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伝統と革新のメゾン、シャブリ『ドメーヌ・ラロッシュ』ベリコー社長来日セミナー [来日したワイン生産者&関係者]

昨年来日したユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・シャブリ(UGCC)のメンバー

ティエリー・ベリコーさんは2000年に発足したUGCCの現会長&ドメーヌ・ラロッシュ社長
(左から2人目)


UGCC試飲会で供出されたのはシャブリ・グラン・クリュ レ・ブランショ1987のマグナム
30年の熟成を経たワイン、心地良い酸の質感、スムース、複雑味と余韻の長さ、圧巻!


今年は輸入元ジェロボームの招聘で来日セミナー!

ベリコー社長とは3ヶ月ぶりの再会でした!
「ラロッシュで働き始めて10年、ワイン業界に参入して20年になりますが、一番素晴らしいと思う瞬間が皆さんと一緒にテイスティングする時です」と語っていました。

ドメーヌ・ラロッシュのロゴ
視覚、嗅覚、味覚の3つの感覚を表現したユニークなロゴ

ドメーヌ・ラロッシュの概要
自社畑は90㌶(うちGC4、PC11)で、90ヵ国以上に輸出
修道士たちが住んでいた9世紀の施設、13世紀の圧搾機も保存

ワイン造り
ぶどう樹についてはマサル・セレクション方式
収穫は30kgのかごを使って手摘み
栽培(超25年以上のベテランも)はひと区画、ひとりの割合で管理
醸造面ではGC、PCには樽を使用、MLFは行う
フランス農水省が定めたHVE (Haute Valeur Emvironnementale/ 環境保全農業の環境価値重視)の認証を受けていて、環境への配慮、生物多様性への取り組み等を実施。シャブリでは「アテナフクロウ」の保護活動、ラングドックのマス・ラ・シュヴァリエールでは夜行性で食虫動物の「こうもり」を増やすことで、畑の害虫駆除に活用。

シャブリのアペラシオン、総面積は5300㌶
(カテゴリー下から上へ)
・プティ・シャブリ
・シャブリ/シャブリの中心を成し、面積は3500㌶
・シャブリ・プルミエ・クリュ/17クリマ、全体の14%
・シャブリ・グラン・クリュ/7クリマ、総生産量のわずか2%、長期熟成タイプ

セミナーで試飲した6アイテム
「キメリジャンの土壌、シャルドネ、そして大変厳しい冬の時期がある大陸性気候により、活き活きしたミネラル、きれいな酸、明確な味わいが表現できる」とベリコー社長



(右から順に)
#1:Chablis Les Chanoines 2016
2016年は3月、4月に霜の害を受けたので少生産、品質は良好。
白い花、塩味、中盤以降ピュアな酸の広がり、丁寧な造りを感じる1本

#2:Chablis Saint Martin 2016
聖マルタンの名に由来し、ラロッシュを代表するワイン。60㌶を所有しているので、毎年上質の区画のワインだけをブレンドして生産。香りは#1より控め、和風柑橘、軽いビター感、旨味、WS90点。

#3:Chablis 1er Cru Les Vaudevey 2016
10㌶を所有、場所は谷間に位置し冷涼。畑の向きは南東、毎年収穫は一番最後で、ベリコー社長は「最もシャブリらしい」とコメント。食と合わせて楽しみたいアイテム、シーフード、スモークサーモン、アジアンフード

#4:Chablis 1er Cru Les Fourchaumes Vieilles Vignes 2014
直近10年での最良年、他と異なる香り、存在感のある酸味、ビター感、熟成感と力強さ

#5:Chablis Grand Cru Les Blanchots 2014
4㌶所有、2014年という良年に加え、朝から日差しを受ける場所なので、「レ・クロを王とするなら、ブランショは女王と呼ばれている」とベリコー社長。アカシア、切れの良い酸、複雑味、余韻に果実のニュアンス

#6:Chablis Grand Cru Les Blanchots La Reserve de L’Obedience 2014
若いヴィンテージはカラフェに移して! 香り甘やか、ピュアかつ重厚、深みがあり、長く続く余韻



ロべディエンスはアイコンワイン。ブランショのワインサンプルをすべて持ち寄り、5月初旬にブラインドテイスティングで決めます。9世紀のカーブ内にある石製テーブルの上に、それぞれ酸味、アロマ、ストラクチャアの三要素を頂点とする三角形を作り、インパクトの強いものは先端に並べ、バランスが取れているワインは真ん中に置きます。その結果、すべてにおいてバランスの良いワインだけをブレンドしてロベディエンスを生産、毎年3000本。


村名、PC、GCの順で味わうと、凝縮感 力強さがより明確に。

クロージャーについて

HVEを取得しているドメーヌ・ラロッシュは常に向上を目指しています。現在80名のスタッフが世界の動きをチェック、伝統を守りながら革新を続けています。
クロージャーに関しては、2000年VTからGCにスクリュー・キャップを導入し、10年間観察してきました。その間、ポルトガルのコルク業者にも変化が見られるようになり、2014年ヴィンテージから、アモリム社のNDテックを採用しています。ベリコー社長は「GC、PCに使っていますが、ボトル差は全くない」と語っていました。

ちなみに、NDテックとは、ポルトガルのコルク会社アモリム社が独自に開発した、コルク臭(TCA/トリクロロアニソール)を感知させない天然コルク。同社の検出システムで、1つずつすべてのコルクから香りを抽出し、ガスクロマトグラフィーでのハイスループット解析(TCAの定量)を可能にしてTCA除去率を高めたもの。同社では年間45億個のコルクを製造、天然コルクは約10億(500万個/日)、圧搾コルクは35億個です。(出典:メルシャン小林弘憲リポート)

メルシャン生産部の小林さんから許可をいただいたので、コルク最新研究のリポートをリンクさせていただきました。是非、ご覧ください!


余韻の長い『シャブリ・グラン・クリュ レ・ブランショ・ラ・レゼルヴ・ド・ロベディエンス2014』



ラングドックのマス・ラ・シュヴァリエール


ドメーヌ・ラロッシュが20年前にラングドックに設立したドメーヌ。
32㌶を所有、うちペロリ8㌶で、ここは標高400~500mで粘土石灰土壌、1980年代後半に植樹されたシャルドネに特化。ロカ・ブランカは24㌶でシラーを中心とする黒ぶどうを栽培。ノルウェーでの人気が高く、No.1フレンチワインとして定評あり。また、スウェーデン出身の世界最優ソムリエ、アンドレアス・ラーソンさんはペロリを「ラングドックで最も素晴らしいシャルドネ」と評価。

■製品についてのお問い合わせはジェロボーム株式会社 ℡03-5786-3280
HP: http://www.jeroboam.co.jp/
FB: Jeroboam(ジェロボーム)

[わーい(嬉しい顔)]シャブリ賞は谷川雄作さんが受賞

ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)マーケティング・コミュニケーション責任者のフランソワーズ・ルールさんと谷川雄作さん

4月23日に行われた(一社)日本ソムリエ協会主催 第7回『ソムリエスカラシップ』の授賞式で、協賛のシャブリ委員会からシャブリ賞の発表があり、BIVBのルールさんから、銀座『ティエリー・マルクス・ジャパン』の谷川雄作シェフソムリエにシャブリ招待の目録が授与されました。
エントリー資格は過去のスカラシップ優秀者で、ルールさんとの面接によって受賞が決定しました。式典後、谷川さんの受賞の“決め手”について伺ったところ、「知識が豊富で、シャブリの多様性について説得力があったこと。加えて、料理との相性では、鯛をテーマにした斬新なアイデアがとても素晴らしかったこと」を挙げていました。
谷川さんは現地訪問でさらなる知識を吸収してきてくださることと思います。
シャブリ賞受賞、おめでとうございました!

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