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フードペアリングセミナー by Taste Napa Valley 2019 [来日したワイン生産者&関係者]

Taste Napa Valley 2019
2年に1度、カリフォルニア・ナパヴァレーのワイン生産者が来日して行う“Taste Napa Valley”、該当年の今年はNapa Valley Vintners (NVV) に加盟している31社が来日し、1月15日から5日間にわたり、東京、大阪、京都で業界関係者および一般消費者向けの20のイベントを実施、気合の入ったNVV週間になりました!

私は15日に開催されたエンパイアステーキハウス六本木でのバイザグラス・アンコールフェア2018授章式&アンバサダーランチ、16日のパラッツォドゥカーレでの東京トレードテイスティング&第1回ナパ・トリビア王決定戦、そして17日のビストロ・バーンヤード銀座での『フードペアリングセミナー(試食・試飲付)』の3日間お付き合いさせていただきました。
ナパヴァレーの約550のワイナリーが加盟する非営利生産者団体

フードペアリングセミナー@Bistro Barnyard Ginza

(左から)
クリフ・レイディのレミ・コーエン副社長、フープスのマークさん、小枝絵麻NVV駐日代表、キーナン・ワイナリーのレイリ―・キーナンさん、ケークブレッド・セラーズのブルース・ケークブレッド社長、サン・スペリー・エステート・ヴィンヤーズ・アンド・ワイナリーのエマ・スウェインCEO

各ワイナリー提案のメニューと合せて


ワインを料理に合わせる時に、NVVではペアリングの“方程式”を用いています。
今回のセミナーでは、生産者が現地で実際に合わせている料理のレシピを日本に送り、それを再現して検証しました。モデレーターを務めたのはワイン&フードコンサルタントでNVV駐日代表の小枝絵麻さん。小枝さんはナパヴァレーにあるアメリカ最高峰の料理大学として知られているCIA(The Culinary Institute of America)での学習と、ワイナリーシェフインターンの経験を生かしてセミナーを展開しました。

(左から)
#1:Cliff Lede Vineyards (Sauvignon Blanc 2017) × Citrus glazed hamachi crudo with avocado
2001年にスタッグス・リープ地区に設立、ボルドー品種に特化。樹齢の古いSB86%にセミヨン12%とソーヴィニヨン・ヴェール2%をブレンド、発酵にコンクリートエッグ、使用したフレンチオーク、ステンレスタンクの3容器を使うことで複雑味を表現

#2:Hoopes Vineyard (Chardonnay 2017) × Bistro jeanty's cream of tomato soup with puff pastry
1980年代にオークヴィルにぶどう樹を植樹、初ヴィンテージは1998年。温暖なエリア、このCHは発酵・醸造ともステンレスタンクのみ。2012年から女性醸造家が参画。愛犬の姿をあしらったラベルにも注目

#3:Long Meadow Ranch Winery (Merlot 2015) × LMR grassfed beef meatballs with spiced tomato marmalade
標高300㍍の冷涼なラザフォードと温暖なヴァレーフロアの2つの畑のメルロをブレンド。「ミッドパレットに感じるチェリーやラズベリーのニュアンスはヴァレーフロアに由来」とクリスさん

#4:Keenan Winery Mailbox Vineyard Reserve (Merlot 2014) × Coloradito mole with salsa de chile ancho chile
1974年創業、現在3代目。スプリングマウンテン地区にあり、標高の一番高いところは600㍍で23度の傾斜。畑は霧の上に位置し冷涼ながら、太陽の恩恵も受ける。黒系果実やスパイスの要素、古典的なメルロ

#5:Cakebread Cellars Vine Hill Ranch (Cabernet Sauvignon 2001) × Red wine braised short ribs with shaved garden vegetable & herb salad
1973年創業、「わずか数樽からスタートしたワイナリー」とブルースさん。『ヴァイン・ヒル・ランチ』は栽培家のフィリップス家がマヤカマス山麓に所有する単一畑で、ケークブレッドでは1981年以来、このワインを生産。

#6:St. Supéry Estate Vineyards & Winery Dollarhide Vineyard (Cabernet Sauvignon 2014) × Aka miso braised pork belly
すべて自社畑、ナパヴァレー北東のヒルサイド約335㍍に位置する単一畑ダラーハイドのカベルネは1982年に植樹。サン・スペリーは2008年にナパクリーンランド、2012年にナパグリーンワイナリーの認証を取得

ペアリングの方程式


左(ライト/1点)→中央(ミディアム/2点)→右(フル/3点)となり、食材、調理法、味付けもそれに順ずる。一例として、食材が野菜(1点)+調理法がてんぷら(2点)+味付けが塩(1点)なら計4点になるので、ワイン+ブリッジの項にある3~5点のなかの泡、SB、CHがおすすめ。その際、記載してあるブリッジ食材を活用することで、ワインとの相性がより良くなる。

表はクリックで拡大

























(C)Napa Valley Vintners (C)Ema Koeda



セミナーに参加した6ワイナリーのメンバー
後方のパネルは第1フライトの『ハマチ(脂分があるので2点)+生(1点)+塩(1点)』について記載。クリフ・レイディのソーヴィニヨン・ブラン(SB)と合せて



当初のレシピは唐辛子入りだった由。小枝さんは唐辛子ではなく、ブリッジ食材として「シソと生姜」を使用。お皿の中央にシソ、生姜はみじん切りにしてはっさくの上にまぶして。#1のワインを口に含み、アボカド、ハマチ、はっさくを同時に食すと、中盤以降、はっさくの味わいに続いて生姜の風味が広がり、ワインの果実味をより膨らませてくれる印象。
私感:SBの隠れた要素を引き出す生姜とのペアリング再発見!



ライムとレモンのどちらの酸がSBの酸に合うかとの実験で・・・ライムをかじってから少しだけ塩をなめてワインを試飲、同様にレモンも試してみると、ライムのほうが素直に馴染み、余韻にも広がりが。レモンだと柑橘系果実の内果皮のビター感が出ます。



ナパで著名な『ビストロ・ジャンティ』のレシピをセミナー時に再現、美味!
トマトスープの酸と白ワインの酸のペアリング。パイシートを使うことで、シャルドネに由来する蜂蜜やバターの要素が繋がり、パイシートに少しだけ、ブリッジ食材のレモンを搾って食すことでバランスが良くなる印象。
私感:ステンレスのみより、樽(新・旧)を使用したシャルドネのほうがスープのコク、パイシートとの組み合わせが楽しめたような・・・



シャルドネの酸はライムよりレモンのほうが好印象
ちなみに、小枝さんは和風柑橘を代表する“柚子”に関して「樽の風味を抑え、シトラスのニュアンスを前面に出すことができる食材。酸のあるSBには、柚子の皮を加えることで香りにも味わいにも複雑味が加わる」と参加者に伝授



ロング・メドウ・ランチはワインだけでなく、農業(野菜、牛や羊の飼育、養鶏、養蜂等)も手掛け、レストラン『Farmstead』も経営。ペアリングに関してはエキスパート!
ミートボールだけを食してみると淡白な印象になるのですが、トマトマーマレードが加わるとワインの果実味が増し、ナイスハーモニー。ブリッジ食材としてのラスエルハヌートスパイス(コリアンダー、キャラウェー、クローヴ、ローズバッド、シナモン、胡椒、生姜)がメルローのハーブ感とも相乗。
私感:所有するレストラン『Farmstead』では、マーマレードは甘さだけでなく、香りも十分に生かされているとのこと。ナパで人気の甘辛ソースの魅力を垣間見た気がしました。万人受けするペアリング、これはおすすめ!


コロラディート・モレ(甘味を抑えたチョコレート・ソース)と辛みの利いた唐辛子のソース(左)
※現地では唐辛子を焦がして使いますが、日本では同種の唐辛子が入手できなかったので辛さと風味の度合いは若干違っていたと思います。


ビーフストックをブリッジ食材にして3時間じっくり煮込んだ逸品


熟成したナパのカベルネとシンプルながら味わい深い家庭料理とのペアリング


食材は豚バラでブリッジ食材はココアパウダー(コーヒー粉)、赤味噌、たまり醤油



脂身と赤身、各部位に分けて#6のワインに合せてみると、赤身はスパイスの風味、脂身はカベルネの酸を感じ、様々な味わいや香りを堪能できました。
私感:脂身は熟成したケークブレッドのカベルネとの相性も◎。また私的に試して面白かったのは、サン・スペリーと4番目のメキシコ料理。メルロだと唐辛子の辛みが舌の上にいつまでも残り、気になったのですが、サン・スペリーのカベルネは唐辛子と相乗。コロラディート・モレ、タンニン、唐辛子(カプサイシン)の3つのポリフェノールと、ワインの乳酸(MLF)効果で、メルローの時よりスムース感あり

登場した6アイテム

(左から供出順に)
#1:2017 Cliff Lede Vineyards Sauvignon Blanc,Napa Valley
#2:2017 Hoopes Vineyard Chardonnay,Yountville
#3:2015 Long Meadow Ranch Winery Merlot, Napa Valley
#4:2014 Keenan Winery Merlot, Spring Mountain District
#5:2001 Cakebread Cellars Cabernet Sauvignon, Oakville
#6:2014 St. Supéry Estate Vineyards & Winery, Dollarhide vineyard Cabernet Sauvignon,Napa Valley


左から#1から#6

NVVのペアリングの方程式は昨年6月の現地訪問でも体験できましたが、今回はお料理が本格的で多くの学びがありました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!

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三国ワイン主催でチリ・ウンドラーガ社ラファエル・ウレホラ来日セミナー@チリ大使公邸 [来日したワイン生産者&関係者]

1885年創業、6世代にわたるウンドラーガ

(左から)輸入元三国ワインの須佐敏郎社長、ウンドラーガのラファエル・ウレホラ ヘッドワインメーカー、通訳兼コメンテーターを務めた『チリ最優秀ソムリエコンクール2017』 第2位の稲岡美里氏、ウンドラーガのアクセル・バデアジア・パシフィック担当輸出マネージャー

10月最終週はエデュアルド・チャドウィック氏とのディナー翌日に、ウンドラーガ社のラファエル・ウレホラ が来日し、セミナーでワイナリーの沿革やワイン造りの哲学を語りました。まさにチリ週間!
冒頭、須佐社長は「2015年に4,000ケースから輸入を開始したのですが、2017年には1万ケースをクリアし、2018年の1~10月の販売数量は前比40%増。極めて好調な動きです」とコメントしていました。

会場は駐日チリ大使公邸

エントランスにはチリの紋章



グスタボ・アジャレス駐日チリ大使は所用のため、不在でしたが、マリア・イザベル・コンポス夫人が笑顔でお出迎えしてくださいました。大使の代理として同席なさったのは商務部 チリ貿易振興局 日本オフィス商務参事官ハイメ・リベラ氏。日本語を交えながら「ウンドラーガはチリで130年以上の歴史があり、ワイン産業をけん引してしてきた造り手であり、スティルワインだけでなく、スパークリングワインの生産にも力を入れています」とご挨拶。


ラファエル氏は2007年からウンドラーガ社に参画し、テロワール・ハンターのワインメーカーを務めています。ビオディナミの大家アルバロ・エスピノサ氏からワイン造りに関してアドバイスを受けていますが、ウンドラーガ自体はビオディナミは導入していません。今後の目標として、「安価なイメージを払拭して、チリワインの高品質&プレミアムなワインを浸透させていきたい」とコメント。
ラファエル氏は、ティム・アトキン マスターオブワインチリ2017スペシャル・リポート(英・評論誌)で『ワインメーカーオブザイヤー』を受賞、ドリンクビジネスマガジン(英・酒類飲料業界紙)からは2014年に『注目の若手ワインメーカー30人(40歳以下)』に選出されていて、他にも数多くの受賞歴をお持ちです。

ウンドラーガ社の沿革
フランシスコ・ウンドラーガ氏によって1885年に創立されたチリ最古のワイナリーのひとつ。拠点はマイポ・ヴァレーで銘醸7地域に8つの自社畑、計1359㌶を所有。品種の個性、多様なテロワールを駆使して、カリテプリなタイプから高品質なワインまでを生産しています。ぶどう樹は25年から100年までの古樹で自根。チリでの輸出実績は現在第12位、輸出相手国は70ヵ国以上。ウンドラーガファミリーは2006年に新しい取り組みとしてビオディナミとオーガニック農法に特化したプレミアム・ワイナリー『コイレ』を設立。

スパークリングワインは1910年から手掛けており、スパークリングメーカーのリーダー役でもあります。アドバイザーは元モエ・エ・シャンドンのワインメーカー&農学者のフィリップ・クーロン氏。シャルマ製法によるカジュアルなタイプから瓶内2次発酵の本格的なタイプまで多様なスタイル。使用ぶどう品種はシャルドネとピノ・ノワールのみ。

テイスティングは5アイテム

#1:スパークリング スプレーメ
産地:レイダ・ヴァレー、ぶどう品種:シャルドネ65%、ピノ・ノワール35%、リザーブワイン30%(直近3-5年)、ドザージュ5-6g/L
参考小売価格3,000円(税別)
瓶内2次発酵によるレンジ『スプレーメ』は冷涼エリア、レイダのぶどうを使用。柑橘系果実、白桃、石灰質土壌由来のミネラル、軽いビター感、口中ドライで、余韻に切れの良い酸、重すぎず軽すぎずのスタイル

テロワール・ハンターシリーズ
新たなプレミアムワインを創造するプロジェクト“T.H.テロワール・ハンター”は品種の個性を表現するために最適な土壌、マイクロクライメットをリサーチし、実験を重ねて完成させたウンドラーガ渾身のワイン。産地は10ヵ所、品種は18種、区画は全て7㌶以下

#2:テロワール・ハンター ソーヴィニヨン・ブラン レイダ2015
産地:レイダ・ヴァレー、ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
参考小売価格3.500円(税別)
和風柑橘(柚子、スダチ)、ライチ、南国果実、味わいにグレープフルーツの内果皮、中盤から果実の広がり。ラファエル氏いわく「レイダの石灰質土壌なので、フルーツ感と複雑味を併せ持ち、熟成とともに塩味も感じるはず」。

#3:テロワール・ハンターカリニャン マウレ2013

産地:マウレ・ヴァレー、ぶどう品種:カリニャン100%
参考小売価格3,500円(税別)
サンチャゴから南に400kmに位置するマウレ・ヴァレー。ぶどう樹の樹齢は70年、畑は非灌漑。「カリニャンは表情力豊かで酸も豊か、バランスの良いものが取れます」とラファエル氏。さくらんぼ、アメリカンチェリー、ドライフラワー、スパイス、ミネラル、アーシー。果実味、酸味、渋味のトライアングル、まるい味わい。

#4:テロワール・ハンター カベルネ・ソーヴィニヨン アルト・マイポ2015
産地:マイポヴァレー、ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン100%
参考小売価格3,500円(税別)
標高700~800m、アルト・マイポの冷涼なエリア“ピルケ”の畑のぶどうで樹齢30年。果粒は小さく凝縮したタイプ。酸味を残すため収穫は早めに実施。樽熟(新樽率30%)14ヶ月、クラシックなカベルネ、飲んでリフレッシュできるワイン

#5:アルタゾール2014
産地:マイポ・ヴァレーぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン82% カルメネール10% カリニャン8%
参考小売価格10,000円(税別)
ウンドラーガのアイコン・ワイン『アルタゾール』はチリの詩人ビセンテ・ウイドブロ氏の詩集名に由来。「ブレンド比率は年によって異なりますが、ワインに骨格やバランスを与えるCSは通常80~90%使用。スパイスやタバコのニュアンスはカルメネール、赤系果実やフレッシュ感、エレガントさを与えているのはカリニャン」とラファエル氏。樽熟16ヵ月、瓶熟24ヵ月。イチゴ、ミント、甘草、シダ、黒鉛、タバコ、複雑味&余韻。生産量12,000本、飲み頃は2024~2026年


セミナー後はカクテルパーティー





抽選でスペシャルプレゼント


招待された得意先やプレスが入場の際に渡した名刺を抽選箱に入れてのお楽しみタイム
ラファエル氏から「チリから持ってきた『テロワール・ハンター カベルネ・ソーヴィニヨン アルト・マイポ2014 マグナム』を2名の方にプレゼントします」とのアナウンスがあり・・・


まぁ、なんとなんと、ワインの天使が私に微笑んでくれました[プレゼント]
ラファエル氏からサインもしていただきハッピー
マグナムサイズなので、しばらくセラーで寝かせておきます、ありがとうございました!

最後に感謝を込めて

SENA 100 POINTS CELEBRATIONにご臨席なさった大使ご夫妻(2018年3月

アジャレス大使から11月9日@チリ大使公邸でのお別れ会に招待されていました。
シャンパーニュ研修ツアーと重なっていたので参加することができなかったのですが、大使は12月に日本を去り、インドネシア在チリ大使として赴任なさいました。日本滞在は約2年程でしたが、公邸でのランチやディナー、ミシェル・バチェレ大統領来日の折の朝食会にもお声掛けくださり、光栄なるひとときを共有させていただきました。マリア夫人はお鮨が大のお気に入り。料理もお得意で、私は手作りのパンをご馳走になりました。日本&日本食を愛していたグスタボ・アジャレス駐日チリ大使とマリア夫人にこころから感謝しています。インドネシアでのご健闘を願っております。
今回、公邸でのセミナーにお招きくださった須佐社長はじめ、三国ワインの皆さまにも、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました!

■ウンドラーガについてのお問い合わせは三国ワインまで
Tel:03-5542-3941/Fax:03-3552-0392
URL:https://www.mikuniwine.co.jp/
■Viña Undurraga
URL:https://www.undurraga.cl/

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エデュアルド・チャドウィックE・Chadwickとスティーヴン・スパリュアS・Spurrier両氏が発信する“Into the Future” [来日したワイン生産者&関係者]

昨秋は多くのワイン関係者の来日やシャンパン講座初の研修ツアーもあり、貴重な話をたくさん伺うことができました。リポートアップがなかなか追いつかない状況ですが、早めに行動すべく頑張ります!
まずは、新年に相応しいタイトル“未来へ向けて”と銘打ったイベントから始めます。

未来へ向けて


昨年、英国デキャンター誌の“デキャンター・マン・オブ・ザ・イヤー2018”に選ばれたチリ『エラスリス』のエデュアルド・チャドウィック当主。その前年(2017年)の受賞者『アカデミー・デュ・ヴァン』の創設者スティーヴン・スパリュア氏。2004年のベルリンテイスティング以来、親交篤いおふたりがタッグを組み、2018年6月にロンドンとパリで、“Into the Future(未来へ向けて)”と題するイベントを開催しました。
チリから「秋には中国(北京)と日本(東京)でもやりますよ」という連絡を受けていたので楽しみにしていました。そして・・・昨年10月の最終週、おふたりが来日。東京でマスタークラスセミナーと記念ディナーを行いました。

Into the Futureとは

#1:ブライド・ヴァレー ブラン・ド・ブラン2014(英国産スパークリング)
#2:ラス・ピサラス・シャルドネ2017
#3:ラス・ピサラス・ピノ・ノワール2017
#4:ドン・マキシミアーノ・ファウンダーズ・リザーヴ2016
#5:セーニャ2016
#6:ヴィニェド・チャドウィック2016
#7:ブライド・ヴァレー ロゼ・ベラ2014(英国産スパークリング)

供出アイテムは英仏の2都市で行った時と若干異なり、スパリュア氏は英国産スパークリングを2種。私はディナーのみに参加したので、氏とはお目にかかれませんでしたが、新登場のロゼ泡は体験できました。
相方のチャドウィック氏はアコンカグア・コスタの秀逸なシャルドネとピノ・ノワールを披露。さらに2016年ヴィンテージのリリースにあたり、3つのアイコン・ワインを同時に紹介するという過去にない内容でした。

来日記念ディナー@帝国ホテル レ・セゾン


チャドウィック:スパリュア氏が南ドーセットで手掛けているスパークリングワインです。英国は地球温暖化の好影響で有望な産地になっており、英国産スパークリングは未来の産地として注目できます。


3つのアイコン・ワイン!
(左から)ドン・マキシミアーノはレ・セゾンの伊藤靖彦ソムリエ、マギー嬢、ヴィニェド・チャドウィックはチャドウィック氏、セーニャはヴォワザンシェフが手にしています。

チリワインの凄さを世界に知らしめたチャドウィック氏は次なるステップを「テロワールの表現」とコメント。今回愛娘4人のなかの長女マギーさんを同行し、同席メンバーに「マギーは弊社のブランドアンバサダーであり、未来へ向けての存在そのもの」と紹介していました。エラスリスの新たなる発展、未来への動きです。
https://twitter.com/errazurizwines/status/1057014358881038341


ティエリー・ヴォワザンシェフの極上料理に合わせて

鱒とハーブのアミューズ・ブッシュに合わせたのは『ブラン・ド・ブラン2014』

私が初めてブラン・ド・ブランを味わったのは2016年9月で、ヴィンテージは2013年、ナビゲーター役はスパリュア氏でした。
1990年代初め、英国産スパークリング『ナイティンバー』が話題になり、英国ではその後、次々に素晴らしい泡ものが登場。スパリュア氏は2007年にV&Sでジャン=シャルル・ボワセ氏と出会い、その縁でプロジェクトを立ち上げ、スパークリングワイン造りに着手。奥様が南ドーセットに購入した土地に、2009年ぶどう樹を植樹。ボワセ氏の協力のもと、ブラン・ド・ブランを生産。南ドーセットは冷涼気候でシャンパーニュ地方と同じ石灰質(チョーク)土壌です。 「フレッシュで、白い花を彷彿とさせるアペリティフに合うスパークリングワイン」が理想と語っていました。

昨年10月末に試飲した2014年ヴィンテージは明るいレモン色、白い花、白桃、白胡椒、青リンゴのニュアンス、爽快&軽快な味わい、中盤以降に広がるミネラルがアミューズブッシュの塩味と相乗して◎

アコンカグア・コスタの“ピサラス”という名のワイン
ピサラスとはスペイン語で粘板岩を意味しています。「ブルゴーニュの地質調査の専門家フランソワーズ・バニエ - プチ女史に依頼して、特に片岩の多い場所をリサーチしました。根が深く伸びるので、ミネラル豊かで、自社畑の中のグラン・クリュと言える場所です」とチャドウィック氏。土地を購入したのは2005年で、すでに13年経過しています。土壌の名をワイン名にしたのは、エラスリスが追及している“テロワールの反映”、未来への思いを重ねています。
ヴィンテージは2017年、この年は2016年より日照度があり、収穫も3月第1週と少し早目でした。果実の凝縮感と骨格、深み、ミネラルを備えたワインで、生産本数は6000本のみ。


シャルドネは早朝収穫し、丁寧な選果後、ソフトに圧搾、100%全房、天然酵母、36日間の醸し、MLF35%(年によって異なる)、樽熟成9ヵ月、フレンチオーク100%(新樽15%、使用樽2~3年85%)、アルコール度数13%、チャドウィック氏は「石灰やレモンのキャラクターが特徴。パーカーポイント98点でチリ最高の白ワイン」とコメント。
私感:ブルゴーニュ型の大ぶりのグラスで、温度変化や層になって広がる香りや味わいを満喫。ピュアでエレガント、卓越したミネラル感、守備範囲の広いワイン。


セープ茸のカプチーノイベリコ産生ハムをあしらって
ティエリーシェフのスぺシャリテとも言える逸品
私感:スープの滑らかさと旨味、ハム由来の塩味をワインが優しく包み込む至福のマリアージュ、美味!

ブルゴーニュに拮抗しうるワイン


チリの赤ワインと言うと、カベルネやカルメネールを思い浮かべますが、1990年初頭から、海に近い冷涼なコースタルリージョンでのワイン造りが始まりました。カサブランカを筆頭に、レイダ、サン・アントニア、リマリ等。アコンカグア・コスタで最初にワイン造りをしたのはエラスリスで、畑に片岩が多いのが特徴です。2017年は4番目のヴィンテージになりますが、年々品質が向上していて、このワインにはときめきを感じました! 
点数評価を書くのは本意ではないのですが、ジェームス・サックリングはファーストヴィンテージの2014年に98点、2015年に99点、2016年に99点、2017年に98-99点を付けています。


ケース買いして毎年経年観察したくなったピノ、今飲んでも熟成させても美味!

ぶどうは除梗80%、全房20%。厳しい選果の後、低温での醸し、小型の開放式発酵槽へ。発酵後も醸しを継続、樽熟成13ヵ月、フレンチオーク100%(新樽35%)、アルコール度数13%


フォアグラのソテー フヌイユ(フェンネル)と青梅
私感:歯ごたえの異なる食材(ふわふわのフォアグラやフェンネル)や味覚の違い(ソテーの甘味や梅の酸味)を堪能。果実味と酸味ときめ細かなタンニンを備えたバランス感覚抜群のワインとの相性も◎

2016年ヴィンテージの同時披露
来日記念ディナーで、チャドウィック氏は、『ヴィーニャ・エラスリス』、『ヴィーニャ・セーニャ』、『ヴィーニャ・チャドウィック』の各アイコン・ワインの新ヴィンテージ2016年を同時に披露しました。2016年は直近の10年間で最も冷涼。ぶどうが熟すのに時間を要しましたが、「暑い年より涼しい年のほうが、自分が求めるワインスタイル(フィネスとエレガントさ)が表現できる」と語りました。


ドン・マキシミアーノ・ファウンダーズ・リザーヴ2016

ヴィーニャ・エラスリスのフラッグシップワイン。創始者ドン・マキシミアーノは1970年にはカベルネ・ソーヴィニヨン100%でワイン造りをしていました。海から65㎞内陸に位置し、ワイナリーを取り囲むようにぶどう畑(MAX1~7)があり、砂利の多い場所にはカベルネ・ソーヴィニヨン、粘土の多い場所にはカルメネール、海岸寄りの冷涼エリアにはソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワールを栽培しています。

産地:アコンカグア・ヴァレー、ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン69%、マルベック12%、プティ・ヴェルド8%、カルメネール8%、カベルネ・フラン3%、樽熟成22ヶ月、フレンチオーク100%(新樽65%)、深紫の色調、アロマ豊か、カシスやココア、ブラックチェリー、ブルーベリー、スパイス、シルキーなタンニン、口中滑らかで甘やか


縞鯵の炭火焼き 甘草を香らせたポロネギ モワルのベニエ ソースジェヌボワーズ × セーニャ2016


セーニャが誕生したのは1995年で、最初はヴィーニャ・エラスリスが所有する畑のぶどうから造りました。その後、海から40kmの場所に45㌶の畑を購入。岩が多く、カベルネ・ソーヴィニヨンやカルメネールが成熟する畑、2005年からビオディナミを導入。

産地:アコンカグア・ヴァレー、ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン55%、マルベック20%、プティ・ヴェルド 12%、カルメネール8%、カベルネ・フラン5%、樽熟成22ヶ月、フレンチオーク100%(新樽73%、使用樽15%、フードル12%)、フローラル&フェミニンなワイン、「2015年は100点満点でしたが、個人的には2015年より冷涼年の2016年のほうが好み」とチャドウィック氏


雷鳥のインペリアル風 × ヴィニェド・チャドウィック2016

チリ最高のカベルネ

ヴィニェド・チャドウィック2016

アコンカグア・ヴァレーから南に100km、マイポ・ヴァレーにあるプエンテ・アルトはチリの伝統的なぶどう品種カベルネ・ソーヴィニヨンの銘醸地。1880年代からぶどう生産をしていました。1992年、チャドウィック氏は父親がリタイアした後、会社に入社。かつてのポロの競技場だった場所が現在チリ屈指のぶどう畑になっています。 
産地:マイポ・ヴァレー プエント・アルト、ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン97%、プティ・ヴェルド3%、樽熟成22ヵ月、フレンチオーク100%(新樽80%、使用樽10%、フードル10%)、アルコール度数13%、フレッシュさと品の良いエネルギーを備えたチリの逸品、最もこころ惹かれたワイン!


(左から)
英国産スパークリングのブラン・ド・ブラン2014、ロゼ・ベラ2014、ヴィニェド・チャドウィック2016、セーニャ2016、ドン・マキシミアーノ・ファウンダーズ・リザーヴ2016、ラス・ピサラス・ピノ・ノワール2017、同シャルドネ2017


ベルガモットを香らせた葡萄のソルベ × ブライド・ヴァレー・ロゼ・ベラ2014
“ベラ”はスパリュア氏の妻の名前。2014年ヴィンテージはこの100年間で2番目に温かかった年で、果実味、糖分、酸味ともに満足できるものでした。ピノ・ノワール58%、ムニエ17%、シャルドネ25%で、製法はブレンドではなく、マセレーション。色調は深みのあるオレンジ、泡はスムース、野イチゴ、切れの良い酸味、若干タンニンのニュアンス、軽快な印象。


カシスのジュレとフロマージュブランを合わせた葡萄


エラスリスの看板娘マギー嬢はラス・ピサラス・ピノ・ノワール2017
私はスパリュア氏のロゼ・ベラ2014を持って“Into the Future”にエールを送りました!

[わーい(嬉しい顔)]嬉しい情報
エラスリスのセラーで瓶内2次発酵のスパークリングワインがまどろんでいます。シャルドネとピノ・ノワールのブレンド、シャルドネ100%のブラン・ド・ブランの2タイプで、今年か来年リリースされる予定です。
正式な時期はエラスリスのテクニカル・ディレクター、フランシスコ・ベッティング氏と輸入元ヴァンパッションの川上大介氏による利き酒と話し合いで決まる模様。ラス・ピサラスの畑の秀逸なぶどうから造られるので、期待が高まります。エラスリスからデビューする2種の泡ものも、Into the Futureです!

関連ページ
Look Back in Wonder
~1976年パリ・テイスティングと2004年ベルリン・テイスティングを振り返る~
https://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2016-09-23
■Viña Errazuriz ヴィーニャ・エラスリス
URL:http://www.errazuriz.com/en/

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新年のご挨拶はローラン・ペリエ『キュヴェ・アレクサンドラ・ロゼ1998』と共に! [ごあいさつ]

あけましておめでとうございます!

2019年の口開けのシャンパンは・・・キュヴェ・アレクサンドラ・ロゼ1998!


色で合せるマリアージュ、ロゼと海老の甘煮、納得の相性


初日の出色!
気泡は規則正しい列をなし、グラス表面の泡沫は幾重にも輪を広げて綺麗
ひとことで表現すると“エレガント”、泡はワインに溶け込み、口中クリーミー、赤い果実、アプリコット似の酸味、ピンクペッパー、軽いタンニン、グラス内の温度変化を楽しみたいアイテム
グラスはリーデルのハンドメイド、羽根のように軽い『スーパー・レジェーロ』

Laurent-Perrier playback
ローラン・ペリエ(LP)にお世話になった出来事、平成の10年間をプレイバック
LPがスポンサーだった日本と遊ぼう@平等院鳳凰堂、素晴らし過ぎました!


2009年、世界遺産の平等院鳳凰堂を借り切った贅沢なイベント


壮観!グラン・シエクルのマグナムを手にしたソムリエ軍団


ディナーでは京都の芸者さんとご一緒するチャンスもあってハッピー!


2009年にLPの推薦でシュヴァリエを受章
シャンパン・ラブの私にとって身に余る光栄な出来事!


2012年のオフィシエ受章もローラン・ペリエの推薦、貴重なるひと時

2013年ローラン・ペリエ創業200周年@フランス大使公邸

LPの輸入元サントリーワインインターナショナルの八木社長(当時)&アレクサンドラ・ペレイル・ドゥ・ノナンクール当主。アレクサンドラさんは「200年という歴史を持つ若いメゾン」と挨拶

北野武さんがオフィシエ・ドヌールを受章した第5回シャンパーニュ騎士団

2014年、ローラン・ペリエの推薦で『オフィシエ・ドヌール』を受章なさったたけしさん
櫻井社長(当時)やLPのインターナショナルキーアカウントマネージャーのジャン・クリさんたちと一緒のメインテーブルに。私も同席でハッピー!


第6回(2015)シャンパーニュ騎士団@マンダリンオリエンタル東京、伊藤寿彦ソムリエのお顔も


第7回(2016)シャンパーニュ騎士団@ハイアットリージェンシー京都
LPアンバサダー、フィリップ・ソーゼットさんと輸入元サントリーワインインターナショナルの山崎社長(当時)


特別供出されたキュヴェ・アレクサンドラ・ロゼ2004


“舞”をテーマに華麗な回になった第8回(2017)シャンパーニュ騎士団@ウェスティン東京
LPアジア総括ディレクターのマルセルさんと日本・韓国担当のギヨームさんも来日


メゾンのイメージアイテムは白のカラー

白いカラーのイメージはLPのシャンパン同様にフィネス、エレガンス

江戸料理とのマリアージュを披露

2017年11月、manner-BOの大竹奈穂子主宰からのお申し出を受けて開催した浅草・江戸料理店『一直』では、LPのジャン・クリさんとギヨームさんの“男気”で、なんとなんと


看板アイテム『ラ・キュベ(750ml)』と『ウルトラ・ブリュット』『ロゼNV』『グラン・シエクル』の3アイテム(すべてマグナム)のサポートがあり、フィリップアンバサダーと尊敬する剣持ソムリエのサービスで素晴らしいイベントになりました。
ありがとうございました!


2018年はロゼNV誕生50周年記念年

多忙な時間を割いて来日なさったアレクサンドラ当主@フィリップ・ミル

名古屋初開催のシャンパーニュ騎士団

2年前の京都に次いで第9回(2018年)の会場はランスの姉妹都市名古屋
宮下社長とシュヴァリエ受章のニューオータニの鎌倉勝也レストラン総括マネージャーと

平成最後の11月は講座生と現地へ

アレクサンドラさんは風邪気味だったのでお目にかかれなかったのですが、最高のおもてなしに全員感激!

純白のクリスマスカード

アレクサンドラさんとジャン・クリさんとギヨームさん各人自筆の素敵なメッセージのカード。メンバー全員で撮った写真も喜んでいただきました。

この10年にいただいたローラン・ペリエからのホスピタリティーに感謝でいっぱいです。

2019年もブログでの情報発信&シャンパン伝道、頑張ります[わーい(嬉しい顔)]
引き続き、よろしくお願いいたします!!

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南アルプスの最南端で今注目の国産キャビアHAL CAVIAR、チョウザメの養殖視察  [食の話題]

HARUNO CAVIAR VALLEYでキャビア体験

天竜川の支流、気田川の支流の杉川

静岡県浜松市天竜区春野町にあるHARUNO CAVIAR VALLEY(以後HCV)
親会社は電話機のコード事業で8割を占めていた金子コードです。現在は医療器具のカテーテルチューブを開発・生産していて、2014年から新規事業として国産キャビアの養殖に着手しました。
施設は浜松駅から車で約2時間強、南アルプスの最南端に位置し、敷地面積は4000坪、恵まれた自然環境のもとで、春野第一養殖場(学校のプールだった場所で初期飼育・仕上飼育/1,000尾)、春野アクアポニック研究所(中間養殖/2,500尾)、メインとなるHCV(13,000尾)で、トータル17,000尾のチョウザメを養殖しています。
ちなみに、HCVを北上して行くとサントリーの南アルプスの天然水が産出される場所に至ります。ともに硬度30度、ピュアな地下水! キャビアの成分分析をすると約52%が水分なので、それが風味に出てきます。いかに水の純度が大事かわかります。

キャビアとチョウザメについて学習

パネルにはジャーナリストSallyさんとアンバサダーMamiさんと私の名前、歓迎光栄です!


講師は食品部中村秀憲部長
指しているところが現在地

チョウザメの名前の由来は


背骨の硬鱗が蝶蝶の形に似ているからです!
チョウザメは自己回復能力がとても強いそうです。画像にある道具はチョウザメのお腹の卵の状態を調べるもので、この器具によってできた傷口は1週間で完治するとのこと。また、雌雄の見極めは生後3年ほど経過しないとわからないので、その為、腹部を切開し、肉眼で生殖器か卵巣かを判断。その後、腹部を縫合して、プールに戻しますが、治癒に要する日数は1ヶ月程。その再生能力の凄さに感嘆です!

このところ、“人生100年時代”なる表現をよく聞きますが、チョウザメの寿命は152年(出典:平成23年理科年表)、ウナギは88年と、これまた驚くべき数字でした!

チョウザメと鮫を混同しないで!
チョウザメ目チョウザメ科、学名はAcipenseroidei、英語名はSturgeon、和名はチョウザメ(蝶鮫)、北半球にしか生息せず、餌はプランクトンや小魚です。

「キャビアはチョウザメの卵なのですが、よく鮫の卵と間違えられます」と中村部長。
映画『ジョーズ』に出てくるどう猛な鮫、英語名はShark、歯があり、腎臓がなく、アンモニア臭がします。
一方のチョウザメは歯がなく、腎臓があり、アンモニア臭はしません。ヘルシーな食材として人気で、コラーゲンもたっぷり。HAL CAVIARの場合は、短期間で消費することを前提にしたフレッシュキャビアで、おいしさを引き出す為、必要最低限の塩しか添加していないので、物理的に国内でしか流通できません。


中村部長がまいているのは魚を粉末状にしたエサ


注水は豊富な地下水を1日3回循環させています。


水槽の壁面に体を寄せて頭を持ち上げている可愛いチョウザメ、お腹がすいた合図!?


この水槽にいる子たちはまだ雌雄の別が判明していません。

HCVで飼育しているのシベリアチョウザメ、オシェトラ、シロチョウザメ、コチョウザメとベステルの5種です。中村部長は「チョウザメの種類は全部で27種あり、キャビアを生む種は19です。ロシア政府がブランド化するために力を入れていたのがオシェトラ、セブルーガ、ベルーガで、なかでもベル-ガは最高級品で採卵するのに25年もかかります。弊社で育てているベステルはベルーガの雌とコチョウザメの雄の交雑種。採卵までの期間は7~8年です」と解説。


採卵する時期が近いチョウザメ、お腹が太いです。
尾ひれには付いているオレンジ色はそれぞれに埋め込まれている識別用チップ

【参考データ】
経済産業省(2015年9月18日付)の日本産キャビアの輸出に関する通達
http://www.meti.go.jp/press/2015/09/20150918001/20150918001.html

2010年、乱獲で絶滅の恐れがあるチョウザメの主要産地カスピ海の沿岸5ヶ国(ロシア、アゼルバイジャン、カザフスタン、トルクメニスタン、イラン)は首脳会議で「チョウザメ類の捕獲を5年間禁止する措置」を締結しています。この取り決めは2018年も継続しているようなので、高品質な国産キャビアは今後、国内のみならず、世界から注目される可能性は高いと思います。

HAL CAVIAR&チョウザメの料理

夏は川辺で楽しめそうです!


キャビアと浜松の食材を生かしたランチ

前菜

キャビア手毬寿司、地元で獲れた鹿の低温ロースト、カリフラワー餡、浜名湖産天然鰻海苔巻き、金目鯛とシークワーサーの博多、生雲丹

吸物

遠州手延べそうめん、結び三つ葉、絹揚げ、梅肉
初めて味わったチョウザメのお出汁は信じられない甘さ、梅肉の酸味とうまく相乗して

お造り

沼津産赤座海老、浜名湖産道満蟹、蝶鮫、自家製ポン酢


HCV自慢の<雪どけ>と<春一番>




「ネーミングはイメージから」と中村部長
<雪どけ>は口中でゆっくりと溶けていく味わいで、とろけるような余韻が特徴。
<春一番>は最初に塩味を感じるタイプ、キャビアの旨味とメリハリ感が持ち味。
私は<春一番>派、ロゼシャンパンに合わせて楽しみたいキャビア
価格はともに18,000円(税別)

揚物

浜名湖産とら河豚白子豆腐、衣被、辛子蓮根、銀杏、キャビア塩、塩昆布
食材の柔らかさと固さがバランス良く同居したひとさらでした、美味

お食事

キャビア茶漬け、蝶鮫日向漬け胡麻掛け、南部鉄瓶に特製出汁、海苔、刻み葱
金子智樹社長の大好物、来訪者にも驚きを与えている一品

水菓子

栗羊羹、蕎麦煎餅、鯛笠柚子、地苺


Mamiさんが教えてくださったチョウザメキャップをかぶって3ショット!


中村部長、北埜シェフ、今泉杏子さんには大変お世話になりました。
ありがとうございました!!


世界でひとつのマイキャビア@HALLAB

講義を受けた後でトライしたオリジナルキャビア作り


好みの塩を使い、自分だけのキャビアを作ることができました。
加工日2018年12月17日、賞味期間2019年1月7日
北埜シェフからは「食べ頃は3日後」と言われおりましたが、19日に『タルランロゼ2003』と合せて試す機会があり、そこでチャレンジ! その渾然一体感に自画自賛(笑)
この報告はワインのこころで紹介しています!

■HARUNO CAVIAR VALLEY & HALLAB
〒437-0601 静岡県浜松市天竜区春野町川上34-12
Tel&Fax 053-984-0088

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ミモザの日のCPに向けてシャンパンメゾン『ジョセフ・ペリエ』のオットー取締役来日!! [来日したワイン生産者&関係者]

1825年シャロン・アン・シャンパーニュに設立したメゾン『ジョセフ・ペリエ』

ジョセフ・ペリエのフラッグシップ『キュヴェ・ロワイヤル』
英国のビクトリア女王とエドワード7世の御用達になったことから“ロワイヤル”という呼称を与えられました。また、スウェーデン王室のグスタフ国王からの信頼も篤く、ノーベル賞授賞式晩餐会にも重用されています。2012年に山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞した折の晩餐会には、ブラン・ド・ブランがふるまわれました。

現当主は5代目ジャン・クロード・フルモンCEO、ご子息ベンジャミンさんが次期当主として参画しています。


来年3月8日の国際婦人デーに合わせて“ミモザの日”キャンペーンを実施。



シャロン・アン・シャンパーニュの位置

マルヌ県の県庁所在地がシャロン・アン・シャンパーニュ(矢印↓部分)


ローマ人の遺跡 ガロ・ロマン時代の石切場
ジョセフ・ペリエの年間生産量は75万本、アイテム数は9つ
全長3kmのセラーには2~3百万本のシャンパンがまどろんでいます。


ミモザキャンペーンの一環で来日したオットー取締役

日本通のオットー・プシュビラ取締役

オーストリア・ウィーン出身のオットーさんの趣味はクッキング。世界で好きな料理は日本、イタリア、フランス、中国の順番だそうで、特に「日本とイタリアは洗練されている」とコメント。生もの(白子やウニ等)や納豆が好物で、銀杏は市場で購入して持ち帰るくらいのこだわり。「ビタミンEが豊富だよ」とおっしゃっていました。柚子やワサビ、山椒のような和のスパイスにも精通していました、さすがです。

メゾンの最新情報としては、昨年(2017年)からナタリー・ラプレイジュ女史がシェフ・ド・カーブに就任。フルモンCEOの従兄弟にあたる敏腕な起業家アラン・ティエノーさんがオーナーのシャンパンメゾン『アラン・ティエノー』や『ヴーヴ・クリコ』で研鑽を積んできたそうです。
ジョセフ・ペリエはフェミニンな印象のシャンパンなので、ナタリーさんの参入で、より洗練された味わいになりそうです。

プレスランチに登場したアイテム (右から供出順)
#1:キュヴェロワイヤル ブリュットNV
#2:キュヴェロワイヤルブランドブラン
#3:キュヴェロワイヤル2008
#4:キュヴェロワイヤルロゼ
#5:キュジョセフィーヌ2008

ミモザの日にちなんだオリジナルメニュー@六本木L'ESSOR レソール

花束をイメージした特製グラスにはミモザの絵柄!


中村元紀シェフのオリジナルメニューは春のウキウキ感満載

前菜

ミモザをイメージした完璧なひとさら サラダコンポゼ“ミモザ”


口中ではかなく溶けていく食感がブリュットの滑らかなタッチと渾然一体


カリフラワーとサーモンのテリーヌ アニス風味のマヨネーズ添え
2012年ノーベル賞晩餐会に供出されたブラン・ド・ブラン。中村シェフはその時のひとさらを再現。


クリーミー!
和食なら茶碗蒸しが合うと思ったので、オットーさんにその旨を伝えると、なんと、「茶碗蒸しは自分でもよく作るよ」とのお返事。相性についても同意してくださり、その話から “銀杏”談義に。


ミネラル感豊かな2008年ヴィンテージ


アンコウのロティ ソース・ヴァン・ブラン セップのフリカッセ
食通のオットーさんも絶賛、きのこやトリュフ、ソースとナイスマリアージュ


NVから飲み進めていくことで、味わいの“密度”も濃くなってくるのがわかります。

肉料理

ピジョン・ラミエ むね肉のロースト もも肉のコンフィ
ソースマデール フランボワーズのアクセント


中村シェフの気合いの入ったひとさら
当日のマイベストはキュヴェ・ロワイヤル・ロゼ。温度変化で熟した果実味や軽いタンニン等、様々な要素が出てきて魅力的でした。むね肉のロースト、もも肉のコンフィともにロゼの微量なタンニン、ミネラルとうまく引き合い、納得のマリアージュ!

デザート

魏国飛スーシェフがデザートをプレゼンテーション


美味美味、ナポレオンパイ


創始者ジョセフ・ペリエの愛娘ジョセフィーヌの名を冠した最高級キュヴェと合せて!

■製品についてのお問い合わせは株式会社JALUX ワイン部 ℡03-6367-8756
URL: http://www.jalux.com


続きは・・・NHK文化センター青山校でも『ジョセフ・ペリエ』にフォーカス


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ルイ・ジャドの2018年プリムール(新酒)をシノワ渋谷店のメイン料理に合せて [ワイン]

全開! ルイ・ジャドのプリムール
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尊敬する松本信彦エノログがいらっしゃるマンズワイン小諸ワイナリーを訪問した参加メンバーからのリクエストを受けて、11月末に全員集合!
シノワ渋谷店にルイ・ジャドの新酒2種を持ち込ませていただき、マリアージュ体験をしてきました。
ルイ・ジャドではボージョレ・ヌーヴォーの製法マセラシオン・カルボニックに依らない伝統的な醸造方法による長期熟成可能な高品質のプリムールを生産しています。
#1:ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール 3,500円(税別)
#2:同 ノン・フィルター 3,800円(税別)

2018年ヴィンテージ情報
3月は一時的に冷え込んだ時期があり、発芽は4月半ばで例年より遅いスタートになりました。春は温かったものの、しばしば雷雨の襲来も。当初遅い成長サイクルと収穫予想でしたが、その後、数週間を経て、5月末に最初の開花が始まり、より早い成長パターンに!  7月上旬には房の成長が完了、中旬頃からぶどうの実も色づき始めました。
夏は大変暑く、乾燥気味。7月に少し雷雨が発生しましたが、8月はほとんど雨が降らず、収穫は8月末から9月初めにかけて行われました。
2018年は春の遅霜や大きな雹害がなかったので、ぶどうは健全に育ち、収量&品質ともに申し分のないぶどうが収穫できました!

ホスピタリティ十分なシノワで

最初に登場したのは可愛いグジェール!


前菜3種の盛り合わせに供出された3アイテム、何とも贅沢


メインは全員肉系で決まり!!
仔羊、牛ホホ肉、鴨胸肉、牛みすじを2名ずつがオーダーするという流れに思わず[わーい(嬉しい顔)]
今回のブログでは、参加メンバー(ワインスクールの講師が半数以上)からの相性コメントを載せますね!


仔羊に合わせてシノワが選んでくれたワインはシャトー・テルトル2012

オーストラリア産仔羊のロースト 栃木産舞茸とゴボウのソテ-添え


■ラム肉は噛みしめていく段階でスパイスや塩分の衣がとれ、肉本来の香りや旨味が現れました。その中でも今回はショルダー部分のラムロールとラムラックをごぼうと合わせたもので、ラムロールは仔羊の旨味がプリムールのタンニンと熟成感につつまれて芳醇なハーモニーを奏でていました。シノワのまるで上質なバージンウールのような香りにつつまれて提供されるラムラックは、ノン・フィルターの果実味豊かな香りと交わり、素晴らしい空間を生み出していました。ラムとごぼうにルイ・ジャドのボージョレ・ヌーヴォー・プリムール。大地を感じる最高のマリアージュでした。


国産牛ホホ肉のピノ・ノワール煮込み


■双方ともボージョレのイメージを超える、素晴らしいワインでした。さすがルイ・ジャドが造ると違うんだなと思いました。フィルターありのほうは、香りが華やかでチャーミングな果実味が印象的、酸も綺麗でした。
フィルターなしのほうは、香りは穏やかに感じましたが、口に含むと、ベリーの要素とともに、土や葉など、自然界の滋味深さを感じるような複雑な味わいで、いつまでも飲み続けたいと思いました。余韻も長かったです。牛頬肉のピノ・ノワール煮込みと合わせましたが、フィルターなしのほうが、お肉の旨味をより引き立て、とてもよいマリアージュになっていました。

■シノワが供出してくれたのは『ダヴィド・デュバン モレ・サン・ドニ2015』
しっかりした土の香り、2015ながら落ち着いた果実味の柔らかい味わいが、少し甘めの濃厚なソースを引き立てながらもあっさりといただくことができました。
プリムールのフィルターありの方は、イキイキとした、フレッシュな香りと果実味が、ホロホロに煮込んだ牛肉には「年の差カップル」のような印象になり、鶏肉や豚肉、春菊などとの相性を試してみたくなりました。
一方、ノン・フィルターと合わせると、熟したぶどうをそのまま味わったかのような線の太い、しっかりした果実味と滑らかなタンニン、優しい酸が、少し甘めの濃厚なソースに寄り添い、牛肉とピノ・ノワールソースにはワインの滑らかで明るい味わい、ワインには牛肉とピノ・ノワールソースの粘度のある黒い味わい、と相乗効果を楽しむことができました。

フォアグラ丼には


■フォアグラ丼には『コロンビア・クレスト メルロ』を供出してくださり、甘辛いタレと、濃厚で複雑なベリーの果実味、ロースト香の相性が良かったです。
フォアグラそのものは、レアの状態に仕上げてあったので、特にノン・フィルターと合わせると、しっかりした、でも素直な果実味と、ヌーヴォーならではのフレッシュ感がちょうど良い感じに寄り添っていました。


フランス産鴨胸肉のロースト クランベリー風味のガストリックソース


■じっくりローストされた鴨胸肉は素材の旨みたっぷりでジューシーな食感。甘酸っぱいクランベリーを加えた濃厚なガストリックソースが、美しいロゼ色に仕上がった鴨肉の旨みを引き立ててくれました。
フィルターを使用したもの、ノン・フィルターのもの。両方とも贅沢な果実味としっかりした酸味があり、造り手の技量によるエレガントさとガメイ本来のキュートさが共存していました。ノン・フィルターはさらに豊かな香りと凝縮された細かいタンニンが心地良い上質な味わい。ワインを飲むごとに、口の中に広がる鴨の旨みとクランベリーの風味が一層魅力的なものとなりました。
新酒という枠を超えた品格あるルイ・ジャドのボージョレ・ヴィラージュ・プリムールとメインディッシュの鴨は素晴らしいマリアージュでした。特に懐の深さを感じるノン・フィルターはお気入りのワインです。


ニュージーランド産“牛みすじ”のロースト シャリアピンソース


■牛みすじでシャリアピンソースということだったので、みすじの脂と玉ねぎの甘味で、フィルターありの果実味たっぷりのほうが合うかなと思っていました。実際のお料理は、みすじは脂が少なめで、シャリアピンソースも甘さ控えめ、そこにあらびきの黒胡椒が振られていたので、果実味よりはコクのあるタイプのほうに合うような味付けになっていました。ゆえにフィルターありだと、果実味の部分がちょっと浮いてしまい、味わいも料理に比べて軽くなってしまう印象に。その点、ノン・フィルターは、そのコクの部分が補われて、さらにソースにも醤油的な要素が感じられたので、結構良い相性になっていました。ただ黒胡椒が入ると香りも味わいも若干強くなるので、ノン・フィルターと合わせるなら黒胡椒なしの状態がちょうど良いのではと感じました。

ちなみにシノワが供出してくれたワインは『ドメーヌ・ド・ローラージュ2010』
メルロとカベルネ・フランの熟成からくる柔らかで熟した果実と若干の鉄っぽさ&スパイシーさが、ボージョレ・ヴィラージュ・プリムールよりは合っていると感じました。私感ですが、ノン・フィルターのプリムールをもう少し熟成させたら、ボルドーより合うのではないかとも思いました。

■ソースが少し和風な感じでさっぱりとしていました。フィルターありとは合わないわけではないのですが、アフターにワインの酸味が鼻に抜けるような感覚がありました。一方のノン・フィルターは肉の甘みとワインの旨味が口の中で溶け合い良い相性でした。


フランス産栗のモンブラン


デザートも6皿のなかから各自好みのアイテムをセレクト
栗好きの私はモンブランにしました。
シノワセレクトのワインはハンガリーの『ディズノク トカイ・アスー 5プットニョシュ2008』、ネクタリンや蜂蜜、ロースト感、余韻に軽いビター感。口中に広がる凝縮感とその後に続く酸味。モンブランとは甘さの二重奏になるので、酸味の切れがもう少しあっても良い印象。他メンバーのデザート用に供出されていたソーテルヌ『シャトー・カントグリル2014』のほうが、甘味の軽度と酸味のバランスがモンブラン向きだったかも。


練乳のバニラアイスクリーム 30年熟成ペドロヒメネス(PX)添え
人の花は赤い!
バニラアイスに大好きなPXをかけた逸品にも心惹かれました(笑)




料理に合わせて楽しんだワインたち!
ただし、全員がすべてのアイテムを味わったわけではなく、シノワがメニューに合わせてワインをセレクトして供出。後藤聡オーナーは銀座店だったので、お目にかかれなかったのですが、丹下大輔マネージャーが細やかな気遣いをしてくださり、参加メンバー全員が時間を忘れて、ワインと料理の相性を堪能しました。
ワインのセレクトが素晴らしかったです、ありがとうございました!

■Chinois-shibuya シノワ・シブヤ 
〒150-0042 渋谷区宇田川町28-4 A2 Bldg. 8F
℡03-5457-2412
URL:https://www.chinois.jp/shibuya/
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バローネ・ピッツィーニの真髄フランチャコルタを『銀座いわ815』のお鮨に合わせて! [来日したワイン生産者&関係者]

1870年からの長い歴史を有すフランチャコルタ
  ~NIENTE IN NATURA È SANZA RAGIONE Leonardo da Vinci ~
自然のなかに理由のないものはない レオナルド・ダ・ヴィンチ


#1:フランチャコルタDOCG ブリュット‘アニマンテ’NV
ぶどう品種:シャルドネ78%、ピノ・ネロ18%、ピノ・ビアンコ4%、標準希望小売価格:4,000円(税別)
#2:同DOCG ナトゥール2013
ぶどう品種:シャルドネ60%、ピノ・ネロ40% 標準希望小売価格:5,000円(税別)
#3:同DOCGサテン2014
ぶどう品種:シャルドネ100% 標準希望小売価格:5,500円(税別) 
#4:同DOCG ‘バニャドーレ’ ノン・ドサート・リゼルヴァ2009
ぶどう品種:シャルドネ50%、ピノ・ネロ50% 標準希望小売価格:7,000円(税別) 
#5:同DOCG ロゼ2013
ぶどう品種:ピノ・ネロ80%、シャルドネ20% 標準希望小売価格:6,000円(税別) 


輸入元は(株)アルカンワイン営業部 ℡03-3664-6591


11月下旬、伊ロンバルディア州のバローネ・ピッツィーニ(BP) から、日本文化や食に造詣が深いシルヴァーノ・ブレシャニーニ取締副社長が来日。BPが誇るフランチャコルタ5種を銀座いわ815で岩央泰氏のお鮨に合わせて探究しました。



ブレシャニーニ氏は1967年フランチャコルタの中心地エルブスコ生まれ。4代前の祖先が当地でぶどう栽培とワイン造りをしていたとのこと。2011年から年に1~2回来日しており、日本の文化や食を高く評価しています。ミラノにあるエツィオ・サンティンのレストラン『アンティカ・オステリア・デル・ポンテ』でソムリエとして働き始めたことがワイン界に入るきっかけになりました。1992年からバローネ・ピッツィーニに参画、現在はBPの顔として世界中を飛び回っています。


岩央泰氏は『久兵衛』や『鮨かねさか』で修業した後、独立。ミシュラン1つ星を獲得し続ける江戸前すし『銀座いわ GINZA IWA』の店主です。

素材のシンプルさを生かして

水タコ&自家製の柚子胡椒 × アニマンテNV
水タコ&ワサピ × ナトゥール2013


口開け#1のアニマンテはBPを代表するアイテム
BPは1998年からオーガニック栽培に取り組み、2001年に認証を取得。フランチャコルタでは有機栽培のパイオニアとして良く知られています。

(前列左側にあるグラス) アニマンテ ANIMANTE は英語ではANIMATEで、“生命を吹き込む”を意味する言葉。つまり、土壌のなかで命が宿り、そこで培ってきたぶどうから生まれたワインがワイナリーの主力となるアイテムの名前になっています。
ちなみにBPは2014年からミラノ大学が推進するプロジェクトの一員として、土壌のなかの有機物とぶどう&ワインの関連を検証、立証する作業を進めています。ただし、研究に関する刊行物等はまだ発表されていないとのこと。

ブレシャニーニ氏の大好物“雲丹”との相性

世界的人気の日本産雲丹× #2NATURAE ナトゥール2013は双方の鉱物的要素が絶妙、これはシームレスなマリアージュ!
ラテン語で“自然”を意味し、BPでは■ナチュラル ■しっかりしたストラクチュア ■長期熟成、の3要素をナトゥーラエの特徴にしています。

さらに高いハードル“なまこ”

海外の方にとって“ナマコ”はどうかなと危惧。でも、要らぬ心配でした。
ナトゥールの酸味とお料理の出汁の旨味が素晴らしく良く合い、マリアージュを堪能しました。


白身は#3SATEN サテンに合わせて。
サテンは和食との相性が良いと追われているアイテム。BPでは■白ぶどうのシャルドネだけ ■通常のガス圧より1気圧低い5気圧 ■エレガントでシルキーな口当たり、の3条件を厳守。樹齢は15~20年、リリースする時はすべてヴィンテージもの、瓶詰前の熟成には30%バリックを使用しています。

白子に唐辛子の風味を生かして

美しい白子!


#4BAGNADORE バニャドーレ2009 × 白子
樽使いの旨さ(40%)と白子の焦がし具合が相乗、口中でトロリと溶け合う食感最高!
#5 ROSÉ ロゼ2013とは唐辛子を少し使うことでスパイスの風味とかすかなタンニンがマスキング効果、こちらもナイスハーモニー

バニャドーレの名前は共同経営者のひとりが住んでいた場所に由来、唯一の単一畑で、面積は3㌶(シャルドネ2㌶、ピノ・ネロ1㌶)、作柄の良い年だけ生産 (2010年、2017年は生産無し)、すべての収穫で一番遅いのがこの畑。ドザージュ・ゼロ、ティラージュ前の熟成に40%樽を使用。酸味が余韻まで残る印象。

包容力のロゼ

ロゼ2013 × もみじおろしを添えたナマコ、お薦めのマリアージュ!
「良いロゼを造るには良いピノ・ネロが必要で、私がパーフェクトと言う時は品質が200%と言う意味です。ロゼの色は毎回同じではなく、その年の作柄が色調や味わいに出てきます。2014年は寒かったので、2013年と比べると淡い色をしています」とブレシャニーニ氏

脂分の多い魚介類はロゼやバニャドーレで

4~5日寝かせたコハダ、参加者全員一致でバニャドーレ、感嘆!


ブリにもロゼ!


赤身もロゼと好印象


中トロにはバニャドーレ、ロゼも◎

Q:地球温暖化の影響はどうですか?
A:気候変動はあっても暑くなるだけではなく、年によっては雨が多く、寒い年もあります。2014年がそうですし、2018年もそのような傾向でした。逆に2012年や2015年は乾燥した暑い年でした。土のなかでは有機物を持つことが大事です。2015年のような猛暑では緊急対応として灌漑が許されたのですが、BPでは20年前から土にこだわってきたので、灌漑することもなく、何の心配もなかったです。

Q:ドザージュ量に変化は出ていますか?
A:フランチャコルタはシャンパーニュよりドザージュは少な目です。今回試飲したアイテムも2つ(ナトゥール&バニャドーレ)は糖分添加ゼロですし、他のアイテムは5g/L以下になっています。

こぼれ話
PRを担当している 『aDue』の代表 永峰詢士氏と山田久扇子氏は、岩氏のお鮨ファンということで、プライベートでもBPのフランチャコルタとの相性を楽しんでいたようです。ゆえにマリアージュは、おふたりの総決算と表現したいくらいの、体験に裏打ちされた見事な組み立てでした! 
加えて、ピア二ストでもある山田氏の粋な計らいは、BGMに使っていたモーツァルト。
以前BPを訪問した折、カンティーナの地下に彼の肖像画が飾ってあったので、その訳を聞いたそうです。BPの担当者は「モーツァルトは生涯で2度イタリアを訪問しており、12歳の時、父親と一緒に、バローネ・ピッツィーニの屋敷に滞在しました」と回答。その縁あって、今回はモーツァルトを聴きながらの贅沢なプレスランチョンになりました。

終盤、「お寿司屋さんに1本だけ持ち込むとしたら、どれを選びますか?」との質問がありました。
ワイナリーの顔のアニマンテやガス圧の低いサテン、ノン・ドゼのナトゥール等、それぞれに魅力があります。私はバニャドーレかロゼで迷いましたが、1本選ぶなら守備範囲の広い『ロゼ』

シャンパーニュに拮抗するバローネ・ピッツーニのフランチャコルタ、その底力、実力に感嘆しました。1990年代から、土着品種を見直す動きが出始めていて、研究も進んでいる由。数年後には、イタリア固有品種を使ったフランチャコルタの発売もありそうなので、その日を楽しみに待ちたいと思います。
素晴らしいひとときの共有、ありがとうございました!


[レストラン]ミシュラン2019も1つ星の
銀座いわ 東京都中央区銀座8-4-4 三浦ビル1F ℡03-3572-0955
銀座いわ815 東京都中央区銀座6-3-12 数寄屋ビル1F ℡03-3573-1815

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シャンパーニュ騎士団日本支部 晩餐会2018@名古屋 Grand Chapitre de Nagoya [シャンパン]

第9回GRAND CHAPITRE DE NAGOYA

シャンパーニュ騎士団の叙任式典&ガラディナーがホテルナゴヤキャッスルで開催されました。私はシャンパンメゾン『ローラン・ペリエ』からのお招きで、アペリティフと晩餐会に参加しました。

地方開催は2016年の京都に続いて、名古屋が2都市目になります。
昨年10月、ランス市と名古屋市が姉妹都市締結をしました。
本年5月、河村たかし名古屋市長がランスでオフィシエ・ドヌールを受章なさったので、11月29日の名古屋開催では、それを記念し、祝す意味で、改めて、叙任記念セレモニーを執り行ったとのこと。今後、ランス市との交流が増え、シャンパーニュの需要が増えることが期待されます。
[リボン]追記:71名のシュヴァリエ、12名のオフィシエが叙任されました(シャンパーニュ騎士団より

アペリティフ会場で
アペリティフには11メゾン、ディナーには7メゾンのシャンパンが供出されました。


前団長アントワン・ビルカール社長が率いるビルカール・サルモン、人気のロゼが登場


コート・デ・ブランのグランクリュのシャルドネのみで造られるドゥラモットのBdeB


昨年の#740に続き今回は#741
アヴィズ村のシャルドネとアイ村のピノとの見事なバランス


ルイーズ・ポメリー、大容量ボトルで熟成させた安定感ある2000年ヴィンテージ


グランクリュに格付けされたシャルドネのみを使ったコント・ド・シャンパーニュ、2006年のふくよかさは魅力


テタンジェのブランドアンバサダーMidori Forayさん(左)、川村玲子CIVC日本事務所代表、同事務所の笹本由香理さんとの4ショット


大尊敬しているルイ・ロデレールのジャン・バティスト・レカイヨン シェフ・ド・カーヴ


島悠里さんから届いた4ショット
レカイヨンさん、CIVC本部ヴァンサン・ペラン事務局長推薦でシュヴァリエ受章の島さん、ルイ・ロデレールのフレデリック・ルゾー社長。島さん、おめでとうございます!


アンリオのジル・ド・ラルズィエール社長にはお願い事を\(^o^)/


2018年ヴィンテージ(VT)に関する質問をしてみました。
Q:2018年はいかがですか?
A:大変美しいVTであることには間違いありません。
出だしは雨が多く、不安な一年の始まりだったのですが、春先の多すぎる雨が、結果として、夏の乾燥、猛暑で苦しむぶどうを助けてくれました。夏の終わりは日照度が大変多く、気温も高くなったものの、地中に蓄えられていた水分のお陰で、品質的にレベルの高いぶどうが収穫できました。多くの人が、今の時点で、グレート・ヴィンテージかどうか知りたがるのですが、収穫で綺麗なぶどうが取れたとしても、それがどのようなVTになるのか。それを言うのは時期尚早だと思っています。これから春先にかけてブレンド作業があるので、それから判断していきたいです。ぶどうの出来だけを見ればヴィンテージができる年ですが、慎重に進めたいと思います。

Q:2008、2018 と“8”の付く年は良いと言われていますが
A:アンリオの創業年は1808年で、初めてシャンパンを造った年になります。それ以降も、8が付く年は良い思い出につながっています。1988年VTもとても良い収穫年でしたし、セラーにある一番古いVTは1928年。アンリオにとって8には縁があります。

昨年、ジル社長と試飲したロゼ2008年は本当に素晴らしく、高い評価を受けています。2018年も期待できるのでは・・・

アペリティフでは他には『カナール・デュシェーヌ キュヴェV』、『ガティノワ アイ・グラン・クリュ ブリュット レゼルヴ』を試飲しましたが、時間不足で『シャルル・エルネール』、『G.H.マム』、『ニコラ フィアット』、『ポールグール』には立ち寄れず(泣)


ディナー会場で

会場はホテルナゴヤキャッスル

IMG_9636.JPG


7メゾンのシャンパンの饗宴!


今年6月、新団長に就任なさったブルーノ・パイヤールさんとボードメンバー



河村たかし名古屋市長のオフィシエ・ドヌール叙任記念セレモニー。
シャンパーニュ騎士団のパイヤール団長とクリスチャン・ボラー日本支部総領事によって執り行われました。河村市長は、パワフルにあいさつ。ランスも名古屋も戦争で被害を受け、その後、頑張って再生した都市であることを述べ、“ la vie en rose 薔薇色の人生”を鼻歌で口ずさむほどのテンション。MCを務めたクララさんによると、5月のランスでも同様に歌われた由。騎士団初とも言える賑やかな開会でした。

ローラン・ペリエ&サントリーテーブルで

サントリーワインインターナショナルの宮下敏社長の隣席、光栄です!


第9回叙任式でシュヴァリエを受章なさった皆さまとの記念ショット
おめでとうございます!

ディナーで供出されたシャンパーニュ

晩餐会ではいつも団長のメゾンからスタートします。後方のソムリエ軍団が持っているのはブラン・ド・ブラン1999、もちろんマグナムサイズ!


同メゾンのプライベートコレクションで、コート・デ・ブランのオジェとル・メニル・シュル・オジェのぶどうを使用。11年間の熟成の後、2011年4月にデゴルジュマン、ラベルはフランス人画家ギヨメット・シュランベルジィの“活気”。溌剌と豊潤さを兼ね備えた守備範囲の広いシャンパン


海の幸タルタル仕立てとニュージーランド産オーラキングサーモンのミキュイ
軽やかなシャンパーニュヴィネガー風味


檀上でソムリエ諸氏がクリスタル2008を持って勢揃い。
名古屋で活躍している50名あまりの皆さまが集結してくださいました!


2009VTの後にリリースされた2008年。ルイ・ロデレール創業以来、初のヴィンテージ前後入れ替えしたシャンパン! 私は最低でも30年以上の熟成に耐えられると思っています。


ウナギのロースト 根セロリの岩塩包み焼き 柑橘香るスダチ入りブールブランソース


秀逸な3ヴィンテージをブレンドして造るグラン・シエクル


ローラン・ペリエテーブルで特別供出されたキュヴェ・アレクサンドラ・ロゼ2004
ズワイ蟹のリゾット “雑炊仕立て” 白トリュフオイルの香りはアレクサンドラと!


ペリエ ジュエのベル エポック ロゼ2007 × 金目鯛の味噌風味焼き サバイヨンソースのグラタン
金目鯛の皮をもう少しパリパリに焼いた方がロゼに由来するソフトなタンニンに合ったはず、味噌風味にも


ウイリアム・ドゥーツ1999 × 尾張牛フィレ肉のスービット アルビュフェラソース デュシェスポテトを添えて


ドラピエ ミレジム・エクセプション2006はシャンパーニュ騎士団初のジェロボアム(3000L)、今宵のディナーのためのスペシャル、さすがミシェルさん!


11月9日以来の再会!

エクセプション(“例外”と命名されたシャンパン)について伺ってみました。
ドラピエ:美しいシャンパーニュ、豊潤でとても良い熟成状態です。シュル・リーの期間は8~10年でほぼ9年ほど。瓶熟は王冠ではなくコルクで行なっていました。40%がオーク樽、様々な大きさのフードルで、穏やかな酸化をしています。味わいはドライでドザージュ量は3.5ー4g/L、リキュール(ヴァン・ド・レゼルヴ)は20年以上樽でキープ。ジェロボアムサイズなのでとてもフレッシュです。亜硫酸は極少、軽いフィルター掛け、ダークカラーのボトルは酸化を防ぐ働きをしています。


フォアグラのロワイヤルに名古屋コーチンのフィレを添えて


ラストのシャンパンはティエノ キュヴェ・アラン・ティエノ2007
創設者の名を冠したシャンパン(CH65%、ピノ・ノワール35%)、黄金色、アカシア、バターのペストリー、存在感あるアイテム


柿とマロンのムース タルトタタン風 マロンアイスクリームを添えて


サントリーのファインワインを扱うファインズテーブルで

中西卓也社長から「青木さんはローラン・ペリエのアンバサダーでもこころはアンリオだよね」と言われて[わーい(嬉しい顔)]

ルイ・ロデレールとエノテカテーブルで

お懐かしい廣瀬恭久会長のお姿も


東京での再会、とっても嬉しかったです。
ちなみに、ディナーに登場した(3番目)ローラン・ペリエ、(4番目)ペリエ ジュエ、(5番目)ドゥーツ、(6番目)ドラピエまでの4メゾンはこの11月に訪問してきたばかり、気分的にも最高でした!


ポール・グールの輸入元オーバーシーズの木下正行ワイン部長と


シャンパンラバーの西村さん、その熱意に敬意を表します!


贅沢な泡の祭典、シャンパンメゾンにこころからの感謝を!

ローラン・ペリエの顔として活躍したフィリッ・ソーゼットブランドアンバサダー

ローラン・ペリエの代表として頑張っていたフィリップさん
メゾンへの報告もよろしくお願いします!

最後にひとりごと・・・


2016年のハイアットリージェンシー京都では、“結ぶ”をテーマにフランスと日本の友好を賛美しました。昨年のウェスティン東京では“舞”をテーマにして、過去最多20メゾンが参加した華やかな会になり、なかでも野村萬斎さんの舞は素晴らしかったです!
翻って、今年は日仏友好160年の記念年でしたが、特別のテーマもなく、静かなエンディングで・・・。折角の記念年なのに、との思いが残ったディナーでした。
次回の第10回GRAND CHAPITREが、“ときめき”を感じる内容だと嬉しいです!

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アンリオ『アンシャンテルール2000』は買いのアイテム、続くニューフェイスは『エメラ2005』 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

10月講座は、シャンパン研修ツアーの直前に開催したので、アップが前後逆になってしまいました。素晴らしかった『アンリオ』をリポートしておきます。
長熟を旨とするメゾンの最高峰は『キュヴェ アンシャンテルール』。2000年が最後のヴィンテージ(VT)となり、新たに登場したのが『キュヴェ エメラ2005』です!

6種類のテイスティング

(左から)
#1:ブリュット スーヴェランNV
#2:ブラン・ド・ブランNV
#3:ブリュット ミレジメ 2008
#4:ブリュット ミレジメ2006
#5:キュヴェ エメラ2005
#6:キュヴェ アンシャンテルール2000

第1フライト

#1:ブリュット スーヴェランNV
生産者:アンリオ(NM)
ぶどう品種:CH50% PN45% M5%
グランクリュとプルミエクリュのぶどうを3分の2以上使用
リザーヴ比率30%(約25のクリュ、キューヴ38のリザーヴワインを若干使用)
瓶内熟成3年以上
ドザージュ:8g/L未満
価格:6,900円 (税別)
メゾンの顔、コンセプトは“精確さとバランス”
明るい麦わら色、フレッシュてピュア、洋梨、青りんご、アプリコット的な酸味、バランス

#2:ブラン・ド・ブランNV
生産者:アンリオ(NM)
ぶどう品種:CH100%
グランクリュとプルミエクリュのぶどうを70ー80%使用
リザーヴ比率40%(キューヴ38のリザーヴワインを若干ブレンド)
瓶内熟成 4ー5年
ドザージュ:8g/L未満
価格: 8,500円(税別)
アンリオのスタイルの要はシャルドネ。メゾンを象徴するアイテム、グラス壁面の粘性、石灰土壌由来のミネラル、白い花、グレープフルーツの内果皮似のビター感、白桃、アカシア、ブリオッシュやバターの風味、心地よい余韻

第2フライト

#3:ブリュット ミレジメ 2008
生産者:アンリオ(NM)
ぶどう品種:CH50% PN50%
10のプルミエクリュとグランクリュをアッサンブラージュ
瓶内熟成8年以上
ドザージュ:6g/L以上
参考出品 / 参考価格:11,800円(税別)
1808年創業のアンリオの200周年記念のVT、今世紀のグレートヴィンテージ。
柑橘系果実、黄色系果実、アプリコット、ミネラル、凛とした酸味と精密さ、ロースト風味、ポテンシャル大。23名中8名が支持。

#4:ブリュット ミレジメ2006  
生産者:アンリオ(NM)
ぶどう品種:CH50% PN50%
グランクリュとプルミエクリュを100%使用
瓶内熟成8年以上
ドザージュ:6g/L以上
価格: 10,800円(税別)
第1香に熟成のニュアンス、甘味があり、ストーンフルーツ(種の大きな果実 / 黄桃、アプリコット、ネクタリン)、泡はワインに溶け込み口中まろやか、ミネラル、滑らかでフェミニン。23名中15名が支持。

第3フライト
2アイテムとも、グランクリュ100%。コート・デ・ブランはシュイイ、アヴィーズ、メニュ・シュル・オジェ、北部モンターニュ・ド・ランスはマイイ、ヴェルジ、ヴェルズネーのぶどうを使用、比率はCHとPN各50%。12年以上の熟成


#5:キュヴェ エメラ2005
生産者:アンリオ(NM)
ぶどう品種:CH50% PN50%
ドザージュ:5g/L
価格: 25,400円(税別)
エメラはギリシャ神話の光の女神に因んで命名、唯一無二のヴィンテージのみ生産。23名中12名が支持。

#6:キュヴェ アンシャンテルール2000
生産者:アンリオ (NM)
ぶどう品種:CH50% PN50%
ドザージュ:8g/L
価23,000円(税別)
アンシャンテルールとはカーヴでワインが発酵するのを見守る職人を意味しています。23名中11名が支持。私もアンシャンテルールの熟成状態が好みでした!

ニューフェイス『エメラ』

コンセプトは“匠の技と光”
アンシャンテルールを継承したスタイル、フレッシュさと趣きのナイスバランス。煮詰めた柑橘類、レモンキャンディ、キャラメル、クリームブリュレ、モカ、蜂蜜、長い余韻と旨味

見つけたら買いの『アンシャンテルール2000』

コンセプトは“複雑味と匠の技”
フレッシュな酸と熟成感が同居、、ビーチ、カリン、アプリコット、ロースト風味、シームレス、層になって広がる複雑味

1778年建設のレゼルノワ

参考協力:(株)ファインズ

1778年建築のレゾルノワはコート・デ・ブランの入口ピエリー村にあるフランス式庭園を構えたアンリオの迎賓館。ラベルに配しているオレンジ色は、レゾルノワのレンガをモチーフにしています。

■製品についての問い合わせは(株)ファインズ
URL:http://www.fwines.co.jp/lineup/winery/fr_champagne02/
℡03-6732-8602

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