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上半期(4月~9月)シャンパン講座 第1回は初心に戻って3メゾンにフォーカス! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

3メゾンを違いを見ながら

NHK文化センター青山校のシャンパン講座
キャッチ・コピーは“各メゾンの奥深さを愉しもう”です。
初回ということで、今回は3つのシャンパンハウスを取り上げて、メゾンの顔といわれる「ノン・ヴィンテージ」と、メゾンが総力をあげてつくり出す「キュヴェ・プレスティージ」を探求してみました。
すべてブラインドで行い、第1フライトと第2フライトの共通項を感じ取り、対になるメゾンを探し出していただく形にしました。ポイントはぶどう品種、MLF(マロラクティック発酵)の有無、容器(ステンレス、樽)等

第1フライト



#1:モエ・エ・シャンドン モエ・アンペリアルNV
生産者:モエ・エ・シャンドン
ぶどう品種:ピノ・ノワール、ムニエ(各30~40%)シャルドネ(20~30%)
ドザージュ:9g/L
価格:6,300円(税別)
輸入元:MHDモエ ヘネシー ディアジオ
1743年、クロード・モエがエペルネに設立。言わずと知れた世界最大シェアを誇るメゾン。モエ・エ・シャンドン社は1987年、LVMHモエ ヘネシー・ルイ・ヴィトングループの傘下に。2015年、歴史的建造物の迎賓館“オランジェリー”がユネスコ世界遺産登録。全長28mの地下セラーも世界遺産。
モエ・アンペリアルは主要3品種(ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネ)を使用、100種類以上のベースワインをブレンド、発酵・熟成はステンレスタンク。24ヶ月瓶熟。色調は淡いゴールド、フルーティ&フローラル、白い花や白桃のような白系イメージ、レモングラス、後半まで続く程よい酸味、軽いビター感、ライトで飲みやすく万人受けするアイテム

#2:ランソン ブラック・ラベル・ブリュットNV
生産者:ランソン
ぶどう品種:ピノ・ノワール50% シャルドネ35% ムニエ15%
ドザージュ:9g/L
デゴルジュマン:2017年3月
価格:6,000円(税別)
輸入元:アサヒビール
ランスの行政長官フランソワ・ドゥラモットが1760年に設立。ランソンはMLFをしないことで、きりりとしたリンゴ酸を残し、フレッシュで果実味を生かしたスタイルを守り続けています。
MLFとは、主発酵後、ワイン中に含まれるリンゴ酸が、乳酸菌の働きで乳酸に変化する現象
ブラックラベルも3品種を使用、リザーブワイン15~30%、最低3年瓶熟(長く熟成させることで非MLFの良さを発揮)、透明感のある麦わら色、ライムやレモン、青リンゴ、トースト、グレープフルーツの内果皮似のビター感、ミネラル、舌を洗い流す爽快感(ラムネのような)、上質な酸の余韻、特に梅雨時におすすめしたいアイテム

#3:アルフレッド・グラシアン ブリュットNV
生産者:アルフレッド・グラシアン
ぶどう品種:シャルドネ46% ムニエ30% ピノ・ノワール24%
ドザージュ:10~11g/L
価格:7,500円(税別)
輸入元:中島董商店
1864年、アルフレッド・グラシアンがエペルネに設立したメゾン。醸造責任者は1905年以来、ジェジェ家が担当しており、現在は4世代目のニコラ氏。すべてのベースワインを樽で発酵・熟成させるのが特徴。樽はシャブリの生産者から5年以上使用した旧樽(228L)を購入。非MLF(ノン・マロ)、リザーブワインは少なめで15%(前年のワイン)程度。3年以上瓶熟。繊細な気泡、豊かな果実味&シャープな酸味、酒質が良く、樽使い絶妙、複雑味と酸の広がり好印象、グラス内の温度変化で旨味も。講座生の半数以上が支持!


第2フライト



#4:モエ・エ・シャンドン ドン ペリニヨン2009
生産者: モエ・エ・シャンドン
ぶどう品種:シャルドネ、ピノ・ノワール(比率非公開)
価格:23,100円(税別)
飲んだことがなくても名前は聞いたことがあるという知名度の高いシャンパン。ぶどう栽培やブレンド等、シャンパン製法の礎を築いたオーヴィレール大修道院の修道士ドン・ピエール・ペリニヨンの名に由来。ぶどうはグラン・クリュ(特級のぶどう畑)とプルミエ・クリュ(一級のぶどう畑)のものを使用。色調は3つの中で一番淡く、グレープフルーツ、白桃、ホワイトパウダー、カマンべール、ブリオッシュ、バニラ、スパイスのニュアンス、ソフトで優しい酸、シームレスでまろやかなテクスチュア

#5:ランソン ノーブル・キュヴェ ヴィンテージ・ブラン・ド・ブラン2000
生産者:ランソン
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:10g/L
価格:19,000円(税別)
グラン・クリュのぶどう(シュイイ、クラマン、アヴィーズ、メニル)。ブラン・ド・ブランながら色調は一番濃く、ゴールド、18年の熟成を感じさせないフレッシュな酸と、時を経た複雑な香りが同居。カリン、アプリコット、黄桃、アカシア、ミネラル、アーモンド、ヨーグルトやウォッシュ系チーズ。口中では極めて爽快、クリーミーで、余韻まで持続するきれいな酸味。第2フライトの人気No.1アイテム、エレガント!

#6:アルフレッド・グラシアン キュヴェ・パラディ・ブリュット2007
生産者:アルフレッド・グラシアン
ぶどう品種:シャルドネ65% ピノ・ノワール35%
ドザージュ:9~10g/L
価格:20,000円(税別)
3つのなかで香りは控えめ、温度の変化で徐々に芳醇に。マンゴー、ナッツ、栗の内側の薄皮似のビター感、泡は溶け込んでなめらか、時間の経過でぶどうの熟度由来の甘味とノン・マロ由来の酸味がナイスバランス、重厚感のあるスタイル、鼻腔から抜ける香りに樽のニュアンス



メゾンの顔と言われるNVシャンパンは、3品種を使ったものが多いので、飲んでいて、ほっとするスタイルだといつも感じます。微妙な違い探しでは、若い番号(1~3)から順に試飲して、その後、逆(3~1)に試すことで、何らかのピントが得られたのではないか・・・と思っています。
ランソンとアルフレッド・グラシアンはノン・マロで、メリハリのある酸が特徴的ですが、グラシアンの場合はそこに樽の要素が入るので、酸の強さも若干緩和されていたように感じました。
3メゾン6本ともワインの状態がとても良かったので、どれも美味で、講座生の皆さまにもご満足いただけたと思っています、お疲れ様でした!

5月の講座用アイテムの手配は、連休前に完了したので、気分的にホッとしている私です。
次回も大いにご期待くださいませ!!

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