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“和食に合う”をテーマにした品種別講座 [オープンカレッジ]

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宇治山田駅から名古屋へ。そこから新幹線に乗り換え東京までGo!
途中、青空に浮かぶ可愛い過ぎる雲を発見しました~

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富士山もこの日(10日)は直線的な雲を頭に載せて・・・

ここからは東京編です。到着後、いざカレッジへ。
テーマは和食に合う白ワイン”、ということで8アイテムをセレクト
 
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<第1フライト>
No1:オリビエ・ルフレーヴ シャブリ 1er フルショーム2006
No2:ジャン・コレ シャブリ 1er モンテ・ド・トネル2006
ぶどう品種はともにシャルドネ100%。樽の出方をチェックしながらの利き酒です。
前者はステンレス&樽(新樽なし)、ワインの味わいはとても上品で、フルショームの畑由来のミネラルとパワーを感じます。後者は大樽&小樽(新樽率30%)のスタイル。グラン・クリュ「レ・クロ」の延長上にあるモンテ・ド・トネルは、エレガントでありながらパワフルな味わいがイイですね。2006年ヴィンテージはどちらも素晴らしいと思いました。

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<第2フライト>左から順に
No3:ジョセフ・クローミー タスマニア・リースリング2006(スクリュー・キャップ)
ぶどう品種はリースリング100%、ペトロール香が際立つワイン。和食に合わせる場合、重油っぽいニュアンスがもう少し軽いほうが良いかも。No3に関しては9割以上の生徒が品種を当てていました。ちなみにタスマニアは地球温暖化の好影響下にある注目の産地です。

No4:ヴィエ・ディ・ロマンス デッシミス ピノ・グリージョ2007
ぶどう品種はピノ・グリージョ100%

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シャトー・メルシャン『甲州グリ・ド・グリ』に共通するオレンジがかった色調、果実味豊か、ドライフラワー。ハチミツやベッコウアメを彷彿とさせる味わいで、余韻に軽いビター感あり。

No5:ルシアン・クロシェ サンセール・クロ・デュ・ロワ2006
ぶどう品種はソーヴィニヨン・ブラン100%、柑橘系果実(レモンやグレープフルーツ)や白い花、ハーブ系の香り、酸が綺麗でエレガント。和食とあわせる時にレモンを活用するとより愉しめるワイン

No6:ルバイヤート 甲州シュルリー 勝沼ボトル2008
ぶどう品種は勝沼産甲州ぶどう100%、空気とのふれあいがほとんどない透明に近いワイン。日本酒の吟醸香に似たニュアンス。わさびを使うと、口中でワインの果実味がより膨らむ印象。

No7:ガイヤーホーフ グリューナー・ヴェルトリナー ローゼンシュタイン2008(スクリュー・キャップ)
ぶどう品種はグリューナー・ヴェルトリナー100%、生産者はニコライホーフのサース夫人の実妹イゼル・マイヤー。雨が多い年だったにもかかわらず、果実味のある上質なワイン。ミネラル、白コショウ、ミントの風味。モッツレラとアボガド+わさび+薄口醤油のマリアージュは誰もが認めるおいしさ

No8:シャトー・ル・ピュイ マリー・セシル2002 セミヨン100%(協賛)
ぶどう品種はセミヨン100%、ビオディナミ栽培。SO2無添加。6種類の中では最も色調が濃く(右のグラスの色をチェック願います)、ノン・フィルターによる若干の濁りあり。酸を予感させる香り、口中では香りに感じた酸の印象がそのまま広がり、複雑味もある。時間の経過で味わいの変化が楽しめるワイン。薄口醤油との相性◎

同ワイナリーのフラッグシップ『シャトー・ル・ピュイ(赤)』も和食との相性はグッド。これは昨年3月のブログに載せてありますのでご覧いただけましたら幸いです。
>>>http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2009-03-09-1

農薬と火薬の関係
私が初めてシャトー・ル・ピュイのオーナー、ジャン・ピエール・アモロー氏とお目にかかったのは2004年10月でした。その時、ビオディナミを導入するキッカケについて「第1次大戦後、大砲の火薬や砲弾の原材料(兵器の製造には硫黄や銅が不可欠)が余り、メーカーは農薬の肥料に使うことを考えました。化学肥料は1920年代から30年代に出始めましたが、祖父や父を含む何人かは健康を害する恐れのある農薬を拒否しました。土壌の構成や生態系が変わってしまうことを憂いてのことです。それで土壌の活性化に着手することに決めました」と。
農薬と火薬の関係については、ビオディナミ栽培をしているローヌのシャプティエやロワールのニコラ・ジョリも同様に語っています。

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相性実験はすべてのワインをテイステイングした後、“わさび”を仲介役にして行いました。
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カットしたモッツレラチーズとアボガドを用意、薄口醤油で。
(Akikoさ~ん、供出準備のサポートありがとうございました!)
それから、伊勢から持ち帰った新鮮なあわびも!!


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<第3フライト 番外編>
No9:エミリオ・ルスタウ ペドロ・ヒメネス サン・エミリオ
最後は番外編。スペインの甘口シェリー、ペドロ・ヒメネス(PX)。PXは“白ぶどう”なんです。
黒蜜のような味わいが魅力のワインで、べたべたした甘さがないのは、ワインの中に隠れている酸の効果です。PXの酸をチェックなさりたい方は、京都『鍵善(かぎぜん)』のくずきりをいただく要領で、黒蜜の代わりにPXでお試しあれ。その意味がおわかりいただけるはずです。
PXにはなんと言ってもヴァニラアイスがよく似合います。好奇心のある方はチャレンジなさってみてくださ~い。

おかげさまで2日に募集開始した春期講座『オーダーメイドなシャンパン講座』&『世界のワイン比較探求講座』は早々にキャンセル待ちになりました。
お申し込みくださった皆さま、本当にありがとうございました!

http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2010-03-05
春期企画・オープンカレッジだけのオリジナル講座『グラスでワイン・レッスン(定員30名)』はリーデル・ジャパン(株)のワイングラス・エデュケーター庄司大輔氏とのスペシャルなコラボレーションです。
すべてのワインラバーの方が対象です。“百聞は一見に如かず”の体験をご一緒いたしましょう!
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コメント 3

hako

完璧なテキストを、丑三つ時を越えてまで、仕上げて頂き、ホントに
ありがとうございます。メモしきれなかった講義の内容が、まさに目の前で
蘇ってきました。永久保存版です。
また、マリアージュ実験のための、入念な食材準備にも大感謝です。
特に直送というか、直持参、アワビには感嘆しました。
旨さの余り、ぱくぱくと食べてしまったので、相性チェックの余裕が
有りませんでしたが、どれもOKだったような。済みません。
(鉄橋を入れたベストポジションで、新幹線からの富士も、完璧です。)

by hako (2010-03-13 08:34) 

YUTAKA

世界の白ワインの多様性を感じられる講座で、とても印象に
残りました。
先生の丁寧なコメントで、その時の感覚がよみがえってきます。
(とはいえ、やっぱり体験が必要ですよね!)

個人的には、サンセールに感じたバラの花束のような華やかな香りが
少し意外で印象的でした。エレガントな S.B. だと思います。

考え抜かれた丁寧なワインのセレクションに、食とのマリアージュまで!
とてもぜいたくな2時間を、ありがとうございました。
by YUTAKA (2010-03-13 08:45) 

fumiko

hakoさん、チェック&コメント、ありがとうございました!
3回の講座、ご満足いただけましたか?
特に今回は“食”とのマリアージュを実際に体験していただいたので、
皆さまの五感を十分刺激できたと自負しておりま~す(笑)
富士画像もお褒めいただき、光栄です♪


YUTAKAさん、アップお待たせいたしました。
コメントありがとうございます。

>個人的には、サンセールに感じたバラの花束のような華やかな香りが
>少し意外で印象的でした。エレガントな S.B. だと思います。
ルシアン・クロシェは思い出深いSBで、初めて飲んだのは熱田氏の『東京グリンツィング』でした。2000年のことで、同席していた堀賢一氏が選んだように記憶しています。
繊細で和食にも良く合うロワールのワイン! 
SBの気になる香りもありませんし、ね。


ほりけんさま、チェックありがとうございました♪
貴重なブログの削除、びっくりしましたが、無事復活のご様子。
安心しました、良かったです。さらに勢いを増して、頑張ってください~
by fumiko (2010-03-13 11:57) 

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