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フランス展@伊勢丹の続編 ~画像で綴るシャトー・ル・ピュイ~  [ワイン]

フランス展のために来日していた『シャトー・ル・ピュイ』の醸造責任者パスカル・アモローさんも無事帰国なさいました。東京では多くの方にワインを味わっていただいた由。スペイン、モスクワ経由の迂回ルートだったのでお疲れのご様子でしたが、苦労のし甲斐はありましたよね、パスカルさん!
木林シャトー・ル・ピュイ日本代表もお疲れ様でした♪

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パリのLavinia地下1階のセラーには最も古いヴィンテージ1917年が! 価格は5,525ユーロ!! 
画像にある1926、1932、1933、1936、1944ヴィンテージ以外も販売されています(ボトルはダミー

ここからは、先日のパスカルさん&『神の雫』の作者亜樹直ご姉弟のトークショーの内容等を、昨年3月同シャトーを訪問した際の画像とあわせてまとめておきます。

1960年以来、ボルドー地方コート・ド・フラン地区に住み、ワイン造りに励んでいるシャトー・ル・ピュイ。オーナーのジャン・ピエール・アモローさんはオーガ二ック栽培を導入したキッカケについて、「第1次世界大戦後、大砲の火薬や砲弾の原材料(兵器の製造には硫黄や銅が不可欠)が余り、メーカーは農業の肥料に使うことを考えました。化学肥料は1920年代~30年代に出始めましたが、祖父や父を含む何人かは健康を害する恐れのある農薬を拒否しました。土壌の構成や生態系が変わってしまうことを憂い、そこで土壌の活性化に着手しました」と。1935年からオーガ二ック栽培をはじめ、1990年にはビオディナミ農法を取り入れています。

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シャトーが所有する50haの敷地の中の一角にパワースポットがあります!!
案内役をしてくださったパスカルさんは、「oppidumオッピドゥムで、真ん中の石とあわせて光を上から受け、力を分散します。周囲900メートルにパワーが及びます」と解説。“オッピドゥム”は町を意味するラテン語で、自然の地形を生かした要塞都市とのこと。以前、某テレビ局の取材でシャトーを訪れたディレクターから「奈良県に全くの同形で、石と石の距離も等間隔のパワースポットがあります」と言われたそうです。

ビオディナミを導入している生産者の敷地には不思議とパワースポットがあります。オーストリア・ヴァッハウのニコライホフ醸造所も然り。敷地内に星型のスポットがあり、私も2回ほど立たせていただきました♪

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メインのワインは3種類。「シャトー・ル・ピュイ トラディショナル」、曽祖父の名に由来する「同バルテレミ」、白ワインの「同マリー・セシル」です。上記のぶどうはバルテレミに使うメルロー。樹齢は50年~60年とのこと。

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表土は粘土石灰質、内側は石灰質の層になっており、ちょうど画像にあるような感じだそうです。土壌中には微生物が多く生息しており、それらの排泄物が地中で母岩に浸透し、強靭な岩を崩していきます。それによってぶどうの根が地中深くまで伸びるので、ミネラル分を吸収、たくましいぶどうになります。




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昔から使用している発酵槽。果帽(発酵で発生する二酸化炭素の力で上部に浮かんでくる果皮や果肉)が飛び出さないように穴の上に木製の網を置き、果帽を24時間浸るようにしています。穴からあふれ出てくる液は冷たい外気に触れると、温かな発酵槽に戻っていくような形で循環するので、ルモンタージュ(上部の果帽を液中に完全に沈むようにする作業)はしないそうです。槽の穴の周りには酒石がびっしり付いていました。

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トラディショナルは発酵後、フードル(5,000リットル)で12ヶ月熟成させます。フードルは3年から15年までの古樽。

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パスカルさんがフードルで熟成中の2008年ヴィンテージを試飲させてくれました。

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バルテレミはバリック(225リットル)で発酵、熟成させます。

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樽熟成庫で2008年ヴィンテージを試飲。かすかに乳酸のようなニュアンス。ぶどうの糖分豊かな飲み口。

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オールドヴィンテージの1917年から最新ヴィンテージの2007年までのワインが寝ています。

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クロージャーはロウ栓。松脂(まつやに)に天然の色素を混ぜて作ります。ちょっと手振れでsorry~

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ワイナリーで試飲したのは左から「マリー・セシル2007」、「トラディショナル2006」、「同1990」、「バルテレミ2006」、「同2005」。バルテレミ2006のバランスの良さが光っていました!

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パスカルさんが選んで開けてくださったスペシャルワインは『シャトー・ル・ピュイ トラディション1955』
トークショーで亜樹直ご姉弟はシャトー・ル・ピュイを「優しく包み込むようなワイン」と表現していましたが、55年ヴィンテージはまさにそのような感じです♪

秋にはオーナーのアモローご夫妻が来日なさるはず。今年は同ワインと和食とのマリアージュを大いに堪能いただきたいものです。

[exclamation]インフォメーション
待望の5月到来!!
ブログ“100万ヒット”達成の予想日当てクイズは4月末で締め切らせて頂きました。
2日(今日ですね~ふふ)、3日、5日、8日、9日、10日、17日、18日となっています。自分が予想していたよりかなり早いペースで動いているような・・・多くの方にご覧いただき嬉しく思っています。
前述の日程の中で、“ずばり”が出ることを願いつつ・・・クリアしたら、すぐお知らせしま~す。
私もワクワクしています♪
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コメント 14

vientre-dolor

荒れたような土地で育つ素材は、美味しいものが多いですよね。
by vientre-dolor (2010-05-03 02:31) 

fumiko

vientre-dolorさん
ネットカフェから解放されてホント、良かったですね♪
チェック&コメントもありがとうございます。

恵まれ過ぎた環境下(栄養分たっぷりの農薬を散布されたり、
肥沃な土壌等)で育つぶどうは怠け者になり、根を深く張る事もないので、
魅力あるぶどうにはなりません。これって人間社会にも通じるような・・・


kojiさん、チェックありがとうございました♪
by fumiko (2010-05-04 11:50) 

hako

1955年が、まだまだ元気なのに驚きですね。
土壌、ブドウ、醸造とそれぞれの素晴らしさの結果なのでしょうが、
このワインのパワー、凄いです。
by hako (2010-05-04 21:47) 

fumiko

gillmanさん、はじめまして♪
天野祐吉さんのブログでお見かけした方、ですね!!
どうぞよろしくお願いします。

ロボライターさん、チェックありがとうございました♪

hakoさん、チェック&コメント、ありがとうございます!
冬期講座の“和食に合う白ワイン”の時、木林代表からご協賛いただき、
マリー・セシル2002を出したのですが、hakoさんはシャトー・ル・ピュイの赤は未体験のはず。チャンスがあれば、是非トライしてみてくださ~い。

シャプティエ同様、温度の変化、時間の経過を楽しみながら飲まれると良いですよ♪
by fumiko (2010-05-04 23:41) 

fumiko

Winoさん、金沢の食、楽しんでいらっしゃったようですね♪
by fumiko (2010-05-05 00:39) 

ナビパ

いつもniceばかりかコメントまでありがとうございます。
ワインもデジイチも味わいも大切と言うことですね。
by ナビパ (2010-05-05 07:41) 

fumiko

ナビバさん、ご丁寧にありがとうございます。
今は天国在住の私の初恋の愛犬ミューちゃんと、
黒ナミちゃんの色合い、雰囲気が似ているので懐かしくて・・・
http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2006-01-14-6


by fumiko (2010-05-05 10:34) 

fumiko

hideyaさん、ご訪問ありがとうございます♪
空の青さ、水面の輝き、雰囲気あるモノクロ画像等、とても良いですね。
by fumiko (2010-05-06 01:10) 

fumiko

tokiさん、チェックありがとうございました♪
温かなオーラに包まれた写真たち、素敵です。
by fumiko (2010-05-06 12:14) 

yuka

ビオの畑にそんなスポットがあるとは知りませんでした。最近気に入ってビオの種まきカレンダーなども読んでいます。
by yuka (2010-05-08 16:13) 

fumiko

yukaさん、コメントありがとうございます。
ビオデイナミの生産者の所有地には不思議とパワースポットがあります。
へぇ~、種まきカレンダーを購入して読んでいるのですか!!

by fumiko (2010-05-09 00:08) 

hiro

始めまして、現在おはようございます^^
nakoさんのブログを起点に、こちらのブログ様にたどり着きました。
僕自身、コックをし現在農業を生活の起点にしているのでテロワール非常に興味が有ります。
by hiro (2010-05-09 07:01) 

fumiko

hiroさん、お立ち寄り&コメント、ありがとうございました。
日本の食料自給率を考えると、不安要素山積みです。
農業の重要性を感じますし、テロワールを反映させた農産物は魅力です。
コックさんとしてやりがいがありますね♪
by fumiko (2010-05-09 11:43) 

YUTAKA

ちょうど、Chateau Le Puy 2003 を同じ頃に BENOIT で
いただいたので、偶然に驚きました。エレガントなワイン
ですが、芯にしっかりしたものを感じました。

痩せた土地や Vieilles Vignes のような過酷な生育環境だから
こそ、葡萄がたくましく育つというのは本当にそうなんだなと
感じます。そして、それは人生にもというご意見も、全く同感
です。なんて「温室育ち」の僕が言っても説得力がないですが(笑)
by YUTAKA (2010-07-01 13:58) 

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