作り、もとの畑に戻す方法)を導入。これを行うには、クローン苗を使っていない畑を選ばなければなりません。超50年の樹齢のぶどう樹であれば、様様な株が混在しているので、樹にウイルスがいないことを確認して苗を作ることができます。ペテルスでは65%がマサル・セレクション。レ・シェテイヨンの区画は100%、樹齢は47年~70年。マサル・セレクションを行っているのはシャンパーニュ地方全体の10%以下。


#3:キュヴェ エキストラ・ブリュット ブラン・ド・ブランGC
生産者:ピエール・ペテルス(RM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:2g/L
価格: 7,500円
#4:キュヴェ レセルヴ ウブリエ ブラン・ド・ブランGC
生産者:ピエール・ペテルス(RM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:4.5g/L
価格: 12,000円

第3フライトは2010年ヴィンテージ比較



#5:キュヴェ ミレジメ レスプリ ブラン・ド・ブランGC 2010
生産者:ピエール・ペテルス(RM)
ぶどう品種:CH100%(グラン・クリュのなかの最優良畑のぶどうのみ使用)
ドザージュ:3.5~5.0g/L
価格: 11,000円
#6:キュヴェ スペシャル レ・シェティヨン ブリュット ブラン・ド・ブランGC 2010
生産者:ピエール・ペテルス(RM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:3g/L
価格:18,000円
レ・シェティヨンは表土がほとんどなく、すぐに石灰質土壌が広がっています。西から冷たい雨や風が吹き込んできても、3区画は南東向きなので地形的に守られている由。代々引き継がれてきた知識とマサル・セレクションによって増やした45種以上のシャルドネがあり、それらが複雑味のあるシャンパンを生み出しています。


供出した6アイテム
最右のレ・シェティヨンのコルクの締まり具合、とても良い感じでした。
開けた瞬間、甘いクリームの香りが広がって、うっとり


ここで面白い情報を
Pont des Arts(ポン・デ・ザール)とペテルスのコラボレーション


(C) Pont des Arts
ティボー・ポンテリエ、ロドルフ・ペテルス当主、アルチュール・ド・ビルパン

ウブリエを試飲していて、はたと気付いたことがあります。
2年前、ピーロート・ジャパンの招聘で、ポン・デ・ザールの共同代表であるティボー・ポンタリエさんが来日しました。ポン・デ・ザールとは、食とアートの融合をコンセプトにした組織で、シャトー・マルゴーの総支配人だったポール・ポンタリエさんの息子ティボー・ポンタリエさんと元フランス首相ドミニク・ド・ビルパンの息子アルチュール・ド・ビルパンさんが興した会社です。

初対面で私はティボーさんに「シャンパンの伝道師です」と自己紹介しました。
その時、「まだ内密ですが」という前置きで、「近々シャンパンをリリースする予定です。何年にもわたるヴィンテージから成るものです」という話を聞かせてくれました。「どこのメゾンですか?」と質問したところ、「コート・デ・ブランにあるピエール・ペテルスです」との答えが返ってきました。

ティボーさんが見せてくれた“タコ”のラベル

(C) Pont des Arts

ティボーさんが「ラベルの画像があるので、お見せしましょう」と言って携帯にあった絵柄を見せてくれました。シャンパンのエレガントなイメージとはちょっと異なり、少し違和感のある印象でした。ポン・デ・ザールでは、すべてのワインをアーティストに依頼しています。この作者はスペイン・マヨルカ島出身のミケロ・バルセロさんで、直近ではシャトー・ムートン・ロートシルト2012のラベルを描いています。

講座終了後、google検索をしていて、引っかかったのがこのサイトです。

サイト内には、タコは8つの手足を持つので、シャンパーニュで認可されているぶどう品種(シャルドネ、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、アルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ノワール、ムニエ、ピノ・ノワール・プレコス)を隠喩(あるものを別のものに例える語法)したものと・・・でも、でも、ピノ・ノワール・プレコス(Pinot Noir Précoce)はシノニムなので、シャンパーニュで認められている品種ではありません。現在の既定品種は「7」つだけ、ゆえに、ここだけ残念! タコでなかった方が良かったかも。

ウブリエはポン・デ・ザールでは『Réserve Privée Blanc de Blancs』名でリリースされているようです。
This Réserve Perpétuelle Blancs de Blancs consists exclusively of Chardonnay from Grand Cru villages of Champagne. A seamless cuvée of more than 20 vintages
との記述があるので間違いないと思います。

フルーティでフローラル、香りは柑橘系果実、ストーンフルーツ、ヘーゼルナッツ、アカシア、サフラン、味覚はグレープフルーツやスモモ、ミックススパイス、燻したアーモンド、 クリーミーでしなやか、ミネラル感があり、バランスが良く、複雑さと優雅さを感じます。
ピエール・ペテルスのシャンパンの酒質は本当に素晴らしいです!!

アルフレッド・グラシアン&ピエール・ペテルスに関するお問い合わせは
(株)nakato ワイン事業部 ℡:03-3405-4222
ワインリストは>>>http://nakato.jp/wine

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J・ハリディが高評価した豪州MIKE PRESS WINESの醸造家と新オーナー来日! [来日したワイン生産者&関係者]

私はこのワイナリーに5つ星の評価を与えた。自社畑で生産したワインを、この価格帯で提供できる生産者はほかにいない。   ジェームズ・ハリディ

新オーナーはボブ・ハリス & 松岡ハリス佑子さん

初来日したマイク & ジュディ・プレス夫妻(右側のおふたり)と新オーナーのボブ・ハリス & 松岡ハリス佑子さん

良質なワインは良質な畑から生まれる、また良質な畑は世話をすることでより良くなる
マイクさんは、ペンフォールズでグランジを生み出したマックス・シューベルトのもとで醸造経験を積み、その後、セペルトに移動。ミルダラ・ブラスでは醸造責任者として活躍。
1998年、品質の良いぶどうを栽培して販売するためにマイク・プレス・ワインズを設立し、栽培に専念。ぶどうは当初、大手のワインメーカーに販売していましたが、リーマンショックでぶどうが売れなくなると、自らワインを造り、自らのラベルでの販売を開始。“良質なワインは良質な畑から生まれる、また良質な畑は世話をすることでより良くなる”との信念から、マイクさんは畑仕事から瓶詰めまで、醸造のあらゆる段階に関わっていました。

マイク・プレス・ワインズはアデレード・ヒルズに位置し、ケントン・ヴァレー・ヴィンヤードは約34㌶で、海抜500㍍、冷涼な気候。2/3が北斜面、1/3が南斜面。栽培面積は22.7㌶、品種はSB(2.03㌶)、CH(3.25㌶)、PN(4.06㌶)、ME(3.25㌶)、シラーズ(6.09㌶)、CS(4.06㌶)、今までの経験から経済面と安全性を考えて6品種をセレクトしたとのこと。生産量は2万ケース。

ワイナリー創業から20年が経過し、そろそろリタイアを考えようと思っていた時に、新オーナーとの出会いがあり、新たな人生を選択したマイクさん。マイク・プレス・ワインズで引き続き、醸造を担当しています。




私が試写会で観たのは唯一『ハリー・ポッターと秘密の部屋』だけですが・・・
松岡佑子さんは『ハリー・ポッター』シリーズの翻訳者としても良く知られています。


豪州の大御所が認めたワインはすべて1,800円

(右から左の順に)
#1:2017 Sauvignon Blanc   
北斜面で栽培しているSB、日当たりが良いので早く収穫できるとのこと。 フルーツ味を抑えたスタイル、ハーブや柑橘果実、香りは強すぎず、全体に控えめ、中盤から酸味の広がり
#2:2017 Chardonnay
フローラルさを生かしたスタイル、コストがかかるので樽は使用せずステンレスのみ。淡イエローカラー、メロンやリンゴ、ミネラル、生き生きした酸味、口当たりの良いワイン
#3:2017 Pinot Noir Rose
#4:2016 Pinot Noir
「ピノは好きな品種であり、クローン(777)を変えてから、品質がとても良くなりました。育てるのが難しい品種で、樹勢が強いので、しっかりと手を入れていかないといけない」とマイクさん。果実味、アーシーさ、スパイス、細やかなタンニン、1,000円台のピノとしてお薦め
#5:2016 Shiraz
樹齢90年のぶどう樹をカッティングして接木したシラーズ。「熟成にアメリカンオーク(古樽)は必要(フレンチオーク併用)。シラーは力強いのでオーク由来のヴァニラが合う。過熟させないことが大事」とマイクさん。1,800円で購入できる魅力的なシラーズ!
#6:2016 Merlot
樹齢20年、ワイナリー創業時、植樹したメルローは柔らかさのある味わい。J・ハリディは「マイク・プレスが栽培する4つの赤品種では、メルローが最もアデレード・ヒルズの気候に合っている」とコメント。ブラックベリーやストロベリー、スパイス、アメリカンオークとフレンチオークを併用
#7:2016 Cabernet Sauvignon
色調はガーネット、フレンチオークで16ヶ月熟成、カシス、ブラックオリーブ、タンニン滑らか、味わいしっかり
 

マイク・プレス・ワインズ × Weberグリルアカデミー × グラズマターズのコラボ


世界 No.1シェアのBBQグリルメーカー Weber(ウェ-バー)社が日本に進出してBBQに関する正しい知識と「焼くだけ」ではないBBQグリルの可能性を広く普及するために開設したのがグリルアカデミー。下準備からグリルのコツまで専属シェフに学びながら、食材を自分たちで料理し、ワインとともに楽しむ体験型ワークショップです。

ローカルフードを反映させるというコンセプトがあるので、当日はマイク・プレス・ワインズが本国に帰った時に、応用できるような料理が提案されました。我々も料理に挑戦しながらマリアージュを楽しみました。



ホイップしたゴートチーズと杉板スモークサーモンのミニオープンサンドウィッチ
「すべてのワインを試飲して料理を考えましたが、SBの酸がとても印象に残りました。そこで、酸を生かしながら、相性の良いシェーブルと梨を組み合わせ、(レバーグリルを使い杉板の香りを生かした)スモークサーモンにディルを添えています」と高瀬健マネージャー


脂で3時間程下ごしらえした鴨



松岡さんも鴨料理にトライ、Weber社が誇る蓋付のBBQグリル


蓋付だから美味しい
アメリカで本格的なBBQ文化が取り入れられたのは1952年のこと。
Weber社の先代の社長がBBQグリルを作るに至った経緯は・・・
海で使う金属製のブイを作る工場で働いていた時、12名の子供がいたので、妻の仕事を軽減させる意味で、(日本で普及しているような形の)BBQグリルを使い子供たちに食べさせていました。ところが子供たちからの味の評価は最低。ある日、海を見ていて、ブイを真っ二つに切り、蓋を使った器具のアイデアがひらめき、実現させることに。それがWeber社のグリルで、ブロック肉や大きな魚が焼けるのが特徴です。


新アイテムのロゼ


鴨のコンフィー、白菜と大根のオレンジ煮
3~4年前にプロヴァンスに行き、ロゼの印象が良かったので、ジュディさんから「ロゼも造って」とリクエストされて新規に加えたアイテム
「オーストラリアではグルナッシュを使うことが多いのですが、ピノ・ノワールはシャンパーニュの主要品種であり、色もきれいで、フレーバーも良く、自己主張しない点から選びました」とマイクさん


高瀬マネージャーがマグロの味付けを指導


山椒とハーブ風味のマグロのたたき、柑橘風味のオリエンタルソースかけ
シラーズのミント、ユーカリ、スパイス等のニュアンスがマグロの味わいと合って◎



Weberスタイル豚のチャーシュー、ポレンタケーキ添え × メルロー


この日のマイベストはシラーズ!

ヴィレッジ・セラーズが長年かかって開発したグラズマターズ

収納・保管、軽量で持ち運びにとても便利
好きな形に連結して使えますし、洗浄機にもそのまま入ります!


グラズマターズは現在、特許出願中。
ヴィレッジ・セラーズのリチャード・コーエン社長の会心の作です!


■製品についてのお問い合わせはヴィレッジ・セラーズ株式会社
℡0766-72-8680
http://www.village-cellars.co.jp
■Weberグリルアカデミー
https://www.weberpark.com/
■MIKE PRESS WINES
http://www.mikepresswines.com.au

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世界初のお披露目!! 宝石を纏ったパイパー・エドシックの『Rare Le Secret High Jewelry (レア ル・スクレ ハイジュエリー)』 [シャンパン]

Rare Le Secret のお披露目@三菱一号館美術館 Café1894

(左から)
日本リカーのパイパー・エドシック担当中山文子さん、竹内誠日本リカー代表取締役社長、メレリオ社14代当主夫人ロール=イザベル・メレリオ アートディレクター、レア・シャンパーニュマーケテイング担当モード・ラバンさん、レジス・カミュ シェフ・ド・カーブ、EPIアジアディレクターのクリスチャン・ピアさん、日本リカーの小崎静夫営業本部長

今秋発売予定の限定2アイテム


日本リカーは今年で創業55周年、おめでとうございます!
今月18日、1785年創業のシャンパンメゾンパイパー・エドシックと1613年創業のジュエリーブランド メレリオとのコラボレーションで誕生した超豪華なアイテムを披露しました。

中央のシャンパンは限定1本の『レア ル・スクレ ハイジュエリー』
両脇に位置しているシャンパンは200本限定の『レア ル・スクレ ゴールドスミス』

ルビーとダイヤを纏(まと)った唯一無二のシャンパン


世界でオンリーワンのコレクション!
中央に1.38カラットのルビーを配し、周囲のリボンはゴールドとプラチナ製で、そこに総量約4.34カラットのダイヤモンドが施されています。ミュズレは24金プレート、ボトルのフロントにはRareのロゴが24金で描かれています。
ボトルから外すと・・・豪華なアクセサリーに!
出荷開始日は12月上旬予定、首都圏/ 限定百貨店、希望小売価格3,000万円(税別) 

200本限定レア ル・スクレ ゴールドスミス


レア ル・スクレ ゴールドスミスは世界限定1,000本のアイテム。
マグナムボトルで、24金のプレートには金細工職人としても高い技術を持つメレリオのブランドロゴとナンバリングが刻印されています。日本には200本限定で販売されます。発売は11月中旬、百貨店・ワインショップで販売、希望小売価格18万円(税別)

レジス・カミュ シェフ・ド・カーヴが語ったレア ル・スクレ秘話


ベールを脱いだシャンパンはレジス・カミュさんが非公式にストックしていた秘密のキュヴェ!
1997年に収穫したワインを1,000本だけマグナムサイズで貯蔵。地下20mのカーヴで20年以上寝かせていたもので、ブレンド比率はシャルドネ70%、ピノ・ノワール30%、ドザージュ・ゼロ、ベースワインは1997年ですが非公式(ヴィンテージ登録していない)なのでノン・ヴィンテージになります。

ル・スクレの味わいは
実際にテイスティングすることなくコメントするのは生涯で初めて、と言いながら・・・
カミュ:色調はオールドゴールド、輝きがあり、アロマは豊かで複雑。リコリスやオリエンタルな香り、アプリコットやいちじく。第一香は熟成感のある香りで、第二香には若々しさとフルーラルさ、レアの持つ純粋さとミネラル感、トロピカルフルーツ、レモン似の溌剌とした味わい、さざ波のように広がるさわやかさ、フレッシュでミネラル感に富んでいます。

私的コメント:いつの日か、『レア ル・スクレ』を味わうチャンスがきますように!!

マリー・アントワネットに繋がるメレリオとパイパー・エドシック


メレリオ社の社歴を見ると、1780年にマリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿にジュエリーを売りに来ていたジャン=パティスト・メレリオからカメオとガーネットのブレスレットを購入したとの記述があります。

パイパー・エドシックは1785年にマリー・アントワネットにプレステージュ・シャンパンを献上しており、1885年にはその100周年を記念して『ラ・キュヴェ・デュ・サントネール』を発表しています。

カミュさんがマダム・メレリオと出会ったのは1年半前のこと。
マリ-・アントワネットをキーワードにした繋がりによって、ル・スクレが誕生しました!

余談ですが、当日MCを務めた小崎営業本部長によると、パイパー・エドシックが創業した1780年代は、日本では徳川10代将軍家治の時代。メレリオに至っては徳川初代将軍家康まで遡ります。両社の歴史がいかに古いか、よくわかります。


メレリオ製ガーネットのジュエリー


懇親パーティーで

ウェルカムシャンパンはレア・シャンパーニュ2002

カミュ:2002年の特徴は豊かさ! 
複雑さと若々しさを備えたアロマ、レアのスタイルの特徴であるフィネス、ピュアさ、デリケートさ、トロピカルフルーツやミネラル感もふんだんにあり、シルクのようなテクスチュア。10年、20年後にも熟成が楽しめます。 


カミュさんと乾杯!


Café1894のフィンガーフード




レア・シャンパーニュとレア・ロゼ


素晴らしい年にのみ造られるレア・シャンパーニュ
初ヴィンテージは1976年、1979年は収穫が10月6日、ちなみに今年は8月21日。1985年は霜害があり、類まれな寒い年。1988年は秀逸年、1990年は5番目のヴィンテージ、98年はマグナムのみを生産、味わいはまだ若いジェントルマン、1999年に続き、最新ヴィンテージは2002年。レア・ロゼは2007年に初めてリリースされたので、レア・ロゼを入れると過去9ヴィンテージのみの生産になります。

カミュさんとのマグナム談義
青木:1997ヴィンテージは最初からマグナムで保存しようと思っていたのですか
カミュ:レアという特別のシャンパンは、いつか日の目を見る時がくるだろうということで少しだけ造って隠し持っていた。ブレンドに関して自信があったので、初めてレアをマグナムに入れて造ったが、ごくわずかのトライアルだった。1998年にはマグナムだけでレアを造り、それは正式にリリースした。

青木:大容量ボトルでの熟成で、カミュさんがベストだと思うサイズは?
カミュ:シャンパーニュだったらマグナムだよ。
カミュ:ふたりだけの時に開けて一番最適なのはマグナムサイズ。特に、ひとりが下戸ならもっと良いね。
青木:それって、チャーチルの言葉では?
カミュ:ハハ、結構、みんなが使うよ。マグナムは荘厳な感じがするし、シンプルな装丁でもボトルがきれいに見えるし、ね。
A magnum is the perfect size for two gentlemen over lunch, especially if one isn't drinking.


■ル・スクレに関するお問い合わせは
日本リカー株式会社 事業部 広報担当 佐々木万理様まで ℡:03-5643-9772
 
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